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  • さまよえる令嬢
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    晩餐会の帰り、暴漢に襲われたケリーを救ったのは、ジョン・エドモンズと名乗るタキシード姿の紳士だった。誠実な態度と熱いまなざしに、彼女は直感した。彼こそ運命の男性――私がずっと待っていた騎士(ナイト)。夢のような時間を過ごしたものの、やがてケリーは非情な現実を知る。兄の不審な死の調査のため〈フェニックス結社〉を訪れたところ、ジョンが結社の腕利きエージェントであり、任務でケリーを監視していたとわかったのだ。甘い言葉も燃えるような口づけもすべて偽り……。怒りと涙が込み上げ、彼女は絶句した。★リンダ・ハワードもその実力を讃えるゲイル・ウィルソン。本作では、派手なプレイボーイだった兄の遺産をめぐり、おとなしいヒロインが数々の陰謀に巻き込まれます。★
  • キスは一度だけ
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    ロサンゼルスの映像制作会社の社員チェイニーは、妊娠した親友の代わりにイギリスのテレビ番組で臨時に働くことになった。番組のプロデューサーはドレーク・ルウェリン。メディア通信企業のCEOでもある彼は、五年前に彼女がきっぱりはねつけてやったプレイボーイだ。ロンドンで再会したドレークは依然として魅力にあふれているが、やはり真剣な恋愛や結婚には興味がない。恋愛に用心深くなっていたチェイニーは、なんとかして彼の誘惑から逃れようとするが……。
  • シェヘラザードの嘘
    3.0
    ただ一人の肉親である姉夫婦のため、外科医のラリッサは処女のまま代理母となった。ところが、生まれてくる赤ん坊を見ることなく義兄は癌で亡くなり、姉もあとを追うように事故死してしまう。妊娠三カ月で独りぼっちになってしまった彼女は子どもの家族を捜そうと、義兄の故郷ビダリヤ国を訪れた。そこで彼女を待っていたのは、新しい勤務先の上司、ハンサムで優秀な外科部長のファレス・アル・ラシドだった。二人は一目で惹かれ合うが、ラリッサはその日のうちに事実を知る。なんてこと。彼はビダリヤの王子。そして亡き義兄の弟……?

