検索結果

  • フィアンセはレンタルで
    4.0
    ヴィヴィアンは広告会社の経営に携わる二十五歳。最近、共同経営者の一人が別の広告会社に引き抜かれて、大口のクライアントを失い、会社は存亡の危機に瀕していた。会社を救うためには、大きな広告の契約を獲得しなければならない。そこへ舞いこんできたのが、クローヴァー社の広告の契約だ。ところが、クローヴァー社の社長レイトンは、ヴィヴィアンの体を眺めまわしたあげく、取り引きを持ちかける。自分のフィアンセとして実家のパーティに出て、群がる女性たちの盾になってくれれば、広告の契約を結ぼうと。ぶしつけな視線をそそぐレイトンに反感を覚えながらも、ヴィヴィアンは契約欲しさにその取り引きを受け入れる。レイトンがなにを企んでいるにしろ、自分の身は守れるはずよ。あっさり誘惑の罠にかかったりしないことをわからせてあげる!
  • レディの傷心
    3.0
    サンフランシスコに住むソフィー・コルトンは、ある夜ナイフを持った暴漢に路地裏で襲われ、顔にも心にも深い傷を負った。静養のため故郷へ戻ってきたものの、母に傷跡の醜さを罵られるつらい毎日が続いた。誰かにすがりつきたい。そんな思いで、ソフィーは初恋の相手リバーのもとへと向かう。だがリバーは以前彼女を拒んだときと同じ、冷たい口調で言った。「きみはしっぽを巻いて帰ってきたんだ」
  • 誘惑の代償
    4.0
    母と姉が男性に裏切られて不幸の一途をたどったため、ベス・ヘイリーは男を毛嫌いしていた。とはいえ、子供だけはどうしても欲しい――思い悩んだベスは、あるパーティに紛れて誰かを誘惑するという大胆な計画を立て、大人の雰囲気を漂わせたアレックスなる人物に近づく。妊娠するためだけの一夜は意外なまでに燃えあがるが、ベスは素性を隠したまま、寝ている彼を残して姿を消した。まさかアレックスが、ギリシアに名を馳せる財閥の跡取りで、その権力を使って自分の行方を捜し回るとは夢にも思わずに。
  • 暗闇の妖精
    -
    会社が倒産寸前に追いこまれ、ニーナの父は心労で倒れた。父の会社を乗っ取ろうとしているのは、裕福なギリシア人投資家で黒髪にきりりとした顔立ちのアントン・ラキトス。ある夜、ニーナは父を苦しめないでほしいと懇願するために彼の家を訪れた。だが、酔った彼にベッドに引きずりこまれてしまう。暗闇の中でもつれ合ううち、ニーナは燃えるような刺激に体がしびれ、それまで知らなかった感覚を呼び覚まされた。憎んでいる男性に抱かれたいと思うなんて、私はどうしてしまったの?酔いがさめたアントンは、ニーナが誰だかわかると彼女の混乱をよそに、父の借金を持ち出して結婚を迫った。そんなことできるわけがない。私はほかの男性と婚約しているのよ。
  • 火花の中でダンス 最高のあなた
    -
    踊るたびに二人の間で散る火花。いつしかそれは情熱の炎となり……。■「どうして初めてだって言わなかったんだ?」ニックの怒ったような声に、ジーナはそれまでの幸せな気分が吹き飛んだ。なぜ彼とはこうなのだろう……。いつも口論になってしまう。海兵隊員のニックとは、社交ダンスのクラスで知り合った。彼とはダンスの息も合わなかったし、性格もまったく合わなかった。だが、競技会に出ることになり、クラス以外でも練習をしようとジーナのアパートメントで二人きりになったとたん、何かが起こり、二人は愛を交わしてしまったのだ。ジーナにとっては初めての経験だった。そして今、彼はそのことを怒っている。私がバージンを武器に彼に罠を仕掛け、わざと妊娠し、結婚を迫るのではとおびえているのだ!
  • そっとくちづけ
    -
    都会の上流階級で育ったマンダリンは、18歳のときにアリゾナの美しさに心打たれて引っ越してきた。近隣に住むカールソンとはそれ以来のつきあいだ。年の離れたカールソンは無骨で粗野な男だが、彼女にだけは優しさを見せる彼を、マンダリンは憎めずにいた。そんなある日、カールソンは唐突に、彼女にマナーを教えてほしいと切り出す。きっと故郷に帰ってきた美しい旧友の気を引くためだわ。しぶしぶ引き受けながら、マンダリンの胸が痛んだ。
  • 純真な片思い
    3.5
    新米記者のカーラは夢の市庁舎担当となって張り切っていた。ある日、取材に訪れた晩餐会で、市長のブライアンに強烈な視線を向けられて戸惑う。私を不安にさせる、あの瞳はいったい何かしら?答えは、その後のカクテルパーティで明らかになった。彼女の責任ではない誤報に関して、厳しく叱責されたのだ。言い分を聞こうともしないブライアンの一方的な態度にカーラは恐怖と悔しさから身を震わせて会場を飛び出し、涙で頬を濡らした。■“初恋の物語”――今まで知らなかった喜び、そして痛み。愛に目覚めたばかりのヒロインが紡ぐ、ナイーブな初恋の物語です。
  • 花嫁になれる日
    完結
    2.0
    ジリアンは窮地に陥っていた。おじの遺言で、警察署長のセオドアと結婚しなければ、今住んでいる牧場を手放さねばならないのだ。子供の頃から知っている彼のことは好きだけれど、恋人同士という関係を飛び越していきなり結婚なんて…。実は21歳だというのに、ジリアンは男性とつきあった経験がなかった。それに彼女には、かつておじの雇い人に襲われかけたいまわしい過去があった。男性に心の底から恐怖する私が、本当に花嫁になれる日なんて来るのかしら…。
  • 蔑まれた純情
    4.0
    シェルビーは男友達のダニーに頼みこまれ、婚約者のふりをして一緒に帰省することになった。だが、彼の実家に着いたとき、シェルビーは唖然とした。不在のはずのダニーの兄、キングが現れたのだ。キングはシェルビーを都会育ちのあばずれだと軽蔑し、ことあるごとにつらく当たる。彼がいると知っていたら、ここには来なかったのに……。案の定、婚約を告げられたキングは怒りに燃え、シェルビーに向かって冷ややかに言い放った。「きみのような女と弟を結婚させはしない、絶対に」
  • 宿敵の口づけ
    4.0
    不当な理由から失業して行き場をなくしたマギーは、親友の兄クリントの牧場で短期の秘書をすることになった。本当はもう、ここには戻ってきたくなかった。マギーは子どものころから11歳年上のクリントに夢中で、どこへ行くにもおしゃれをして、あとをついてまわった。だが3年前、彼は冷たく言ったのだ。“きみなんか欲しくない”と。以来ずっと彼を避けてきたのに、彼のもとで働き、一つ屋根の下で暮らさなくてはならなくなるなんて。迎えに来たクリントの目に宿る強い光に、マギーの胸はさらなる不安でいっぱいになった。■超人気作家D・パーマーの真骨頂ともいえる、初恋の激しさと苦しみを余すところなく描いた作品です。侮蔑の言葉をぶつけながらマギーを抱きしめるクリント。彼の気まぐれにマギーはいつまで耐えられるのか……。そのもどかしさは、悶えてしまうような甘い責め苦です。
  • はかない初恋
    4.0
    ひっつめ髪に、黒縁めがね。垢抜けない簡素な服。敬虔な母親の影響で、地味な装いを好む秘書のエリナーは、この3年間、ボスのカリーにずっと恋している。振り向いてもらえなくても、そばにいられればいい――そう思っていたある日のこと、エリナーは偶然聞いてしまった。ボスが彼女のことを“男に見向きもされない田舎娘”と言うのを。しかも、傷ついた心に追い打ちをかけるかのように、カリーは美しく洗練された恋人との婚約を発表する。絶望の淵に落とされ、エリナーはたまらず辞職を申し出るが……。
  • ボスに囚われて
    -
    避暑地を訪れたケイトは、傲慢な大富豪ケンブリッジに、彼の土地から追い払われたことで腹を立てていた。気分転換に湖でクルーザーに乗ったとき、遊泳中のケンブリッジを不注意にもはねてしまう。恐怖から逃げ出したものの、後日罪悪感に苛まれ、謝る決意をする。ところが向かう途中で彼に出くわし、驚愕した――なんと彼は視力と事故の記憶を失っていた!加害者とは気づかず気さくに話しかけられ、ケイトは正体を明かす機会を逸してしまった。さらに困ったことに、ケンブリッジは彼女のことを気に入り、住み込みの秘書になってほしいと申し出てきた。■“年上の男性との恋物語”――裕福で世慣れていて、罪なほど強引な大人のヒーローの魅力がちりばめられている名作をお届けします。
  • 謎めいたプレイボーイ
    4.0
    世界を股にかけて活躍する、敏腕社長マッカラム――数カ月前に彼の秘書になったマデリンは、不在ばかりの社長の顔を、実はまだ見たことすらない。それでも仕事にやりがいを感じ、忙しく過ごしていたある日、隣の家にカルという男が住みはじめた。長身でハンサムなカルは獅子を思わせる威圧感を漂わせ、初対面から、マデリンが自分を誘惑したがっていると決めつける。「時間の無駄だよ、君はぼくのタイプじゃない」とんだ言いがかりに憤慨し、彼を避けようとするマデリンだが……。
  • 涙の湖
    4.0
    病気の母の療養費を稼ぐため、記者のダナは身分を偽って有名会社社長のエイドリアンに近づき、潜入取材を行った。だが彼女の記事の誤りのせいで、彼の会社は破滅してしまう。3年後、まだ罪悪感を拭えずにいるダナを思わぬ事態が襲う。みごとに会社を建て直したエイドリアンが、宣伝のために記事を書いてほしいとダナを指名してきたのだ。きっと復讐する気だわ! 恐る恐る彼を訪ねたダナは、エイドリアンの本当の目的を聞いて、思わず耳を疑った。「半年間、僕の秘書として働け。償いをしてもらう」
  • 恋と冒険とカウボーイ
    -
    自分を変えたくて、洗練された女を装って夏の発掘調査隊に参加した、本当はさえない教師のクリスティ。個性豊かなヒロインが恋の季節に見つけた永遠の愛とは……?
  • かなわぬ初恋
    4.0
    両親を相次いで亡くし、孤児になったティシュは、裕福なカリー家の養女となり、何不自由なく育った。中でも長男のラッセルとは兄と妹のように仲良しだった――そう、一年前に帰省した夏のあの日までは。ラッセルは、一糸まとわぬ姿でいたティシュに歩み寄ると、彼女をあばずれだとののしりながら乱暴な口づけをした。傷ついたティシュは、すぐに荷物をまとめてカリー家を去り、二度と帰郷しないとかたく心に誓った。だが一年後、ラッセルは突然迎えに来た。
  • 誘惑のゆくえ 年上と恋に落ち
    3.0
    シリは憂鬱だった。辣腕弁護士ホークの独占取材のため、彼と二人でパナマへ向かうことになったのだ。父の共同経営者であるホークは、いまだにシリを子供扱いし、軽蔑する。新聞記者として優秀だから今回の同行も命じられたのに、「子守などしたくない」と言われる始末だ。悩んだ末に、シリは行くのをやめる決心をした。ところがそれを聞いたとたん、ホークは手のひらを返したようにシリに優しくなり、ときおり熱い視線さえ向けながら同行を迫った。
  • 一夜の魔法 富豪一族の宿命 XIV
    -
    カイラの人生の目標――それは会社で昇進することだ。私生活は皆無に等しかったが、少しも苦にならなかった。あとは上司のギャレットさえ私の実力を認めてくれたら……。ある日、出張先で突然の猛吹雪に見舞われたカイラは、ギャレットと二人、小さなキャビンで一夜を明かすことになる。
  • ガラスの家
    3.5
    夫の亡骸とともに、リリーは茫然とデインの到着を待っていた。もうすぐ彼がここに来る。私を軽蔑している彼が……。デインの弟と極秘の取り決めを交わし、偽装結婚してから、そうとは知らないデインに罵声を浴びせられつづけてきた。家名を汚す雌狐! 清楚な仮面に隠れて浮気を楽しむ悪女!いわれなき汚名に耐えた結婚生活は、今、幕を閉じた。夫を亡くして、もうデインの憎悪に対処するすべもない。やがて顔をこわばらせたデインが、リリーの前に現れた。彼は知らない。私の体が無垢なことも、この胸に秘めた思いも。
  • 砂漠よりも熱く
    4.0
    地質調査員として働くジェニファーは、モデル並の美貌が災いして内面を見てもらえず、27歳にして男性とまともに付き合った経験がない。そんな彼女がひそかに心惹かれているのが、同じ会社に勤める保安責任者のハンター。だが、彼のジェニファーへの態度はいつも冷たく、憎まれてでもいるのかと疑いたくなるほどだ。そのハンターと二人で極秘調査を行うため、一週間、昼も夜もともに砂漠で過ごすことになり……。
  • 恋はすぐそばに
    3.3
    秘書のモーリーンの働く会社がプロジェクトに失敗した。状況からして、ライバル会社による買収を望む内部の者が妨害工作をたくらんだ疑いが強い。そんなとき、モーリーンの自宅のとなりに男性が越してきた。同じ会社の新顔、ジェイク・エドワーズだ。オフィスでばったり会ったときから惹かれるものを感じていたが、ジェイクの行動にはどこか謎めいたところがあった。もしかすると、例の妨害工作にからんでいるのかもしれない……。恋心と疑念のあいだをさまよいながら、モーリーンは彼のようすを探ってみることにした。
  • 無邪気な誘惑 年上と恋に落ち
    4.0
    思いがけない熱い口づけが、彼女を切ない片想いへ導いた。■財産目当てで言い寄る男たちにうんざりして、名家の令嬢マーリンは父と賭をした。一カ月間身元に気づかれることなく働けたら、もう結婚はしなくてもいいというものだ。作家の住み込みアシスタントとしての仕事も見つかり、マーリンは張り切って働き始めた。雇い主とも気が合い、楽しい毎日だったが、一つだけ問題があった。雇い主の息子キャメロンだ。彼はマーリンを貧乏で品のない女だと軽蔑し、ことあるごとに首にすると脅すのだ。笑顔でかわしながらも、マーリンは内心怒りに燃えていた。だが、ある日の出来事が二人の関係を大きく変えた。
  • ギリシアの恋
    -
    この光あふれるギリシアの島で、もう一度、自分の人生を生きてみたい。■元看護婦のデメルサは、住み慣れたイギリスを離れ、太陽の光が降りそそぐギリシアの島にやってきた。ここのリゾートに新しくクリニックが開設されることになり、その責任者の職に応募したのだ。悲しい思い出にとらわれた生活から抜け出し、新しい土地で一からやり直そうと心に決めて。幸い、アパートメントの家主ニックは、町の病院に勤める医師で、困ったことがあれば相談にのってくれるという。オリーブ色の肌、彫りの深い顔立ち――エキゾチックな魅力をたたえたギリシア人だ。この六年間、死んだも同然だった心がときめくのを感じ、デメルサはかすかな希望を抱く。彼には美しい恋人がいるとも知らずに。
  • 熱いレッスン
    4.0
    テキサスの牧場で家政婦をしている叔母からの電話に、マリアンは心を揺さぶられた。油田王でもある雇主が病にかかり、余命僅かな彼は回顧録を書く手伝いを必要としているというのだ。私で役に立つのなら──マリアンはすぐさまテキサスへ発った。空港で彼女を迎えたのは、長身で男らしいセクシーな男性だった。彼が叔母の雇主ウォード・ジェソップだと名乗るや、マリアンは愕然とした。こんなに若いのに不治の病だなんて……。ところがウォードはなぜかマリアンを男性不信だと決めつけて、病人とは思えぬ熱心さでいきなり誘惑をはじめた。
  • 心、とけあうとき
    4.0
    ペリドットのように輝く淡いグリーンの瞳。傾けたグラス越しに、ゆっくりとささやく深い声……。バーで友人に紹介された男、ジーンにアリソンは魅了されずにはいられなかった。噂によると彼は女性関係が派手で、荒れた生活を送っているらしい。彼は悪い人じゃない。ただ、心に傷があるだけ。その痛みは、わたしだってよく知っている。アリソンは人一倍道徳心が強く、男性経験もなかったが彼の気をひこうと、遊び慣れた女を装った。映画、ロデオ見物と、ふたりはデートを重ねる。そして、三回目のデートで、ついに……。
  • 悲しみをとめて テキサスの恋
    3.0
    ホテルのバーで、ミランダはかなり酔っていた。自分を見つめるカウボーイハットの男の視線を感じ、声をかける。「ずっと見てたでしょ。あなた、わたしのことほしいの?」男の目に軽蔑の色が浮かんだ。「いや、女嫌いさ。ご主人はきみが夜、遊び歩いてもなにも言わないのかい?」「夫は……亡くなったの。三週間前なの。たまらないわ!」涙ぐんだミランダは急に立ちあがると、走るようにして出ていった。男は彼女が忘れていった小さなバッグをつかんであとを追う。男に追いつかれたとき、ミランダは川の橋の欄干にたたずみ……。

