検索結果

  • 氷の結婚
    完結
    3.6
    母を亡くし傷心するリサに、不仲な義兄がなぜか有名な実業家のアレックスを紹介してくれた。それは雷に打たれたような衝撃の出会いで、一瞬で恋に落ちたリサは彼との結婚を決めた。夢のような新婚生活はリサの身も心も満たしてくれたが、それも長くは続かなかった。リサは亡き母からひき継いだ会社を彼が潰そうとする企てを偶然、聞いてしまったのだ。やさしい言葉に騙されて、その裏にある罠にまったく気づかず、愛に溺れてしまうなんて――。
  • 氷の中の真実【ハーレクイン文庫版】
    -
    イタリアの貴族だった、母の愛人が遺した遺産のことで、ある日、若い女性がロッコという美男をともなって現れる。眩いばかりの美貌の男に熱いまなざしをむけられて、胸苦しくなるマーリーンだったが、心はすぐに踏みにじられた。マーリーンこそを貴族の愛人と決めつけたふたりが遺産を奪うために、彼女をロッコに誘惑させようと企んでいるのを立ち聞いてしまうのだ。金づるを探す卑しい女と彼から蔑まれ、マーリーンの唇はわなないた。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ハートブレイカー
    5.0
    夫の家から逃げ出して、3年が経った。幼い娘とロンドン郊外の小さな隠れ家に落ち着いたものの、カロラインはいまだに夫への恐怖に怯えている。夫ピーターはアルコール依存症で、酔うと暴力をふるった。カロラインは娘を守りたい一心で家を飛び出したのだった。暗い過去の思いにとらわれていると、ふいに誰かがが戸を叩いた。夫の従兄弟のニック!? どうしてここがわかったのかしら。憎しみを宿した彼の目が光る。「ピーターが死んだ……」君のせいだと言わんばかりの彼は、今でも信じているのだろう――カロラインはひどい妻だと、亡き夫が吹聴していたとおりに。 ■2000年、世界中のファンや作家仲間に惜しまれつつこの世を去った偉大なロマンス小説家シャーロット・ラム。日本で刊行された作品は100冊以上を超え、今もたくさんの女性に読み継がれています。今作は1983年刊行の貴重な初期作品です。
  • 妻になる資格【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    アントーニアは、愛するマルコとの将来を憂いていた。出生のあやしいアントーニアを、マルコは恋人に選びながらも妻としてふさわしくないと思っているのは明らかだったからだ。彼女は、名画“鏡の女”のヌードモデルだと噂されていた。ミラノの財閥を率いる名門ベリーニ一族の彼の両親は、そんな噂のある女性との結婚を決して許さないだろう。ある日、パーティーでその懸念は現実となった。マルコの母親があからさまに彼女を無視したのだ。アントーニアの顔は蒼白になり、唇は血の気を失った。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 猫が好き、彼が好き
    完結
    4.0
    いったいどうしたというの!? 世界的企業の経営者で冷徹な隣人コルビーの部屋から、泣き叫ぶ声が聞こえる。彼は独身のはずだったけど。ダニエラは好奇心にかられ部屋をのぞくと、そこには泣きじゃくる赤ん坊とその横で茫然とするコルビーの姿があった。突然現れた姉に姪を押しつけられたのだという。困っている人を見捨てられないダニエラは協力を買ってで、彼の家で赤ちゃんの面倒をみることになる。やがて一緒に過ごすうちに彼のやさしい一面に惹かれてしまい…。
  • 別れの代償
    3.3
    貧村で息子と暮らす日々に、アビーは満足していたはずだった。だが偶然村を訪れた、大富豪の元夫ニックとの再会が、彼女の運命を狂わせる――。ギリシア人の夫との結婚は最初はおとぎ話のようだったが、彼が外で遊ぶようになり、やがてベッドも冷たくなった。しかも妊娠がわかると罵倒され、追い出されたのだ……。あれから4年、いまになって現れたニックに再婚を迫られて、断れば村への融資を延期すると脅されてしまう。
  • 忘れられた花嫁【ハーレクイン・セレクト版】
    2.3
    キャシーの勤める会社が、さる大富豪に買収されることになった。だが新オーナーを見たとき、彼女は危うく気を失いそうになる。サンドロ! 6年前、情熱的な一夜をともにし、結婚も誓ったのに、そのまま私の前から姿を消した人……。ひどい仕打ちを受けた彼女は、その後妊娠に気づいて愕然としたが、誰にも頼らず双子を出産し、ひとりで懸命に育ててきた。呆然とする彼女の前に立ったサンドロは、衝撃的な言葉を口にした。「僕たちは以前、どこかで会ったことがあるかな?」なんてこと。サンドロは私を冷たく捨て去っただけでなく、プロポーズしたことすら覚えていないなんて。 ■“ハーレクイン・ロマンスの看板作家”ミシェル・リードの作品をお贈りします。愛した人の記憶から消し去られ、たったひとりで双子を産み育ててきたなんて、幸せなハッピーエンドを期待せずにはいられません。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • シチリア式結婚
    完結
    -
    シチリア名家の娘ニーナは、幼い頃1度だけ出会い恋をしたラファエルと再会する。けれど、いつか迎えに行くと約束したはずの彼はニーナのことなど覚えていなかった。それどころか彼女の従姉と親密な様子だ。ニーナが叶わぬ恋に身をひこうとしたとき、祖父から借金のかたに資産家のラファエルと結婚をしろと命じられる。身売り同然の結婚でも、いつかは愛してもらえるかもしれない。だが、結婚後も従姉と親しげに連絡を取る彼に、ニーナの心は切り裂かれ――。
  • ときめきを君に
    完結
    2.0
    気難しい富豪老人の看護師として献身的に尽くすカリーナは平穏な生活を送っていた。しかし、ある夜、富豪とケンカして出ていった彼の息子アントニオが15年ぶりに帰郷。彼は老人をたぶらかして財産を狙っているんだろうとカリーナを侮辱してくる。なんて無礼な男性なの!?  アントニオは彼女が出会ったことないような野心的な男性で、ロンドンで大きな製薬会社を経営している。強引に誘惑されるとカリーナは自分の人生に足りなかった初めてのときめきを感じてしまい!?
  • 復讐のためのハネムーン
    完結
    3.5
    セリーナは祖父の葬儀で、元夫リオンと再会した。彼とは6年前に結婚し、すぐに破局を迎えた。セリーナが浮気をしたと彼が誤解したのだ。けれどある事情でお金が必要になったセリーナは、やむを得ず資産家のリオンにすがった。すると彼は、2週間自分のクルーザーでともに過ごすなら願いを聞き入れてもいいと言う。目的は明白だ。いまだに私を軽蔑しているくせに、体だけを求めるのね? けれど他に選択肢を持たないセリーナは、彼の要求を受け入れるしかなかった!!
  • レディは恋泥棒【ハーレクイン文庫版】
    5.0
    パリサは全身黒い服に身を包み、暗い部屋へ侵入した。結婚を控えた親友がたまたま撮られてしまったヌード写真。ここに住む悪党は、それをねたに親友を脅迫しているのだ。引き出しの中に目的の写真を見つけ、脱出しようと身を翻した瞬間、壁のように頑丈な体に行く手を阻まれて仰向けに組み敷かれた。見覚えのある漆黒の瞳に力強い顎。あれは10年前……まさか、ルク!あなたがゆすり屋だというの?困惑するパリサに、彼は余裕の笑みを浮かべて言った。「警察に突き出されたくなかったら、取引をしようじゃないか」 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ハートに一撃
    完結
    -
    世界的な実業家ガースは、思いがけぬ難しい病を宣告され、休養を余儀なくされた。彼はしばらく、いっさいの素性を隠して牧場で過ごすことにするが、ある晩、留守を頼まれた隣家の牧場を見に行くと、そこで突然女性に殴られてしまう! 不審者に間違えられたのだ。それをきっかけに、彼女、ティファニーは何かとガースの面倒をみてくれるようになった。彼はやさしい彼女と求めあうまま一夜をともにしてしまうが、自分がどれほど裕福か、彼女に告げるチャンスはなく…。
  • 秘書の見る夢
    完結
    -
    秘書のセリーは、有能すぎる社長ニックのもとで働くことに生きがいを感じていた。だからどんなにニックが魅力的でも、プライベートな感情は持ち込まない――そう決めていたのに。ある夜、ニックの夢をみたことによって、抑え込んでいた思いが一気にあふれ出した。秘書という仮面が外れ、もろい女性の素顔をさらしてしまったセリーを、ニックは力強く温かい胸に受け止めてくれた。その瞬間、セリーはすべてを彼に預けたくなった。一方、ニックにもある変化が起こり…!?