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  • 流砂の獅子 ジュダールの王冠 III
    4.5
    隣国の皇太子カマルとの結婚を命じられ、王女アリーヤは青ざめた。なんでもアリーヤが彼と結婚して後継ぎをもうけないと、内戦が勃発し、近隣諸国の平和が危ぶまれるというのだ。相手がカマルでなければ、こんなに苦しまずにすんだかもしれない。かつてアリーヤはカマルを愛し、彼にも愛されていると信じていた。だがある日カマルは本性を現し、アリーヤを完膚なきまでに侮辱して捨てさったのだ。話し合いの場に現れたカマルは昔よりも魅力を増し、堂々としていながら危険なオーラを漂わせている。カマルは口を歪め、冷ややかな目をアリーヤに向けた。「安心しろ。君が僕の後継ぎを産みさえすれば、すぐに離婚する」■オリヴィア・ゲイツの三部作〈ジュダールの王冠〉も最終話を迎えました。エキゾチックな砂漠の夢物語をご堪能してください。
  • エメラルドの妖精 ジュダールの王冠 II
    4.0
    同行を頼んできたボスが急用で来られなくなったためファラは一人で仮装舞踏会の会場に足を踏み入れた。そこで、中東風のローブをまとった男性に目を奪われる。ひどくハンサムで、威風堂々たる印象だ。うっとりするあまり、ファラは給仕中のウエイターにぶつかり、その拍子にトレイ上のシャンパンが彼女と男性にかかってしまった。周囲が騒然となるなか、男性は青ざめるファラにセクシーな笑みを向け、二人でテラスに出ようと誘いかけてくる。名も知らぬ男性にすっかり魅了され、ファラは誘いに応じた。まさかすべてが、彼によって綿密に練られた策略だとは思わずに。◆期待の新星オリヴィア・ゲイツの三部作〈ジュダールの王冠〉第二話をお届けいたします。兄から王位の座を譲られたシェハブ。王位を守るため政略結婚をすることになりますが、あろうことか相手の女性に断られ、急遽ある計画を立てることに……。
  • 熱砂の烙印
    4.0
    心を病んだ母親が自ら命を絶ったあと、ジェイはアメリカを離れた。たった一人で看病をしながら救急医として働き、若者らしい楽しみも恋もないまま二十八年生きてきたのだ。亡き父の国ダムホールで、人生の再スタートを切るつもりだった。現地の医師団に参加した彼女は、外科医マレクと出会う。運命だった。命を救う闘いを共にするうち、二人は強く惹かれ合った。初めての恋。けれどそれは淡くもやさしくもなく、灼熱の砂漠のように彼女を熱く焦がした。だがマレクは、ジェイの純潔をぎりぎりのところで拒み続ける。医師であると同時に王位継承者でもある彼は、妻を選べない立場にあることを、どうしても言い出せないのだった。◆砂漠のメディカル・ロマンスの新星、オリヴィア・ゲイツの登場です!熱くせつないロマンスと緊張感漂う医療現場。読みごたえたっぷりの新人作家の作品は、7月20日刊D~1318でもお楽しみいただけます。◆
  • 千一夜におぼれて ジュダールの王冠 I
    4.0
    玄関のドアを開けてファルークの姿を目にした瞬間、すさまじいショックに襲われ、カルメンは凍りついた。ファルークは中東ジュダール国のプリンスで、一年半前に国際会議を通じて出会い、すぐさま惹かれ合った。そこで二人は、後腐れのない関係を楽しむことを条件に三カ月という期間限定の恋人同士になったのだ。だがカルメンは約束の時を待たずして、ファルークのもとを去った。職を変えて転居までしたのに、見つかるなんて……。まさか彼は知ってしまったの? 私がなぜ去っていったかを。うろたえるカルメンに、ファルークは冷たい声で言い放った。「ぼくは娘に会いに来たんだ」◆今月イマージュでデビューしました期待の新人オリヴィア・ゲイツが、ディザイアからも三部作〈ジュダールの王冠〉でデビューいたします。まるでアラビアン・ナイトの世界に入り込んだかのようなエキゾチックな物語を、ご堪能ください!◆
  • 砂漠の小さな王子
    4.0
    ヴィヴがかつて愛したガーリブは、オムラーニア国のシークだった。皇太子であり外科医である彼は、立場と職務を優先し、ヴィヴとの関係をひた隠しにしたばかりか、泣いてすがる彼女を、さよならも言わず捨て去った。思いがけない愛の遺産を彼女に宿して……。ヴィヴは、ガーリブが知るよしもないその贈り物を糧に生きた。そして七年が過ぎたとき、彼女はある固い決意を胸に、ふたたびガーリブのもとを訪れる。今の彼が、すべてを知るに値する男性かどうか見極めるのだ。それまでは隠し続けなければ。彼と私の息子のことを。■傲慢だけれど痛いほどの愛情を注ぐヒーローと、身分の違う男性への切ない愛を心に秘めるヒロイン。オリヴィア・ゲイツならではのエキゾチックで情熱的なロマンスの世界を、どうぞご堪能ください。
  • 砂塵のはてに
    -
    サラ・リーヴズは石油産業専門のPR会社の経営者。石油会社との契約のため、中東の王国ベハーレーンを訪れていた。オフィスビルのエレベーターで見知らぬ男と乗り合わせたサラは、その男のすべてに魅了された。精悍な容貌、日に焼けた肌……。気がつけば、彼のほうも謎めいた瞳でサラを見つめている。「ベハーレーンを楽しんでくれ、ミス・リーヴズ」彼はなぜわたしの名前を?別れ際の言葉はサラを驚かせた。だがこの先、さらに大きな驚きが待っていることを彼女は知らない。サラはそのとき、タリクと名乗るその男こそが、石油会社の経営者で、砂漠の民のシークであることさえ知らなかったのだから。★砂漠の王国を舞台に、シークが登場する物語を得意とするデイナ・マートン。広大な砂漠とオアシスの、厳しい自然が織りなす熱いロマンスを、どうぞお楽しみください。★
  • イヴが眠りにつくまで 光と闇の覇者 III
    3.5
    超能力を持つ一族同士として対立してきた、レイントリーとアンサラ。ユダ・アンサラは七年前、マーシー・レイントリーと一夜を共にした。一緒に過ごした時間はほんのつかの間だったが、ユダの血は熱くたぎり、何度も求め合わずにはいられなかった。しかし、ユダにとってマーシーは、いずれは滅ぼすべき一族の女。二百年前、彼の一族がレイントリーに滅ぼされかけたように。今、ユダはアンサラの王としてマーシーと再会しようとしていた。レイントリーの王族である彼女を、自らの手で葬るために。だが、このとき、ユダはまだ知るよしもなかった。父親の訪れを心待ちにする六歳の娘、仇敵同士の間に生まれた、抹殺されるべき運命の子、イヴの存在を……。★リンダ・ハワード、リンダ・W・ジョーンズとお届けしてきた三部作『光と闇の覇者』がついに完結。人気作家ビバリー・バートンが、その最後を飾ります。レイントリー一族とアンサラ一族の長い闘いに終止符を打つのは誰か。意外な結末を、どうぞお見逃しなく。★
  • 眠れぬ夜に見る夢は
    -
    エイズリンには未来を予見できるという不思議な力があった。でもそのことを知っているのは、ごく限られた人だけ。あからさまに疑いの目を向けてくる者も少なくなかったからだ。イーサン・ブラノンも、まさにそんな一人だった。親友のフィアンセの兄であるイーサンとエイズリンは花婿と花嫁の付添人として出会い、結婚式でその役目を果たした。別れ際、彼に触れられたエイズリンは打たれたような衝撃を覚える。眠れぬ夜が明ける頃、彼女は押し寄せるイメージからその意味を知り、イーサンを訪ねた。家族写真を指さして告げる。「彼は生きてるわ」それは、幼くして亡くなったイーサンの一番下の弟だった!
  • この恋はスキャンダル?
    -
    シカゴのラジオ番組で、絶大な人気を誇るローガン・バーソロミュー。精神分析医の経験を生かしてリスナーの悩みに答える彼は、映画俳優にも劣らぬ容貌に、スポーツ選手を思わせる体型、そして“もっとも結婚したい独身男性”に選ばれたばかり。でも、この世にそんな完璧な人がいるの?地元の新聞社で記者をしているマロリーは、仕事で犯した大きなミスを取り返そうと必死になっていた。ローガンの不名誉な秘密を探り出せば、きっとすごいスクープになる!マロリーは彼の居場所をつきとめ、早速インタビューに向かったが、湖で一緒にヨットのセーリングを楽しむことになるとは思いもしなかった。すばらしい午後のひととき……マロリーは取材などすっかり忘れていた。
  • 太陽の香りの美酒
    -
    イタリアのシチリア島に残された葡萄園――。イザベルは会ったこともない叔父の遺産にとまどった。だが上司の裏切りに遭い、仕事も家もなくした彼女には、遠く離れた地で、人生をもう一度立て直したい思いがあった。イザベルは意を決して一人で島に渡ったが、待っていたのは、地元でワイナリーを経営する、ダリオの冷たい視線だった。彼はやむなく手放した葡萄園を買い戻そうと、やっきになっていた。素人に葡萄の栽培などできるはずがない。彼の目がそう告げている。しかし母国での生活を捨てた彼女にも、引き返す気などなかった。見知らぬ土地で、イザベルの新たな挑戦が始まった。■イタリアでもとくに情熱的な土地として知られる、シチリア島。葡萄園を舞台に、一人で奮闘するヒロインを、誇り高い地元の農園主が助けます。美しい島の風景とともにお楽しみください。
  • 王にこの身を捧げ さまよえる王冠 III
    4.3
    地中海の国カスタルディーニはいま、存亡の危機に瀕しており、国王が病に伏してなお、皇太子の座は空いたままだ。だがついに次期国王候補が評議会により選ばれ、それがフェルッチオだと知り、王女クラリッサは愕然とする。フェルッチオはカスタルディーニと縁深い海運王で、六年前からクラリッサに言い寄ってきている。その目的が王家との繋がりを得ることとわかっていたため、クラリッサは彼に心惹かれつつも、誘いを断り続けてきたのだ。きっとフェルッチオは二つ返事で王位を受けるだろう……そんなクラリッサの予想に反し、彼は条件を提示してくる。クラリッサが身を捧げるのであれば、王になってもいいと。■地中海の国を舞台にした三部作〈さまよえる王冠〉最終話をお届けします。六年間袖にしつづけた相手に、身を差し出すことになったクラリッサ。もつれた運命の行く末は?
  • 百万ドルの逢瀬 さまよえる王冠 II
    4.0
    「私に一時間ください、十万ドル払いますから」初めて目の当たりにするドゥランテ・ダゴスティーノの姿に圧倒され、ガブリエルは思わずそう口走り、すぐさま後悔した。相手は一国の王子。お金に不自由しているはずもない。こうしてパーティ会場の前で王子を待ち伏せていたのには訳があった。ガブリエルの出版社はいま経営難に陥っている。そこで王子に自伝を書いてもらい、起死回生の一作としたいのだ。だが試みも虚しく取り巻きが現れ、王子は会場に連れていかれてしまう。作戦失敗だわ……沈んだ気持ちであとから会場に入ると、まもなくチャリティオークションの開始を告げる王子の声が聞こえた。「予定を変更します。オークションの一品目は……ぼく自身です」■注目作家オリヴィア・ゲイツが描く、地中海の国を舞台にした三部作〈さまよえる王冠〉二話目をお届けします。明らかに自分に向けられた、王子からの挑発的なオークションの申し出。ガブリエルはいったいどんな行動に出るのでしょうか? 来月はついに最終話です。
  • 舞い戻ったプリンス さまよえる王冠 I
    4.0
    カスタルディーニ国で交渉のプロとして知られるフィービは、国王から任された仕事に愕然とした。いま、国王は病をわずらっており、後を継ぐ皇太子の座が不在となっていることに危機感を覚えている。そこで、次期国王として選出するために、八年前に国を出た王子レアンドロを呼び戻してほしいというのだ。レアンドロはかつて、フィービがただ一人愛した男性だ。だが、彼にとってフィービは都合のいい女でしかなく、最後は心をぼろぼろにされ、泣く泣く彼と別れた。そのレアンドロと、もう一度顔を合わせるの?途方もない不安に襲われ、フィービは身を震わせた。■注目作家オリヴィア・ゲイツが描く、地中海の国を舞台にした三部作〈さまよえる王冠〉がスタートします。王位継承権を巡り、思惑と愛情、憎しみが入り乱れる、読み応えのある作品に仕上がっています。
