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2.0Bella Donna(美しい女性)たちが、自らの欲に冒されて、堕ちていく... 幸せ、愛、お金ーーー狂おしいほど求めた女たちの、堕天オムニバスストーリー
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-カラシア国大公の結婚披露パーティー。好奇の目にさらされ、プリンセス・セリーナはひとりたたずんでいた。「祖国を追われた哀れなプリンセス…隣国の大公妃の座も逃し、この先も平民以下の生活に甘んじるのね」――周囲の噂話から救ってくれたのは、大富豪アレックスからのダンスの誘いだった。アレックスとの甘美なダンスに胸をときめかせるセリーナに彼は彼の故郷のニュージーランドへ来ないか? と誘う。だがそれは、称号だけの王女である、彼女への罠だった!
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-モデルのヤコーバは、香水のCM撮影のために深紅のドレスを身にまとい出番を待っていた。だが、相手役が撮影できなくなってしまう。その時、ヤコーバの相手役を申し出た美しい男が現れた。彼の名はイリュリア公国のプリンス・マルコ。複合企業を率いる彼は、このCMの香水のオーナーでもあった。そしてふたりは息がぴったりと合い撮影は終了した。だが、彼女は自分の素性が知られるのを恐れていた。もし知られてしまったら恐しい復讐が始まってしまう!!
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-イリュリア公国のプリンセス・メリッサはニュージーランド南島で経営学を学ぶためにロッジで研修を積んでいた。そんな時、ロイヤルスイートの客に食事を運ぶためにノックをすると、男性の声が返ってきた。その声を聞いた瞬間、メリッサはとある男性を思い出した。この声の主こそ、心の奥に封印したはずのホークだった。兄ゲイブの友人のホークと思わぬ形で再会したメリッサは、1年前のいとこの結婚式の夜のことを思い出していた。忘れようと懸命に努力していたのに!!
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-8年前、18歳の誕生日にペトラはケインと出会った。当時ケインは、20代の若さで金融界に名を馳せるやり手の投資家。才能と自信溢れるケインに、ペトラはたちまち恋をした。そして10歳の年齢差にもかかわらずふたりは想いを寄せあうようになる。が、そんなふたりの淡い恋を、ぺトラの育ての親である伯父夫婦が利用しようとしていた! 彼らはケインを罠にかけて金銭をひきだそうとしたのだ! そのせいでペトラは、ケインにおそるべき残酷な仕打ちを受けることになり…。
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-古城の改装の仕事を請けたサラは、現場のイリュリア公国に向かった。この公国の王子のゲイブとサラは、かつて婚約していた。しかし、ゲイブが彼女に貸した家宝のネックレスが紛失してしまい、サラはその犯人と決めつけられて婚約は破棄された。王子と一介のデザイナーではもう会う機会も無いと思っていたサラだったが、彼女を待っていたのは、忘れもしないゲイブだった。そして彼は冷徹な眼をして、紛失したネックレスを返すまで城から出さないと宣言した!
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-かつて愛した男性の戴冠式の夜、当然だと言わんばかりに、彼は私を求めてきた――3年前の夏、18のロージーは憧れの男性との、めくるめく熱いキスを体験した。彼の名はガード。今夜カラシア大公の座を受け継いだばかりの王子様だ。気まぐれに彼女の唇を奪ったあと、ふいに姿を消した彼との再会を、ロージーは心密かに恐れていた。いくら王家の遠縁とは言え、平凡な自分が抱く断ち切りきれないガードへの恋心を、きっと彼ならひと目で見抜いてしまうだろうから……。
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-インド洋に浮かぶ美しい島国モラーツ。君主のラフィークは豪華なホテルのオープニングパーティーで宿敵ガスターノ伯爵の姿を眺めていた。今宵伯爵がエスコートするのは、凍てつくような美貌に高貴な雰囲気を漂わせた金髪の女性。彼女には利用価値がある。もし彼女を彼から奪いこの手に収められたら――不愉快なあの男に限界を痛感させ、そのあと罠でからめとるのだ。彼は美しい顔に酷薄な笑みを浮かべ、何も知らない獲物にゆっくりと近づいた…。
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-フェリシティは公爵家の一族だった父に認知されずにいたが、最後に家を遺したという遺言状に従いスペインへやって来た。混雑する空港で彼女を出迎えたのは公爵家を継いだビダル・イ・サルバドーレス。――冷たい視線。7年前のあの事件から、まだ私をふしだらな女だと誤解したままなのね…。かつて彼に恋心を寄せるが砕け散った今、気まずい空気が流れる。だが突然彼に唇を奪われてしまい、不覚にもときめいてしまった。するとビダルは目に嫌悪の色を浮かべ――…!!
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-両親が死んで、叔母の家に預けられたマリエルは、ある理由から学校でも村でもいじめられ、つらい子供時代を送ってきた。故郷を捨て、名前も変えてニューヨークで新しい人生を切りひらくが、外交官である婚約者に過去を知られ、捨てられてしまう。もう恋なんてしない。ひとりで生きていくわ…! 通訳の仕事中、マリエルが出会ったのはまたしても外交官のニコラス。しかも同郷である彼の自信と存在感に溢れる魅力に心ひかれながらも、悪夢に戻されるのを恐れて…!?
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-「今夜、僕とオールナイトで知り合おう」ウエイトレスをしながら女優をめざすベラは、上流志向の家族のなかで浮いていた。今日も誕生日を皆に忘れられ、ひと り寂しくバーでため息をついていると、見知らぬ男性が声をかけてきた。野性的な瞳の彼の名はオーウェン。家族も黙るほどの大富豪の彼に誘われ、ベラは夢見心地のまま彼と一夜をともにするが、魔法はすぐに解けてしまった。夜も明けぬうちに彼は出ていってしまったのだから。誕生日にこんなひどい仕打ちって!?
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-8年前に両親を亡くして以来、苦労して妹の面倒をみてきたスザンナ。そんな彼女にも夢がある。両親の夢でもあったパリへの旅行を実現し、広い世界を知ることだ。妹がもうすぐ結婚し旅費も貯まった今、旅立つ準備はできている。ところがその夢が霞んでしまうほどの男性が現れた。妹の花婿の友人ケイン。彼はこの休暇で“普通の生活”を教えてくれと頼んできた。芝生を裸足で歩くのも、釣りをするのも始めて。彼はいったい何者? しかも私、そんな彼に惹かれている!
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-レシアは、ある夏の日に自分とそっくりな男性キーンと出会う。二人に血のつながりは見当たらないはずなのに・・・? キーンは二人の祖先を探し始める。気がのらないレシアだが、それは彼女がキーンを意識し始めていたからだった。だが、レシアは過去に恋愛で深い傷をおっていた。そして、二人の間に決定的な出来事が起こってしまい・・・!
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-プリンセス・ルキアは大公夫妻の代わりに、大物実業家ハンターを空港に出迎えた。ルキアはハンターの姿を目にした瞬間、官能的な衝撃を覚える。国の代表として礼儀正しく接しようとするルキアだったが、ハンターから向けられた眼差しは冷たく軽蔑に満ちていた。ハンターの態度に戸惑いつつも危険な魅力に抗えなくて…。
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-「私の息子には決して心を許してはいけないよ、エミリー」カナダ人の看護師エミリーは、怪我をしたギリシアの裕福な老人パブロスに雇われ、アテネにある彼の屋敷に住み込みで世話をすることになった。彼の息子ニコは罪深いほど魅力的だけど、父親とはいつも言い争いばかり。エミリーのことも、父の財産を狙う女だと疑い、あまりの邪推に怒りを覚える。ところが落雷による停電で屋敷が真っ暗になったとき、触れあったふたりはいつしか唇を重ねてしまい・・・。
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-ホテルのウエイトレスを臨時で頼まれた写真家のアレクサは、晩餐会の会場でダキア国大公のルカと出会う。 その帰り道、暴漢に襲われそうなところをルカに助けられ家に帰るが、その様子をスクープされてしまう。おまけに、それが彼女の仕組んだ売名行為だと勘違いされて!? 身の潔白を証明しようとするアレクサは・・・。
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-海洋番組のレポーターであるアイアンシーは、湖畔のバンガローで静養していた。だが、知らずに踏み込んだ私有地で捕まり、土地の持ち主の住む豪奢な屋敷に連れていかれる。そこで待っていたのは、貴族的な雰囲気を持つ謎めいた男性アレックス。驚くほどハンサムな彼は、傷を負ったアイアンシーの心を揺さぶるけれど…。
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-視察のため、南太平洋に浮かぶ独立したばかりの島国を訪れたローレンは、謎の男性ギイと出会う。着古した服に威厳のある瞳…一体何者なの? 彼は観光もせずに帰ろうとするローレンを、楽園のような島につれ出した。幻想的な景色のなかギイに魅了されるローレン。ところが次の瞬間、暴動が起こり…荷物を捨て空港に飛びこむが、パスポートなしでの出国は無理だと告げられてしまう。するとギイは「僕たちを結婚させてくれ。僕が彼女の保証人になる」と言い出して!?