  • 楽園の誘惑
    -
    白い砂浜と青い海が輝くカリブ海のリゾートで、ギリシアの大富豪の孫娘イヴは友人たちと休暇を楽しんでいた。だが祖父の仕事相手の建築家、イーサンは冷ややかで、ふたりの間にはいつも険悪な雰囲気が漂っている。そんなある日、迎えた24歳の誕生日パーティで、イヴは言い寄ってきた男性に襲われかけてしまう。窮地の彼女を救ったのは、イーサンだった。彼に非難のまなざしを向けられて涙がこぼれかけたとき、祖父が現れ、イーサンに結婚を命じた! *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 砂漠の王子に捨てられて【あとがき付き】
    完結
    4.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】仕事も生活もどん底のアリッサに信じがたい仕事が舞いこむ。ロサラ王国のプリンス・ライサンダーが、甥のナニーとして彼女を指名してきたのだ。彼は社交界の名士だが、ゴシップ誌を何度もにぎわせて評判は最悪。案の定、おそるおそる古城を訪ねた彼女を甘い言葉で誘惑してくる。噂以上のプレイボーイね。反感をもちながらもアリッサは彼の熱い視線が気になってしかたない。ふとした隙に唇を奪われる。気をひきしめないと、あっという間に落とされてしまうわ…!
  • 追いつめられて
    -
    幼いころに母が頑固な父を捨てて男とかけ落ちして以来、ジュリエットは荘園の猟場管理人の父と二人で暮らしてきた。八年前、ジュリエットは荘園領主の一人息子シメオンと恋に落ちた。二人が抱き合っている姿を目撃した父に猟銃を突きつけられ、シメオンは突然ジュリエットとの結婚を宣言したのだった。だが結婚式の夜、ジュリエットは彼の手荒い扱いに深く傷つき、“何もかも間違いでした”と書き残してハネムーン先から姿を消した。そのまま母のもとに落ち着き義父と母の仕事を手伝ってきた彼女は、今では二人の片腕として靴のチェーン店の経営にたずさわっている。そんなジュリエットの前に再びシメオンが現れた。
  • 昨日にさよなら
    完結
    4.5
    身寄りのない小娘が、大富豪の妻なんて間違いだったのよ! ゴージャスな会社社長ガブリエルに19歳のマリーサは突然見初められた。熱心に口説かれ求婚されるが、住む世界の違いから素直に愛を受け入れられずにいた。でも、見つめあうだけで幸せな気持ちになる。そうしてガブリエルと結婚したが、すれ違いの生活で孤独を感じるばかり。しだいに心が通いあわなくなり、悲しみと絶望からマリーサは逃げるように夫のもとを去った。新しい命を宿しているとは知らずに…。
  • 二つの顔を持つ恋人〈ラミレス家の花嫁 II〉
    完結
    4.6
    「金持ちの男が必要なら、僕にしておきなさい」元恋人アントンの嘲りを含んだ申し出は、気高いクリスティーナのプライドを粉々に打ち砕いた。経営難に陥っていたクリスティーナは出資者を求めてパーティーに来ていた。そこへ世界的に有名な銀行の頭取となったアントンが現れ、彼女に蔑みの情けをかけたのだ。これはアントンの復讐だ。クリスティーナの脳裏に6年前、彼に浴びせた辛辣な言葉が蘇る。最愛の恋人を傷つけてまで別れなければならなかった事情も…。
  • もう一度あなたと
    1.0
    離婚して5年、ようやく立ち直りかけたローレンのもとに、かつての義母から1本の電話がかかってきた。「アンドリアスが死にそうなの」18歳の彼女の愛を踏みにじったアンドリアス・ケラリデス――かぎりなく傲慢で、罪なほどセクシーなギリシア人億万長者。事故に遭った元夫は離婚の記憶を失い、“妻”を呼んでいるらしい。渋々ながら彼を見舞ったローレンは、昔のように愛をささやかれ、気づくと孤島での静養に付き添うことを承諾していた。ときおり彼に物憂げに見つめられていることを知らずに……。
  • 裏切りの予感
    3.0
    サンチャのもとに、ある日、匿名の手紙が届いた。そこに書かれていたのは、夫が秘書の若い女性と逢瀬を重ねていて、今夜も彼女の家で会うという衝撃的な内容だった。まさかとは思ったが、確かに夫のマークはこのところ帰りが遅く、夫婦の間もなんとなくぎくしゃくしているのは否めない。その夜、思い悩んだ末にサンチャは、秘書の家に電話をしてみた。すると、受話器の向こうから聞こえてきたのは、紛れもなく夫の声。あわてて電話を切り、目を閉じた。ああ、なんてこと……。嫉妬が全身をむしばみ、悲しみと怒りが心を苛む。その日から、サンチャの結婚生活は苦痛に満ちたものになった。■ゆるぎない幸せなんて、嘘。愛し合っていたはずなのに、たった1通の手紙が日常を破綻させる――シャーロット・ラムの鋭利な筆で綴られると、何気ない夫婦生活も歪んだ硝子の迷宮に変わります。 はたして真実は……愛する夫は本当に妻を裏切ったのでしょうか?
  • 隠された富豪の素顔
    完結
    -
    有能で冷血と名高い若き銀行家エリオット・ジェイに14歳の娘がいた! 理学療法士のメリッサが独身の彼に隠し子がいると知ったのは、彼が娘の体調管理を依頼してきたからだ。最初はあまりに傲慢な態度に断ろうとしたが、突然知ったという娘の存在に戸惑いを見せる彼への好奇心が勝ってひき受けてしまった…。エリオットが父親として努力する姿にメリッサは心揺さぶられる。ダメよ! 彼には婚約者がいるのよ。けれど、メリッサは過ちの一夜を過ごしてしまい――。
  • 恋はマリンブルー
    -
    『恋はマリンブルー』―弁護士のケイトは遺言執行のため、海兵隊司令部を訪れた。なんとしてもストライカーをテキサスに連れ帰らねば。そして、テキサス一の石油王の後継者に据えるのだ。だが、一つだけ重要な問題があった。ケイトは彼と面識があるのだ。それも一糸まとわぬ姿の彼と。 『条件つきのウエディング』―人工授精でめでたく亡夫の赤ちゃんを授かったカーリー。ところがある日手違いがあったと知らされた。赤ちゃんの父親は名家の御曹司ハル・ウォードだという。わたしは見ず知らずの男性の子供を宿してしまった!これから、いったいどうすればいいの。
  • 恋は強引に
    4.3
    本当はずっとあなただけを見てきた。今度こそ、わたしを奪って。■ビーは二十一歳の誕生日を笑顔で迎えていた。優秀な成績で大学を卒業し、明日からは、亡き父が遺してくれた会社でしかるべき地位につく。誕生日パーティは退屈だけれど、気分は上々だ。「やあ、フィービ」その名前を呼ばれ、ビーは全身が凍りついた。彼女をそう呼ぶのは世界じゅうでただ一人――レオンだけだ。ビーは十七歳のとき、レオンと婚約した。父の共同経営者の息子で十四歳年上の彼にビーは夢中になったが、ほかの女性の影がちらつく彼に不信感を覚え、婚約を解消したのだ。「実に魅力的な女性になったね」唐突にキスをされ、ビーは思わず応えていた。二度と傷つけられたくないのに。
  • 天使の誘惑
    3.0
    彼はわたしの運命の人。たとえ傷ついてもこの恋はあきらめない。■ひと目で男性に心を奪われる――そんなことが自分の身に起こるとは思ってもみなかった。オックスフォード大学を優秀な成績で卒業し、法学部助教授の研究助手を務める二十二歳のレベッカが運命の人に出会ったのは六月のある日のことだった。助教授の勧めで人類学の講演を聴きに行き、最前列に座って、講演者のベネディクト・マクスウェルと目が合ったとたん、その魅力的な声、金褐色の美しい瞳のとりこになってしまった。講演のあとのパーティーでベネディクトに紹介されたレベッカは、彼に話しかけられ、熱っぽく見つめられたうえ、明日の夜、食事をしようと誘われて夢見心地でうなずいた。初めての恋にふさわしい男ではないという助教授の警告も耳に入らないままに。
  • 伯爵家の秘密
    -
    7年ぶりに訪れたスペインの瀟洒なリゾート地で、名家の令嬢キャロラインは目の前の悪夢に震えていた。ギャンブルをやめたはずの父親が賭博に手を出し、先祖伝来の土地と屋敷を失おうとしているのだ。するとそこへ忘れもしない男が悠然と姿を現した。かつて、結婚を約束しながら彼女の心を踏みにじったルイス――彼はキャロラインの父親に莫大な賭け金の大勝負を申し出る。頼むからやめてほしいと懇願する彼女に、ルイスは冷淡に告げた。今夜ベッドをともにすれば、賭けはやめにする、と。
  • 夜ごとの甘い夢
    完結
    3.0
    会社でうたた寝をしていたモーゲンは、人の気配を感じて目を覚ました。驚くほど魅力的な男性が、険しい顔をして立っている。彼はモーゲンの上司と会う約束をしたと言うが、肝心の上司は複雑な事情でろくに会社に来ていない。説明しようとしたモーゲンに、彼はこの会社の最高責任者コナル・オブライエンと名乗った。居眠りしてるところを見られるなんて、クビにされてしまうわ。動揺するモーゲンに、コナルは突然、彼女を自分の個人秘書にすると言いだして!?