  • バルセロナの夜に二人は 異国で迎える季節 III
    -
    トラベル・コンサルタントのキャロラインは新しいクライアント、ローリー・バークの到着をスペインのリゾート地で待ち受けていた。ローリーは世界規模のセキュリティ会社を経営する富豪で、警備という会社の特性上か、容姿は一般には公開されていない。とはいえ、おそらく経歴から察するに、たくましい男性に違いないとキャロラインは予想していた。やがて現れたローリーは、まさに想像どおりの人物だった。引き締まった体に、精悍な顔立ち、そして……狼を思わせる瞳。その瞳を見た瞬間、過去の記憶がよみがえり、彼の正体に気づいたキャロラインは息をのんだ。■〈異国で迎える季節〉もついに最終話。ラストとなる本作の舞台は熱き国スペインです。内気なキャロラインの前に現れた、かつて愛した人。彼との再会は偶然ではないようで……。
  • 裏切り者をわが妃に
    -
    残酷に捨てられたのに「期限付きの妻」を求められ!? 「君の父と兄を刑務所に送りたくなければ、僕の妻になってもらう。1年契約で報酬も用意しよう」「なんですって?」グローリーは混乱した。彼女の元恋人は、地中海の王国カスタルディーノの王族にして優れた実業家だった。秘書だったグローリーは恋人になってたった半年で残酷なやり方で捨てられたが、今でも忘れることなどできない…美しい悪魔、ヴィンチェンツォ。その彼から6年ぶりにメールが届き、逆らうことなどできずに会ってしまったけれど、まさかそんな…!
  • もつれた歳月【ハーレクインSP文庫版】
    -
    ロマンスの巨匠たち~ リン・グレアムの軌跡7~かつて愛したイタリア富豪が提示したのは、後継ぎを産むための強制結婚!大好評のリン・グレアム全作コレクション、第7弾! 最愛の弟が逮捕されたと聞いて、アシュリーは卒倒しかけた。すべては私のせいだ──弟は私に代わって復讐しようとしただけ。4年前、イタリア名門一族の銀行家ヴィートと交際していた彼女は、ある事情から彼と別れ、その後数々の不運に見舞われてきた。ヴィートにはもう二度と会うつもりなどなかった。だがいま、弟を救えるのは彼以外にいないのだ。意を決してヴィートを訪ねたアシュリーだったが、耳を疑うような取り引きを提示され、衝撃で身をこわばらせた。できないわ。後継ぎを産むためだけに結婚するだなんて! *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 億万長者と砂漠の姫君
    完結
    -
    アラム・ナザリヤンは世界有数の億万長者。でも、砂漠の国ゾハイドでは別の意味で有名だった。彼はかつて婚約していた王族の姫を弄び捨てたひどい男だと。カンザはその噂を信じてきた。なぜなら捨てられた姫はカンザの異母姉だったから。なのに、十数年ぶりの再会後、カンザは彼と心を通わせるようになる。そしてプロポーズされるが、すぐに残酷な事実に打ちのめされる。――アラムの目的は、王族と結婚して大臣の椅子を手に入れることなの?
  • シークの罠におちて
    完結
    2.0
    「放して、私はあなたの道具にはならない!」砂漠の国ジュダールの王女ジャラは、心で涙を流しながら、愛するモハブのプロポーズを断った。モハブはサラヤ国の王子。かつてジャラは、彼と熱い恋におちたが、愛されていると思ったのはまやかしだった。彼はサラヤ王に命じられ、政治的な理由でジャラを誘惑し、弄んだだけだったのだ。なのに兄王は、信じ難い事を言う。今、ジュダールとサラヤが戦争に突入するのを防ぐには、ふたりが結婚する以外にないと――。
  • 今夜だけレディに
    -
    ■見るからに裕福で傲慢な男。でも私の邪魔はさせない。■模造ダイヤをちりばめたドレスにイギリス風のアクセント。誰もが私をイギリス人のお嬢様だと思うはずだ。キャットは自信満々で、舞踏会の会場に現れた。再開発によって取り壊されそうな我が家を守るため、貴族のふりをして有力な議員に働きかける。それがこのパーティに潜入した目的だった。もくろみどおり議員に近づけたものの、すぐにパトリックという男性にダンスに誘われてしまった。しかも彼は、答えられないような質問ばかりしてくる。正体がばれたらどうしよう。あせるキャットに向かってパトリックは平然と言った。「君が貴族の名をかたっているのはわかっている。このまま帰すつもりはない」
  • 愛しすぎた女
    -
    ★深淵をさまよう男と女。二人がたどりつく先にあるのは……。★観光客でにぎわう、ハロウィーン間近のニューオリンズ。モリーがこの街を訪れたのは、休暇を楽しむためではなかった。妹のクレアが“フレンチ・クォーターの殺人鬼”の犠牲になったのだ。最近は疎遠だったとはいえ、モリーは妹の死の瞬間を感じ取った。クレアは私に訴えかけている――早く犯人を捕まえて、と。事件の担当刑事アランに捜査協力を申し出たモリーだったが、歓迎されるどころか冷たくあしらわれてショックを受ける。セクシーに乱れた髪、無精髭、そして無愛想な態度。怒りだけではない奇妙な胸の高まりを覚えて、モリーは動揺した。気をつけなければ。彼はある意味、犯人よりも危険すぎる……。
  • 忘れ去られた愛の夜
    -
    飛行機事故に遭い、シブリーは生死の境をさまよった。一流の医師ロドリゴのおかげで一命はとりとめたものの、目覚めたときには記憶をいっさい失っていた。痛みと戸惑いの中、ぼんやりとわかるのは、ロドリゴを以前から知っていたこと、そして、どうしようもなく彼に惹かれていることだけ。もしかして、わたしたちは恋人同士だったのかしら?甘い期待は打ち砕かれる。彼女は既婚者で、しかも妊娠していた。うそ、わたしは経験がないはず……いったいどうなっているの?ロドリゴの表情が、何かを知っていると告げていた。 ■その情熱的な作風は、ハーレクインでナンバーワンと言っても過言でないオリヴィア・ゲイツ。今作はミステリアスな雰囲気に包まれた読み応えのある記憶喪失ロマンス。真実が紐解かれていくほどに、二人の愛はすれ違い……最後まで目が離せません!
  • 氷の王に奪われた天使【特典付き】
    完結
    -
    【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!ファッションショーのステージで熱い視線を感じたキャスは雷に打たれたような衝撃を覚えた。視線の主は東欧からの亡命者レオ。一瞬で恋に落ちたふたりだが、運命は彼らの幸せを許さなかった。大事故に遭い一命を取りとめたレオは心配するキャスを残し、こつ然と姿を消したのだ。ところが、双子の女児を出産しデザインの仕事が軌道に乗ったキャスの前に、ふたたび、彼はその姿を現したのだ。一国の王位継承者として、王妃とプリンセスたちを迎えに――。
  • 流砂の獅子 (カラー版)〈ジュダールの王冠〉
    完結
    5.0
    アリーヤ王女は黒の花嫁衣装で婚礼の場に現れた。それは夫となる隣国の若き王カマルへの、言わば宣戦布告だ。7年前、恋仲だった彼にもてあそばれて捨てられた。その憎き男と政略結婚をし、世継ぎを産まなければならない屈辱! 挙式中もカマルに敵意を示すアリーヤだったが、反抗的な態度が逆に彼を刺激する。カマルは初夜を告げるドラムの音が鳴り響いた瞬間、アリーヤを宮殿の奥へと連れ去り、寝室まで我慢できずに彼女の黒いドレスを一気にひき裂いたのだ!!※この作品はオリジナル版に着色したものとなります。
  • 千一夜におぼれて【ハーレクイン・セレクト版】
    4.0
    玄関のドアを開けてファルークの姿を目にした瞬間、すさまじいショックに襲われ、カルメンは凍りついた。ファルークは中東ジュダール国のプリンスで、1年半前に仕事を通じて出会い、すぐさま惹かれ合った。そこで二人は将来の約束をしないという合意のもと、3カ月という期間限定の恋人同士になったのだった。だがカルメンは約束の時を待たずして、ファルークのもとを去った。職を変えて転居までしたのに、見つかるなんて……。まさか彼は知ってしまったの? 私がなぜ去ったかを。うろたえるカルメンに、ファルークは冷たい声で言い放った。「ぼくの娘に会わせてもらいたい」 ■2009年、イマージュとディザイアの二本立てで日本デビューを飾ったオリヴィア・ゲイツ。シーク・ロマンス全盛の当時、大型新人現る――! とファンの間で話題をさらいました。エジプト人作家による、エキゾチックなシークレットベビー・ロマンスです。 *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 摩天楼に隠した秘密〈黒い城の億万長者 IV〉
    完結
    3.2
    ニューヨーク五番街、夜道に現れた人影にイザベラは愕然とした。リチャード! 南米での地獄のような日々のなかにうずく熱い記憶。彼は復讐の道具として私を誘惑した。あれから8年、医者として再スタートを切ろうとした矢先に再会するなんて…。招き入れられたのは最高級ペントハウス。大富豪となっても変わらぬ陰のある灰色の瞳、そしてむさぼるようなキスを拒めず、激しい抱擁に溺れる。しかし、彼は「アメリカから出ていけ」と言いすてて…。
  • シークの契約花嫁〈黒い城の億万長者 III〉
    完結
    3.5
    アラビアの王国ザフラナの王女ジェナンは窮地に立たされていた。負債に苦しむ母国を救うためには裕福な隣国の老王と結婚するしかないの? 絶望のなかジェナンは突然現れた輝くオーラをたたえた男性に目を奪われる。莫大な富と権力をもつ世界屈指の実業家ヌメール・アル・アスワド。彼なら母国を助けてくれるかもしれない。援助を懇願する彼女にヌメールはあっさり了承した。「僕の後継者を産んでくれる人を求めていてね」そう告げると彼は唇を奪ってきて…!?
  • 残酷な愛人契約〈黒い城の億万長者 II〉
    完結
    3.0
    スカーレットは億万長者の実業家ライデンの婚約パーティーに出席していた。5年前、ライデンと情熱的に愛しあいながらも、ある過去を知られることを恐れて彼のもとを去ったスカーレット。顔も名前も変えて別人に生まれ変わった私に、あの人が気づくはずはないわ。ところが会うなりライデンはスカーレットの正体を見破った! 「私のことはすべて忘れて」彼への思いを押し隠すスカーレットだが、その夜ライデンが現れ、彼女を抱くと愛人になれと残酷な要求をして…!?
  • 魔法の一夜は明けて〈黒い城の億万長者 I〉
    完結
    3.0
    エリーは父の同伴で謎の天才実業家ラファエル・モレノ・サラザールの舞踏会にいた。彼が財政の厳しい父の会社の希望の光だとは、わかっているが今日はなぜだか胸騒ぎがとまらない。そんな時、危険なオーラをまとう美しい男性が現れ心奪われたエリーは熱いキスをかわしてしまう。まさか彼がミスター・サラザールだったなんて…わたしは誘惑するために近づいたんじゃない。胸騒ぎとともに始まった甘い関係は恋? それとも残酷な結末?
  • 氷の王に奪われた天使
    完結
    3.5
    ファッションショーのステージで熱い視線を感じたキャスは雷に打たれたような衝撃を覚えた。視線の主は東欧からの亡命者レオ。一瞬で恋に落ちたふたりだが、運命は彼らの幸せを許さなかった。大事故に遭い一命を取りとめたレオは心配するキャスを残し、こつ然と姿を消したのだ。ところが、双子の女児を出産しデザインの仕事が軌道に乗ったキャスの前に、ふたたび、彼はその姿を現したのだ。一国の王位継承者として、王妃とプリンセスたちを迎えに――。