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-「自分に値段をつけるといい――僕は君を簡単に買えると思っている」スカーレットは友人と共同で事務所を経営する室内装飾家。しかし最近は財務状況が悪化して経営が苦しかった。そんな時、高額の報酬を約束する大きな契約が舞いこむ。だが契約主はなんと元恋人のアレッサンドロ・マルチアノだった! ホテルの経営者で億万長者の彼は、スカーレットに子供ができた途端、いわれのない非難を浴びせ、一方的に別れを告げられたのだ。その彼がなぜ再び私の前に現れたの!?
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-「このセクシーで魅力的な女性が16歳の頃、僕に恋していたローザなのか!? 」出迎えた空港で再会したローザ王女の変貌ぶりに、マックス王子は驚きを隠せなかった。彼はニローリ王国で発生した大問題を解決するため、ニュージーランドで働くローザに協力を求め、緊急帰国してもらったのだ。しかしローザは禁断の果実だ!! 絶対に惹かれるわけにはいかない。王室では親戚同士の婚姻を固く禁じているのだから――。正統なる王族ロマンス<ニローリ・ルールズ>第6話。
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-ギリシャの名家ステファニデス財閥の御曹司アレックス・ステファニデス。親の決めた相手とはいえ、憧れの男性との結婚に幸せな未来を予感していたアンバーだったが、始まった新婚生活は17歳の花嫁にとってあまりにも過酷なものだった。それは夫のもとを逃れたいと思わせるほどに・・・。――あれから9年。ニュージーランドの小さな島に移り住んだアンバーは、息子のニックといとこのマットに支えられながら平穏な日々を送っていた。しかしとうとう、恐れていた悪魔が現れた! 「迎えにきたよ、君を地獄に招くために・・・!」誇り高いギリシャの男は、自分を裏切った妻を許さなかった!島を買い取り、アンバーを捕らえた彼は、情熱的で残酷な「復讐」を彼女に告げる・・・。
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-農場を経営するジゼルは、働きすぎの心身を癒すため、熱帯の島ファライシにやってきた。小島でくつろいでいると、恋人同士らしい男女が現れた。と、ジゼルに気づいた男が突然、彼女のカメラをとり上げ、出ていけと怒鳴りつけた。とまどうジゼルだったが、男の正体を知って納得した。彼は地中海にある公国のプリンスだったのだ。その夜、ジゼルと再会した彼は、別人のような態度で今度はジゼルを誘ってきた。彼には明らかに恋人らしき女性がいるというのに!?
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-勤め先が世界的な企業に買収されたジョージーナは新社長に突然、呼び出される。まさかクビになるんじゃ…。ジョージーナには仕送りをする家族がいて、ぜったい仕事を失えないというのに。心配する彼女の前に現れた社長のタリスは、イギリスで知らぬ者などいないほどの有名人だ。厳しい顔つきだがセクシーで、ジョージーナは思わず胸を高鳴らせる。しかしタリスは、彼女が愛人をしているという告発を信じこんでいて、しかも、彼の秘書となって見張られることに!?
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-陶芸家のローウェンには、忘れたい過去があった。もう二度と情熱に身をまかせたりはしないと決め、陶芸に打ちこんできた。ところが、作品に興味があるという男性ウルフと出会ったとき、忘れたはずの熱い思いが湧きあがるのを感じた。初めて会ったのに、こんなにも惹かれるのはなぜ? 出会ったその日にウルフと一夜をともにし、戸惑いながらも彼との別れ際に再会を約束するローウェン。けれど、ウルフの正体が7年前に事故で失った元恋人の異父兄だと知って──…!?
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-「結婚をキャンセルしてくれ。君は僕を求めている」広告業界の大物グレンとの結婚式を明日に控えたキャットに、突然グレンの右腕であるニックが迫った。若い彼女が20も年上の男性と結婚するのは金が目的だと思われたのだ。キャットはきっぱりと断るが、6年後、夫と死別した彼女は遺産管財人のニックのもとを訪れる。急にお金が必要になり、財産の前借りを頼むためだ。だが、キャットが未亡人の気ままな生活を送っていると思うニックは、彼女の願いをあざわらった。
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-亡き大叔母が愛した地上の楽園のようなプライベートビーチ。サンチアはその自然を守ろうと決意した。ところが、土地開発も手がける大企業の社長ケイドに妨害される。彼は土地の権利は自分にあると、一歩も譲ろうとしない。3年前、この場所でふたりは激しく惹かれあい、唇を重ねた。けれどサンチアは悪夢のような過去から逃れられずケイドの前から姿を消したのだ。同じあやまちを繰り返したくはない。サンチアは切ない思いを封印して彼と向きあう覚悟を決めたが…?
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-亡き親友プリンセス・ジェンマに彼女の子を託されたアビー。我が子には冷酷なバガトン家の人間に囲まれて育ってほしくない…彼女の遺言に応えるため、アビーは別人になりすまし小さな町で子供と静かに暮らしてきた。ところがある日、ジェンマの異母兄プリンス・カイランが現れる。彼はアビーを誘拐犯だと罵り、子供の引き渡しを要求してきた。ダメ、この子には愛情が必要なのよ。頑なに拒むアビーにカイランは「きみが僕と結婚をすればすべて解決する」と迫って…!?
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-マリサは店に現れた男性を見て息が止まった。レイフ! 6年間、かたときも忘れることのなかった男性。大富豪のレイフとマリサの乗る飛行機は墜落し、ふたりきりで一夜を過ごした。あのとき、山小屋で肌を合わせたのがまるで昨日のことのようだ。その後、マリサは名前も過去も捨て、別人として生きてきた。生まれ変わった自分に気がつくことはないだろう。だが、彼は事故当時の記憶を失っており、その手がかりが欲しいと近づいてくる。正体を知られるわけにはいかないのに…。
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-花屋で働くイレーナは、隣家の新しい主に思わず目を奪われた。ニコ・ラドクリフ…ヨーロッパの小国の伯爵だという彼は知性と冷酷さでビジネスを成功させつづけるプレイボーイで、危険なほど魅力的だった。彼は別世界の人…惑わされるわけにはいかないわ。ところがニコから思いがけない依頼が舞いこんだ。司書の資格をもつイレーナに、屋敷の古文書の整理を頼みたいという。仕事には興味があるけれど…彼と会う機会が増えてしまう。いったいどうしたらいいの?
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-「君は人間の感情をわかってるのか? 7歳の子どもの書いた作文のほうがまだマシだ」小説家キャンピオンの新作の原稿を、編集者のガイは痛烈に批判し、内容の大幅な変更を迫った。19歳のとき結婚に失敗して以来、愛に臆病になり、情感が足りなくなっていることは十分承知している。だからと言って、傲慢なガイに監視されながら書き直すつもりはない。ひとりで田舎にこもり執筆しようとした彼女は、別荘のドアを開けたとたん驚いた。ガイが彼女を待ち受けていたのだ!