  • 隠れ家のハネムーン 地中海の恋人
    4.0
    下級貴族を父に持つペニーは、久しぶりに明るい気分でロンドンの街を歩いていた。処女作に続いて四冊の本の契約がまとまり、絵本作家としての未来に展望が開けたからだ。そうよ、いつまでも両親の死を嘆いてばかりはいられない。だが数時間後、弁護士を訪ねたときには再び目の前が暗くなった。ペニーが相続するはずだった屋敷と土地の半分が、すでに第三者の手に渡っているというのだ。「父は、誰に屋敷の権利を売ったんです?」「イタリアの実業家、ソロ・マッフェイアーノという方です」ペニーは愕然とした。そんな残酷なことってあるかしら。よりによって、昔、私を裏切った人が買い手だなんて!
  • 別れの薔薇でなく
    4.2
    社長のラングは頑固で高慢、おまけに移り気で癇癪持ち。あんな人のどこがいいのかしら、と秘書のニコラは思う。ブロンド美人がお好みのプレイボーイで、新しい女性が現れるたび、それまでのガールフレンドに別れのしるしの赤い薔薇を送りつけてお払い箱にしてしまう。その花を手配するのは、いつもニコラの役目だ。それだけでもうんざりなのに、よりによって、今度は私の妹に目をつけるなんて!妹は夫ある身。なんとか二人を引き離さなくては……。
  • さよならも言えず
    完結
    -
    秘書クレアはボスとともに訪れたアラブの国で別居中の夫ニックと偶然再会した。彼はテレビ局の第一線で活躍する花形ジャーナリスト。かつて身も心も捧げたクレアだったが、危険な紛争地帯に赴く彼を待つたび心が悲鳴をあげ耐えきれず別れを選択したのだ。もう会うことはない、そう思っていたのに…。驚きを隠せないクレアに彼は以前と変わらぬ独占欲をむき出しに迫ってきた。「忘れさせやしない、君が僕の妻だということを」強引に唇を奪う彼にクレアの身体は熱く火照り…!?
  • 裏切りの結末
    完結
    3.7
    ある日、親友からかかってきた夫の浮気を告げる1本の電話――。その瞬間、レイチェルの世界は粉々に砕け散った。17歳で結婚して以来、子育てに追われながらも裕福でハンサムな夫に愛されていると思っていたのに。夫のダニエルは会社経営者で仕事は常に忙しい。家を空けることも幾晩もあったけれど、それを疑いもしなかった私がバカだったの? 何かの間違いだと信じて帰宅したダニエルを問いただすと、彼はレイチェルの疑いを否定しようともしなかった…。
  • 脅迫された花嫁 地中海の恋人
    -
    ファッションショーのモデルとして訪れたバルセロナで、十九歳のローズは若き銀行家ハビエルと出会い、結ばれた。だが翌朝、初めての恋は無残にうち砕かれる。傷心の彼女はイギリスに帰り、学業に戻って医師を目ざした。十年後、アフリカで医療に携わっていたローズに転機が訪れた。心身の疲れから、休養せざるをえなくなったのだ。帰国直後の週末、従妹の婚約パーティに出たローズは、従妹のフィアンセの叔父を紹介され、愕然とした。ハビエル!私を一夜かぎりで捨てたひと……。「お会いできて光栄だ、ドクター・ロザリン・メイ」笑顔で挨拶するなんて、私のことを少しも覚えていないのね。どうかこの傲慢な悪魔が記憶をよみがえらせませんように。
  • ハートを守って!
    完結
    -
    その日はアンナにとって最悪の1日だった。朝から家賃を催促され遅刻しそうになり、慌てて飛び出したところ転んでしまう。助けてくれた男性の美しさに一瞬心奪われたけれど、2度と会うこともない相手…。そう思っていたのに、彼は突然現れアンナを食事に誘ってきた。レアードと名乗る彼は、普通なら知りあうはずもない億万長者。「ぼくと恋をしよう。きみが好きだ」なんて言われても、信じられるはずがない。なのに翌朝、気がつくとアンナは彼のベッドのなかにいた!
  • 楽園の誘惑 恋する男たち II
    3.0
    楽園の蛇のように男を誘惑する女。そんな相手とはかかわるまいと彼は思った。■カリブ海に浮かぶ島で建築家のイーサンは休暇を満喫していた。しばらく前にシーク・ハッサンの妻リオーナとのあらぬ仲を噂され、トラブルに巻きこまれた経緯がある。だから当分、女性は避けるつもりだった。だが気になるのは、やはり島で休暇中の魅力的なイヴのこと。ギリシアの大富豪の孫娘で、いつも若い男たちに囲まれている。男を挑発し、誘惑し、破滅させてしまう官能的な娘だ。彼女の祖父の家で何度か会ったことはあるものの、イーサンはイヴのうぬぼれを嫌い、イヴはそんな彼を避けてきた。ある晩、イーサンが自分の部屋で寝ていると、隣接するイヴのビーチハウスから悲鳴が聞こえた。急いで駆けつけた彼が見たのは、半裸で震えるイヴの姿だった。
  • 二人のバレンタイン
    3.8
    夫ともっと愛し合いたい。だが夫の自制心は信じられないほど強く……。■ゾーイは二十歳のバレンタインデーの夜に、初恋の男性であるジャスティンと結ばれ、結婚した。十四歳で両親を亡くし伯父に引き取られたときから、ゾーイは伯父の法律事務所で働く彼をずっと慕ってきた。ジャスティンは彼女より十五歳年上の、野心的な弁護士。これから楽しい新婚生活が始まると思っていたのに、彼は寝室を別にし、愛し合うのも控えめで、ゾーイの心は満たされなかった。さらにジャスティンは出世のために結婚したという噂を聞き、彼との深い仲をあからさまに語る女性が現れると、ゾーイは家を飛び出してしまう。彼に愛されていないという絶望的な思いから、身ごもっていることも告げぬまま……。
  • 忘れるための7日間
    完結
    -
    アンドレアは8年前に自分を捨てた男クレイトンをオークションで競り落とそうとしていた。彼との7回のデート権利を落札して、別れの理由を問いただしてやる。そしてもうひとつの目的も果たせるかもしれない。やがて落札したクレイトンが現れると、アンドレアは目を見張った。8年ぶりのクレイトンは大人の魅力を増し、女性なら誰でも夢中になりそうなほど素敵だ。アンドレアは激しく動揺した。くすぶっていた恋の残り火が再び燃え上がる瞬間だった――!!
  • 楽園の誘惑〈恋する男たち〉
    完結
    5.0
    シークの妻との仲を噂され、散々な目に遭ったイーサンはカリブ海のリゾートで羽根を伸ばしていた。そこで出逢ったのは、耐えがたく魅力的な瞳をしたギリシアの富豪の娘イヴ。イーサンは当分女性がらみのもめ事は避けたかったので、できるだけイヴに近づかないように心がけていた。ところが、ある晩イーサンが自分の部屋で寝ていると、ビーチハウスから悲鳴が聞こえた。急いで駆けつけた彼が見たのは、半裸で震えるイヴの姿だった―――!