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  • なにも言わないで
    3.0
    タイスンは事故死した弟の遺言を聞かされて、耳を疑った。驚いたことに、全遺産をあのエリンに譲るというのだ。エリンはモデルだった。弟が初めて屋敷に連れてきたとき、その妖精のような容姿に、タイスンはひと目で心を奪われた。だが不器用なタイスンはエリンに冷たくあたることしかできず、あげくに弟が不在の夜、強引な形でベッドをともにすると、弟への後ろめたさから、彼女を追い出してしまったのだ。自己嫌悪に苦しみながら、タイスンは考えた。彼女は戻ってくるだろうか──復讐さながらの遺言を受け入れて。

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  • 眠れない夜
    -
    なんて世間知らずだったのかしら。あんな男に夢中になるなんて……。4年間の看護学校での勉強を終えて家に帰る途中、エレノアは過去を振り返り、いらだたしい気持ちでハンドルを握りしめた。憧れのキーガンは私とデートした翌日、別の女性と婚約してしまった――あのときの屈辱は、いまも忘れることができない。その後知りあったウェイドのおかげでやっと女性としての自信を取り戻し始めたエレノアは、父親に紹介するためウェイドを夕食に招待していた。ウェイドの提案で、そこにはキーガンも来ることになっていた。キーガンのことなんかとっくの昔に忘れたと、思い知らせてやるのよ。ところが、キーガンをひと目見た瞬間、たった一度だけ激しく求め合った情熱の夜の記憶がいっきによみがえり、エレノアはその場に立ち尽くした。

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  • とぎれた言葉
    4.0
    ニューヨークでモデルとして成功したアビーは、 久しぶりに故郷のモンタナへ帰ってきた。 父の死後、家の土地は隣のマクラレン牧場に買い取られている。 アビーよりも14歳年上である牧場主のケイドは、 彼女が幼いころから秘かに思い続けていた相手だった。 しかし4年前の晩、彼女の純真な想いは拒絶され、 それ以来、二人の間にはぎくしゃくとした空気が流れている。 そして今、ある事件がもとで心に傷を負ったアビーは ますます彼に素直になれなくなっていた……。

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  • 幼さと戸惑いと
    完結
    -
    本屋で働くサラは、客のひとりジャレッド・キャメロンが気になっていた。町に越してきたばかりのハンサムな大人の彼は、他人とは打ち解けないタイプのようだが、自分だけに見せてくれる態度にはどこか甘い雰囲気があり、サラはすぐ恋に落ちていた。そんなある日、サラはパーティーの帰りに彼に家まで送ってもらうことに。意味深な会話からキスで火がつき、夢中で愛を交わしてしまう。だが、それは幼いサラが夢みた甘いひと時などではなく、ひどく残酷なものだった。
  • ダイヤモンド・ガール
    3.0
    「君のために僕はあることを思いついたんだよ、シンデレラ」犬猿の仲であるリーガンの言葉に、ケナは耳を疑った。弟のデニーを誘惑して、財産目当ての美女から遠ざけてほしい。そのために君を魅惑的な女性に磨きあげてみせる、と彼は言う。確かに、ケナが上司のデニーに密かな恋心を抱いて2年になる。そろそろ“仕事一筋のさえない秘書”から脱却しなければ……。ケナは決死の覚悟でリーガンの申し出を受けた。弟とは正反対のリーガン――荒削りな魅力を放つ傲慢な彼に、心を奪われることになるとは夢にも思わずに。

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  • 代理恋愛
    4.0
    アメリアは親友に頼まれ、奇妙な仕事を引き受けてしまった。もとは彼女の恋人のアイディアだというのだが、ウェントワースという建設会社社長のオフィスに、肌もあらわな格好で乗り込んでほしいというのだ。見事やってのけたアメリアだったが、当然、彼を激怒させてしまう。ウェントワースの祖母の個人秘書になることで許されるかと思いきや、彼は自分の秘書も兼ねることを要求した。さらに、彼の恋人の代役まで引き受ける羽目になり、事態はますますアメリアの手に負えない方向へ進み始める……。

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  • 雪舞う夜に
    4.0
    今をときめくロマンス作家のケイティは、クリスマスの休暇を前に重い気分になっていた。ルームメイトのエイダの兄で、ワイオミングで牧場を営むイーガンをふたりのアパートメントに招待したのだが、荒削りで男らしい顔立ちのイーガンはとても魅力的なのに、なぜか会うたび、ケイティに何かと言いがかりをつけてくるのだ。今回も到着早々、彼はケイティを小説のヒロインさながらの奔放で自堕落な女と決めつけ、力ずくで抱きすくめようとした。驚いたケイトにイーガンは、傲慢にも言い放った。「反発し合うのはお互いに惹かれているからだ」

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  • 音色に秘めた思い テキサスの恋
    1.0
    ピアニストのアラベラは事故にあい、病院に運ばれた。慈善演奏会を終えて、父の車でテキサス州ジェイコブズビルに向かう途中のことだ。「脳震盪、手首の複雑骨折……。すぐにオペが必要だ」医師の冷たい声がアラベラのもうろうとした頭のなかにこだまする。「どうなんですか?」せきこむような別の声がした。彼女のことを心配する聞き覚えのある男の声……。まさか、イーサン? でも、どうして彼がここに?アラベラの心に、懐かしさと四年前の屈辱感がわきあがってきた。

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  • 悲しい約束
    4.5
    母親を事故で亡くし、失意のどん底にいた看護師のデイナ。新しい生活で悲しみを癒やそうと、勤務先の病院を辞めた彼女は、一時的に失明した富豪ギャノンの看護を住みこみで引き受けた。ギャノンは獅子のように気高く傲慢で、でもどこか憎めない男。扱いづらさに手こずりつつも、気づけばデイナは彼に恋していた。そんなある日、主治医からギャノンに非情な判断が下される。彼の視力が戻る見込みは、ゼロに近いというのだ!打ちひしがれたギャノンは、自暴自棄ぎみにデイナにすがった。僕と結婚してくれ――愛は誓えないがそばにいてほしい、と。

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  • 悲しきロック
    -
    サビナは私生児として育ち、貧しい日々を生き抜いてきた。そんな彼女をずっと支え続けてくれた親友が、ようやく片思いを成就できそうだと聞いて、サビナは喜んだ。ところが二人の恋路を相手の兄が邪魔しているという。冷酷と噂の石油会社社長ソーン──政略結婚させるため、弟を恋人と引き離そうとするなんて、ひどすぎるわ!ある日、親友のホームパーティに出かけたサビナは、尊大な男に強引に誘惑をしかけられ、体に電流が走るのを感じた。サビナは夢にも思わなかった……彼が親友の敵、ソーンだとは。