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-新鋭のジュエリーデザイナーであるモーナは、あるイベントで出会った敏腕実業家ホークの熱い眼差しに、思わず動揺してしまう――かつて、ある男性の圧倒的な存在感と魅力に抗えず、痛い目にあったことがあるのに…! ホークはまさにその元恋人と同じタイプだった。彼はリゾート開発のため、元恋人が私に遺したこの土地に興味があるだけ。私に興味があるわけじゃない。しっかりするのよ!そう自分に言い聞かせる彼女をよそに、ホークはさらに接近してきて…!?
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-雇い主が留守の間、犬を預かることになったエマは生まれて初めて血が沸きたつような衝撃を覚える男性に出会った。なんて素敵な人なの!? 雇い主の隣人である彼、ケイン・タルボットは資産家で、その土地の人間は誰もが尊敬している男性。けれど彼には婚約者がいるという。これ以上心に彼が入りこまないうちに距離を取らなくては。ところがケインは何かとエマの面倒をみてくれ、エマの恋心は募るばかり。エマにとって絶対に愛してはならない因縁の相手だとは知らずに。
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-ハンサムな経営者の夫に、超高級ペントハウス。ジークと電撃結婚して2年、マリアンは幸せ――のはずが、それは表面上だけだった。ふたりが住む家は彼の元恋人がデザインした見栄と冷たさで息苦しく、マリアンが引っ越しを何度訴えても彼は仕事ばかりで取り合わない。しかも彼はその元恋人と仕事関係を続け、ふたりきりで出張を繰り返していた。妻の心に無関心だが、束縛だけは激しい夫にマリアンの心は虚しさに包まれ、ついに――!
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-18歳のホープはニュージーランドの経済界で成功した富豪キアとの恋に夢中だった。だが「あなたの娘と結婚して僕になんのメリットがあるんだ?」義父がビジネスの条件にと娘を差しだし、それを冷酷に突き放したのだ。ふたりの話を立ち聞きしていたホープは傷つき、逃げるように家を出た。4年後、オーストラリアで働く彼女の前に突然キアは現れ、あの時の情熱を完結させようと迫る。今でもバージンなのは彼への未練があるから…そう自覚していたホープは!?
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-幼馴染の実業家レオに、サミーは密かに憧れつづけていた。だが彼にはいつも美女が群がっているし、地味な小学校教師の私が相手にされるわけない。そんなレオがサミーにプロポーズ!? 聞けば、亡き義弟の娘の親権を得るために社会的信用が欲しく、婚約者が必要だというのだ。サミーを選んだ理由は、母が病に倒れ仕事ができず経済的に困窮し、そして何よりサミーが本物の恋人にはなり得ないからだと。初恋の彼からの残酷な言葉にサミーは…。
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-熱帯の小さな島で教師をしているハニはある晩、村の祝宴の最中に持病の発作を起こし木の根元に倒れこんでしまう。そんな彼女に、救いの手を差し伸べたのは、冷たく輝く美しい鋼色の目をした逞しい男性ケルトだった。つらい体験をし、もう二度と恋などしないと決めていたハ二だったが、ケルトに対しなぜか胸の高鳴りを覚え、とまどってしまう。醜聞のため国を捨てたモラーツ国のプリンセス…そんな誰にも言えない秘密を抱える彼女に恋など許されるはずもなく…!?
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-ケイトは地味で真面目な会社員。金曜の夜も当然用事はなく、ひとり遅くまで残業していた。そこに突然、社長のアレッサンドロが現れた。プレイボーイで数々の浮名を流す彼に、ケイトは反感だけでない何かを感じていて落ち着きがなくなる。どうにか表面上は冷静に装い用件を聞くと、なんとケイトの上司に横領の疑いがあると言うのだ! 面倒見のいい上司を信頼しているケイトは何かの間違いだと主張すると、上司の潔白を証明するため彼と海外出張に行くことになり!?
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-10年前、無垢な少女だったティーガンは富豪キアランに、友人をたぶらかすふしだらな悪女と誤解された。彼とは2度と会いたくなかったのに、仕事の依頼主がキアランだなんて! けれど、室内装飾のデザイナーとしてレイントリー・ハウスの改修は逃せない。しかも彼の圧倒的な存在感は、10年前以上にティーガンの心を惑わした。こんなにも憎らしいのに、神々のように美しく尊大な彼の姿から目が離せない。彼との再会はティーガンに、熱く激しい愛の運命を強いてきた――。
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-なぜ、私にキスするの――? 休暇でロンドンを離れ、地中海を訪れていたレオラはある晩、突然背後から見知らぬ男に自由を奪われた。なす術もなく恐怖を感じているレオラに、男は唇をかすめるようなキスを落とす。無慈悲な戦士のように私を力ずくでさらったくせに、いったいあなたは何者なの? レオラの質問に答えず、謎めいた男はただキスを深め、気がつけばレオラは意識を失っていた。彼が地中海の島に君臨するイリュリア公国のプリンスとは知らずに。
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-5年前にシエナを手ひどくふった実業家ニックと再会した夜、彼女は結婚直前の婚約者に婚約破棄されてしまった。動揺を隠せないシエナを見かねたニックはひとつの提案をする。仕事先の香港へ気分転換に同行しないか、と。しかしニックには美しい恋人がいる。それに彼がやさしいのはシエナの両親への恩義があるからなのだ。ふたりきりの香港で、千々に乱れるシエナの心。5年前と同じ過ちは犯すまいと耐えるのだが、そんな彼女にニックは熱をあおられて…。
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-管理しているペントハウスを点検・掃除していたアイオナは、うっかり洗剤まみれになってしまう。仕方なく露天風呂を借り、体についた洗剤を落としていると、突然目の前に男性が現れた。侵入者の顔を見るなり、アイオナは凍りついた。ルーク……1年半前にタヒチ島で出会った魅惑的なギリシア人。そして婚約者と両親を亡くした悲しみを癒してくれた人。これ以上の進展が怖くて逃げ出してしまったけれど、束の間の情事の思い出は今もアイオナの心に棲みついていた……!?
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-タリンは出会ったばかりの男性から、臨時の秘書にならないかと誘われて驚いた! ケイドと名乗るその男性は、たくましく魅力的な容貌をもち、タリンの記憶ではゴシップ誌をときどき賑わせている金融界の大物だった。彼は海辺で火事を発見したタリンの窮地を救ったあとに、夢のような申し出をしてくれたのだ。喜ぶタリンはこの時、想像もしていなかった。ケイドが最愛の弟を自殺に追いやったのがタリンであると疑い、真相を突き止めようとして近づいてきたのだとは…。
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-実家の経済的苦境を打開する手立てとして、公認会計士のハリエットは渋る父を説得し、美しく壮大な屋敷をパーティー会場として貸し出すことにした。だが、その最初の顧客としてやって来た男性にハリエットは衝撃を受けた。10年前、情熱的に結ばれ将来を誓うが、父の断固とした反対で強引に別れさせられた元恋人のジェイムズだった。大学生だった彼は今やIT関連企業のトップ。――彼の目的はいったい何? 落ちぶれた我が家を嘲笑うため? それとも私と父への復讐…!?