  • 伯爵家のシンデレラ
    -
    どうして正直に言ってくれなかったの?僕は船乗りではなく、伯爵だ、と。■ああ、人生ってすばらしい!夏の太陽に輝く湖のほとりで、ケリーはつぶやいた。秋に就職を控えた彼女は、親友ジュディの一家に誘われ、イタリアのガルダ湖畔に立つ別荘に来ていた。ある日、ケリーは別荘に侵入しようとした男を捕まえる。だが、泥棒に見えた男はジュディの夫の友人で、ジャンニと名乗った。誤解がとけると、ケリーは船乗りらしい素朴な彼に惹かれ、楽しいデートを重ねたすえに、彼に身を捧げる。数日後、ジュディとオペラを見に出かけたケリーは、“結婚したい男性ナンバー・ワン”という伯爵を紹介された。彼こそ、ケリーをバイクに乗せて走り回っていたジャンニだった。わたしはイタリアの貴族にもてあそばれた……。ケリーは怒りに身を震わせた。
  • 記憶のなかの真実
    3.5
    一夜の過ちの結果、彼女の人生は思わぬ方向に進みはじめた。■「そんなばかな! おなかの赤ちゃんはどうなるの!」ジョージーは婚約者チャールズの訃報を聞いて、顔面蒼白になった。軍人の彼は、ジープを運転中地雷を轢いて即死したという。婚約後、彼への愛はほんものでないと気づき、いずれ婚約を解消するつもりでいたけれど、まさかこんなことになるなんて。ジョージーはその晩、一睡もできずに朝を迎えた。次の日、チャールズの腹違いの弟コナンが、彼女に話があると言って訪ねてきた。コナンとは何回か顔を合わせているが、彼のことはほとんど何も知らない。葬儀の相談でもするのかと思っていると、コナンはとんでもないことを言い出した――子供のためにも、できるだけ早く自分と結婚するほうがいいと……。
  • サンレモ、運命の街
    -
    カサンドラの姉リズは、元恋人のカルロからひどく傷つけられた。彼はリズの妊娠を知ると、中絶費用として小切手を送ってきたのだ。姉はそれでも娘を出産したが、4年後、交通事故で亡くなった。カサンドラは、誰よりも慕っていた姉が侮辱され、不幸のうちに亡くなったことで、カルロへの怒りを募らせた。ところが、姪をひとりで育てていこうと決心した彼女のもとへ、突然カルロが娘を引き取りたいと連絡してきた。あんな男に、姉の大切な忘れ形見を渡すわけにはいかないわ。カサンドラはその日から、姪を連れて各地を転々とし始めた。けれど、ついに彼と出会う日が来てしまう――そこはイタリアのサンレモ、彼の地元だった。
  • ボスの愛人候補
    完結
    4.0
    婚約者に捨てられ失意の日々を送るビビアンのもとに、 ジャックが仕事を持ち込んできた。自分の屋敷のインテリアデザインをビビアンにまかせたいという。彼とは旧知の仲で、その性格はよく知っている。絶対に相手にノーと言わせないのだ。 改めてジャックと向き合い、彼がいかに魅力的か今さら気づかされた。失恋の傷を癒やしてくれるのは、 こんなとびきりセクシーな男性との情事かもしれない! 彼が結婚に興味がないのも好都合だわ。私を愛人にしてくれないかしら!?
  • 暗闇の妖精
    -
    会社が倒産寸前に追いこまれ、ニーナの父は心労で倒れた。父の会社を乗っ取ろうとしているのは、裕福なギリシア人投資家で黒髪にきりりとした顔立ちのアントン・ラキトス。ある夜、ニーナは父を苦しめないでほしいと懇願するために彼の家を訪れた。だが、酔った彼にベッドに引きずりこまれてしまう。暗闇の中でもつれ合ううち、ニーナは燃えるような刺激に体がしびれ、それまで知らなかった感覚を呼び覚まされた。憎んでいる男性に抱かれたいと思うなんて、私はどうしてしまったの?酔いがさめたアントンは、ニーナが誰だかわかると彼女の混乱をよそに、父の借金を持ち出して結婚を迫った。そんなことできるわけがない。私はほかの男性と婚約しているのよ。
  • 花嫁にプロポーズ
    完結
    5.0
    病気の祖母と亡き父の借金を抱え、昼は不動産会社そして夜はレストランで身を粉にして働くカイラ。ある時、社内で若きやり手と名高いジェームスに、彼が進めるプロジェクトの助手に抜擢される。こんな平凡な私にどうしてこんな大役を…!? またとないチャンスだったが、勤務に時間制限のあるカイラは身を切る思いで彼の申し出を断ることに。「君が必要なんだ!!」断られてもなお端正な顔をカイラに近づけ、熱いまなざしを向ける彼。カイラは高鳴る胸の鼓動を抑えられず!?
  • 潮騒
    -
    高名なピアニストだった祖父にピアノを教わりながら、マリナは海辺の山荘で、俗世間と隔たれた日々を送っている。ある日、祖父とひっそり暮らす山荘に、ギデオンと名乗るハンサムな旅行客が滞在することになった。初対面なのになぜか懐かしさを覚え、彼に惹かれるマリナだが、一方の祖父は冷淡な態度で、まるで彼を憎んでいるかのよう。いったいどうしてかしら……いぶかしむマリナは数日後、ふと美しいピアノの旋律を耳にする。弾いているのは……ギデオン?次の瞬間マリナは思い出した――心に封印していた残酷な記憶を。
  • 妻になる資格
    4.0
    いったい彼女は誰なのか?隠されてきた過去に彼は愕然とした。■マルコは、恋人との将来を考えあぐねていた。アントーニアとはすでに一年も同棲している。美しいが出生のあやしいアントーニアは、愛人としては理想の女でも、妻としてはふさわしくない。彼女は、画家ステファンの出世作《鏡の女》のヌード・モデルでもある。ミラノの名門一族とされるマルコの両親は、人前で裸をさらす女性との結婚を決して許さないだろう。「見ておいてほしいものがあるんです」あるパーティーで、偶然出くわしたステファンに、マルコは一枚の絵を見せられる。《鏡の女》とそっくりの絵――だが、モデルは間違いなく別人だ。アントーニアに瓜二つの女がいるというのか?そこには、マルコが知るはずもなかった真実が秘められていた。
  • 愛するのは危険
    3.0
    「私は取り引きの道具なんかじゃないわ!」さげすみの目を向けられ、ビアンカは叫んだ。■輝くつややかなブロンド、大きなグリーンの目、抜群のスタイル、ビアンカ・ミルンは非の打ちどころのない美貌の持ち主だった。電子機器会社の特別開発企画部長として活躍する彼女にとって、比類ない外見はかえって仕事のさまたげになる。取り引きを有利にするために女の魅力を武器にする……、今のポストを手に入れたのは社長の愛人だから……。いつも不愉快なゴシップにさらされる。真実とほど遠い噂ばかりだ。今ビアンカの会社が乗っ取りを計画している会社の社長、マット・ハーンもその噂を信じているらしい。ビアンカはひと目で彼に激しく惹きつけられたというのに……。
  • 一輪のばらを手に
    完結
    1.0
    元モデルで現在は会社の社長のライザは、ちょっと憂鬱だった。その気は無いのに、財閥の御曹司のブルーノと噂になっていることで…。でも彼は、彼女にぞっこんなのだ。ある日、ライザは別荘に向かう途中、車に追突したが、相手の車から出てきたのは、まるで狼みたいな野性味たっぷりの男性だった。泊まる所がないというので別荘にその男性を泊めたのだが、翌朝その男性はスーツに身を固めた姿で現れた。そして謎の言葉を残して去っていく。果たして彼の正体は――!?
  • 記憶のなかの真実
    完結
    3.0
    追い立てられるように車を飛ばした私は事故に遭い、半年間の記憶を失ってしまった。目覚めた私の前に現れたのは、夫を名乗る素敵な男性。そして驚くべきことに私のお腹のなかには彼の赤ちゃんが! 半年前まで恋人すらいなかった私がいつ結婚をしたの!? 何ひとつ思い出せない私に、彼は日々熱い愛をささやき、やさしく接してくれる。だけど夢でみる彼の顔はとても冷たく、涙があふれて止まらない…。あの夢は何? 私はこのまま幸せに暮らしていていいの!?
  • ママは卒業
    完結
    -
    娘をたぶらかす“不良息子”の父親は遊び慣れたゴージャスな実業家!? 男性不審のシングルマザー、ジェシカは娘の反抗期に手を焼いていた。最近よく名前を耳にするマークというボーイフレンドの悪い影響を受けているに違いない。会社を経営するというマークの父親のもとに乗り込んだジェシカだが、ひと目彼を見て、洗練され威厳のある美しい姿にすっかり圧倒されてしまった。でも気を許してはだめよ。いくらセクシーだからって、彼に心を奪われている場合ではないわ!
  • 孤高のシーク〈砂漠の王子たち〉
    完結
    -
    愛するシーク・バリとの結婚式の直前。幸せいっぱいだったヌアは絶望のどん底に落とされた。バリは自分を愛しておらず、ただ財産を相続する条件を満たすためのプロポーズと知ったのだ。私…こんな愛のない結婚はできない。ヌアはウエディングドレス姿のまま逃げ出すと小型飛行機で空へと飛びたった。が、突然の嵐に巻きこまれて操縦不能になったとき、後部座席から声をかけてきたのは、なんと怒りに燃えたバリ。ふたりが乗る飛行機は墜落、無人島に流れついて…!?