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  • 甘い記憶
    3.5
    存在すら知らなかった幼い娘を引き取ることになったとき、穏やかだったブレークの暮らしはとつぜん大混乱に陥った。その娘とは、先日死んだ元妻が5年前の離婚時に宿していた子で、育児などしたこともない彼はかつてない不安にさいなまれていた。そんな折、ブレークは地元紙の一面記事に目を留めた。〈人気小説家メレディス・キャルホーンが故郷の書店でサイン会〉はるか昔、ある出来事を機に町を去り、成功を手にした彼女。あのとき自分がした仕打ちは、今も苦い記憶として刻まれている。彼女に会いたい――目下の悩みをひととき忘れ、彼はそう願った。

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  • 銀色のスポットライト テキサスの恋
    3.0
    アマンダは深い失意のなか、ワイオミングにあるコテージに向かって車を走らせていた。人気ロックバンドのボーカリストである彼女は、ある日突然ステージで声が出なくなり、叔母のすすめで静養にやってきたのだ。目的地の近くで出くわしたのは、牛の世話をする長身の男。アマンダは男にコテージへの道をたずねたが、その瞬間、彼は体をこわばらせ、冷たい目でこちらを見た。底知れぬ敵意のようなものを感じ、アマンダは当惑する。

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  • 嫌いになれなくて
    4.0
    大学生のテディは心を決めかねていた。親友のジェンナから、この休暇に実家のカナダの牧場へまた遊びに来ないかと誘われている。でも、彼女の兄で牧場主のキングには、もう会いたくない。最初に会ったときから敵意をあらわにし、ことあるごとに残酷な言葉を浴びせかけてくる男には。

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  • 子供じゃないのに テキサスの恋
    3.0
    どこまでも続く広い草原、吹きわたる風。雄大なテキサスの牧場に育ったアビーも、もうすぐ二十一歳。いつしか男性に恋心を抱くようになっていた。おめあての人とは、カルフーン・バレンジャー。交通事故で両親を亡くしたアビーを引きとり、面倒を見てくれた、兄のような存在だ。そのせいか、彼はアビーを大人として扱ってくれない。カルフーンの態度にいらいらしたアビーは、自分が一人前の女性であることを証明しようとするが……。

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  • ジェラシー
    4.0
    ミステリー作家のマデリンはパーティでやきもきしていた。評判の悪いブロンド美女が親友のジョンにつきまとっているのだ。ジョンの体に親しげに触れる様子に無性に腹が立ち、マデリンは彼のためだと自分に言い聞かせて、忠告しに行った。翌日、昨夜のきみは嫉妬していたねとジョンにからかわれ、マデリンが強く否定すると、突然むさぼるように唇を奪われた。そのとたん衝撃が体を駆け抜け、膝の力が抜けていく。我に返ったマデリンは、あわててその場を立ち去った。友人のはずの彼に惹かれてしまう自分から逃げたくて……。

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  • 雨の日突然に
    3.5
    2年におよぶ介護の末、母を亡くした名家の令嬢ベスは、財産がすっかりなくなってしまったことを知って愕然とする。相続した株のおかげで飢えることはないが、屋敷は手放すしかない。思い悩んでいたとき、ドアチャイムが鳴った。雨の中、立っていたのはその株を望む会社経営者ジュード。お嬢様育ちの彼女を毛嫌いしている、冷徹な男だ。母親の遺言によれば、ベスが彼と結婚しないかぎり、ジュードは株を手に入れることができないらしい。するとベスは突然、彼に抱き上げられ、屋敷に連れ去られた。

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  • 花嫁の秘密
    1.0
    待ち望んでいたはずの結婚式を翌日に控え、ガブリエラは眠れぬままハンガーにかかった美しいウェディングドレスを見つめ続けていた。日が昇る前、とうとうガブリエラは決めた。やはりスティーヴンと結婚はできない。彼が私の過去を知ったら……。詫びの言葉だけの書き置きをスティーヴンの家の郵便受けに入れ、フェリーで英仏海峡を渡り、車でイタリアへ。湖水地方にいる幼なじみのパオロなら、忌まわしい記憶を忘れられずにいる私のこの苦しみをわかってくれるはず。だが、世界中に権勢を誇る実業家スティーヴンは、急遽結婚式をキャンセルしたあと、苦もなくガブリエラの居所を突き止め、険しい形相で追ってきた。■起伏に富んだ心理描写を得意とする往年の名作家、シャーロット・ラム。本作は、キリスト教の“七つの大罪”のひとつ――“憤怒”をテーマに描いた、ドラマティックな作品です。

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  • 恋するアリス
    完結
    4.0
    法医学調査員であるアリスは、仕事先でハーリーという名のカウボーイと最悪の出会いをはたした。金物店の入り口でぶつかり大ゲンカをしてしまったのだ。怒りにまかせ「あなたが花婿ショップで売出し中でも買わないわ」と、きつい言葉を言い放ってしまったアリス。しかし翌日、彼への印象は180度変化する。若者にからまれていたところを彼によって救われ、その勇敢さとやさしさに一瞬にして心奪われたからだ。そしてアリスは心のままに彼に自ら結婚を迫った――!!
  • 友達
    -
    赤ちゃん、泣かないで! このアパートは子供不可なんだから。アンスティはあやしながら、行方不明の赤ん坊の母親を案じた。親友のジョアンナは妊娠を告げたとたん心変わりした恋人レスターも、子供が生まれれば気持ちが変わると信じて出産したが、彼は拒絶するばかり。そのショックでジョアンナが姿を消し、残された赤ん坊を抱いて、アンスティは途方に暮れていた。ふと、レスターの兄ケイルのことがアンスティの心をかすめる。 大富豪の実業家で、弟を会社から追い出した冷血漢だというけれど……。ケイルに相談をもちかけると、意外にも援助の手をさしのべてくれた。だが交換条件として、屋敷に赤ん坊を引き取る代わりに、ケイルはなぜかアンスティに形だけの結婚を提案してきた。■ボス&秘書ものや愛人契約もので大人気の、イマージュのベテラン作家ジェシカ・スティールの作品をお贈りします。起伏に富んだドラマチックなストーリーを存分にお楽しみください!

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  • 降ってきたロマンス
    -
    アリーは、家のドアを開けて愕然とした。部屋中が水浸し。ベッドはもはや水を吸った巨大スポンジ同然だ。いったい、どうなってるの? 水が天井から漏れ出してるわ!彼女はすぐさま、階上の住人の部屋へ駆けあがった。父さんだ。また父さんが何かやらかしたに決まっている。沼地と化したキッチンのシンクの下を調べながら、ネイサンは毒づいた。この2年、不器用な父のいらぬお節介でどれほど迷惑してきたことか。だが、部屋に入ってきた女性をひと目見るなり、彼は父親のことなどすっかり忘れ去った。