  • 海運王に魅せられて【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    セリーナは、亡き父の弔問に訪れた人物を見て息をのんだ。ギリシアの若き海運王アリステデス・サラントス!彼は父の宿敵として、一族の前に立ちはだかる存在だった。兄たちがアリステデスを憎悪の目で睨みつけるなか、セリーナは溢れそうな想いを必死に抑えて彼を見つめていた。ずっといけないと思いながら、惹かれずにはいられなかった人。セリーナは弔問への感謝のしるしとして彼をホテルまで送り、結果ふたりは情熱をぶつけ合うようにして愛し合ってしまう。だが彼にとっては情事でしかないことを知ったセリーナは、黙って部屋を去った。既に彼の種を宿していることも知らずに。 ■熱すぎるまでに情熱的なロマンスで人気のオリヴィア・ゲイツ。彼女が灼熱の砂漠の国エジプト出身であるといえば、それも納得でしょうか。シーク・ロマンスが有名ですが、ギリシア人富豪のロマンスも多数執筆しています。真夏の読書にぴったりです。 *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 砂漠に墜ちた雫〈ゾハイドの宝石〉
    完結
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    タリアはある目的から双子の兄に扮し、砂漠の国ゾハイドにやって来た。しかし入国してすぐ何者かに監禁されてしまう。途方に暮れていたところ、爆発音とともに現れた美しい男性によってタリアは窮地から救い出された。彼はタリアをすぐに女性と見抜いて誘惑してきた。惹かれあうままに唇を重ねるタリア。だが男性の名前を聞いたとたん、恋の炎は憎しみの炎へと変わった。ハーレス・アール・シャラーン!? 私を助けたヒーローが、兄を陥れた残酷な一族の王子だなんて!
  • いけない花嫁
    -
    “いけない女”になりたい。そんな願いが思わぬ結果に……。■結婚式の日の朝、ジュリーは花婿に捨てられた。君は、僕にはもったいない“しっかりした女性”だと言われて。不愉快な記憶を消し去るため、ジュリーは一度も着ていないドレスを処分することにした。新聞に出した個人広告を見て連絡してきたのは、トム・ブランズウィックという、とてもセクシーな声の持ち主だ。妹のウエディング・ドレスが火事で台なしになり、急遽、代わりのドレスを必要としているという。会ってみると、トムはまさにプレイボーイの雰囲気を漂わせていた。この人なら、男性を虜にする方法を教えてくれるかもしれない。「“いけない女”になる方法を教えて!」それがどんな結果になるかも知らずに、ジュリーは思わず頼んでいた。
  • シェヘラザードの嘘【ハーレクイン・セレクト版】
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    ただひとりの肉親である姉夫婦のため、ラリッサは処女のまま代理母となった。ところが生まれてくる赤ん坊を見ることなく、義兄は癌で亡くなり、姉もあとを追うように事故死してしまう。妊娠3カ月で独りぼっちになってしまったラリッサは、子供の家族を探そうと、義兄の故郷ビダリヤ国へ移り住む。そこで彼女を待っていたのは、新しい勤務先の上司、ハンサムで優秀な外科部長のシーク・ファレスだった。二人は一目で惹かれ合うが、ラリッサはその日のうちに事実を知る。なんてこと。彼は亡き義兄の弟なの……? ■権力者ならではの強引な求愛に動揺するラリッサにファレスは時間をかけることを約束し、王宮のゲストハウスへ招待します。けれど彼の亡き兄の子がおなかにいるとはとても言い出せず、強く惹かれながらも、ラリッサは彼に抱かれることを拒むしかなくて……。 *本書は、初版ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • この身をシークに捧げて〈ゾハイドの宝石〉
    完結
    3.0
    その記事を見た瞬間、ヨハラは強い衝撃を受けた。砂漠の王子シャヒーンが留学先から帰国早々に結婚するという。ヨハラは少女時代にシャヒーンに命を助けてもらって以来、彼に恋をし、一生を捧げると誓った。両親の離婚でパリに移ってからも、1日たりとて忘れたことはない。使用人の娘が花嫁になどなれはしないけれど、ひと目でいいからもう1度彼に会いたい…。ヨハラはシャヒーンの送別パーティーにもぐり込んだ。この再会が大きな災いを招くことになるとも知らずに。
  • 永遠の愛を誓う日
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    美しい海辺の町を舞台に描かれる甘く切ない物語二編をお贈りする「永遠の愛を誓う日」。便宜的な花嫁と、再会に揺れる恋人たち。このうえなくロマンティックな作品です。どうぞお楽しみください。■「未来の花嫁」よし、あの女性に、ぼくの花嫁役を演じてもらおう!花嫁のブーケトスがサマンサという女性の手の中に落ちたとき、参列者の一人で不動産投資家イーサンは、名案を思いついた。彼には手に入れたい物件があるのだが、そのためにはどうしても便宜上の花嫁が必要だった。■「なくした恋の見つけ方」名家の出身で、現在町長のコルトン・セントジョンは苦悩していた。旧友の結婚式でかつての恋人、ヴィヴィアンと再会したせいだ。五年前、なぜ彼女は突然絶縁を宣言し、別の男性と消えたのか?しかも彼女は、今も自分を愛しているように思えてならない。なのに、彼女は頑として復縁を拒絶するのだ。
  • 氷のシークと情熱の花嫁〈ゾハイドの宝石〉
    完結
    4.0
    憧れの王子とようやく会える。マラムは、病に伏した父に代わり、ゾハイド王国の王位継承者アムハドの呼び出しに参じた。4年前からマラムはアムハドに夢中だ。皆、王子は妻に裏切られて以来、冷酷で残虐だと恐れているが、マラムは彼の傷ついた心を救ってあげたいと思っていた。そしてその機会がついに訪れたのだ。砂丘のなかでアムハドの神々しい姿が目に留まり、マラムは心をときめかせた。アムハドが王国の命運をかけ、マラムによからぬことを企てているとも知らずに。
  • 砂漠の王の誤算【あとがき付き】〈アズマハルの玉座 Ⅲ〉
    完結
    3.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】レイラはとある砂漠の国の王族のひとりだったが、国を捨ててアメリカに渡り、つつましく暮らしていた。だが、そんな彼女を利用しようとする一派が、彼女を誘拐しようとした。そのとき、彼女を助けたのが、やはり王族のひとりラシッドだった。彼こそレイラが幼い頃から憧れ、愛していた人だった。ふたりの仲は急速に縮まり、ラシッドはレイラにプロポーズをする。それを素直に受け止めたい彼女だったが、なぜかためらいがあった。一方、彼の心では打算が働いていた…!!
  • 百万ドルの逢瀬【あとがき付き】〈さまよえる王冠 Ⅱ〉
    完結
    4.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】地中海の王国カスタルディーニの王子に、自伝を依頼することになった出版社経営のガブリエル。けれど彼、プリンス・ドゥランテはガードが堅くて、いくら連絡しても取り次いでももらえない。仕方なくパーティー会場で待ち伏せし、ガブリエルはきわどいセリフで彼を挑発することにした。「ここに百万ドルあります。あなたの時間を1時間いただけませんか?」と。プリンスはそのセリフを1度はおもしろがってくれたのに、次に出会ったときの態度は侮蔑に満ちていて…?
  • 砂漠の一夜を胸に
    完結
    4.0
    シングルマザーとして幼い息子を育てているグウェン。だがある日、息子は難病を抱えていることがわかった。今、この病気を手術できるのは世界にただひとり、ジザーン王国のシーク・ファリードだけ。彼のもとを訪ねると、思いがけず力になってくれ、さらに術後の日々をともに過ごすうちに愛をささやかれ、夜ごと躰を重ねる仲に。心を焦がし、うつろになるほど求められ身を捧げる日々。グウェンは確かに彼を愛していたが、どうしても彼には告げられない秘密があって…。
  • シークと純真な秘書
    -
    カイリーは結婚式の直前に婚約者の裏切りを知った。式を即刻中止して婚約者に別れを告げたものの、衝撃はおさまらない。自暴自棄になった彼女は、職場の上司でありアラブの国のプリンスでもあるラフィクに懇願してしまった。“あなたの愛人にしてほしいの”と。
  • 砂漠に囚われた花嫁〈アズマハルの玉座 II〉
    完結
    2.0
    ルジェインは、アズマハルの王子のヤラルと恋に落ち、一緒に暮らすようになった。しかし、平民の彼女との関係は秘密にされ、公表されなかった。ある日、ヤラルが夜ごと違う女性とベッドをともにしていると知った彼女は、絶望して王国を去った。そして、とある大富豪の求愛を受け入れて結婚した。だが、夫は急死して傷心の彼女は再び王国を訪れた。そこで目にしたのは、彼女に捨てられた恨みに燃えた彼の姿だった。彼はなんでもする覚悟だった!!
  • 王位をかけた恋
    -
    ロンドンの小さなカフェで働くドティは、店に現れた場違いなほど洗練された客に強引に招待され、エルリア王国へ向かう機中にいた。そこで明かされた彼の正体はプリンス・ランドルフ。出生時の手続きの不備から王位継承権を剥奪されたばかりの“元”王子だ。唖然とするドティに彼は告げた。「きみはプリンセス・ドロテア、エルリアの王位継承者だ。国を救うためにきみが女王になるんだ」驚きながらも、彼のやさしい微笑みに胸がときめき……。
  • シークを愛した代償〈アズマハルの玉座 I〉
    完結
    -
    アズマハル王国を訪れたロクサーヌは、双子の王子のひとりハイダールと深い仲になった。しかし、彼女は双子の王子の賭けの対象でしかなかったことを知り王国を去った。そして8年、アナリストとして名声を得たロクサーヌは、招きに応じて再びアズマハルを訪れた。ただのアナリストなら王位継承者のハイダールと会うことはないと思ったのだ。だがある日、彼女が部屋の扉を開けると、そこに立っていたのは彼だった。だが彼は昔と違っていた。彼は冷徹な男に変貌していた!!
  • 星影の眠り
    完結
    -
    男性に対してまだこんな気持ちを抱けるなんて。シェラザッドは自分のなかに潜んでいた官能の目覚めに戸惑っていた。きっと危険な目にあったせいだわ。世界的に有名な外科医ロレンツォのきき腕を撃ってしまったから…。シェラザッドは戦地と化したバルカン半島で、医療チームの医師として移動していたところを襲撃され、誤ってロレンツォを負傷させてしまった。そしてキャンプ場に戻った今、彼は熱い視線でシェラザッドを見ている。危険な恋が始まろうとしていた!
  • 海運王に魅せられて【あとがき付き】
    完結
    3.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】セリーナの一族、ルーヴァーディス家の宿敵、海運王のアリステデス・サラントスが父の告別式に現れた。ビジネスのためなら手段は選ばず、奪えるものは冷徹に奪いつくすと恐れられているサラントス。その彼が誰よりも悲しみに満ちた目をしているのはなぜ? セリーナは胸騒ぎを覚えた。それは葬儀のあと、彼に再会し、ふたりきりで熱く甘い2日間を過ごすことの予感だったのか、それとも置き去りにされ、彼の子供を身籠もることへの未来への恐れだったのか――。
  • もつれた歳月
    4.0
    最愛の弟が逮捕されたと聞いて、アシュリーは卒倒しかけた。すべては私のせいだ──弟は私に代わって復讐しようとしただけ。4年前、イタリア名門一族の銀行家ヴィートと交際していた彼女は、ある事情から彼と別れ、その後数々の不運に見舞われてきた。ヴィートにはもう2度と会うつもりなどなかった。だがいま、弟を救えるのは彼以外にいないのだ。意を決してヴィートを訪ねたアシュリーだったが、耳を疑うような取り引きを提示され、衝撃で身をこわばらせた。できないわ。後継ぎを産むためだけに結婚するだなんて!