  • 素足の妖精
    4.0
    17歳のリンデンにとって、毎日が薔薇色だった。なぜなら家にはジョス・ホワイトがいるからだ。険しい坂道で事故を起こした彼を車から助け出し、家へと連れ帰った。リンデンとジョスは親子ほども年がちがうのに、とても気が合って、人間嫌いの画家の父も、彼を気に入っている。そんなある夜、生まれてはじめてパーティへ出かけたリンデンは、同じ年頃の男の子たちなど誰一人目に入らず、ジョスのことを愛していると気づいてしまうのだった。月光を浴びて泳ぎながらふと岸を見やると、ジョスが立っている。彼は水の中に入ってきて、裸のリンデンを抱きすくめた。■月の光に照らされ、柳の木の下で結ばれた二人。しかし翌朝リンデンは、父親からジョスが出ていったこと、彼に妻がいることを知らされてしまう。絶望したリンデンは……C・ラム、衝撃の初期傑作品。
  • 誘拐された億万長者
    完結
    -
    冷徹な“機械”と噂される女経営者ジェシー。その心の奥には父への復讐が燃えていた。家政婦である母に手を出したあげく死に追いやり、幼い私を捨てた憎い父。なんとしても彼の不正行為を暴き、刑務所へ送ってみせる! その第1歩として会社の買収を試みていた彼女の計画を邪魔する男が現れる。リュック・サンチス。華麗な女性遍歴で知られる世界的な億万長者だ。やむをえずジェシーは彼を無人島に誘拐。しかし、彼は悠然とした態度で逆に彼女を誘惑してきて…!?
  • レディは恋泥棒
    3.0
    いくら親友を助けるためでも、あの男の婚約者のふりをするなんて……。■パリサは脅迫された親友モイアを救うため、ゆすり屋のアパートメントに忍び込んだ。有名な南仏のヌーディストビーチで撮られたモイアの写真を取り戻さなければならない。やっと机の中に写真を見つけて、早くここから逃げだそうと、身をひるがえした瞬間、頑丈な壁のような体にぶつかった。「つかまえたぞ」太い腕で腰に組みつかれ、床へ倒れた。転がった懐中電灯の弱い光で、男の顔がかろうじて見える。ルカ・ディマッジ! なんてこと! 本当に彼なの?十年前、私のファーストキスを奪った相手が友人を脅していたとは。しかも、彼はパリサにとんでもない要求をつきつけてきた。「一緒にイタリアへ来て、二日間だけ僕のフィアンセを演じてほしい。そのあとで写真を返そう。それとも窃盗犯として警察に捕まりたいか?」
  • 春の妖精
    4.2
    理想とはかけ離れた女性に一目惚れ。その日から彼の人生はがらりと変わった。■祖父の代から続く銀行を経営するジェームズは、自他ともに認めるエリートビジネスマン。父に遺された格調高い屋敷に住み、従順な使用人に恵まれ、申し分なくエレガントなガールフレンドがいて、何ひとつ不足のない人生だと思っていた――彼女に、小柄で赤い髪のペイシェンス・カービーに出会うまでは。彼女は身寄りのない老人のための下宿屋をしていて、ジェームズが幼いころ駆け落ちして家を出た彼の母が、弱った体でそこに暮らしているという。感情を包み隠さず、ずばりとものを言うペイシェンスは、ジェームズに欠けていた温かさと思いやりに満ちていた。彼は反発しながらも、強く惹かれていった。
  • 真実は秘めたまま 億万長者に恋して
    3.5
    ベス・ローレンスは義理の兄マイクにどうしてもと頼まれ、彼の会社のパーティで余興を演じることになった。当日、セクシーな格好でパーティ会場に赴いたベスは、マイクのリードで踊ってみせたが、くるくるまわされたせいで、彼が手を放したとたん、みっともなく床に尻もちをついてしまう。大笑いする男たちのなかに、ひとりだけ笑っていない男性がいた。きわめて魅力的だが、ベスを見る目はひどく冷たい。しかし、次の瞬間彼は表情を一変させ、にこやかに手をさしだした。その男は十年で巨大なビジネス帝国を築いた実業家として評判の、デクスター・ジョルダンニというイタリア人だった。ベスは彼から翌日の食事に誘われ、一週間後には婚約指輪を渡される。あまりに速い展開に驚きながらもベスは舞いあがり、デクスターが自分に近づいた真意など疑いもしなかった。
  • ガラスの家
    3.5
    夫の亡骸とともに、リリーは茫然とデインの到着を待っていた。もうすぐ彼がここに来る。私を軽蔑している彼が……。デインの弟と極秘の取り決めを交わし、偽装結婚してから、そうとは知らないデインに罵声を浴びせられつづけてきた。家名を汚す雌狐! 清楚な仮面に隠れて浮気を楽しむ悪女!いわれなき汚名に耐えた結婚生活は、今、幕を閉じた。夫を亡くして、もうデインの憎悪に対処するすべもない。やがて顔をこわばらせたデインが、リリーの前に現れた。彼は知らない。私の体が無垢なことも、この胸に秘めた思いも。
  • 落札された夜
    4.3
    結婚を夢見ていた彼女を裏切った男。その彼が、ふいにデートの相手として現れた。■ファッションショーの舞台を下りた花形モデルのリーナは、最後の仕事をするためにロールスロイスに乗りこんだ。チャリティオークションで彼女とのデートを落札した男性と、ディナーを共にする。それでリーナ・ローレンスと縁を切れる。明日からは本名のケイティ・メルデントンに戻り、念願の陶磁器デザイナーとして再出発をするのだ。だがデートの相手を見て、彼女は息をのんだ。ジェイク・グラントン。二年前に別れたきり、二度と会いたくないと思っていた男だ。かつてはジェイクを愛し、愛されていると確信していたけれど、それも、継母と彼が愛人関係にあるとわかったときまでだった。ジェイクは、なぜ大金を使ってまでわたしとの時間を手に入れたの?
  • 一人にさせないで
    -
    本当は、彼を忘れてはいなかった。逃れようとしてきた過去に、彼女はおびえた。■ピッパは幸せだった。一週間後には、私は花嫁になる。孤児だった彼女にとって、温かい家庭こそがずっと夢見てきたものだ。婚約者のトムとなら、平凡だけど穏やかな家庭を築けるに違いない。そんなある夜、ピッパとトムが乗っていた車が接触事故を起こし、相手の男の顔を見てピッパは息をのんだ――ランダルだ。ランダルは、四年前、ピッパが勤めていた会社の社長だった。男らしい横顔、力強いグレーの瞳に、ピッパは夢中になった。二人はふとしたことからキスをしたが、ピッパは、それをきっかけにして彼の前から姿を消した。彼には帰るべき家がある。自分だけを愛してくれる人がほしかった。「僕はもう結婚していないよ」再びピッパの前に現れたランダルの言葉に彼女は体が震えた。心の奥にしまっていた苦い思いが、頭をもたげた。
  • 汚れなき乙女の犠牲
    完結
    -
    無慈悲に私を裁いたダンテ――彼と再会するなんて! 友人に頼まれ、パーティーで恋人のふりをすることになったベス。そこで出会ったのは、今も悪夢に出てくる弁護士ダンテ。19歳のとき、無実の彼女を刑務所に送った悪魔だ。名前も過去も捨て、ようやく新しい人生を手に入れたのに。憎々しい敵のはずなのに、男らしい魅力を増した彼は悠然とした誘惑でベスの鼓動を速める。私をおぼえていないの? ダンテは公衆の面前でベスの唇を濃厚に奪い、激しく求めてきて…!?
  • 王女の秘めやかな背徳
    完結
    -
    まさか、こんなことって…。シャンテイン国の王女ピッパが恋に落ちたのは、過去の確執のせいで王家と敵対関係にあるラフィット一族の後継者ニック。彼の正体を知らないままでいたかった。自信に満ちた王者のような腕に抱きよせられ、唇の熱さにただ酔えればよかったのに。彼が敵だと知った今、王国への裏切りとなるこの想いは封印しなければ。そう決めたのに、ふたりは旅先でも国内でも思わぬ形で邂逅を果たしてしまう。彼と向きあうことは、私の運命なの?
  • 禁断のキスの味
    完結
    -
    「きみが必要なんだ」片思い中のボスからの思いもかけぬ告白。しかしアリーの期待はもろくも崩れさった。姪をひき取ったばかりのマークは有能な子守りを捜しているのだ。そこで白羽の矢が立ったのが秘書のアリーというわけだった。しかし突然の同居にアリーの心は浮き立つばかり。そんなある夜、マークから情熱的なキスをされた彼女は夢見心地になったのもつかの間、否定の言葉で冷水を浴びせられる。冷静になろうと己を律するアリーだが、それは彼も同じで……?