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  • 嘘つきな御曹子
    -
    住み慣れた町を出て都会でデザイナーを目指す。工場に勤めるケイトリンの望みはそれだけだった。恋をする時間などない――ましてクレイのような流れ者のプレイボーイなら特に。だが、ケイトリンは彼の強烈な魅力にあらがえなかった。かわいらしい事務の職員がいるとはラッキーだ。クレイは心の中でほくそえんだ。工場の横領疑惑を調査するため、彼は身分を隠してこの町へ来た。ケイトリンなら有益な情報源になるうえに、別の楽しみも味わえるに違いない。とっておきの笑みを浮かべ、彼はケイトリンを見つめた。
  • 真夜中のオフィス
    4.0
    リンゼーは探偵事務所で深夜にテープ起こしの仕事をしている。毎晩テープを聴くうちに、声でしか知らないボスのネイトに淡い恋心を抱くようになった。ある晩、彼女1人のはずのオフィスに人声が響く。それは紛れもなく憧れのネイトの声なのに、目の前には尊大な態度で横柄な物言いをする男性が立っていた。密かに思い描いていたボス像はもろくも崩れ去った。しかもリンゼーの名前すら知らないにもかかわらず、彼は強引に、週末だけ妻になってほしいと頼んできた!
  • しあわせの法則
    -
    クレアはショッピングモール主催のコンテストに参加した。優勝賞品は八万五千ドルの豪華なキャンピング・カー。参加者二十名が車内でともに生活し、一歩でも外に出た者は失格。賞品を手にできるのは、勝ち抜いた最後の一人だけという過酷なサバイバルレースだ。クレアには絶対に負けられない理由があった。なんとしてもこの車を勝ち取り、一日でも早く出発しなければ。だが参加者の中には手強いライバル、幼なじみのマークがいる。「君のような美人となら車に押しこめられるのも悪くないな」マークの挑戦的なせりふに、クレアはたじろいだ。
  • 七夜の契り
    -
    放蕩者として有名なレイバーン侯爵ジェイスの心は憂鬱だった。評判とはうらはらに、長年想いを寄せる令嬢ブロッサムが自分の弟と婚約して以来、いたたまれずに地方の領地に逃げこんでいる。あるとき、弟が別の女性への愛を告白したことで破談になったと知るや、ジェイスはブロッサムを手に入れようと決意した。勇んで帰還したジェイスだったが、恋敵の存在と自らの悪名にじゃまされて……。“放蕩者”と呼ばれた男の誠実な愛は、はたして実るのか?
  • 失われた愛を探して
    -
    大女優のジュリア・ハーベイが忽然と銀幕から姿を消して十年。その消息は完全にとだえていた。しかし、ロンドンのテレビ局がついに彼女の居所をつかんだ。ドキュメンタリー番組を担当するクインは、上司に命じられてカリブ海の島へ出演交渉に来た。当時、彼はまだ十代だったが母親の親友のジュリアに恋をし、二人は年齢の差を超えて深い関係になったのだった。だが、彼女はクインにさえ何も告げず突然いなくなってしまった。フェリーから島へ降り立ったクインの心境は複雑だった。その時、偶然目の前にジュリアが現れた。息子だという少年と一緒に。彼女が輝かしいキャリアを捨てて姿をくらましたのは、ほかの男と結婚するためだったのだ。クインは打ちのめされた。
  • テキサスの恋 情熱のパラダイス
    3.0
    デリアはカジノで酔った客といさかいになり、浅黒い肌をしたハンサムな男性マーカスに助けられた。億万長者のマーカスは、ギャングだとも噂される人物だったが、その不思議な魅力にとらわれ、デリアは彼と交際を始めることに。家族にも内緒で会い続けるうち、やがて妊娠に気づく。幸せを噛みしめ、彼のもとへ報告しに行ったデリアだが……。
  • テキサスの恋 婚約のルール
    5.0
    テキサス州ジェイコブズビルの病院に勤める医師ルイーズは、パートナーであるドクター・コルトレーンに秘かに思いを寄せていた。だが、彼のほうは何かあるたびに、まるで敵ででもあるかのようにルイーズにつらくあたり……。
  • ボスは宿敵
    4.0
    父の死はある大企業のせいだと考え、ペイジは、その会社のトップ、ブライス・レキシントンの調査を始めた。父を追いつめた証拠をつかむために秘書として潜入する計画を立てた。いざ面接の段になり、ペイジは宿敵の存在感に圧倒される――権力、富、そして端麗な容姿の見事な融合。心が一瞬くじけそうになったが、なんとか採用までこぎ着けた。だがそれは、ペイジの動きを事前に察知したブライスが彼女を見張るために巡らした策略にすぎなかった。
  • テキサスの恋 目を開けてキスして
    4.5
    コリーンは夫バリーの事故死で二年間の結婚生活を終えた。葬儀の日、背の高い男性テッドが冷たい目で彼女を見つめていた。いとこのバリーを殺したのはおまえだ。テッドの目はそう告げる。かつてコリーンの愛を受け取ってくれなかったテッドは、今また、世間の噂を信じて彼女を非難する。コリーンは打ちのめされ、つまずいて転びそうになった。とっさにテッドが彼女の肩をつかんで言う。「なんのまねだ?」「わざとじゃないわ。あなたにはなにひとつ求めていない……」彼はわざと耳元でささやいた。「昔求めた僕の愛さえも?」
  • 夢からさめたら テキサスの恋
    3.0
    秘書のメロディは心配性。社長夫妻がハネムーンに出かけたので、留守番役が無事につとまるかどうか不安を隠せない。そこに社長の親戚のエメットがやってきた。牧場を経営しながら、ロデオスターとしても名をはせる彼は、離婚後、手元に残された三人のいたずらっ子に手を焼いている。用事をすませるあいだ子供たちをあずかってくれと言われ、メロディはエメットの横柄な態度にむっとした。彼の意外な弱点を知っていたメロディは、すかさずやり返すが……。
  • 【再編集版】あなただけに言う秘密
    -
    夜遊びと軽いつき合いだけの女。近づいてくるのはヤリたいだけの男達。いつのまにか、そんな自分を演じることに慣れきっていたアルテア。でもほんとは好きでもない男と寝るのはイヤだから、心の中では寂しさばかり募っていた。そんな時出会ったディモスは、君の素顔を知りたいと言ってくれた初めての人だった。全てをさらけ出しても、彼は愛してくれる……?愛することも傷つくことも怖い。そんな女性たちへ贈る愛と再生の物語。●本書は、2010年9月に小社より刊行された『あなただけに言う秘密』を再編集したものです。
  • 女神が微笑むとき テキサスの恋
    4.0
    フェイがバーに足を踏み入れたとたん、店のすべての目が注がれた。誰かを待つわけでも、お酒を飲みたいわけでもない。ただ、世話になっている伯父の家から逃げだしたかったのだ。二十一歳になれば両親の遺産が相続できるのだが、それは今伯父に預けられ、彼女は身動きがとれない。しかも、伯父は金持ちの男性と無理やり結婚させようとしている。ああ、誰かわたしをこんな状況から救いだしてほしい!酔っぱらいがからんできたとき、小麦色に日焼けしたカウボーイ――ドノバンがフェイの腕をとり、助けてくれた。
  • 悲しきロック
    完結
    -
    ロックシンガーのサビナは誰の手も借りずに、どん底の生活から這い上がってきた。甘い恋の思い出もなければ、心惹かれる男性もいなかった。そんな彼女にも、初めて愛する男性が現れた。が、サビナにはその思いを彼、ソーンに打ち明けることはできない…。なぜなら、彼の弟アルと“偽装”婚約していたのだった……。
  • 24時間見つめてて
    完結
    -
    元CIA捜査官のラングは警備部長の職を得て、5年ぶりに故郷に戻った。つらい思い出が甦る。ブロンドの髪、緑の瞳のキリー。育んできた愛は親友の罠で崩れ去った。彼女を信じられなかった自分が腹立たしい。彼女への想いを抱えながら、ラングは警備で広告会社を訪れる。そこで一層美しくなったキリーに再会し…!!
  • 悲しい秘密 前編
    完結
    -
    コードが失明した!モロッコで義兄の事故を知り、マギーは急遽帰国した。支えあって生きてきて、いつの間にか愛していた。なりゆきで一夜を共にした後、拒絶され、いたたまれなくなり彼の前から姿を消した。もう彼とは二度と会わないつもりでいたのに…。でも、駆けつけたマギーに対する彼の態度は、侮蔑に満ちていて…。
  • 大富豪と淑女
    完結
    4.0
    悲しい過去から逃れるため、友人のいとこが経営する大企業の秘書として、テキサスにやってきたレスリー。ところが、優しいと評判の社長マットは、わざとレスリーを挑発するような態度をとってくる。ひっそりと目立たぬよう生きてきたレスリーの心の中に、嵐のように踏み込んでくるマット。その行動がレスリーに変化を与えて・・・。 ――あなたと出会って、あなたの優しさに触れ、私は生まれてきた喜びを知ったの。でも、人には言えない過去がある私に、あなたを愛する資格があるの!?――
  • ちぎれたハート
    4.0
