堀辰雄作品一覧

  • 風立ちぬ
    値引きあり
    -
    『風立ちぬ』は小説家・堀辰雄(1904~1953年)の代表的作品。 売れない小説家である主人公と、結核を患っている婚約者・節子が 八ヶ岳の麓にあるサナトリウムで過ごした日々を描いた中編小説です。 当時、結核は不治の病とされていましたが、四季折々の美しい風景描写や 穏やかな時の流れが、“生と死”という、ともすると重苦しくなりがちな作品に、 独特の透明感を与えています。 「風立ちぬ、いざいきやめも」という言葉の意味とともに、その世界観を味わいましょう。
  • 美しい村
    -
    1巻110円 (税込)
    黄色い麦わら帽子をかぶった、背の高い、痩せぎすな少女。少しづつだが少女との距離を縮めていく。小説の構想を練りながら過ごした軽井沢でのひと夏の出来事を美しい文章で描いた作品。堀辰雄の代表作の一つ。
  • 風立ちぬ
    -
    1巻110円 (税込)
    美しい自然に囲まれた高原のサナトリウム。結核に冒されている節子に付き添い死の影におびえながら、二人で残された時間を共に生きる物語。生の意味と幸福感が描かれ、風のように去ってゆく時の流れ。生きることよりは死ぬことの意味を問うと同時に、死を越えて生きることの意味をも問うた堀辰雄の代表作。読みやすくするため、現代の言葉に近づけました。
  • 風立ちぬ
    4.0
    病に冒された婚約者の節子につき添い、“私たち”は高原のサナトリウムで、風変わりな愛の生活を始めた。小鳥がさえずり、山はバラ色に輝き、死の影におびえながらも、二人は残された時に幸福のすべてを見いだそうとする……。著者の体験に基づいて描かれた代表作「風立ちぬ」ほか三編を収める。
  • 風立ちぬ
    -
    1巻330円 (税込)
    「それらの夏の日々、一面に薄(すすき)の生い茂った草原の中で、お前が立ったまま熱心に絵を描いていると、私はいつもその傍らの一本の白樺の木蔭に身を横たえていたものだった」…散文で描かれた最も純粋な詩と称えられた「風立ちぬ」と、精神的危機からの脱皮を描いた「美しい村」の堀辰雄の代表作2編。

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  • 風立ちぬ・美しい村
    3.9
    1巻440円 (税込)
    風のように去ってゆく時の流れの裡に、人間の実体を捉えた「風立ちぬ」は、生きることよりは死ぬことの意味を問い、同時に死を越えて生きることの意味をも問うている。バッハの遁走曲(フ-ガ)に思いついたという「美しい村」は、軽井沢でひとり暮しをしながら物語を構想中の若い小説家の見聞と、彼が出会った少女の面影を、音楽的に構成した傑作。ともに、堀辰雄の中期を代表する作品である。