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  • 美しい夢をあなたと
    完結
    4.3
    彼が愛してしまったのは、亡きいとこの婚約者――。アルゼンチンの病院でカリスマ的な尊敬を集める医師のアルマンド。恋人のディエゴのつてで彼のもとで働くことになったローラは、新しい人生への希望で胸をふくらませていた。だが、実際のアルマンドは初対面から傲慢な態度で挨拶も返さず、ローラを現場に出そうともしない。こんな人に憧れていたなんて! ローラはまだ気づいていなかったのだ、アルマンドの瞳の奥に彼女への欲望の炎が燃えていることに…。
  • 王にこの身を捧げ〈さまよえる王冠 Ⅲ〉
    完結
    2.3
    「僕が王になる条件はひとつ。君との結婚だ」海運王フェルッチオ・セルヴァッジョの言葉に王女クラリッサは凍りついた。――彼とは6年前に王宮のパーティーで初めて出会った。彼にやさしくされ、世間知らずだったクラリッサはあっという間に恋に落ちたが、しかし彼は彼女の唇を奪った次の瞬間、言い放ったのだ。王族の血筋にはそそられるが、簡単に誘惑される女など興醒めだ、と。父である国王が倒れた今、私はそんな冷酷な彼のもとに嫁がなければならないの?
  • シークと禁断の美酒〈【スピンオフ】サマー・スキャンダル〉
    完結
    4.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】社長令嬢のサブリナはひと目惚れしたシーク・アダムに求婚され、幸せの絶頂で夢のような結婚式を挙げた。だがその翌日から彼の態度は豹変、広い宮殿で言葉を交わすこともなく、アダムの姿を見つけても侮蔑に満ちた眼差しを向けられるだけ。彼女は知らなかったのだ、この結婚がある契約で縛られたものであることを。“君は父親の借金の代償に僕と結婚した。1年以内に僕の子供をもうける必要がある――”そしてその夜から、彼の甘い責め苦に悩まされることになることも…。
  • エメラルドの妖精〈ジュダールの王冠〉
    完結
    4.3
    「僕が必ず君に最高の瞬間を味わわせてあげるよ」激しい口づけのあと、美しい謎の男は甘く囁いた。その言葉はファラから理性を剥ぎ取った! キャリアウーマンのファラは、実は砂漠の国の王女で、顔も知らない隣国の王子と政略結婚する運命だと数日前に知らされた。愛する人との結婚を夢みていたファラは、自分を夢中にさせるこの男がそうであってほしいと強く望んだ。熱い愛撫にファラの欲望が燃える。お願い、今すぐ私を満たして!瞬間、男の目が獣のように光った!!
  • 熱砂の烙印
    完結
    4.2
    母親の自殺を機にアメリカを離れ、救急医のボランティアとして亡き父の故郷ダムホールを訪れたジェイ。そこで出会ったのは、有能な外科医マレクだった。命を救う現場で闘いを共にするふたりは次第に強く惹かれあってゆく。けれど、おたがいの想いは決して甘くも優しくもなかった。マレクにはシークとしてダムホールの王位を継承するという義務があったのだ。そしてマレクの苦悩を知ったジェイは、ある決心をする…。壮大なスケールでおくるメディカルロマンス!
  • 華やかな嘘 / 翡翠色の裏切り
    完結
    3.0
    ローラはその新聞に驚いた。自分とアラブの王族ユースフが、写真入りで熱愛中と報道されている。彼とは立ち話しただけなのに…。だが、ユースフの国ではこれは大事件だった。王族が財産目当ての女の餌食になる! それを防ぐべく、すぐさまユースフの従兄ターリクがアメリカに遣わされ、新聞に載ったローラという女性に近づいた。彼女を誘惑してユースフとひき離してから捨ててやる。思い知らせてやるのだ!(「華やかな嘘」より。「翡翠色の裏切り」も同時収録)
  • カサブランカの夜に
    完結
    -
    名家の末娘カサンドラは過保護な両親の反対を無視しアフリカの医療をサポートする外科医チームの一員となった。戦闘地域も含まれた危険なプロジェクトだが、理想に燃える彼女には関係ない。しかし、メンバーのなかに思いがけない人物の姿を目にし、カサンドラは突然逃げ出したい気持ちに襲われた。誘うように燃える銀色の瞳に2度も騙されるわけにはいかない。ヴィダル・アロヨ・マルティネス――かつてすべてを捧げたカサンドラを冷たく拒絶し去った男性になんて!
  • 舞い戻ったプリンス【あとがき付き】〈さまよえる王冠 Ⅰ〉
    完結
    -
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】国際法律コンサルタントのフィービは、国王からまかされた仕事に愕然とした。彼女に命じられたのは、7年前に国を出た王子レアンドロをカスタルディーニ国に呼び戻すこと――。レアンドロは、かつてフィービがただひとり愛した男性だ。だが彼にとってフィービは都合のいい女でしかなく、最後は心をボロボロにされ捨てられた。その彼と、ふたたび顔を合わせるの? つらい別れを思い出すのもイヤなのに、彼との再会はフィービの胸を甘くかき乱し…。
  • 流砂の獅子〈ジュダールの王冠〉
    完結
    4.4
    アリーヤ王女は黒の花嫁衣装で婚礼の場に現れた。それは夫となる隣国の若き王カマルへの、言わば宣戦布告だ。7年前、恋仲だった彼にもてあそばれて捨てられた。その憎き男と政略結婚をし、世継ぎを産まなければならない屈辱!挙式中もカマルに敵意を示すアリーヤだったが、反抗的な態度が逆に彼を刺激する。カマルは初夜を告げるドラムの音が鳴り響いた瞬間、アリーヤを宮殿の奥へと連れ去り、寝室まで我慢できずに彼女の黒いドレスを一気にひき裂いたのだ!!
  • 千一夜におぼれて(再編集版)
    -
    遙か遠いアラビアの王国ジュダール。そんなお伽噺みたいな国の皇太子/シーク/(★皇太子/シーク/ → 「皇太子」に「シーク」というルビを付けるの意)が、しがない通訳の私を誘うなんて。カルメンは夜ごとファルークの漆黒の瞳に見つめられ、肌のエキゾチックな香りに包まれ、悦びの極みに溺れる。いつしか心まで奪われた時、カルメンに一つの恐るべき秘密がもたらされ、夢の千夜一夜物語は突如終わりを告げる……。■本書は、2009年7月に小社より刊行された作品を再編集したものです
  • 千一夜におぼれて
    完結
    3.8
    玄関のドアを開けて、カルメンは息をのんだ。憎しみに満ちた目でファルークが自分を見下ろしていた!1年半前、国際会議で砂漠の国の王子ファルークと出会い、恋に落ち、そして妊娠した。けれど身分違いの彼と結婚などあり得ない。カルメンは妊娠を隠して身をひいた。今、事情を知ったファルークは娘をひき取りに来たと言う。抵抗しても無駄だった。腕をとられ荒々しく唇を奪われると、体中から力が抜けていく。彼の圧倒的な魅力に抗える女などいるはずがないのだ。
  • 砂漠の小さな王子
    完結
    5.0
    7年前、ヴィヴは外科医ガーリブを尊敬し、その正体も知らぬまま一途に愛した。だが彼は違った。彼はヴィヴとの関係を汚らわしい秘密のように周囲に隠したばかりか、自分が砂漠の国の皇太子であることも告げず、別れの言葉もないまま彼女を捨てたのだから。傷ついたヴィヴだったが、今、ふたたび彼女はガーリブの国を訪れていた。彼が大切な秘密を知るに値する男性かどうか、見極めるために。そうよ、それまでは隠し通さなければ。彼と私の息子のことを。
  • シェヘラザードの嘘
    完結
    -
    お願い信じて、この恋心は本物なの--砂漠の王国ビダリヤを訪れたアメリカ人のラリッサ。姉と義兄を相次いで亡くし、彼らの子供を代わりに身ごもったまま天涯孤独の身となった彼女は、おなかの子の肉親を捜すため訪れた亡き義兄の祖国で魅力的な男性ファレスと出会う。ふたりはひと目で惹かれあうが、なんと彼はこの国の王子--実はビダリヤの王位継承者だった義兄の弟だったのだ!--兄の子供を身ごもって自分の前に現れた私を、彼はいったいどう思うかしら…。
  • 甘い逃避行 ニューオリンズの恋人たち I
    -
    ★水辺の隠れ家で重ねた二人きりの時間。それは甘美なまでの夢? それとも……。★アケイラはFBI捜査官。偶然訪れたホテルで、喉をかき切られて殺されている女性を発見した。現場となった部屋に入ろうとしたとき、背後に男の気配を感じる。この部屋に泊まっていた男、クロード・ラフィットに違いない。アケイラは容疑者を確保しようと銃を構えて振り返った。ところが、逆に人質にとられて男の逃亡を許してしまうことに!今、アケイラは車のトランクの中で、激しい揺れに耐えていた。押しこめられたときには、思いがけない男の優しさにとまどった。その触れ方はアケイラに忘れたはずの情熱を思い出させた。ああ、彼はいったい、私をどうするつもりなの?
  • 華やかなめまい 地中海の恋人
    -
    ローレンは亡き夫の故郷スペインの、彼の生家である古城を訪れた。幼い双子の息子たちを、夫の親族に引き合わせたかったのだ。義兄のラファエルは、傲慢で、絶大な権力を持つ男性だった。彼はローレンの結婚生活が夫の生前から破綻していたことや、彼女のイギリスでの経済状態についても、すっかり調べていた。甥には最高の教育を受けさせなくてはならないと言い、ローレンの経済力ではそれは無理だと断言する。息子たちを取り上げられるのではとおののいたローレンに、ラファエルは結婚を申し込んだ。愛だって生まれるかもしれない……彼女は承諾するしかなかった。だがその後、ローレンが知ったのは、ラファエルが一方では以前からの恋人と密会している事実だった。■“ラテン系ヒーローとの恋物語”―情熱的で強引、圧倒的にセクシーなラテン系ヒーローの魅力が満載の名作をお楽しみください。
  • 美獣の調教
    -
    彼の指が下着の中へ滑り込む。 だめ…カメラの前でイっちゃう。 「おっぱい」と聞くだけで、顔を赤らめる清楚女優――そんなわたしをたった4日で、本能のままの獣に変えた男。 知性派俳優ミハエル・サマーヴィル――セクシーな魅力を放つ色男が、官能芸術映画の撮影中、衣装のボディスに指を滑り込ませてきたのだ。 ミハイルの親指が硬くなった蕾を刺激するだけで、わたしの乳首に命が吹き込まれる。鋭いまなざしで見つめられるだけで、骨の髄までとろかされる。 事実、この4日間、“アレ”を思い出しては、丁寧に擦る、甘ったるい彼の指ばかりをわたしは考えている。 撮影のあいまに行った海で、ミハイルはビキニの結び目をほどきながら、もう片方の手でわたしのいやらしい場所を包み込んだ。 伸縮性のある布地を必死で横にずらそうとして、指の先端や関節が花芯にあたるたびに、あられもなく嬌声をあげ、体をのたうたせるわたしがいる。ついにミハイルは完全に布地をずらすことに成功し――彼の指がゆっくりと差し込まれてきた……。 そんな淫靡な“アレ”の記憶にたゆたっているときに、監督の声が突然響いた。 「君たちが本当にやっているところを、撮影したい」
  • いけないお仕置き指南
    -
    倒錯的なプレイをしてみたい―― 秘密の願望はその夜、現実のものになった。 メアリーが部屋に入ったとき、夫は若い男性客とブランデーを楽しんでいた。 端整な顔立ちのその青年が言った。「こちらにおいでください。あなたをじっくり拝見したいので」 彼は近づいていったメアリーのドレスを腰まで引き下ろし、ペチコートを引きはがした。「いけませんわ……おやめになって……」 半裸の彼女を見つめる、青年と夫の舐めるような視線。 青年は慣れた手つきでコルセットの前のホックを外し、あらわになった乳首をつまんでひねった。 「奥さまは、好色な方でいらっしゃいますね」 「底なしの欲望の持ち主です。さあ、始めてくれたまえ。好きにしてくれてかまわない」 青年が瞳をきらめかせる。「デスクの上に身を乗り出し、もたれて」 言われたとおりにすると、ズロースのスリットを左右に大きく広げられ、ヒップを丸出しにされた。 ゆっくり、ゆっくりとヒップを這う彼の指が、そのとき不意に振り下ろされた。「ああ、痛い!」 洗練された外見とは裏腹に彼は容赦なかった。メアリーのヒップの隅々に強烈な打撃を繰り出し……。
  • ミス・ルーシーの情熱
    -
    私…眼鏡以外、何も身につけていないわ! カーテンの隙間から美しい全裸の男性が見える。 裁縫サークルに集った淑女たちは、紅茶とケーキを前に刺激的なお喋りに興じていた。 「ルーシー、あなた、会を休んでいるあいだにアバンチュールを経験したのではない?」 ルーシーはどきりとした。あの日、世にも美しい紳士と過ごした甘美な時間。あれは現実だったのかしら? 興味津々の視線を浴びながら、彼女はみずからの体験を語りはじめた―― その日、雨でぬかるんだ道を自転車で走っていたルーシーは、バランスを崩し、転んでしまった。 天使のような微笑みを浮かべた美青年イーサンが現れたのは、そのときだった。 逞しい腕に抱き上げられ、どこかへ運ばれていく途中で、彼女はいつしか眠りこんでいた。 ところが目を覚まして仰天した。一糸まとわぬ姿でベッドにいる! カーテンで仕切られた部屋の向こうから聞こえてくるのは、水が撥ね、濡れた布が肌を打つ音。 ベッドを抜け出し、カーテンの隙間から奥を覗き見る。そこにいたイーサンは……。
  • 官能レッスン
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    誰にも言えない禁断のセックス・セラピー。 極限のオーガズムに未亡人は失神して…。 若く裕福な未亡人ソフィアは、上流婦人の“夜の生活”について助言を受けるため、マダム・シャムフルールの屋敷を訪ねた。 応接間に現れたのは、並はずれて美しい官能的な笑みを浮かべた紳士――アンブローズ・シャムフルール。 彼は相談に訪れる女性を不安がらせないよう女性の名を使っていると明かし、大きな両手で彼女の手を握った。 と、その瞬間、ソフィアの下腹部に淫らな戦慄が走った。ふしだらにも、彼の指に体のほかの部分をゆっくりとやさしく愛撫される自分の姿が頭に浮かぶ。ソフィアは頬を真っ赤に染めながら告白した。夫婦の営みに満足を見いだせず、当惑ばかりさせられていた過去を。 「つまり、ご主人は一度も喜びを与えてくれなかったのですね?」 彼はソフィアを立ち上がらせ、つぎつぎに服を脱がせると、シュミーズに包まれた胸のふくらみを指で愛撫しはじめた。 経験したこともない、初めての感覚。ソフィアは両脚のあいだがゆっくりと脈打ち、濡れていくのを感じて……。 *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『傲慢貴族の世にも淫らな官能レッスン~調教された貴婦人』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 禁断のルームメイト
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    深夜のキッチンで始まった淫らな乗馬。 半裸の私に彼が跨り、野蛮に乗りこなす。 「経験はあるのか?」ルームメイトの突然の問いかけに、アノーラは耳を疑った。 カウンターに食料品の袋を下ろそうとするが、うまくいかない。 裸同然のルームメイト――シンが、ジーンズの中の怒張したモノをヒップにこすりつけてくるのだ。 「ないわ」背後から彼に犯されるのを想像したとたん、鼓動が速まり、アノーラはカウンターにしがみついた。 妄想の中でだけだった。彼がこんなふうに淫らに腰を動かすのは……。 シンは慣れた手つきでジーンズのボタンをはずし、下着の中に指を滑り込ませてきた。 秘められた箇所をまさぐり、襞を広げて言う。「濡れているじゃないか」 熱を帯びた体の芯に指を埋め込まれると、アノーラはうめいた。悦楽が体を走り抜ける。 最も敏感な部分を彼の指にはじかれるたびに、絶頂の扉が近づいてくる。 彼が急に欲望を爆発させた理由なんて、もうどうでもいい―― *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『豹変した幼なじみの想定外な独占愛』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 盗み見された初夜
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    まだ足りないのか、この淫乱女! さあ、何が欲しいか言うんだ。大勢の観客の前で。 アダルドグッズとともにスイートルームのウェルカム・バスケットの中にあった、秘密のパーティへの招待状。 好奇心に駆られ、夫と会場へ向かったわたしは、 部屋のあちこちで繰り広げられる淫靡なSMプレイに目を奪われた―― メイドの制服や真っ赤なラバースーツに身に包んだ女、両手首を背後で縛られた女…… 黒いガーターベルトとハイヒールだけ身につけた拘束台の女は、 男に乗馬鞭で打たれると、獣のような声をあげて身をよじった。 赤い線の刻まれた肌を紅潮させ、むきだしの下半身からはいまにも蜜がしたたりそうだ。 そのとき、夫の指がわたしのドレスの上から下着を探り、愛撫を始めた。 それに気づいた人々が淫らな視線を向けてくる――ああ、もう我慢できない。見られてもかまわない。 「お行儀の悪いまねはやめるんだ」夫は悪魔のような笑みを浮かべた。
  • 理不尽なお仕置き
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    「どうしようもない変態女だな… しゃぶれ!  ぐずぐずするな」 この椅子……サイモンとのSMプレイにうってつけだわ。 アンティークショップに飾られた、どこか卑猥な感じのする艶やかな赤い革張りの椅子に、 スーザンはひと目で魅了された。 休暇中、女性のむきだしのお尻を叩く写真を食い入るように見つめていたサイモン。 突如荒々しい暴君に変貌した彼に苦痛と歓喜に満ちたお仕置きを受けて以来、彼女は変態的なセックスの虜なのだ。 全裸で赤い椅子に座る彼に、お尻を容赦なく叩かれる――そんな自分の恥ずかしい姿を想像すると、 めまいがするほどの興奮に襲われ、高価なその椅子を衝動買いしてしまった。 やがて帰宅したサイモンは、椅子を見るなり怒りをあらわにした。 スーザンが震える声で言う。「ごめんなさい、ご主人さま……お願いです、許してください……」 「いけない子だ」パンティをそろそろと脱ぐ彼女に、彼は命じた。「よこせ」
  • 昼下がりのお仕置き志願
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    「さかりのついた牝犬め。我慢できないのか」 「はい……下着はぐしょ濡れです」 「見せてみなさい」 スーザンは休暇先で、ある写真集を恋人の目を盗んで何度も見返していた。 19世紀の愛らしい乙女たちが、むきだしのお尻を器具や平手で叩かれている。 こんな変態的な行為をもとめる人たちと同じ嗜好が、わたしにもあるらしい。 ハンサムで優しい恋人にいたぶられる自分の痴態を想像すると、どうしようもなく興奮するのだから。 スーザンはフランス窓の外のラウンジチェアに座る恋人に視線を転じた。 サイモン、あなたもこの本を見て興奮したの? その日、珍しく彼と口論になったとき、彼女はおずおずと願望を口にしてみた。 「わたし……あの……お仕置きを受けたほうが……?」 すると彼は眉間にしわを寄せ、使用人でも見るような目つきで腕組みした。 「失敬な振る舞いに対しては、お仕置きが必要だ」 愛情深い恋人は突如、尊大な暴君に変貌した。
  • あぶない実験室
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    実験開始から4日目。 ついに彼が私の全身に舌を這わせる。 メリッサは通っている大学構内で募集されていた、ある“実験”に参加した。 謝礼の1000ドルがどうしても必要だったのだ。 心理学部主催のこの実験は、あてがわれた男性と密室で数時間、 指示されたとおりに触れ合い、どう感じたかを正直に報告するというものだった。 どの段階で“その気”になるかを見るのだそうだ。 そんなシチュエーションで見ず知らずの男性と触れ合うなんて、 気味悪さを感じこそすれ、ムラムラなんてするはずないわ。 実験初日は、4時間にわたって相手と手をつなぐという。 次の日は“ハグをする”。その次の日は“キス”。そしてその次の日は――。 考えるのはやめよう、1000ドルのためよ。メリッサは指定された部屋のドアを開けた。
  • 窓越しのエクスタシー
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    「やめて、ここは玄関先よ。誰かに見られる」 「見られるのが好きだろ? 覗くのも」 私は隣人をのぞき見しながら自慰に耽ることが、もうやめられなくなっていた。 2週間前隣に越してきた男は、毎晩帰宅するとカーテンのない窓の前で服を脱ぎ捨て、タトゥーに覆われた筋肉質の体を惜しげもなく披露する。 あるときはそのまま股間のふくらみに手を這わせ、またあるときは訪れる美女たちを悶えさせファックするさまを、彼ははばかりもせず見せつけるのだ。 裏庭から私が見ているとは思いもせずに。 私は彼に気づいてほしかった。彼に犯されたかった。 叶わぬ望みに目を閉じ、せつなく募る欲望のままに指を動かす。 デッキチェアの上で思いきりイキそうになったとき、力強い手が私の脚を左右に押し広げた。 ぎょっとして顔を上げると、目の前に立っていたのは、さっきまで窓の向こうにいたはずの彼――! *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『セクシーすぎる隣人~獰猛なイケメンの淫らで甘い罠~』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 傲慢貴族の世にも淫らな官能レッスン~調教された貴婦人
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    若く裕福な未亡人ソフィアは、上流婦人の“夜の生活”について助言を受けるため、マダム・シャムフルールの屋敷を訪ねた。 応接間に現れたのは、並はずれて美しい官能的な笑みを浮かべた紳士――アンブローズ・シャムフルール。 彼は相談に訪れる女性を不安がらせないよう女性の名を使っていると明かし、大きな両手で彼女の手を握った。 と、その瞬間、ソフィアの下腹部に淫らな戦慄が走った。 ふしだらにも、彼の指に体のほかの部分をゆっくりとやさしく愛撫される自分の姿が頭に浮かぶ。 ソフィアは頬を真っ赤に染めながら告白した。夫婦の営みに満足を見いだせず、当惑ばかりさせられていた過去を。 「つまり、ご主人は一度も喜びを与えてくれなかったのですね?」 彼はソフィアを立ち上がらせ、つぎつぎに服を脱がせると、シュミーズに包まれた胸のふくらみを指で愛撫しはじめた。 経験したこともない、初めての感覚。 ソフィアは両脚のあいだがゆっくりと脈打ち、濡れていくのを感じて……。
  • セクシーすぎる隣人~獰猛なイケメンの淫らで甘い罠~
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    ★エロティカは、ファンタジーを叶える夜だけの魔法。★ 私は隣人をのぞき見しながら自慰に耽ることが、もうやめられなくなっていた。2週間前隣に越してきた男は、毎晩帰宅するとカーテンのない窓の前で服を脱ぎ捨て、タトゥーに覆われた筋肉質の体を惜しげもなく披露する。あるときはそのまま股間のふくらみに手を這わせ、またあるときは訪れる美女たちを悶えさせファックするさまを、彼ははばかりもせず見せつけるのだ。裏庭から私が見ているとは思いもせずに。私は彼に気づいてほしかった。彼に犯されたかった。叶わぬ望みに目を閉じ、せつなく募る欲望のままに指を動かす。デッキチェアの上で思いきりイキそうになったとき、力強い手が私の脚を左右に押し広げた。ぎょっとして顔を上げると、目の前に立っていたのは、さっきまで窓の向こうにいたはずの彼――!
  • 熱砂の烙印【分冊】 1巻
    無料あり
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    母親の自殺を機にアメリカを離れ、救急医のボランティアとして亡き父の故郷ダムホールを訪れたジェイ。そこで出会ったのは、有能な外科医マレクだった。命を救う現場で闘いを共にするふたりは次第に強く惹かれあってゆく。けれど、おたがいの想いは決して甘くも優しくもなかった。マレクにはのシークとしてダムホールの王位を継承するという義務があったのだ。そしてマレクの苦悩を知ったジェイは、ある決心をする…。壮大なスケールでおくるメディカルロマンス!