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-ドミニク・マクスウェル――フェネラの家族を奪った美貌の悪魔。7年前、母の再婚相手にはすでに正妻がいる。そう義父の嫡出子ドミニクに重婚の事実を告げられ、母は自殺した。そして今になって父方の祖父から呼ばれたフェネラの父親違いの弟は困惑し、姉に助けを求めてきたのだ。私は歓迎されないだろう。けれど弟のためにと南太平洋の島に同行し、ドミニクと再会する。もう2度と会いたくなかった。母の死後、彼は私を母親と同じふしだらな女だと蔑んだのだから。
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-よりによってこんな形で再会するなんて…。赤ん坊を抱いてストリップ・クラブから出てきたところを、亡き親友の夫マークに見られてしまいペイジは思わず我が身の不運を嘆いた。花嫁付添人として一緒にダンスをして以来、禁断の恋と知りつつマークに思いを寄せてきたのだ。ひと月後、彼は再び姿を現した。「僕の島に来てくれ。妻が君に遺したものを渡したい」思いがけない申し出に驚き、危険な予感に怯えつつもペイジは彼とともに宝石のような小島へと旅立った。
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-「彼に手紙を送るのよ」夢の中の貴婦人が言った。オリビアは、その言葉に突き動かされるようにドレイク・アランデルに手紙を書いた。ドレイクはオリビアの初恋の男性で義理の弟の父親。彼が母親の恋人だったと知ったときに、初恋は無残にも砕け散ったけれど…。弟に手術が必要な今、大富豪となった彼の助けがどうしても必要なのだ。ところが、現れた彼は「僕の子ではない」と言い張り、それどころかオリビアと金目当ての嘘つきと決めつけたようで――。
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2.0夢見ていた愛する人との結婚生活。でも、いつしか2人の距離は遠ざかり、今では名ばかりの仮面夫婦――私…このまま女として終わってしまうの?レス歴2年、子作りも拒否され挙げ句の果てには浮気され…ストレスの高じた妻はボヤ騒ぎで憂さ晴らし。今夜もライター片手に火を放とうとする所を居住者に目撃され…「私を満たしてくれないなら」/淡白な夫との生活に欲求不満気味、つい同じ悩みを抱える義父と関係を持ってしまった若妻。義父との禁断の関係を続けるが、ある日夫の裏の顔を知ってしまい…!「爛(ただ)れた狂宴」/悪夢のような過去が原因で男性恐怖症に陥った女性の拠り所、それは家庭にトラウマを持った青年だった――「子供を作らない。セックスもしない」という約束で結婚した2人だが思わぬ悲劇が襲いかかり…「もうセックスなんかしたくない」セックスレスに悩む女性たちの切実な現実を赤裸々に描いた衝撃の問題作!※この作品には「あなたの隣のキモコワ女たち~粘着モンスターの嫌がらせ地獄~」に収録された作品が収められています。重複購入にお気を付けください。
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-「お前なんか生まれてこなければ良かったのに…!!」親に見捨てられ、愛情を知らずに育った私たち…恨んでも恨み尽きないこの気持ちはどうすればいいの――!?貧困から抜け出すため、家族から離れた少女を待っていたのは「ゴミ拾い」という過酷な労働と劣悪な環境だった!家畜同然の生活に突き落とされた子供たちのドロ沼で生きる姿を描いた「ゴミクズ拾いの少女」、妊娠出産したものの我が子を手放した母親が再び娘を取り戻そうとするが、思わぬ悲劇に直面する「赤ちゃんポストから響く声」、育児放棄でダンボールの中に捨てられ、更に難病を抱えた少女に苦難が襲いかかる「ダンボールの中の子供」、ダークでシリアスな現実を生きる子供たちの衝撃ヒューマンドラマ!!
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-OLの高山栄美(たかやま・えいみ/26歳)は大きな不安と心配を抱えていた。同棲している恋人の山縣高志(やまがた・たかし)が消息を絶ってしまったのだ。大学院で民俗学の研究室にいる彼は『鬼』をテーマとした論文執筆のために、古くから鬼伝説のある生まれ故郷の岡山へ帰ったのだが、それ以来連絡がとれず…高志の子をお腹に宿している栄美は居ても立ってもおられず、妹・舞子(まいこ)と共に彼の行方を追って岡山にある彼の生家へと向かった。しかしそこで目にしたのは、なんと裏手の古い古墳の中で人知れず無残な死体と化した高志の姿だった。聞けば、生家・山縣家は古来より代々”鬼に呪われた一族”として悲壮な伝説を持つ家柄だというが、まさかこれも鬼の呪い…!? 動転し恐怖におののく栄美だったが、実はこれは”鬼”ならぬ、かつて山縣家の人間によって凌辱の限りを尽くされ、心身ともに踏みにじられたある母娘の悲劇に端を発する、凄惨な復讐劇の幕開けに過ぎなかったのだ――…。(※本コンテンツは合冊版「魂まで震える女の愛欲ミステリーVol.1」の内容と重複しています。ご注意ください)
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-主婦の大森征子(おおもり・まさこ)は、夫の和朗(かずお)と3人の子供たちと暮らしていたが、実は姑が二人いるという特殊な身の上だった。もともと和朗は姓を原(はら)といい、大森家の人間ではなかったのを、とある事情で今の大森家の養子になったという事情があり、原みつ子という産みの母親と、大森の義母という育ての母が存在するのだ。征子としてはどちらかというと、人当たりのいい関西人のみつ子のほうが、育ちがよくて堅物な大森の義母よりもつきあいやすかったが、さすがにある日突然みつ子が家を訪ねてきて、しばらく世話になりたいというのにはビックリしてしまった。しかもその理由が、みつ子の長男であり和朗の実の兄にあたる悦朗(えつお)を追う借金取りから逃げるためだというのだからたまらない。果たして、まるで真逆な姑二人の狭間であたふたと揺れ動く、嫁・征子の運命や一体……!?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.10-1~特集/母と娘の愛憎関係」の内容と重複しています。ご注意ください)
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-主婦の有村美代子(ありむら・みよこ)は警察からの突然の電話に驚愕した。名門中学に通う優等生の娘・沙也加(さやか)のボーイフレンドが大麻所持の容疑で逮捕され、一緒にいて大麻を使用したと思われる沙也加の処遇について話したいというのだ。信じられない衝撃のあまり呆然とする美代子だったが、その胸中には意外な思いが浮かび渦巻いていた…娘をここまで追いつめ、罪に走らせた要因は、自分の母親としての至らなさ、そしてそうせざるを得なかった、自分が嫁いだこの歪んだ婚家にこそあったのではないかと――…? 母子の絆を描き、大きな問題をはらんだエリート家族の実態に迫る、社会派ヒューマン・ストーリーの決定版!(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.7-1~特集/家庭の大問題」の内容と重複しています。ご注意ください)
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-飼い犬の吠え声から、アパートの大学生たちのドンチャン騒ぎ、路上での主婦たちの井戸端会議、果ては電線の上で鳴くカラスたちにまで! ご近所のうるさい奴らに片っ端から怒鳴り込み、静かにさせる、音無松代(おとなし・まつよ/62歳)さんこと別名『カミナリおばさん』。騒音よりも彼女のカミナリ声のほうがよっぽどうるさいと、すっかり町内の迷惑人物扱いされてる彼女だけど、まさかそんな彼女に私が気に入られちゃうなんて…!? 果たして、若いママが知った、カミナリおばさんが超過敏なまでに騒音を憎む意外な理由とは?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.9-1~特集/負けられない戦い」の内容と重複しています。ご注意ください)
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-定年退職を間近に控えた夫の突然の宣言に、専業主婦の長峰春子(ながみね・はるこ/54歳)は驚愕した。なんと住み慣れた都会を離れ、田舎の山川村温泉郷に移住するというのだ。二人の子供はもう独立しているので、今後どうしようと確かに自分たちの自由だが…さすがにとまどう春子。しかし夫の信念は固く、ついに移住は決行される。ところが、かつては温泉地として大いににぎわっていた山川村も、隣り町に大型スパ施設ができた影響ですっかりさびれ、まるで活気のない土地になってしまっていた。「こんな不毛な場所で、この先いったい何を生きがいに暮らしていけばいいの?」絶望的な思いに駆られる春子だったが、そんなとき目に飛び込んできたのは、『芸妓(げいぎ)見習い募集、年齢不問』という新聞の折込チラシだった。すると春子の中で、昔とうにあきらめたはずの芸者への憧れがメラメラと再燃して…? いま、女の人生、第2のチャレンジが始まる――!(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.6-1~特集/はたらく女たちの天国と地獄」の内容と重複しています。ご注意ください)