    ノリーンは幼い頃に自動車事故で両親を亡くし、伯父夫婦に引き取られ、その娘である従姉とともに育った。やがて従姉は心臓外科医として名高いラモンと結婚。彼を密かに慕っていたノリーンは、祝福の陰で人知れず涙した。あるとき、彼が学会に出席するためパリへ赴くというので、看護師であるノリーンが体調の悪い従姉の世話を引き受けた。ところがノリーンが目を離した隙に、あろうことか、従姉は不慮の死をとげてしまう。自らを責め苛み、真実を告げようとするノリーンにラモンは酷い罵声を浴びせた!
  • なんてミステリアス!
    完結
    -
    ジャニーンは、24歳にして超売れっ子のミステリー作家。美しいビーチハウスで弟の面倒を見ながら今日も執筆活動中。ある時、ひょんなことから隣の家の美形の億万長者ロークと急接近。が、その時からジャニーンの書く小説以上にミステリアスな事態に知らず知らずのうちに巻き込まれていくことに!!
  • 涙にぬれた口づけ
    完結
    -
    秘書学校を出たばかりのケイシーは、巨大企業を営む大富豪キャリスター家の面接に出向いた。当主ギルはゴージャスな男性で、しばしば雑誌の表紙を飾っているらしい。面接にはモデルのような美女たちが集まり、ケイシーは内気で時代遅れの自分に気おくれしていた。不機嫌そうなギルは、端正な顔に嘲るような冷笑を浮かべて、ケイシーに言い放った。--秘書には女性としての魅力は要らないから、君に決めた。住み込みで働いてもらおう--。なんていうことなの!?
  • 涙の数だけ愛して シンデレラ・ガールズ II
    -
    ★どれだけ涙を流しても癒せない、彼女の心の傷が癒えるのは……。★親友二人とともにPR会社を経営するスザンナ。今回の仕事は、地元の小さな美術館のPRだ。その美術館に、資産家がコレクションを寄贈してくれることになった。ところが、それを遺言状に明記する前に資産家が亡くなり、大慌て。しかも遺産の相続人は、よりによって彼女の元の恋人、マークだった。八年前、溶接工のマークとスザンナは心から愛し合っていた。だが、家柄を誇りにしている両親に、身分違いだと交際を反対され、彼女は恋を貫きたい一心で、妊娠していると口走ってしまう。だが、マークは身に覚えのないことに驚き、スザンナの説明には耳を貸さずに、彼女のもとを去った。そんな彼を説得して、コレクションを寄贈させなくてはならないとは。彼女の必死な気持を知ってか、マークはとんでもないことを言いだした。君が僕とベッドをともにするたびに、一枚ずつ絵を寄贈しよう、と!
  • 宿命のパートナー
    完結
    4.4
    ひさしぶりに友人のパーティーに出席して明るい気分になっていたバリーは、突然恐怖に怯えた。パーティーには生涯でもっとも会いたくない相手、億万長者の義兄ドーソン・ラザフォードが出席していた・・・!!5年ぶりの再会。いまだにドーソンが残した恐怖と絶望から立ち直れないでいるバリーに向かって、ドーソンは高圧的な態度で信じられない提案をした。家に帰ってくること。それも妹としてではなく、期間限定でドーソンの婚約者として振る舞うという条件だった・・・!?
  • この恋、勝負あり?〈テキサス探偵物語III〉
    完結
    1.0
    「私を首にしたくせに、今更何よ!」2週間前に探偵事務所に転職したキットは憤慨した。元上司のローガンが、新しい秘書が使い物にならないから戻ってきてほしいと言うのだ。そんな 時、放浪癖のある彼の母親が行方不明になり、彼女の初仕事として捜索が命じられる。しかし、それが彼との愛のきっかけになり…!?
  • この恋、揺れて…〈テキサス探偵物語II〉
    完結
    -
    「プレイボーイの彼とお堅い人類学者の私では、住む世界が違うんだわ」大晦日のパーティで、タビーは幼なじみの探偵・ニックに打ちのめされた。そんな時、タビーの勤める大学で盗難事件が起こり、彼女に容疑がかけられてしまう。タビーはニックに調査を依頼するが、彼と会うたび高鳴る胸は隠しようがなくて…!?
  • この恋、絶体絶命!〈テキサス探偵物語I〉
    完結
    -
    3年まえ、義兄妹になるはずだったデインとテス。しかし、彼らの両親は挙式直前にして事故死…。それ以来二人は、微妙な関係を保ちながら接している。デインはテスに自分の私立探偵事務所で秘書の仕事をさせ、危険から遠ざけてきた。それなのに、テスは偶然麻薬の取り引き現場を目撃して撃たれてしまい!?
  • 誓いのティアラ
    完結
    -
    この男性はどうしてこんなにわがままばかりなの!?昏睡が続く弟の援助を条件に、テロに狙われるアラブの要人アーメドを匿う事になったブリアンナ。文句たらたらの彼とは反発ばかり。でも時おり感じるこのときめきは…?アーメドが国王と知らぬまま惹かれていくブリアンナ。アーメドもまた彼女を愛し始めていた!
  • ちぎれたハート
    完結
    4.0
    愛されることを知らない看護婦のノリーンは愛することも許されず、心を隠して生きてきた。彼女がずっと想いをよせてきた心臓外科医のラモンはノリーンを憎しみの対象とし、辛辣な態度をとり続けているのだ。ここ数年、重い心臓病を患うノリーンは張り裂けるような胸の痛みが、病気ゆえなのか切なさゆえなのか、もうわからなくなっていた。そんなある日、命に係わる大きな発作を起こした彼女を思いがけず手術したのは、ラモンだった。傷つきすぎたノリーンのハートに、真実を知ったラモンによって、初めて、愛という光が射し込み始める--。
  • 結婚の代償
    完結
    2.0
    テキサスの大富豪ハート兄妹の大牧場で働いているテスは、次男のキャラハンがなぜか自分に冷たい態度をとることが気になっている。しかしクールな彼が、かいま見せる優しさにふれ、テスは恋に落ちてしまう。ある日、テスがキャラハンを挑発し、思いがけず2人はキスをかわすが、彼は年のはなれたテスを子ども扱いして!?
  • いくつものジェラシー
    完結
    -
    アントニアは父の病を知り、9年ぶりに故郷に戻った。親友に不倫の噂を流され、結婚式の前日に婚約者パウエルを奪われた、二度と戻るつもりのなかった町…。妻を亡くした今でも、パウエルはアントニアの不義を信じていた。会えば非難の言葉をかけあうばかりの二人。しかし、その頃彼女にまで、病魔が忍び寄っており……。
  • 大人への階段
    完結
    3.4
    19歳のアンナは、2年前からエバンに片思い。だが34歳の彼は子供扱いしてとりあおうとしない。それでも諦めきれないアンナだったが、ある日エバンがパーティーに元恋人を伴って出席!「そんなに私が迷惑なの…!?」アンナは思いを断ち切る決心をする。ところが彼女の態度の変化に動揺したのはエバンのほうで--!?
  • 遅すぎた初恋
    3.0
    夜道で泥棒に襲われていた男性を助け病院へと運びこんだメレディス。しかし知らせを聞いて駆けつけた被害男性の弟レイは、パーティー用の派手なドレスを着たメレディスを娼婦と誤解し、口汚く泥棒とののしった。いくら暴漢と娼婦が組んだ通り魔事件が多発しているとはいえ、兄の命の恩人に対してそんな言い方ってあるかしら!?憤慨し病室をあとにしたメレディスだが、翌日自宅を訪ねてきたレイは昨日とはうって変わった神妙な面持ちで驚くべき提案をもちかけてきて!?
  • かなわぬ恋〈孤独な兵士〉
    5.0
    血のつながらない義兄への恋。それは、かなうことのない永遠の片思い。4年前の忌まわしい出来事以来、一度も会っていなかった義兄マイカが、突然、キャリーの前に現れた。その時の彼の忠告どおり、数日後、麻薬組織の一味に誘拐されてしまったキャリーは乱暴される寸前、覆面姿の男に救出される。覆面を外した彼の顔を見て、キャリーは驚いた。彼はなんと、彼女が世界でただ一人愛する義兄その人だったのだ!
  • クリスマスプレゼントは私〈テキサスの恋〉
    -
    8年前、18歳だったドリーは恋人・コリガンから逃げるように故郷のテキサスを去った。お堅い牧師の家庭に育った彼女は独身主義でありながら体の関係を求める彼の激しい欲望が怖かったのだ。8年ぶりの帰郷で、ドリーは彼と再会するが彼は以前とはちがう、落ちついた優しさで故郷に戻った彼女の新生活を応援する。そんな彼と接するうちに、ドリーはいまだに彼に強く惹かれていることを思い知らされて…!?
  • ゴーストタウンの薔薇 愛を約束された町 I
    5.0
    ウェストン家のサヴァンナほど気立てのいい娘はほかにいなかった。花や動物をこよなく愛し、人にはいつもやさしく接する。だが、両親が鉄砲水でなくなり、弟が遺産を独り占めして失踪して以来、サヴァンナと兄のグレイディの生活には暗い影が差すようになった。そんな生活の中で、サヴァンナは薔薇の栽培に慰めを求めた。今日も、兄に行くことを禁じられているゴーストタウンまで珍しい薔薇をさがしに行ってきたところだ。その帰り道、トラックが故障して困っているカウボーイ、ラレードと出会った。持ち前の親切心から、ラレードを自分のトラックに乗せたサヴァンナは、彼が薔薇に詳しいと知って、おとなしい彼女には珍しく話をはずませた。そして、ラレードが仕事にあぶれていると知り、兄の大反対を押しきって、彼を雇うことにした。そう、それが、内気なサヴァンナが変わりはじめるきっかけだった。