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  • カサブランカの夜に【分冊】 1巻
    無料あり
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    名家の末娘カサンドラは過保護な両親の反対を無視しアフリカの医療をサポートする外科医チームの一員となった。戦闘地域も含まれた危険なプロジェクトだが、理想に燃える彼女には関係ない。しかし、メンバーのなかに思いがけない人物の姿を目にし、カサンドラは突然逃げ出したい気持ちに襲われた。誘うように燃える銀色の瞳に2度も騙されるわけにはいかない。ヴィダル・アロヨ・マルティネス――かつてすべてを捧げたカサンドラを冷たく拒絶し去った男性になんて!

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  • 舞い戻ったプリンス〈さまよえる王冠Ⅰ〉【分冊】 1巻
    無料あり
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    国際法律コンサルタントのフィービは、国王からまかされた仕事に愕然とした。彼女に命じられたのは、7年前に国を出た王子レアンドロをカスタルディーニ国に呼び戻すこと――。レアンドロは、かつてフィービがただひとり愛した男性だ。だが彼にとってフィービは都合のいい女でしかなく、最後は心をボロボロにされ捨てられた。その彼と、ふたたび顔を合わせるの? つらい別れを思い出すのもイヤなのに、彼との再会はフィービの胸を甘くかき乱し…。