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-パート従業員として働く大沢望(おおさわ・のぞみ/30歳)は、ある日、娘・りお(12歳)からの突然の告白に我を失った。「お母さん、私、赤ちゃんができたの…この子を絶対に産むわ!」…りおは、まだランドセルを背負った小学生だというのに! 相手は隣り町に住む中学2年の男子生徒で、なんと今は少年院に入っていて向こう2年間は出て来られないのだという。しかし、そんな衝撃的な事実を聞かされても、望は一方的にりおを非難することができなかった。なぜなら望自身もまた、高校を卒業した18歳のときに父親のいない子として、りおを産んだという過去があったから――…。親子2代に渡って十代のシングルマザーとなった母と娘の愛の選択とその生きざまを描く、長編ヒューマン・ストーリーの決定版!(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.8-1~特集/許されざる愛」の内容と重複しています。ご注意ください)
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-五十嵐曜子(いがらし・ようこ)57歳、パート主婦。息子は結婚して独立し、OL勤めのアラサーの娘とサラリーマンの夫との3人暮らし。決して裕福ではないものの、そこそこ幸せな暮らしに満足…など全然してはいなかった! 転勤族の家に3姉妹の次女として生まれた曜子は、母と姉と妹とで身を寄せ合うようにして、亭主関白でガンコな独裁者のような父に支配されながら育ったため、自分が結婚するならお父さんみたいな人じゃなく絶対にやさしくて対等な相手とと思い、今の夫と一緒になったのに…年を経るにしたがってどんどん怒りっぽく高圧的な、まるで父そっくりになってしまったのだ。奇しくもちょうど人生も後半戦を迎えるにあたり、終活の一環として衣類や道具など身の回り品の断捨離作業にとりかかっていた曜子は、そのときハッと気づく。私が本当に捨てたいのはそんなものじゃない…夫なのだ! そして密かに熟年離婚を考え始めるのだが、そんなとき思わぬ事態が降りかかって――…!?(※本コンテンツは合冊版「愛と勇気!ハッピーエンドな女たちVol.1-1~特集/私たちの絆の物語」の内容と重複しています。ご注意ください)
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-その日、西原(にしはら)家の面々…母親と、長女の春英(はるえ)、次女の夏英(なつえ)、三女の冬英(ふゆえ)…の四人はごちそうを用意し、世帯主である父親が会社から帰ってくるのを、今か今かと待ちかねていた。なんといっても今日は、父親が42年間勤めあげた会社を定年退職となり、退職金の3000万円を手に戻ってくる日なのだ。事前の取り決めでそのお金は家族五人で等分に分け合うことになっており、一人アタマ600万円…それぞれがあれこれと使い道に想いを馳せ、あてにしていたのだ。ところが、ようやく帰ってきた父親の言葉に一同は愕然とする。「通帳とカードを失くして、手元には現金で受け取った50万円しか残っていない…」さて、茫然自失の家族の運命や如何に…!?(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.5-1~特集/どうする!?突然の不幸」の内容と重複しています。ご注意ください)
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3.0専業主婦の前川早苗(まえかわ・さなえ)はユウウツだった。夫の努(つとむ)が単身赴任することになり、夫がいない状況で苦手な姑との同居生活を送らなければならなくなったからだ。すると早速、問題が勃発する。保が遊んで出しっぱなしにしていたオモチャに足をとられた姑が転倒し骨折、入院する事態になってしまったのだ。何かにつけ姑から病院に呼びつけられる日々が始まり、心身ともに余裕のない状態に追い込まれる早苗だったが、その間に息子の保のほうもピンチを迎えていた。元来おとなしいたちだった保はクラスメイトからのイジメにさらされていたのだ。それを知った昔気質の姑は「男だったらやり返してこい!」とハッパをかけるのだが、やさしい保の性格を知る早苗は気が気ではなく……?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.7-1~特集/子育て大ピンチ!」の内容と重複しています。ご注意ください)
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3.0オレ、深津僚(ふかつ・りょう)、30歳。イケメンで仕事もできて、浮気だってしたことない真面目なサラリーマン。なのになぜだ! なんで妻は息子の航太(こうた)とオレを残して家を出てっちまったんだ? 自分の胸に手を当てて考えてみても、理由がさっぱりわからない。でもまあ仕方ない、とりあえずしばらくは航太と二人で暮らすしかないけど…え、航太って実はこんなに病弱でネガティブだったのか? オレ、自分の子供のこと、全然わかってやしなかった…ひょっとして、アイツが出てった理由はこれなのか? ――軽快なタッチで描くヒューマン・ファミリードラマの決定版!(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.4-3~特集/わが子を愛せない母親たち」の内容と重複しています。ご注意ください)
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-鮎子(あゆこ)と秀明(ひであき)はピカピカの新婚夫婦。新居への引っ越しも無事終わり、さあこれからいよいよバラ色の新婚生活が始まるのね…と思いきや、思わぬ事態が! エアコンの温度設定や、家具の配置、食事の作法、イビキや寝相、家計の管理に対する認識の持ち方…などなど、結婚前には気づかなかった双方の生活におけるあらゆるやり方・考え方が真逆であることが判明し、どうしても折り合えない二人の関係性は、がぜんギスギスと悪化していってしまったのだ。「私たちってもうダメなの?」深いため息をつく鮎子だったが、そんなとき、間の悪いことに妊娠が判明して――…? (※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.6-3~特集/ああ!女のいがみ合い」の内容と重複しています。ご注意ください)
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-新妻・菜摘(なつみ)は大いに不満だった。それというのも、新婚ホヤホヤだというのに、自分の時間を大事にするタイプの夫・大志(たいし)はすぐに一人で自室に閉じこもり、菜摘のことなんてほったらかしだったから…あーん、もっとイチャイチャしたいのにーっ! そんなある日のことだった。街で偶然元カレの裕人(ひろと)と再会したのは。昔、彼とはその束縛ぶりに嫌気がさして別れたのだが、今となってはその自分への執着具合が逆に恋しいくらい。そんな懐かしい話の流れで、裕人から実は母親が末期がんでその入院費の50万を貸してほしいと頼まれた菜摘は、ついつい同情して貸してしまうのだが…?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.6-2~特集/家族が抱えるコワイ闇」の内容と重複しています。ご注意ください)
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-主婦・桜(さくら)の70歳になる父親は慢性肝不全を患い入院生活を送っていたが、病状が悪化し肝臓移植をしなければ命が危ない状況に陥ってしまう。三人姉妹の末っ子である桜は、父親に一番なついていたという理由で上二人の姉から肝臓を提供するドナーになるよう促され、自身もそうしてあげたいと願うものの、夫・貴史(たかし)から思わぬ反対を受けてしまう。幼い娘・梨乃(りの)の母親としてもそんな危険な真似はやめてほしいというのだ。葛藤する桜…そうするうちにも父親の病状は日増しに悪化の一途をたどっていく。そんなときだった、健康で元気が取り柄だった貴史の父親が急逝したのは。肉親を亡くすという悲しみを痛感した貴史は桜がドナーとなることを認め、ついに桜は肝臓移植手術のその日を迎えるのだった…。(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.3-3~特集/夫、捨てますか?」の内容と重複しています。ご注意ください)
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-共稼ぎ夫婦の理帆子(りほこ)と孝之は結婚1か月のバリバリ新婚ほやほや状態。とにかくヤリたい盛りなのだが、ひとつ困ったことが…同じマンションに住む孝之の兄夫婦、この兄嫁の和枝が何かれとなく世話を焼いてくれるいい人なのだが、息子の健人をつれてやたらと遊びにくるものだから、そのおかげで理帆子たちの新婚エッチタイムがことあるごとに邪魔されてしまうのだ。もちろん悪気はないのだろうけど、理帆子としては欲求不満が溜まってしまって仕方ない。そんなある日のことだった。理帆子が自分たち夫婦の寝室に盗聴器が仕掛けられているのを発見したのは…思い当たるのは、和枝がお手製のベッドカバーを持ってきてくれたときしかない! ま、まさかお義姉さんが…いったいなぜ!?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.4-2~特集/本当にコワイ主婦の敵」の内容と重複しています。ご注意ください)