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  • 風立ちぬ・美しい村・麦藁帽子
    3.6
    1巻506円 (税込)
    高原のサナトリウムで私は療養中の恋人・節子と時を過ごす。私たちは魂の触れあいを重ねるが、次第に時間は限られたものとなってゆく。恋人たちの生の瞬間を描きとめた「風立ちぬ」など珠玉の6編を収める。
  • 学研の日本文学 芥川龍之介 羅生門 蜘蛛の糸 杜子春 トロッコ 地獄変
    -
    1~109巻440~880円 (税込)
    明治・大正・昭和を代表する作家・詩人の名作を集成した文学全集。収録作品は、芥川龍之介の「羅生門」「蜘蛛の糸」「杜子春」「トロッコ」「地獄変」。
  • 17 堀 辰雄
    -
    1巻1,018円 (税込)
    日本の近現代を代表する作家・詩人の名作を集成した文学全集。第17巻は、堀辰雄。収録作品は、瑞々しい初期作品「不器用な天使」「ルウベンスの偽画」、作家として高い評価を得た「聖家族」、不朽の名作「風立ちぬ」、唯一の長編「菜穂子」他、全14作。
  • 聖家族
    値引きあり
    -
    1巻110円 (税込)
    堀 辰雄による作品。
  • 絶対読むべき名作 風立ちぬ
    値引きあり
    -
    1巻110円 (税込)
    「風立ちぬ、いざ生きめやも」 静かな美しい自然の中で、重い病を患い、療養中の婚約者を見守りながら、「私」は婚約者との大切な時間を過ごす。 2人で確かな愛を育みながら、生と死、時を超えた幸福を「私」は感じていく。
  • 菜穂子
    -
    1巻110円 (税込)
    小説家との恋を沈静化させようとする母親。心の平和を求め、愛の無い結婚へ逃避した菜穂子。しかし菜穂子は結核を患いサナトリウムに入院することになる。幼なじみの青年との淡い感情。また夫と姑との葛藤を描く。ある日、菜穂子は衝動的に療養所を抜け出し新宿へ向かう……堀辰雄の晩年の代表作。
  • 鼠(乙女の本棚)
    値引きあり
    3.6
    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第26弾は、『風立ちぬ』などで知られる文豪・堀辰雄×イラストレーター・ねこ助のコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 彼等は鼠のように遊んだ。 少年たちの秘密の隠れ場。 ある日、一人が盗んだ石膏の女の人形を持ち込んだことで、何かが変わっていく。 堀辰雄の名作が、書籍の装画、ゲーム、CDジャケットなどで美麗な人や獣を描き、本シリーズでは太宰治『魚服記』中島敦『山月記』新美南吉『赤とんぼ』を担当する大人気イラストレーター・ねこ助によって描かれる。 名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
  • 羽ばたき Ein Marchen
    完結
    4.7
    堀辰雄の傑作少年文学『羽ばたき Ein Marchen』を壮麗にコミカライズ。 二人の少年――ジジとキキをめぐる美しく残酷なおとぎ話。 “ジジは普通の餓鬼大將とちがつて、ただ誰よりも腕力が強いだけではなく、それと同じくらゐに誰よりも美しかつた。その慓悍な眼ざしと、その貝殼の脣とが、他の仲間たちの上に異常な魅力をもつてゐるのだ。ジジは彼の貧乏なことをも彼の魅力の一つにしてゐるやうな少年だ。” “ジゴマのジジをキキといふ少年が追ひかけてゐた。キキは身體の小さなくせに、頭の大きい少年だ。そのとき、突然ジジが石につまづいて、はげしく倒れた。そして死人の眞似をした。するとキキは、彼を捕縛すべき警官の役割を放棄して、ジジの肩に手をかけながら、女の子のやうにやさしく聞いた。  ――ジジ、どこも怪我をしない? ” 原作小説と鳩山郁子の描き下ろしあとがきのほかに、文筆家・長山靖生氏による堀辰雄が生きた時代と本作の作品世界を楽しく学べる解説文も収録。 『羽ばたき Ein Marchen』という名作を多角的に楽しめる一冊。
  • 晩夏
    値引きあり
    -
    1巻110円 (税込)
    軽井沢に旅に出た「私」と妻。その旅はずっと訪れていた軽井沢にて、来年の夏に過ごすところを探しに行ったのだった。そして私と妻は野尻湖のレイクサイド・ホテルを訪れる。そこはたくさんの外国人客が出向くところで、私と妻は外国人たちの話などをしながら過ごしていた。そんなある日、ちょっとした小屋の近くに焚火の跡を見つける。「これはボンファイアをした跡だわ……」と妻が懐かしそうに話しだした。
  • 堀辰雄/福永武彦/中村真一郎
    4.3
    西欧文学を学び、日本の古典に赴いた知の作家たち。豊かな言葉をもって、巧みな手法と仕掛けで物語を紡ぐ。堀辰雄「かげろうの日記」、福永武彦「深淵」、中村真一郎「雲のゆき来」他。 [ぼくが選んだ訳] フランス文学を学んだ者がその富を創作に応用する。しかし彼らはフランス文学を学んだのではなく文学の普遍を学んだのだ。だから日本の古典を自在に用い、現代の日本を舞台にした巧緻な中篇を作り、また江戸期と今の京都を行き来する国際的な雰囲気の名作を書くことができた。――池澤夏樹 解説=池澤夏樹 年譜=鈴木和子 月報=堀江敏幸、島本理生
  • 燃ゆる頬
    完結
    3.5
    彼は、脊椎カリエスで一年休学した、一つ年上の同級生。蝋みたいな肌に、薔薇色の頬…別世界の住人のような佇まい。誘う彼。惹かれる僕。花に蕩ける蜜蜂のように。「…ね、次はもっと深く…してみない?」僕の射精を口で受け止めながら、彼は―。それは性愛なのか、恋愛なのか。小野塚カホリが描く、堀辰雄が記した脆く儚い思春期の秘め事。
  • 大和路・信濃路
    -
    1巻330円 (税込)
    古典的な美へのあこがれと、近代的な感覚を研ぎすまして、「大和路」を歩いた際の小品集・随想集と、同じく旅の記録「信濃路」をまとめて1巻とした。堀辰雄の資質を知るための鍵となる作品。

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