  • 罪深き花嫁
    完結
    4.0
    目覚めるとそこはゴージャスな海上コテージ、しかも隣には見知らぬ男性が眠っていた! ここはどこ!? 私は誰なの!? この男性は私の夫なの!? 記憶をなくしたことに気づき、不安でいっぱいの私にグレイの瞳が印象的な彼は言った。「安心しろ、ここのコテージは僕が建てたものだ」 ホテル王ミューア・イングラム と名乗る彼は、浜辺でひとり倒れていた私を助けてくれたらしい。彼の申し出に甘え、秘書としてともに暮らし始めたけれど、記憶は戻るのかしら…。
  • 遠い記憶
    3.0
    18歳からロンドンの学校で演技を学んできたクレアは、9年の歳月を経て、ようやく女優としての才能を開花させた。とはいえ、類まれな美貌を持ちあわせながらも、クレアは男性をいっさい寄せつけず、心を開こうとしない。唯一の例外は兄のような存在の、人気脚本家マーシー。いつもそばにいてくれる彼とのプラトニックな関係に満足し、クレアは穏やかな日々を過ごしていた。だがいま、ある影がクレアの背後に忍び寄ろうとしていた――彼女が男性を避けるきっかけとなった、9年前の悪夢が。

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  • 昨日にさよなら
    -
    マリーサはいつものように幼い息子を連れて散歩に出かけたが、帰宅途中、わずかな隙に息子が乳母車ごと消えてしまった。大富豪ガブリエルに見初められての結婚だったが、夫とは心が通い合わず、家を出たあとに妊娠が発覚し、マリーサはひとりで子供を産み育ててきたのだった。二度と夫のもとへは戻らないつもりで……。だから父親の名は言えない、どんなに警察に問いただされようとも。だが事件が新聞に報道されたために、夫は駆けつけてきた。逃亡生活の終わり――そして愛しい息子の行方を思い、マリーサは恐怖のあまり、その場にくずおれた。

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  • プレイボーイとプリンセス
    完結
    4.0
    シャンテイン公国のプリンセス、ブリジットは明るく華やかな社交界の人気者である一方、臆病で寂しがりやな自分を隠していた。幼い頃のトラウマで、本当の私を愛してくれる人はいない――そう思っていたのだ。でも、タフでハンサムなドクター・ライダーの前では取り繕うことなく本当の自分で接していることに気づく。そんななか、テキサスでプレイボーイと名をはせたライダーはブリジットの唇を奪ってきた! なのに彼は「将来は考えられない」と告げてきて!?
  • 見せかけの結婚
    完結
    -
    クレアは道に飛び出し、車にはねられてしまう! 薄れゆく意識のなかで彼女は端正な男の姿を見た。意識が戻ったとき、彼女は豪華な部屋に寝かされていて、そばにいたのはその男――アンドレアス・マルコポウロというギリシャでも有数の銀行家だった。両親を亡くし、生後間もない異父妹をひとりで育てていて貧しいクレア。事情を知った彼は彼女たちの面倒をみると言いだす。親切すぎる申し出には条件がひとつ。それはなんと、彼女が彼と見せかけの結婚をすることだった!!
  • 妻と呼ばないで
    完結
    -
    秘書クロエは上司ロレンツォとの結婚が決まり、有頂天だった。ロレンツォはベネチアの高貴な家柄の出身。身分違いの結婚はクロエにとって夢の世界の出来事だ。結婚式当日、喜びで胸がいっぱいの彼女は瞳をうるませてロレンツォに告げた。「愛してるわ」その言葉を聞いたとたん、彼の表情が一変した。「ぼくたちの結婚は現実的な取引きでしかない」それじゃ今までの甘い関係はなんのためだったの!? 絶望のあまり、クロエは式のあと、彼の大邸宅から逃げ出して…!
  • 愛しあう理由【あとがき付き】〈恋する男たち Ⅳ〉
    完結
    3.5
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】イザベルは実業家の夫、レアンドロスとの結婚を終わらせるべく弁護士とともに車を走らせていた。3年前に家を飛び出して以来、なんの音沙汰もなかったのに、突然連絡をよこしたと思ったら離婚の手続きについてだなんて…。慰謝料なんていらないから、早く離婚を成立させましょう。そう言いに話しあいに向かったのに、夫の様子はどこかおかしくて…? 4回にわたってお届けしてきた<恋する男たち>シリーズも、ついに完結。あのカップルも再登場します!
  • 悩めるシーク【あとがき付き】〈砂漠の王子たち〉
    完結
    4.3
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】令嬢ラナは世界一の大富豪の娘という肩書きだけで近づいてくる男性に嫌気がさしていた。誰も自分を知らない場所に行きたい。ただの私を愛してくれる人が欲しい。そう願って入ったイギリスの大学で留学生のアラシュに出逢う。紫の瞳に神秘的な容姿。運命の恋と信じたが、彼の正体はなんと砂漠の王族! 住む世界があまりに違う彼を諦めようとしたが、恋心は自由にならない。戦争のため、帰国する彼にラナは一夜を捧げる。「私を愛して」翌朝、彼は冷たく去って…!?
  • いじわるシェフの禁断メニュー
    完結
    -
    全1巻550円 (税込)
    かわいいレストランのすてきなシェフに一目ぼれしてウエイトレスのバイトに入ったあたし。なのに、シェフってばこんなにドSだったなんて~!いじめられてもめげずにアタックしてたけど…!?
  • 熱い過ち
    完結
    3.3
    不毛な愛に終止符を打とうと別れを告げるロバータを、傲慢な実業家マックは容赦しなかった。彼女を強引に抱きしめ、唇を奪おうとする。ロバータはたくましい腕を振りほどこうともがいた。いつまで待ってもマックは結婚してくれようとしない。彼の周囲からも愛人扱いされ、誇りを踏みにじられてきた。もう我慢はしないわ。しかしその抵抗は、彼女に不利な結果を招いた。独占欲の強いマックは、いつもと様子の違う女の抵抗に刺激され、欲望に火がついてしまったのだ!!
  • 妻になる資格
    完結
    4.3
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】画家ステファンの出世作でもある裸像画「鏡の女」。その扇情的な美しさに心奪われたマルコは、裸像画のモデルをつとめた女性アントーニアを恋人にした。ふたりの関係はうまく行っているように見えたが、出自が不確かでヌードモデルをつとめるような女をマルコの家族は決して認めることはなかった。ミラノの名門一族であるマルコ、彼が決意しない限りふたりに将来はない。しかしその気をまったく感じさせないマルコにアントーニアの心は少しずつ倦んで行くのだった。
  • 花嫁の秘密
    1.0
    待ち望んでいたはずの結婚式を翌日に控え、ガブリエラは眠れぬままハンガーにかかった美しいウェディングドレスを見つめ続けていた。日が昇る前、とうとうガブリエラは決めた。やはりスティーヴンと結婚はできない。彼が私の過去を知ったら……。詫びの言葉だけの書き置きをスティーヴンの家の郵便受けに入れ、フェリーで英仏海峡を渡り、車でイタリアへ。湖水地方にいる幼なじみのパオロなら、忌まわしい記憶を忘れられずにいる私のこの苦しみをわかってくれるはず。だが、世界中に権勢を誇る実業家スティーヴンは、急遽結婚式をキャンセルしたあと、苦もなくガブリエラの居所を突き止め、険しい形相で追ってきた。■起伏に富んだ心理描写を得意とする往年の名作家、シャーロット・ラム。本作は、キリスト教の“七つの大罪”のひとつ――“憤怒”をテーマに描いた、ドラマティックな作品です。

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  • セカンドハネムーン
    -
    レオニーは会ったことのない曾祖父の住むギリシアへ旅立った。名門一族の娘だった彼女の亡母が駆け落ち同然で結婚したため、これまで彼女は一族から無視され、相続人からも外されてきた。だが余命わずかと知った曾祖父は急に会いたいと言ってきたのだ。曾祖父は彼女のほかに、またいとこのポールも呼び寄せていた。唯一の相続人である彼は傲慢そうで、放蕩者と噂されている。曾祖父が突然、一族の遺産はレオニーにゆだねると宣言し、呆然とする彼女と激高するポールに、訳知り顔でこう付け足した。ふたりが結婚すればすべてはまるく収まるではないか、と。

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  • 裏切りの変奏曲
    -
    チリの首都サンティアゴを、ジュールズは久しぶりに訪れた。イギリス人の母とチリ人の父はずっと昔に離婚していたが、数カ月前に亡くなった父は娘にいくらかの財産を遺したらしい。遺言執行人は父の義理の甥ランドで、父親の見舞いに来なかったジュールズに冷ややかな態度をとった。だが彼女にとっても、ランドと会うのには複雑な思いがある。十代のころ何年か父のもとで暮らしていたときに、隣家の息子エンリケと婚約したものの、彼のもとを去った。エンリケが歌手のマリアと密会を重ねているのを知ったからだ。そしてそのマリアこそ、当時ランドの婚約者だったのだ!