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-長年の憧れの地・横浜に念願のマンションを買い、夫と息子の裕太の3人で越してきた田島遥(はるか)だったが、いきなり思いもよらない相手と再会してしまう。それはかつてのOL時代の同僚であり、よき親友&ライバルでもあった慶子だったが、実は6年前、遥が夫との社内結婚&寿退社を報告したとき、慶子から夫のことをバカにするがごとき聞き捨てならない言葉を投げつけられ、それ以来絶好状態にあった相手だったのだ。聞けば、その後一流商社勤めの夫と結婚し遥たち以前よりこのマンションに住んでいるとのことで、しかも部屋はハイグレードな最上階の一等室!…さも得意げな顔でマウンティングしてくる慶子に対して、遥の対抗心もメラメラと燃え上がり…港町横浜を舞台に、女の意地とプライドをかけた戦いの火ぶたが切って落とされるのだった――!!(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.4-2~特集/本当にコワイ主婦の敵」の内容と重複しています。ご注意ください)
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-主人公は、夫と中学生の息子と暮らす、今年結婚15年目を迎える主婦。最近部長に昇進した忙しさもあってか、生来の無口さに磨きがかかった感のある夫・直樹だが、特段夫婦生活に不満があるわけではなかった。そこに愛があるかといわれれば何ともいえないが…。しかしそんな平穏な生活に思わぬ青天の霹靂が…なんと夫が突然死してしまったのだ! 医者の見立ては過労死であり、夫を慕っていた会社の部下たちも同じ意見だった。「奥さん、会社を訴えて労災を認めさせましょう」皆のそんな声に押され行動を開始する主人公だったが、その戦いの日々の中で亡き夫の自分への思わぬ本当の愛情を知っていくのだった――…。(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.3-1~特集/許されない愛に生きて」の内容と重複しています。ご注意ください)
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-生い立ちを理由に結婚が破断になってしまった小夜子。母は幼い自分と父を捨て出ていき、荒れた父は事件を起こし刑務所へ。それ以来、親戚や施設をたらいまわしにされて生きてきた。やっと幸せになれると思ったのに…。そんなある時、生き別れた母の居所を知り電話して娘だと言ってみるが、母の反応は「迷惑だ、二度と連絡しないで!」という非情な言葉。絶望し、自らの不遇を呪った小夜子は、今は社長夫人になっている母の家庭に家政婦として入り込む。すべては母を不幸にするために! そして小夜子は禁断の方法で復讐するのだが…! 母子の愛憎渦巻く究極サスペンス。
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-転校してきた男の子を心配して声をかけた優菜(ゆうな)。でもそれがあんなひどい事態になるなんて…! 小3の優菜は明るい学級委員。転校してきた猛本(たけもと)くんが授業中にケータイをいじっているのを優しく注意したら、突き飛ばされてケガをしてしまう。しかも駆けつけてきた優菜のママに加害者の猛本くんの母親は「謝れ! あんたの娘がうちの息子を怒らせたんだ! これはイジメだ!」と大騒ぎ。その日から「なんでうちの息子を指さないんだ、えこひいきだ!」「教育委員会に言うぞ!」と連日騒ぎまくるモンスター母に、担任は委縮し、クラスは崩壊していく…。
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-3か月前、公務員の夫・慎哉と結婚した深田麻美は、完璧な和食信奉者だった。なぜなら幼い頃かなりのデブだった彼女は高校生の時に一念発起、和食のヘルシーメニューでダイエットに成功したという経緯があったからだ。そんなわけで、深田家の毎日の食事は野菜の煮物や焼き魚といったあっさりとした献立ばかり。夫は黙々と食べるだけだったが、なにしろメタボの害悪が叫ばれる昨今、さぞ彼もこのヘルシーな食生活を喜んでくれているだろうと、麻美は高をくくっていた。そんな日々の中、残業だといって夫が遅く帰る日が多くなってきて、麻美は怪訝に思うようになる。前はそんなことなかったのに…実は夫・慎哉は、麻美に隠れて秘密の快楽(?)にふけっていたのだった――!(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.2-2~特集/夫婦、その天国と地獄」の内容と重複しています。ご注意ください)
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-ちょっとおっちょこちょいだが明るくやさしい性格の日菜子は、会社の上司である崇(たかし)と結婚したが、実は周囲からはこの結婚に反対の声が多かった。崇の娘で小学生の七海(ななみ)は5歳のときから難病の1型糖尿病を発症し、日々の食事制限や血糖値管理、インシュリンの注射など厳密で煩わしい手間のかかる子だったのだ。噂によると、産みの母親もその大変さに音を上げて出て行ってしまったらしい。そんなわけで、姑(七海の祖母)も日菜子に対してまったく期待しておらず、そのうち前嫁の二の舞いになるのではないかと冷ややかな態度で接するばかりだった。果たして、日菜子は難病の連れ子の母として、この先うまくやっていけるのだろうか…?(※本コンテンツは合冊版「ご近所騒がせな女たちVol.2-5~特集/ああ、母親失格!!」の内容と重複しています。ご注意ください)
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3.0吉沢貴子は幼い頃から母に愛された記憶がなかった。世話され、可愛がられるのはいつも妹の真梨のほうで、自分は「お姉ちゃんなんだからちゃんとしなさい!」と厳しく扱われるだけだった。でも、適齢期を迎えた貴子に母は「孫が欲しい」と言い、貴子は自分が子供を産めば母に喜ばれ、愛してもらえるかもしれないと感じ、公務員男性と見合い結婚する。しかし、5年が経っても懐妊することができず…そうこうするうちに妹の真梨も結婚、なんと半年ほどで妊娠することに成功する。妹に先を越され、ますます母から疎まれ、蔑まれるように感じた貴子は、心身に異常をきたし始め、ついには外に出るのさえ怖い引きこもり主婦になってしまうのだった……。(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.2-1」の内容と重複しています。ご注意ください)
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-一流企業に勤めるOL大野未希は、エリートの樫村忠士とつきあい始めて1年半、いよいよ間近に結納の日を控え、いわば人生で一番華々しい時を迎えようとしていた。しかしその反面、未希の家族の内実は最悪だった。母と祖母はいがみあい、その祖母を挟んで父と母の間でもいさかいが絶えず…最悪なのは弟の優の存在だった。高校を中退し、職に就くこともなく落ちこぼれ街道まっしぐら…父母はそんな問題児の息子を育てた責任を互いに押し付け合う始末だった。そしてよりにもよって未希の結納の日、とんでもないことが起こる。優が家で騒ぎを起こし、それが原因で未希の結婚が破談になってしまったのだ! 言い知れぬショックを受けながらも、あえて自分と家族の在り方を見つめ直そうとする未希だったが――…!?(※本コンテンツは、合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.1-5~特集/世にも悲しき外道女たち」の内容と重複しています。ご注意ください)
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-角田圭子は印刷会社勤務5年目の仕事ができるOLだったが、対人関係に少し難があった。それというのも幼い頃に実父から性的虐待を受け、そのことを母に訴えてもまともにとりあってもらえなかったという辛い経験ゆえ…人を信じるということができなかったのだ。そんな圭子はある日、取引先の担当男性からセクハラ行為を受けたことが引き金となって、呼吸困難の発作を起こし病院に運ばれてしまう。医師の診断は”パニック障害”。しばらく休職しての静養を余儀なくされた圭子だったが、そんな彼女を甲斐甲斐しく世話してくれたのは、彼女がこれまで苦手にしていた同僚OLの丸井玲子だった。仕事はできないくせに要領だけはいい女とさげすんでいた玲子にも、実は圭子に負けないほど苦しく辛い人生の重荷があったのだった…。(※本コンテンツは合冊版「私の人生を変えた女の難病Vol.1-3」の内容と重複しています。ご注意ください)
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-姉の婚約者・恭一を一目見た瞬間から美咲は心奪われてしまう…そして……! お気楽フリーターの美咲は4歳年上の姉・景子と都会で二人暮らし。姉は美人で頭が良く、バリバリのキャリアウーマン、それに比べて自分は…。そんなある日、姉から婚約者の恭一を紹介される。エリートでイケメンの恭一、美咲はその日から恭一のことが頭から離れなくなってしまう。そして、ついに姉の留守中に訪ねてきた彼と関係を持ってしまう――!! しかも美咲が姉から奪うのは、これが初めてではなかった! 一人の男をめぐって崩壊していく姉妹関係…ジェラシーと愛が乱れ狂うラブサスペンスストーリー!