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  • 砂漠の小さな王子【分冊】 1巻
    無料あり
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    7年前、ヴィヴは外科医ガーリブを尊敬し、その正体も知らぬまま一途に愛した。だが彼は違った。彼はヴィヴとの関係を汚らわしい秘密のように周囲に隠したばかりか、自分が砂漠の国の皇太子であることも告げず、別れの言葉もないまま彼女を捨てたのだから。傷ついたヴィヴだったが、今、ふたたび彼女はガーリブの国を訪れていた。彼が大切な秘密を知るに値する男性かどうか、見極めるために。そうよ、それまでは隠し通さなければ。彼と私の息子のことを。

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  • 千一夜におぼれて【分冊】 1巻
    無料あり
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    玄関のドアを開けて、カルメンは息をのんだ。憎しみに満ちた目でファルークが自分を見下ろしていた! 1年半前、国際会議で砂漠の国の王子ファルークと出会い、恋に落ち、そして妊娠した。けれど身分違いの彼と結婚などあり得ない。カルメンは妊娠を隠して身をひいた。今、事情を知ったファルークは娘をひき取りに来たと言う。抵抗しても無駄だった。腕をとられ荒々しく唇を奪われると、体中から力が抜けていく。彼の圧倒的な魅力に抗える女などいるはずがないのだ。

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  • シェヘラザードの嘘【分冊】 1巻
    無料あり
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    お願い信じて、この恋心は本物なの――砂漠の王国ビダリヤを訪れたアメリカ人のラリッサ。姉と義兄を相次いで亡くし、彼らの子供を代わりに身ごもったまま天涯孤独の身となった彼女は、おなかの子の肉親を捜すため訪れた亡き義兄の祖国で魅力的な男性ファレスと出会う。ふたりはひと目で惹かれあうが、なんと彼はこの国の王子――実はビダリヤの王位継承者だった義兄の弟だったのだ! ――兄の子供を身ごもって自分の前に現れた私を、彼はいったいどう思うかしら…。

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  • 億万長者と砂漠の姫君【分冊】 1巻
    無料あり
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    アラム・ナザリヤンは世界有数の億万長者。でも、砂漠の国ゾハイドでは別の意味で有名だった。彼はかつて婚約していた王族の姫を弄び捨てたひどい男だと。カンザはその噂を信じてきた。なぜなら捨てられた姫はカンザの異母姉だったから。なのに、十数年ぶりの再会後、カンザは彼と心を通わせるようになる。そしてプロポーズされるが、すぐに残酷な事実に打ちのめされる。――アラムの目的は、王族と結婚して大臣の椅子を手に入れることなの?

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  • シークの罠におちて【分冊】 1巻
    無料あり
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    「放して、私はあなたの道具にはならない!」砂漠の国ジュダールの王女ジャラは、心で涙を流しながら、愛するモハブのプロポーズを断った。モハブはサラヤ国の王子。かつてジャラは、彼と熱い恋におちたが、愛されていると思ったのはまやかしだった。彼はサラヤ王に命じられ、政治的な理由でジャラを誘惑し、弄んだだけだったのだ。なのに兄王は、信じ難い事を言う。今、ジュダールとサラヤが戦争に突入するのを防ぐには、ふたりが結婚する以外にないと――。

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  • シークの契約花嫁〈黒い城の億万長者Ⅲ〉【分冊】 1巻
    無料あり
    1.0
    アラビアの王国ザフラナの王女ジェナンは窮地に立たされていた。負債に苦しむ母国を救うためには裕福な隣国の老王と結婚するしかないの? 絶望のなかジェナンは突然現れた輝くオーラをたたえた男性に目を奪われる。莫大な富と権力をもつ世界屈指の実業家ヌメール・アル・アスワド。彼なら母国を助けてくれるかもしれない。援助を懇願する彼女にヌメールはあっさり了承した。「僕の後継者を産んでくれる人を求めていてね」そう告げると彼は唇を奪ってきて…!?