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  • シチリアからの誘惑者【あとがき付き】
    完結
    4.2
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】ジャンカルロは、義兄が経営する会社の重役用ルームに入ると、若く美しい赤毛の女性に目を止めた。あれが社長秘書のナタリア・デイトン――義兄の愛人ともっぱらの噂で、僕の姉を苦しめている女か。一方、ナタリアは自分をじっと見据えているジャンカルロの視線に怯えていた。彼は誤解しているわ。私は彼の義兄の愛人ではないもの。でも、それを口に出せない理由があるのよ――ジャンカルロは決めた。金を渡すより愉しい方法で、彼女を問い詰めてやろうと。
  • 復讐は愛ゆえに【あとがき付き】
    完結
    4.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】太陽神ヘーリオスのようだわ…。それが、女優のジェシカが天才カメラマンのアレクに抱いた印象だった。それほど彼は圧倒的な存在感を放っていた。ジェシカはデートに誘われたが、休暇を理由に1度断った。けれど、休暇中も彼のことばかり考えてしまう。私…恋してる。彼の強烈な魅力に惹かれていく自分を止めることは、もはや不可能だった。生まれる前から互いの一部だったような感覚を共有するふたり。だからこの絆がひき裂かれる日が来るなんて夢にも思わなかった…。
  • 王子の秘密の恋人
    完結
    4.5
    宮殿の中庭に腰掛けたイブは、新しい仕事の申し出を受けてためらっていた。アメリカ育ちの自分に、地中海に浮かぶ小国の王室の厩舎マネージャーが務まるだろうか。心配なのは責任の重さやしきたりだけではない。雇主――ステファン王子の存在だ。その尊大な振る舞いにいら立ちながらも、力と知性を兼ね備えた王子にイブは惹かれずにはいられなかった。そして仕事を引き受けたとき、ようやく気づいた。島に囚われたにも等しい今、彼の魅力から逃れる術はないのだと。
  • 別れた夫
    -
    “兄の会社が倒産寸前ですって?”リンゼーは衝撃を受けた。親代わりとしてずっと面倒をみてくれた兄が失踪した理由が、まさかそういうことだったとは思いもしなかった……。だが兄を捜しだし、力になってあげたくても、リンゼーにはとても金銭的な余裕などない。そんな折、元夫の実業家ダニエルが突然、資金援助を申し出た。プレイボーイの夫との生活に傷つき別れを選んだリンゼーだったが、ダニエルの交換条件を耳にした瞬間、なぜか心を揺さぶられた──ふたたび彼の妻になる、というばかげた提案に。
  • 愛を知らない恋人〈【スピンオフ】華麗なるバルフォア家〉
    完結
    -
    20歳になったミアは、伯母から実の父親がイギリスの大富豪オスカー・バルフォアだと知らされた。バルフォア家に身を寄せたミアに、上流階級の人々は冷たかった。父は娘の行く末を案じ、教育係としてギリシア人の富豪ニコスを指名する。しかしなぜかニコスはミアにつらく当たるばかり。ひどい仕打ちに耐えかねてミアがついに不満を爆発させると、ニコスはいきなり彼女の首筋をとらえ、息がかかるほど顔を寄せ、思わせぶりな熱いまなざしで射抜くように見つめてきて…!?
  • 愛は嘘とともに
    完結
    2.0
    リビーは母の死後、異父弟ジーノを育てながらイギリスの小さな村で細々と暮らしていた。そんなある日、尊大な男性ラウル・カルドゥッチが訪ねてくる。リビーを母親と誤解した彼によると――ジーノの父親は巨大企業の経営者だったが突然亡くなり、遺言によって莫大な財産が遺されたという。貧しい私が母ではなく姉だとわかれば弟とひき離されてしまう! 口をつぐむリビーはイタリアへとつれ去られてしまう。ラウルが彼女を誘惑し、遺産を狙っているのも知らぬまま。
  • 奪われた贈り物
    完結
    3.0
    イタリア人で銀行頭取のサンドロとウエイトレスのジョアンナ。恋に落ち、幸福の絶頂で結婚したはずのふたりの新婚生活が地獄と化したのは、ジョアンナのせいだった。心では夫を深く愛していたのに、どうしても体を許せなかったのだ。ジョアンナが抱かれることができない理由……それを彼に知られるくらいなら、結婚生活を終わらせたほうがいいと、彼女は無言で夫のもとを去るが――3年後の再会で、夫婦の仲をひき裂くこととなった悲しい理由が明らかになり…。
  • よみがえる愛
    3.0
    懐かしいチャーントリ屋敷が競売にかけられると聞いて、オーリエルは12年ぶりに故郷に帰ってきた。父親ほど年の離れた億万長者の夫を亡くして、2年。彼女にはどうしてもこの屋敷を手に入れたい理由があった。そこへ一頭の黒馬が駆けてきた。黒髪の堂々たる物腰の騎手は馬を止めると、オーリエルを見おろした。デヴィル・ハガード――私を残酷な形で裏切った、かつての恋人……。やがて競売が始まった。「9万ポンド!」デヴィルが真っ先に声をあげた。オーリエルはつぶやいた。「絶対にデヴィルの手には渡さないわ。私が生きている限り」■起伏に富んだ心情描写で読者をとりこにする、シャーロット・ラムの名作をお贈りします。実らなかった初恋に隠されたせつない真実とは?!
  • ダイヤモンドは誘惑の石
    3.0
    ライザは常夏のランサローテ島で休暇を楽しんでいた。そのとき突然誰かに名前を呼ばれ、振り向いた彼女は凍りつく。ニック・メネンデス! 彼がどうしてここに?母親同士が親友なため、ニックのことは昔から知っている。ライザにとってニックは兄であり、英雄でもあったが、ある事件を境に2人の関係は最悪の形で砕け散ったのだ。ニックは6年前よりもさらに魅力を増していて、過去のことなど忘れたかのように、好意的な笑みを向けてくる。いつの間にか彼をうっとり見つめていたライザは、ニックの瞳に浮かんだ勝利の色に気づかなかった。
  • エーゲ海にとらわれて【あとがき付き】
    完結
    5.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】両親の事故死によりゾーイはギリシャの大富豪テオ・ケネリスの相続人だと発覚する。マスコミに騒がれ、家から出ることさえできない彼女のもとに訪ねてきたのはテオに育てられた代理人という実業家アントン。彼は数々の美女と浮き名を流すプレイボーイで、年老いたテオに代わって国際的大企業を統括しているらしい。「君たちに安全な避難場所を提供しよう」と言うが、罠に決まっている! だが数時間後、彼女はアントンに騙されたも同然にギリシャへとつれ去られ――!?
  • 恋を夢見る白雪姫
    完結
    4.0
    「白雪姫」と呼ばれるトーマスアイル国民のアイドルのプリンセス・ルイーザは、過保護に育てられ、27歳にしてうぶで無邪気なまま。ある日、舞踏会で魅力的な男性に出会った。彼の名はギャレット。国内有数の裕福な実業家だ。お伽噺のような恋を夢みるルイーザはギャレットを見た瞬間に運命を感じる。一方のギャレットも、ルイーザへの好意を隠そうともせず、純真すぎるプリンセスの恋は向こう見ずに走りだした。この出会いが仕組まれたものだとは、夢にも思わぬまま。
  • 最後のダンスはボスと
    完結
    -
    出会ったその日に情熱的な一夜をともにしたスターとキャラム。ゆきずりの情事で終われば何事もなかったはずなのに、仕事も恋人も失ったスターが、キャラムの戯れの申し出にすがり彼の個人秘書となったことから、事態は複雑に。ビジネス上の関係と節度をわきまえながらも内心ではお互いを狂おしく求めあうふたり。そしてある夜、雷に怯えたスターはキャラムの胸に我を忘れて身を投げる。ふと彼の顔を覗き込むと、その目にはあの夜と同じ欲望の炎が燃え上がっていた!