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4.0恋人・尚也との結婚を間近に控え、幸せの絶頂にあった早希(25歳)を信じられない悲劇が襲った。式も近いこともあり風邪気味なのを早く治したかった早希は、風邪薬と頭痛薬の2種類の薬を一度に服用したのだが、その副作用によって「SJS(スティーブンス・ジョンソン症候群)」という、100万人に1人~6人という稀な発症率の難病に見舞われてしまったのだ。その症状は、肝臓や腎臓、呼吸器に重い障害が残り、さらに角膜がただれて視力が落ち、顔も醜くただれるという恐ろしいものだった。おかげで非情にも尚也からは婚約の解消を申し渡され、絶望のドン底に沈んだ早希は、働くわけにもいかず引きこもるように実家での自宅療養の道を選ばざるを得なかった。そんなある日、足をひきずり顔を隠すようにして、薬をもらいに病院へ行くのだが、そこで大島樹という一人の青年と知り合う。ある事情で心に傷を抱える彼と次第に親しくなっていく早希だったが、自分の病気のことを考えるととても前向きに交際を考えることなどできなかった。しかし、そんな早希を巡る運命は大きく変わろうとしていた――…。
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-沙帆は3年前に夫・友明と結婚し、まだ子供には恵まれていなかったものの、幸せな日々を送っていた。5年ほど前から抱えている頭痛の持病がちょっと辛かったが、さして気にしてもいなかった。ところがそんなある日、友明が突然の交通事故で急逝するという悲劇が沙帆を見舞う。しかも、その直後に妊娠3ヶ月であることが判明するという皮肉な経緯となったが、姑の希望もあり、沙帆に産まないという選択肢はなかった。が、さらなる悲劇はまさに臨月、出産のときに起こった。いきんだ瞬間に沙帆は脳出血を起こしてしまったのだ。幸い無事に赤ちゃんを産むことはできたが、実は沙帆は「ウィリス動脈輪閉塞症(通称・もやもや病)」という、国の難病にも指定されている恐ろしい病気だった。”もやもや”いう響きから、なんとなくあまり大したことのないイメージを持たれがちだが、常に脳梗塞や脳出血の危険と隣り合わせなのだという。しかし、生まれた男の子を「光」と名付けた彼女は、亡くなった友明のためにも、そして未来への希望のためにも、光と二人でがんばって生きていこうと誓う――が、現実は残酷だった。出産のときに起こした脳出血の後遺症から沙帆はなかば半身不随のような状況に陥ってしまい、これでは大事な孫の世話は任せられないと、光を姑に奪われてしまう。果たして沙帆の、そして母子の絆の運命は一体……!?
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-バツイチだった北山真紀は、妻と死別した大東孝一と再婚して大東真紀となった。真紀には春花と秋菜という二人の娘がいて、孝一には陸という一人息子がいるというお互いに子連れでの再婚だった。そのほうが広いからという理由で、別れた前夫からもらった真紀の一軒家での新生活となったのだが、そうなるとどうしても陸の居心地が悪いだろうと、真紀は精いっぱい彼が引け目を感じないよう二人の娘と分け隔てなく接しようと心がける。しかし、陸のほうはなかなか心を開いてくれず…そうこうするうち、春花と秋菜の私物が汚されたり壊されたりという事件が起きるようになってしまう。まさか、自分が家族に受け入れられていないという思いから、陸がそんなことを…!? 疑心暗鬼に陥る真紀だったが、真相は意外なもので――? ステップファミリーの現実と、家族の本当の絆を描く、リアル&ハートフル秀作!
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2.0沖田真織(25歳)は夫と3歳半の娘とで平和な3人暮らしの生活を送っていた…はずだったのだが、なんとある日、夫から突き付けられたのは離婚届け! 会社の後輩と真剣に付き合っているから別れてほしいと、夫は家を出ていってしまう。まさかと思って確かめてみると、夫名義のカードは使えず、通帳と印鑑もなくなっていた。かろうじて100万円ほどある定期は手つかずだったものの…これって慰謝料のつもり!? 夫は本気なんだ! とにかくこうなったら、まず自分が働くしかない。娘をつれて必死に職を探す真織だったが、なんの資格も技能もない専業主婦の彼女にそう簡単に仕事が見つかるわけもなく…ようやく雇ってもらえたスーパーでは、いかにもコワモテで厳しそうな男性主任にびびり、イジワルそうな先輩主婦パートたちの機嫌をうかがい、それはもう苦労と消耗の連続だった。ああ、あたし、この先どうなっちゃうんだろう? …果たして、否応もなくシングルマザーとなってしまった真織の明日はいったいどっちだ!?
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3.0主婦兼OLの小沢実沙子は新婚1ヶ月。貯金もないため、サラリーマンの夫と築25年の安アパートに住んでいて、少しでもオシャレな暮らしを目指して日々部屋の模様替えに余念がないのだが、はっきり言って高が知れている。そんなとき、一人暮らしの姑が実家でボヤ騒ぎを起こす。これはほっておくと危ないかも…ということで、夫の提案で家を売り払い頭金を作り、都内の新築マンションで3人暮らしをしようということになる。やった、これで念願のオシャレ・ライフを実現できる! と喜び勇んでシックでモダンな家具や調度を買いそろえる実沙子だったが、ここで思わぬ難敵が! 実は姑はものすごい手作り魔で、服から小物からインテリア、果ては味噌や漬物まで、独自のセンス(はっきり言ってダサい…)とレシピでとにかく手作りしまくり、家の中をオシャレとは程遠い世界に汚染していくのだった。手作り食料品を無理やりもらったご近所さんたちからも文句を言われるに及び、ついに実沙子は手作りをやめるように姑にきつく言い放ってしまうのだが…?
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-「あなたは隣人の本当の姿を知ってますか…?」涼子は夫と産まれたばかりの息子、三歳の娘・美季の四人家族で郊外の一戸建てに引っ越してきた。お隣りは切野というやさしげな初老の夫婦でよくしてくれるのだが、特に娘・美季への愛着ぶりは異常なほどだった。美季のためにケーキを焼き、ちらし寿司を作り、ぬいぐるみやブランドものの子供服を買ってくれて…と、何かと美季の気を引いて自宅へ招こうとするのだ。さすがに度が過ぎるのではといぶかしんでいた涼子は、ある日、切野の妻のほうがコンビニで何やらロリコンぽい雑誌を買うところを目撃してしまう。そこで思い当たったのが、切野夫婦とは離れてアパートで暮らしているという大学生の息子の存在だった。ひょっとしてその息子がロリコンで、密かに家に引きこもった彼のために美季が利用されているのでは…涼子はそんな身の毛もよだつ疑惑を抱くに至り、思いきって切野宅への突入を試みるのだが、そこには思いもよらない衝撃の光景が…!? 戦慄と悲しみのご近所サスペンス!
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-郊外の小さな家、窓にはレースのカーテン、庭のバラの花、かわいい子犬、そしてやさしい夫…そんなすべてを手に入れられて、私ってなんて幸せな妻なの…美人で気立てのいい優子は夢のような結婚生活を満喫していた。夫・浩介もそんな妻を自慢に思い愛していたのだが、会社の方針で専門だった研究職から不本意な営業に異動になってから心が荒み、ついつい優子にもつらく当たるようになってしまう。そして女遊びもするようになり、スナックの女と深い仲になり…優子と同じ高校だったという彼女から、妻の思いもよらぬ過去を聞かされることとなってしまう。実は優子は身の毛もよだつイジメを受けており、心を大きく病んでいたのだ。それは昔、両親と姉を同時に亡くしたという火事にも深く関わっていて…? 今、一人の女の世にも恐ろしい心の闇が白日の下にさらされる!!