  • 最愛の人
    完結
    -
    友人でも構わない。愛してる。でも憎まれていたなんて!!ティラは妻のいるサイモンを忘れる為、彼の親友と結婚する。だが離婚し、元夫は事故死。同じ頃サイモンの妻も亡くなった。彼はティらが親友を死に追いやったと信じていた。深く傷つくティラ。が、彼女の自殺未遂にかけつけたサイモンは、ある事実を知り・・・。
  • 愛の闇、夜のささやき
    完結
    2.0
    故郷に戻ったメグは、スティーヴンと再会する。会社社長、兄の親友で婚約者だった彼・・・。バレリーナの夢と多くの誤解から、逃げるように彼の元を去って4年。彼を忘れた事はなかった。一方、別れに傷ついたスティーヴンも、未だにメグを愛していた。だからこそ憎かった。彼女に復讐したい。それも彼女を抱くことで・・・。
  • よみがえる情熱
    完結
    -
    16歳のアマンダに愛を教えたジェイスン。しかし、7年の月日は二人の関係を大きく変えてしまった。その原因とは・・・・・・。二人の愛は蘇るのか!?
  • あなたを忘れたい
    完結
    5.0
    テリーはJ・Bに、7年間も片思いしている。彼は富も権力もあるプレイボーイだけれど、身寄りのないテリーをひきとってくれた、家族同然の存在だ。いつか彼に振りむいてほしい…。だが、そんなテリーの想いは、無残にもJ・Bによって打ち砕かれた。「僕が君を求めると思うのか?」心乱れたままテリーは家を飛びだし、雨のなか車は横転。そして病院で目覚めたとき、彼女は17歳の少女に戻っていた! 記憶を失い、5年前、J・Bに守られて幸せだったあの頃に。
  • 花嫁はプリンセス テキサスの恋
    3.3
    ティファニーは少女のころからずっと父親の牧場の共同経営者であるキングに夢中だった。だが、三十代半ばになった今でも彼には家庭を築く気などなく、ティファニーはまったく相手にされていなかった。焦ったティファニーは自宅で開かれた誕生日パーティで、思いきりセクシーなドレスを着てキングを誘惑した。今日で二十一歳、何もためらう必要はない。ところがキングは彼女に熱いキスを浴びせたあと、冷酷に告げた。「ぼくはバージンと遊ぶつもりはないし、結婚する気もない」
  • 甘い夜のはてに
    2.0
    ラーラは通学しながらアシュトン家のメイドとして働いている。ある日スペンサーの葬儀後の集まりがアシュトン邸で行われ、忙しく立ち働いていると、魅力的な男性に声をかけられた。ひとめで彼に惹かれたラーラは、彼女らしくもなく、屋敷を抜け出して甘いひとときを楽しんだ。めくるめく交歓の余韻を胸に目覚めたとき、ラーラは彼が何者かを知って唖然とする。イーライ・アシュトン――傲慢で冷酷なアシュトン家の一員。しがないメイドが恋をしていい相手ではない。ラーラは身支度もそこそこに逃げ出した。★大好評刊行中のシルエット・アシュトンズ。今後の展開が気になるあなたのためにスペシャル・インフォメーションを巻末に掲載。合わせてお楽しみください。★
  • かたくななレディ
    3.8
    リバティーはわが身の不運を呪った。恋人の浮気現場を目撃したうえに、今度は不注意な運転のせいで最新型のメルセデスベンツと接触事故を起こしてしまったのだ。車から降りてきた男性は、弁償するという彼女の連絡先もきかず自分の名刺を渡すと、さっさと立ち去ってしまった。いったいどういう人なのかしら?疑問はその夜すぐに解けた。父と出かけたロンドンの高級ナイトクラブで、あの男性カーターが有名モデルと親しげにしていた。彼はここの経営者で、ロンドンの半分を手中に収める人物だという。彼女に気づいたカーターは、大胆にも誘いを仕掛けてきた。「もしディナーにつきあってくれたら、保険のことは忘れよう」
  • ボスの受難
    -
    “暴君”“地獄から来たボス”――それが、ブライアント開発の社長タイにつけられたニックネームだ。マデリンは、彼のイメージを刷新するために臨時の広報担当として雇われた。だが、前途は多難。プランは白紙のままだ。この人は、誰かに愛されたことなんてあるのかしら?頭を抱えるマデリンの前に、赤ん坊を連れた弁護士が現れた。不慮の事故で他界した、タイのいとこ夫婦が、子供の後見人としてタイを指名している。そう告げて、弁護士は強引に赤ん坊を置いて出て行った。唖然としてマデリンがタイを見ると、意外にも彼は穏やかに赤ん坊を見つめていた。★“暴君”タイの広報担当として雇われたはずのマデリンは、初日からベビーシッター役を押しつけられて……。S・メイアーの軽妙洒脱なロマンスをお楽しみください。★
  • パリの妖精
    4.0
    国際的に活躍するバイオリニストのリアはようやく超過密なスケジュールから解放され、カリブ海でのリゾートを満喫中だった。だが、バカンスは悪夢へと変わった。偶然にも、同じ場所にセスが来ていたのだ。リアの脳裏に八年前の苦い思い出がよみがえる。あんな冷血な男、謝ってきても絶対に許さない。憤慨する彼女に対して、セスは初対面のようによそよそしかった。彼にとって、私はその程度の存在だったのね。それがわかっても、胸に秘めた思いは消えそうになく……。★熱いロマンスを書き続けてきたサンドラ・フィールドが国際的なバイオリニストと大富豪の恋を描いた作品をお届けします。物語の発端は花の都パリでの仮面舞踏会。情熱の一夜を過ごした二人ですが、結ばれることなく八年の歳月が流れます。★
  • 公爵のプロポーズ
    3.5
    ジョアンナは遺跡調査のため、古い宮殿を訪れた。ここは元婚約者、グスターヴォの領地だ。何年も前、親の決めた結婚相手に、彼女はひと目で恋をした。だが式の直前、グスターヴォはほかの女性に夢中になった。彼の幸せだけを願って、ジョアンナはそっと身を引いたのだった。あのとき私の世界は音をたてて崩れ落ちたけれど、彼が今も輝いているなら、それでいい……。しかし再会したグスターヴォは、ひどく悩んでいるように見えた。ジョアンナは再び願った。彼の力になりたい、と。★RITA賞を二度も受賞しているルーシー・ゴードン。練りあげられた珠玉の物語で、熱い注目を集めています。本作では、ひたむきな女性の心を打ち砕いてしまったイタリア人公爵の葛藤を描きます。★
  • 君主の誓い
    3.0
    ~お金持ちでハンサムな男はみんなくず~男性不信のマライアは、日ごろからそう思っていた。最近、隣に越してきたザヤドと正面衝突したときも。異国の王を思わせる堂々たる立ち姿に惹かれつつも、そのみなぎる自信と傲慢さに反感を抱いていた。ある日、マライアは浴室で転倒して動けなくなる。助けを求めて大声でルームメイトを呼んでいると、物音を聞きつけたザヤドが浴室の外までやってきてしまった。裸で、しかもこんなにぶざまな姿を彼にさらすのだけは避けたい。入ってこないでと懇願したもののドアは容赦なく開けられ……。★ロマンスの王道を行く人気作家ローラ・ライトの作品をお贈りします。★
  • ボスへの想い
    3.3
    バイオレットは弁護士事務所で秘書として働いている。一年前からボスのブレイクに密かに恋をしていたが、ある日、ささいな発言で彼を怒らせてしまう。ブレイクは私生活に口出しされる覚えはないと息巻いたうえ、彼女が太り気味だということを暗に指摘した。バイオレットはボスの態度に傷つき、つらい気持ちや彼への想いを同僚にもらした。するとその会話をブレイク本人に聞かれていたことが発覚する。あまりの恥ずかしさに耐えきれず、意を決した彼女は辞表を手にボスのオフィスへ向かった。★今月はあの大人気ミニシリーズ『テキサスの恋』の最新刊をお贈りします!★
  • 花嫁の誤算 富豪一族の花婿 II
    -
    ジュリーは図書館で働く、地味で目立たない女性。これまで男性とつき合ったこともない。でも、どうしても子どもはほしい。その夢をかなえようと、彼女は結婚仲介サービスに入会した。待ちに待った紹介相手のビデオテープが届くと、映っていたのはすてきな男性タイラー・フォーチュンだった。女性に不自由しているとはとても思えないのに、なぜ?とまどいながらもデートに応じたジュリーは、タイラーにいきなり告げられた。「この結婚は純粋な取り引きだと考えてくれ」★先月よりお届けしている『富豪一族の花婿』。今月の花婿はプレイボーイと評判のタイラー。ジュリーは彼のハートを射止めることができるのでしょうか?次の花婿も本作に登場しています。★
  • いくつものジェラシー
    4.0
    挙式前日に婚約者パウエルを親友に奪われ、壊れてしまうほど傷ついた9年前。心の痛みを癒せぬまま彼を愛し続けたアントニアは、不治の病を宣告されて…。★九年前アントニアは、ワイオミングの故郷の町で、大学進学と、恋人パウエルとの結婚を控え、希望に満ちた日々を送っていた。そのさなか、父の友人を愛人にしているという噂を立てられる。噂を信じたパウエルは、挙式前日に婚約を破棄したうえ、噂を流した彼女の親友と結婚してしまった。傷心のアントニアは故郷を逃げ出し、いまは、アリゾナで教師をしている。二度と帰るつもりはなかった、医師から不治の病にかかっていると宣告されるまでは。