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  • 残酷な愛人契約〈黒い城の億万長者Ⅱ〉【分冊】 1巻
    無料あり
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    スカーレットは億万長者の実業家ライデンの婚約パーティーに出席していた。5年前、ライデンと情熱的に愛しあいながらも、ある過去を知られることを恐れて彼のもとを去ったスカーレット。顔も名前も変えて別人に生まれ変わった私に、あの人が気づくはずはないわ。ところが会うなりライデンはスカーレットの正体を見破った! 「私のことはすべて忘れて」彼への思いを押し隠すスカーレットだが、その夜ライデンが現れ、彼女を抱くと愛人になれと残酷な要求をして…!?

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  • 魔法の一夜は明けて〈黒い城の億万長者Ⅰ〉【分冊】 1巻
    無料あり
    1.0
    エリーは父の同伴で謎の天才実業家ラファエル・モレノ・サラザールの舞踏会にいた。彼が財政の厳しい父の会社の希望の光だとは、わかっているが今日はなぜだか胸騒ぎがとまらない。そんな時、危険なオーラをまとう美しい男性が現れ心奪われたエリーは熱いキスをかわしてしまう。まさか彼がミスター・サラザールだったなんて…わたしは誘惑するために近づいたんじゃない。胸騒ぎとともに始まった甘い関係は恋? それとも残酷な結末?

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  • 氷の王に奪われた天使【分冊】 1巻
    無料あり
    -
    ファッションショーのステージで熱い視線を感じたキャスは雷に打たれたような衝撃を覚えた。視線の主は東欧からの亡命者レオ。一瞬で恋に落ちたふたりだが、運命は彼らの幸せを許さなかった。大事故に遭い一命を取りとめたレオは心配するキャスを残し、こつ然と姿を消したのだ。ところが、双子の女児を出産しデザインの仕事が軌道に乗ったキャスの前に、ふたたび、彼はその姿を現したのだ。一国の王位継承者として、王妃とプリンセスたちを迎えに――。

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  • シークと禁断の美酒【分冊】 1巻
    無料あり
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    社長令嬢のサブリナはひと目惚れしたシーク・アダムに求婚され、幸せの絶頂で夢のような結婚式を挙げた。だがその翌日から彼の態度は豹変、広い宮殿で言葉を交わすこともなく、アダムの姿を見つけても侮蔑に満ちた眼差しを向けられるだけ。彼女は知らなかったのだ、この結婚がある契約で縛られたものであることを。“君は父親の借金の代償に僕と結婚した。1年以内に僕の子供をもうける必要がある――”そしてその夜から、彼の甘い責め苦に悩まされることになることも…。

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  • 星影の眠り【分冊】 1巻
    無料あり
    -
    男性に対してまだこんな気持ちを抱けるなんて。シェラザッドは自分のなかに潜んでいた官能の目覚めに戸惑っていた。きっと危険な目にあったせいだわ。世界的に有名な外科医ロレンツォのきき腕を撃ってしまったから…。シェラザッドは戦地と化したバルカン半島で、医療チームの医師として移動していたところを襲撃され、誤ってロレンツォを負傷させてしまった。そしてキャンプ場に戻った今、彼は熱い視線でシェラザッドを見ている。危険な恋が始まろうとしていた!

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  • エメラルドの妖精【分冊】 1巻
    無料あり
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    「僕が必ず君に最高の瞬間を味わわせてあげるよ」激しい口づけのあと、美しい謎の男は甘く囁いた。その言葉はファラから理性を剥ぎ取った! キャリアウーマンのファラは、実は砂漠の国の王女で、顔も知らない隣国の王子と政略結婚する運命だと数日前に知らされた。愛する人との結婚を夢みていたファラは、自分を夢中にさせるこの男がそうであってほしいと強く望んだ。熱い愛撫にファラの欲望が燃える。お願い、今すぐ私を満たして!瞬間、男の目が獣のように光った!!

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  • 摩天楼に隠した秘密〈黒い城の億万長者IV〉【分冊】 1巻
    無料あり
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    ニューヨーク五番街、夜道に現れた人影にイザベラは愕然とした。リチャード! 南米での地獄のような日々のなかにうずく熱い記憶。彼は復讐の道具として私を誘惑した。あれから8年、医者として再スタートを切ろうとした矢先に再会するなんて…。招き入れられたのは最高級ペントハウス。大富豪となっても変わらぬ陰のある灰色の瞳、そしてむさぼるようなキスを拒めず、激しい抱擁に溺れる。しかし、彼は「アメリカから出ていけ」と言いすてて…。

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  • この身をシークに捧げて【分冊】 1巻
    無料あり
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    その記事を見た瞬間、ヨハラは強い衝撃を受けた。砂漠の王子シャヒーンが留学先から帰国早々に結婚するという。ヨハラは少女時代にシャヒーンに命を助けてもらって以来、彼に恋をし、一生を捧げると誓った。両親の離婚でパリに移ってからも、1日たりとて忘れたことはない。使用人の娘が花嫁になどなれはしないけれど、ひと目でいいからもう1度彼に会いたい…。ヨハラはシャヒーンの送別パーティーにもぐり込んだ。この再会が大きな災いを招くことになるとも知らずに。

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  • 砂漠の一夜を胸に【分冊】 1巻
    無料あり
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    シングルマザーとして幼い息子を育てているグウェン。だがある日、息子は難病を抱えていることがわかった。今、この病気を手術できるのは世界にただひとり、ジザーン王国のシーク・ファリードだけ。彼のもとを訪ねると、思いがけず力になってくれ、さらに術後の日々をともに過ごすうちに愛をささやかれ、夜ごと躰を重ねる仲に。心を焦がし、うつろになるほど求められ身を捧げる日々。グウェンは確かに彼を愛していたが、どうしても彼には告げられない秘密があって…。

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  • 砂漠に墜ちた雫〈ゾハイドの宝石〉【分冊】 1巻
    無料あり
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    タリアはある目的から双子の兄に扮し、砂漠の国ゾハイドにやって来た。しかし入国してすぐ何者かに監禁されてしまう。途方に暮れていたところ、爆発音とともに現れた美しい男性によってタリアは窮地から救い出された。彼はタリアをすぐに女性と見抜いて誘惑してきた。惹かれあうままに唇を重ねるタリア。だが男性の名前を聞いたとたん、恋の炎は憎しみの炎へと変わった。ハーレス・アール・シャラーン!? 私を助けたヒーローが、兄を陥れた残酷な一族の王子だなんて!

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  • 氷のシークと情熱の花嫁〈ゾハイドの宝石〉【分冊】 1巻
    無料あり
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    憧れの王子とようやく会える。マラムは、病に伏した父に代わり、ゾハイド王国の王位継承者アムハドの呼び出しに参じた。4年前からマラムはアムハドに夢中だ。皆、王子は妻に裏切られて以来、冷酷で残虐だと恐れているが、マラムは彼の傷ついた心を救ってあげたいと思っていた。そしてその機会がついに訪れたのだ。砂丘のなかでアムハドの神々しい姿が目に留まり、マラムは心をときめかせた。アムハドが王国の命運をかけ、マラムによからぬことを企てているとも知らずに。

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  • 砂漠の王の誤算〈アズマハルの玉座 III〉【分冊】 1巻
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    レイラはとある砂漠の国の王族のひとりだったが、国を捨ててアメリカに渡り、つつましく暮らしていた。だが、そんな彼女を利用しようとする一派が、彼女を誘拐しようとした。そのとき、彼女を助けたのが、やはり王族のひとりラシッドだった。彼こそレイラが幼い頃から憧れ、愛していた人だった。ふたりの仲は急速に縮まり、ラシッドはレイラにプロポーズをする。それを素直に受け止めたい彼女だったが、なぜかためらいがあった。一方、彼の心では打算が働いていた…!!

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  • 砂漠に囚われた花嫁〈アズマハルの玉座 II〉【分冊】 1巻
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    数年ぶりに訪れたアズマハル王国で、ルジェインは思いがけない再会をする。現在国王候補として選挙に臨んでいるヤラル王子。ふたりはかつて恋に落ちたが、ルジェインがヤラルを裏切る形で国を去った…。再会に動揺しつつも選挙戦を激励するルジェインに、彼は憎しみの眼差しを向けて言った。「ならば夜、疲れた僕を君のその体で癒してくれ」と。彼の瞳に宿る自分への罰と欲望の炎に、ルジェインもまた熱くなってしまう…。私には彼に知られてはいけない秘密があるのに。

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  • シークを愛した代償〈アズマハルの玉座 I〉【分冊】 1巻
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    アズマハル王国を訪れたロクサーヌは、双子の王子のひとりハイダールと深い仲になった。しかし、彼女は双子の王子の賭けの対象でしかなかったことを知り王国を去った。そして8年、アナリストとして名声を得たロクサーヌは、招きに応じて再びアズマハルを訪れた。ただのアナリストなら王位継承者のハイダールと会うことはないと思ったのだ。だがある日、彼女が部屋の扉を開けると、そこに立っていたのは彼だった。だが彼は昔と違っていた。彼は冷徹な男に変貌していた!!

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  • 海運王に魅せられて【分冊】 1巻
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    セリーナの一族、ルーヴァーディス家の宿敵、海運王のアリステデス・サラントスが父の告別式に現れた。ビジネスのためなら手段は選ばず、奪えるものは冷徹に奪いつくすと恐れられているサラントス。その彼が誰よりも悲しみに満ちた目をしているのはなぜ? セリーナは胸騒ぎを覚えた。それは葬儀のあと、彼に再会し、ふたりきりで熱く甘い2日間を過ごすことの予感だったのか、それとも置き去りにされ、彼の子供を身籠もることへの未来への恐れだったのか――。

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