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-28歳のOL・萌子は、フリーターの祐也とつきあっていた。生来のお節介焼きということもあり、自分では何もできず世話が焼けるばかりの祐也の面倒を見ることに、言い知れぬ幸福と充足感を感じてしまうのだ。だがそんなとき、同じ会社のエリート社員・倉田から言い寄られ、最初は拒否っていたものの、そのあまりの猛アタックぶりについに根負けし、つきあいだす萌子。するとその社会人男性としてのすばらしさが祐也との大きすぎる落差を痛感させ、とうとう祐也と別れて倉田と結婚する決心をする。だが、いざ結婚してると、何事においても完璧すぎる倉田に、自分の存在意義が揺らいでしまうことを痛感する萌子…私なんかいなくてもいいんじゃないの? …しかし、実は倉田には愛人がいた。その事実と驚きの理由を知り、絶望のどん底に叩き落される萌子だったのだが…!? これぞダメンズ女の究極型!!
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-ああ、母になるって、なんて難しいことなんだろう…? ごく普通の主婦・依子は今妊娠中の身だが、実は過去に二度稽留流産を起こしており、三度目の今度も、またダメなのではないかと思うと気が気ではなかった。医者からは不育症と診断され、とりあえずその治療に取り組むしかない。そんなとき、依子は病院で幼なじみの由季と久々の再会をする。聞くと彼女のほうは不妊症に悩んでおり、もうすでに5度の人工授精を試したが未だに妊娠に至らないのだという。資産家で美人で頭がよくて…何もかも自分よりも優れていてコンプレックスの対象だった由季が、こと子供はできないのかと思うと、暗い優越感を覚える依子だったが、そんなとき、なんと彼女を三度目の悲劇が見舞う。切迫流産の危機の末に死産だったのだ。深い悲しみに沈む依子を由季は慰めようとするのだが、ついついお互いの憤懣をぶつけ合ってしまい…? 母になりたい女たちの切実な想いをエモーショナルに描く、大共感ヒューマン・ドラマ!
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-異常なくらい気むずかしい父と、それにまったく逆らえない母の間に育ったしのぶは、小さいときから両親の顔色を窺いながら生きてきた。そして何の因果か、長じて結婚した相手の男性・征司も父と同じく歪んだ精神性を持っていて、妻であるしのぶの人間性を踏みにじることで優越感を覚える最低のモラハラ男だった。悪いのは自分じゃない…幼い頃から身に沁み込んだ被虐性から脱け出し、人間として尊厳を持って生きていきたいと決意したしのぶは、征司との離婚を決意し、そのことを母に告げにいくのだが、そのとき父が突然倒れてしまう。果たして、しのぶは長きに渡るモラハラ体質から脱することができるのだろうか? 親子間・夫婦間のシビアな問題に鋭く斬り込む異色ヒューマン・ストーリー!
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-28歳の専業主婦・妙子は、夫と息子とともに念願の一戸建てマイホームに引っ越してきた。両隣りも新築物件だが、まだ空き家状態だった。そしてそれから一ヶ月後、西隣りの家に桃井夫婦が引っ越してきた。夫の母親と同居しているということだったが、妙子がちょっといい顔をしたばっかりに、桃井の妻は人の都合などおかまいなしに、同居する姑のことをグチるために頻繁にやってくるようになり、その相手をするうちに家事もままならなくなってしまう。とうとう業を煮やして邪険にすると、今度はご近所を巻き込んで妙子をいじめてくる始末…ほとほと参ってしまった妙子だったが、そのとき空き家だった東隣りの家に新しい家族が引っ越してきて、事態は180度変わってしまうことに…? これぞ女の「毒を以て毒を制す」マンガの決定版!?
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-幼い頃、母を亡くし父に捨てられ施設で育った祥子は、いつか普通の温かい家庭を持つことを夢見ていた。そしてついに勤め先で素敵な男性に出会い結婚、やさしい人格者と評判の姑と同居することになる。これでようやく長年の夢が叶う…喜ぶ祥子だったが、実は姑には世にも醜悪な裏の顔が…! このままじゃやられる! 嫁の一発逆転をかけた反撃の行方は果たして!?
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-この姑、アタマがどうかしてるっ!! 女手ひとつで息子を育て、苦労して家庭料理研究家として成功した姑。嫁として認められようと日々一生懸命がんばるユミだったが、人一倍息子に執着する姑の嫁イジメは日増しに激しさを増していき…挙句の果てに姑がたくらんだ想像を絶する”猛毒作戦”の恐るべき真実とは!? 思わず身震いする激烈嫁姑ドラマの決定版!
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4.0もう二度と子供を産めなくなってしまうかもしれない! その恐怖から麻絵(あさえ)は出産を決意する…“不義の子”かもしれないと知りながら――。その決断から数年後…麻絵は安アパートで一人寂しく暮らしていた。最愛の娘・彩花(あやか)は事故で亡くなり、夫・修司(しゅうじ)は3年前に失踪してしまった。全ては夫を騙して出産したことの罰なのか!? ああ、愛する彩花、そして修司! 彩花出生の悲しすぎる事実と、ある男の起こした恐ろしい事件が3人の善良な家族を不幸の淵に叩き落とす――再生へ向かって苦悩する夫婦の衝撃ミステリーサスペンス!!
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3.0誠実でエリートの夫、明るく人気者の娘、優秀な息子、しかも親の資産があるから家計はかなり裕福――。何も問題のない完璧な家庭…と思ってた…夫の浮気が発覚するまでは! さらに娘の部屋からは大量の高級ブランド品! さらにさらに息子の押し入れからは女モノの下着が! 次々に明らかになる家族の“裏の顔”に主人公・華奈子は驚愕する。しかも「二度としない」と言った夫がまた浮気!? 激怒した華奈子は夫を尾行し、その現場に踏み込むが…事態はさらなる驚愕の展開をむかえる――!! ドロ沼の修羅場と“新事実”の連続に息を飲む家庭崩壊ストーリー!!
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-無言の食卓…、同じ家の中にいても目も合わせない夫婦――私たちはもう冷えきってしまった…でも絶対に離婚はしないわ。この子のために! 大手をリストラされてしまった夫は「今さら中小企業で働けるか! バカにするな!」とあたり散らし、すっかり夫婦関係は破綻してしまった。そんな中、小学校に入学したばかりの息子・浩人(ひろと)は両親の状態を察してか「次の運動会で1位になったら○○してほしい」と練習を頑張っていた。しかし運動会当日、夫は途中で姿を消してしまい…それを知った浩人は――!! 多感な子供の心に親の『離婚』はどう影響するのかを真摯に描いた感動のファミリー物語!
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-まだ2歳半だった息子が死んだのは一瞬の出来事だった。そして夫とも離婚。両親を早くに亡くし、親戚をたらい回しにされてきた「なずな」にとって、息子の翼(つばさ)は全てだった。翼のいない人生など考えられない、…だから私は今日死にます…。死に場所を求め、昔住んでいた町にやってきたなずなは、ひょんなことからある、古びた保育園に迷い込む。目を輝かせて走り回る天使のような子供たちを見ると、心が締め付けられる。翼を思い出してしまう。早く天国の翼に会いに行こう…と、その時、なずなの人生を変える出会いが――。生と死の間で揺れる母性の葛藤を感動の筆致で描く傑作ヒューマンドラマ!
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-「息子と別れてちょうだい」婚約者の母からの非情な宣告。理由は…私がもう子供を望めない体だから――! 優しくて誠実な同僚の久野(ひさの)にほのかな憧れを抱いていた明日美(あすみ)。だから久野から「結婚を前提に付き合ってほしい」と言われた時は嬉しかった…でも…私は子供が産めないの! つらい恋愛から中絶してしまった過去。その代償は大きかった! しかし「それでもいい」と言ってくれた久野を受け入れる明日美。…だが彼の家族は猛反対! 実は久野にも隠された悲しい過去があったのだ――。胸をしめつける大人のサスペンスラブストーリー!
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