  • 愛は忘れない
    完結
    5.0
    1年前に事故で記憶を失くしたシェリーは、必死に人生を歩んでいた。そんな彼女のもとに、ある日見知らぬ男性が訪ねてくる。恐ろしくハンサムなその男性はアンドレと名乗り、強い眼差しをたたえている。そして「君は僕の妻だ」と告げられ、全身に震えが走った。私にいったい何があったというの? 彼の言うことはまだ信じられないけど、彼についていくことに決める。不安はあったが、確かめたかった。自分自身を、そして、彼に感じる正体不明の心のざわめきを――。
  • 罠に落ちた二人〈恋する男たち Ⅲ〉
    完結
    3.3
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】ラーマン国際銀行ロンドン・オフィスの最上階で、頭取代行のシーク・ラフィク・アル・カディムは机に新聞を叩きつけた。一面には自分のセックスフレンドが他の男と結婚するというゴシップ記事が載っている。やはり女は裏切る生き物なんだ!8年前に最愛の女性に裏切られて以来、ラフィクは女性に期待するのをやめた。信じたところで自分が傷つくだけ…。その時扉が開いた。そこには8年前に別れたときから会っていないメラニーの姿があった。今さら何をしに来たんだ? ぼくをまただまそうというのか?
  • シークの祈り〈恋する男たち I〉 / パリで見つけた恋
    完結
    -
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】「私たちの結婚は終わったのよ! 放して!」身をよじるリオーナを有無を言わさず抱き上げる、カフィーヤを身につけたたくましい男性は――夫のシーク・ハッサンだ。跡継ぎが産めない体だから結婚は続けられないと、シークの妻の座から身をひこうとしているのに、だめだわ、彼に触れられるどうしようもなく惹かれてしまう…。王宮は私たちのことをきっと認めない。いったいどうすればいいの…!?(<恋する男たちⅠ>「シークの祈り」)修道女見習いの甘酸っぱいロマンス「パリで見つけた恋」も同時収録。
  • 暗闇の妖精
    完結
    -
    父親の会社を乗っ取ろうとする投資家アントンの家に、計画中止を懇願するため忍び込んだニーナ。ところが酔って帰ってきた彼にベッドにひきずり込まれてしまう。ニーナは彼の熱い手に触れられ、今まで経験したことのない感覚に囚われた。私には婚約者がいるのに――。酔いが冷めたアントンは相手がニーナとわかると、彼女の動揺をよそに、さらに残酷な要求をした。「君の父親に融資したのは、君が欲しかったからだ。金を返せないのなら、僕と結婚してもらおう」
  • 復讐の扉が開くとき
    完結
    -
    ソフィが働くホテルのオーナーで、“世界一魅力的な男”として社交界やゴシップ誌をにぎわせているマックス・クインターノ。彼からディナーに誘われたソフィはドレスを買い与えられ、夢のような時間を過ごす。運命の恋と信じて純潔を捧げた翌日、ソフィは彼と義姉の残酷な計画を立ち聞いてしまう。ふたりは不実な恋仲にあって、偽装結婚にソフィを利用しようとしていたのだ! 別れを告げて4年後、父がマックスに借金し、その代償にソフィを求めていると聞き…!?
  • 運命の回転ドア
    完結
    4.3
    マーティーンは見ず知らずの男と回転ドアに閉じ込められていた。勢いよく同時に入ってしまったふたりは、小さなしきりのなかで密着して一歩も動けない。密着する体、回らないドア。「君が一歩下がればよかったんだ!」「あなたがあとから駆け込んだんじゃない!」なんて傲慢な男性なの! やっと抜け出して上司のもとへ向かうと、思いがけないひと言が彼女を待っていた。「彼が僕の後継者だ。会社をひき継いでもらう」さっきの彼が私の上司になるなんて!?
  • さよならも言えず
    -
    旅行会社で重役秘書をつとめるクレアは、ホテルを視察するため、アラブのとある国を訪れていた。そこで偶然にも、ニック・ウォーリングとでくわす。どうやらニックも仕事で同じホテルに滞在しているらしく、クレアはなんとか動揺を押し隠し、彼を避けつづけた。だがラウンジにいたとき、ふとした隙を突かれ、たくましいニックの手でダンスフロアへ連れ出されてしまう。彼はクレアの身を抱き寄せながら、その耳元で囁いた。「どんなに君が忘れたいと思っても、君はまだ僕の妻なんだ」
  • ナポリの悪夢【あとがき付き】
    完結
    4.2
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】休暇中のサラがクルージングを楽しんでいると、もっとも会いたくない男性と再会してしまった! 神のように美しい実業家、そして短期間とはいえサラの夫だったグイードだ。10年前、幼いばかりの結婚生活は夫の親族のいやがらせでつらい破局を迎えたのだが、再会した彼はサラに愛人関係を要求してきた! 身勝手な提案だが、負債を抱える友人夫婦の後ろ盾を得るために、サラは彼に身をゆだねることを決意する。あくまでも“恋に慣れた大人の女性”を演じながら…。
  • プリンスと結婚〈世紀のウエディング・エデンバーグ王国編II〉
    完結
    -
    エデンバーグ国王の交通事故は誘拐事件に発展。王女イザベルの命を受けて、侍女ロウィーナは王女のいとこジェイクの屋敷に子守として住み込み、身辺を探ることに。ジェイクは犯人としてもっとも疑わしかったのだが、一緒に生活してみると、彼がとても誠実な男性とわかった。ロウィーナは彼の無実を確信するとともに彼に惹かれ始めるが…?ミニシリーズ「世紀のウエディング・エデンバーグ王国編」全4話完結の第2話!
  • あなたのキスで忘れたい
    完結
    4.0
    カラム・アイアンストーンを絶対に許さない!3年前、父に横領の罪を着せ死に追いやった上司カラムを憎むことで、ミランダは生きてきた。だが、そのカラムから突然の依頼が!?コックのミランダに彼のパーティーの料理を頼みたいと言うのだ。憎まれていると知りながら、なぜ?さらにミランダを困惑させるのは、彼女を誘惑するかのようなカラムの熱いまなざし。仕事も誘惑も、受けるか否かはミランダ次第…でも、こんな男と取引きしてしまっていいの!?
  • 砂のささやき〈砂漠の王子たち〉
    完結
    2.0
    ディジーは10代の頃、砂漠の国バラカットの王族サラーフと恋に落ちた。バージンも捧げて将来を誓いあったのに、若すぎたふたりの愛は激しすぎて、最後は互いを憎むようにして終わった。だが10年後、親友からの1本の電話がふたりを再び結びつけた。「お願い、サラーフを誘惑して。でないと私、彼と無理やり結婚させられる…」恋人のいる親友に泣きつかれ、ディジーはやむなくバラカットの地に降り立った。そこにはもはや少年ではない、シークとなった彼がいて…。
  • 悪魔のようなあなた
    4.0
    黒髪に黒いコート、妖しく光る目をしたその男は風とともに現れた。この田舎町でも知らぬ者はない映画監督、デンジル・ブラック。不動産業を営むクレアは、家を買いたいという彼につきあううち、周囲の女性たちが病のように彼のとりこになっていくのに気づいた。まるで吸血鬼に魅入られた哀れな犠牲者のごとく、妹までが婚約者のことも忘れてデンジルに夢中になるのを見て、クレアはある大それた計画を実行に移す決意をする。あれは女性にとって危険な男。妹を彼の毒牙から守ってやらないと!しかし、クレア自身を守ってくれる者はなかった……。■初版当時、意表をつく展開が大きな話題となった伝説の作品をお贈りします。責任感から出たクレアの大胆すぎる作戦にドキドキさせられっぱなしです。そしてHQイマージュより、C・ラムの未邦訳だった旧作を続々と刊行中。2013年も引き続きご注目ください!
  • 愛するのは危険【あとがき付き】
    完結
    4.7
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】「マット・ハーンをベッドに誘え!」強引な経営で知られる社長の右腕として働くビアンカは、突然のボスの命令に困惑していた。マットは今から乗っ取ろうとしている会社の社長だ。美貌のビアンカはボスの愛人などと噂されているけれど、これまで仕事で女の武器を使ったことなどない。ボスの命令なんて無視するしかないわ! そう思ったのに、実際マットに会うと、彼の自信に満ちた男性的魅力に吸い寄せられてしまう。しかもマットもビアンカに誘惑を仕掛けてきて…?
  • 置き去りの恋
    完結
    3.4
    「僕は悪魔のしもべだ」世界的宝飾デザイナーのエダマスは冷ややかに言った。アニーは震えあがった。トップモデルのアニーは、エダマスのジュエリーと撮影をするために、彼の指示でこの孤島に来た。「君はひとりぼっちで取り残された。僕という岩の上にね」アニーはだまされたことに気づいたと同時に、恐ろしい過去を思い出した――この男の狙いは何か。私はまた、あの時のようなおぞましい体験をしてしまうのかしら!――瞬間、エダマスはアニーの唇を乱暴に奪った!!

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