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  • 涙にぬれた口づけ
    3.8
    秘書学校を出たばかりのケイシーは就職の面接に出向いた。大富豪キャリスター家が、秘書を探していると聞いたのだ。キャリスター家の当主ギルは、ゴージャスな雰囲気を持つ男性でしばしば雑誌の表紙も飾っているらしい。モデルのような美女たちがそんな言葉をささやき合うなか、ケイシーは面接を待つ列に加わった。だが面接室に入り、机の向こうに座る男性を見て、彼女は凍りついた。端整で男らしい顔に、嘲るような冷笑を浮かべてこちらを見ている。場違いな雰囲気の私のことを、心のなかでせせら笑っているのね。うわの空で面接を終えたケイシーの耳に、侮辱の言葉が届いた。「秘書に女性としての魅力はいらないから、君に決めたよ」
  • セクシーな脅迫 愛は落札ずみ
    -
    「私たちに必要なのはヒーローです」K・Jは主張した。社の創立記念に催す、独身男性オークションについての会議だった。ここはロマンス小説を売っている会社だ。だからチャリティーに協力しようというお金持ちばかりではなく、魅力的な男性、本物のヒーローにも参加してもらうべきだ。「たとえば、こんな人かしら?」差し出された本に載っていたのは、億万長者の冒険家アレック・マッケンジーの精悍な写真だった。その瞬間、K・Jの息が止まった。そして彼への参加交渉は、当然のようにK・Jに任された。誰にも言えない――彼が私の音信不通の夫だなんて!■“オークションから始まる物語”――運命のいたずらにより、オークションで落札した人と熱い恋に落ちてしまったら?オークション会場での思いがけない夫との再会。ヒロインはいったいどんな行動を取ったのでしょうか。ご堪能ください。
  • 落札されたヒーロー
    -
    ナタリーはホテルのきらびやかな舞踏会場に座っていた。独身男性オークションに、飼い犬を救ってくれた男性が出るからだ。子犬の救出劇がテレビで報じられせいで彼はすっかり有名になってしまい、連絡をとることもできない。もう一度ゆっくり話をしなければ。どうしても伝えたいことがある。貯金を全額はたいても、必ず競り落としてみせるわ。■オークションから始まる物語”――純真なヒロインが、思いがけずオークションで落札された男性と熱い恋に落ちてしまったら?

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  • よみがえる情熱
    3.3
    テキサス州ヴィクトリアは、アマンダが愛してやまない故郷だ。久しぶりにその小さな町に降り立ち、彼女は過去に思いを馳せた。上流階級の令嬢として何不自由なく育った幸せな少女時代。隣家に住むジェイスに手ひどく振られた16歳の誕生日……。その後、一家は悪質な詐欺に遭い、すべてを失ったのだった。町を去る日のジェイスの冷酷な仕打ちを思うと、今も胸が痛む。いつか私が彼の呪縛から逃れられる日はくるのだろうか?沈んだ気分で顔を上げると、銀色に光る瞳が彼女を凝視していた。ジェイス! アマンダは凍りつき、なすすべもなく彼を見返した。
  • 冷酷な口づけ
    4.0
    父の死後すぐに義母が家を売りに出していると知り、リビーは隣人のジョーダンに相談した。彼は、何かと力になってくれ、途方に暮れるリビーを支えた。そんな彼の優しさに、以前から抱く憧れはつのるばかりだ。ある日唇を求められてリビーは思った。もしかしてこの恋はかなうかもしれない……。だが、淡い期待はすぐにしぼんだ。ジョーダンは洗練された令嬢とつき合い始めたのだ。
  • 壊れた恋心
    3.5
    ジョディは隣人のアレクサンダー・コッブに、ずっと思いを寄せていた。ある日コッブ家のパーティで、シャンパンを飲みすぎた彼女は、酔った勢いにまかせてアレクサンダーをベッドに誘い、ぴしゃりとはねつけられてしまう。「彼女を二度と僕に近づけるな」激怒した彼が妹に言うのを聞き、ジョディは傷心を抱えてコッブ家を去った――もうアレクサンダーには会わない、と心に決めて。だが二週間後、彼が突然ジョディのオフィスに現れて頼んだ。「僕とつきあっているふりをしてほしい」★麻薬取締局捜査官のアレクサンダーに協力するジョディの恋のゆくえは? 本作はダイアナ自身の記念すべき百冊目の作品。作家メッセージもお読みください。★
  • きみに捧げるラブレター 初めて出会う恋
    5.0
    たった十六歳だったケリー・オブライエンは初恋の人ジャクソンのささやいた愛の言葉をすべて信じた。パーティの夜、兄の親友でまばゆいばかりにハンサムな彼は、ケリーを大人の女性としてエスコートしてくれた。彼に抱かれてのダンス、そして誰もいない真夜中の浜辺へ……。“毎日デートしよう。君が十八歳になったら必ずプロポーズする”しかし約束が果たされる日は来なかった。あの夜以来、ジャクソンは二度と姿を見せなかったのだ。ところが今、七年の時を経て彼はケリーの前に現れた。「ディナーを一緒にどう?」何事もなかったかのように誘う彼をケリーは怒りと憎しみをこめて見すえた。★“初恋の物語”――今まで知らなかった喜び、そして痛み。愛に目覚めたばかりのヒロインが紡ぐ、ナイーブな初恋の物語。

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