• 機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより-(1)
    購入済み

    戦闘描写はないけれど

    サイド3で開かれることになった「一年戦争展」。アドバイザーとして雇われたカイが、展示物を眺めながらそれに関連する記憶を淡々と振り返るお話なのだが、毎回いい話でウルっとしてしまう。

    ただ、前提として1st(と、できればZ・CCAあたりまで)を知っていないと、退屈なだけで終わってしまうかも。コレ単体で楽しむ作品ではないです。

    原作を壊さず、オリキャラ無双もなく(戦闘自体がないからね)、それでいて1stの世界観をしっとりと肉付けしている。個人的には、世の外伝物はこうあって欲しいなと思う。

    0
    2018年09月29日
  • ルノアール兄弟の愛した大童貞
    購入済み

    で、2巻はいつになったら出るの

    公園に住む謎の中年男性・土毛(ドゲ)さん。彼のご先祖こと「ドゲレツ斎様(江戸時代に生きた、アダルトグッズ専門の発明家)」から受け継がれた数々の珍説・珍発明の数々を、強引に布教される3人組の受難のお話。
    土毛さんの語る「童貞かくあるべし」的な持論は、大抵で突拍子もないが、時には変な説得力を持っていることもあり、つまり童貞幕府は実在した。

    1巻はトーナメント編の導入部までを収録。ツッコミ役不在でグダグダになるトーナメント編を乗り越えれば、クソカス人間な土毛さんが立派に生まれ変わる感動のタイムスリップ編が始まるのだが.....いつまで経っても2巻が出ない。

    1
    2018年09月29日
  • 「レアメタル」の太平洋戦争 なぜ日本は金属を戦力化できなかったのか
    購入済み

    合金の奥深さ

    文系の中でもアホな私にはバケガクの素養というものが殆どないため、「鉄は鉄!」「銅は銅!」「錫は錫!」という単純な世界で生きていましたが、この本を読んで合金のなんたるかを知り、科学しゅごい...と感心しました。

    用途に合わせて多種多様な合金が使えないと不味いんだが、その為にはレシピに適う材料を全部潤沢に持っていないといけなくて、それができなければ常に劣化品で戦わなければならず、勝てるものも勝てなくなってしまう。

    小国が大国と戦うには、この点だけをとってもめちゃくちゃ不利だと思い知らされます。というかアメリカが規格外すぎる。土掘ったらなんでも埋まっとるやんけ。

    1
    2018年09月28日
  • レイド・オン・トーキョー
    購入済み

    ありえたかもしれない恐怖

    左派政権が成立した途端、日本を急襲したソ連軍!それをただ黙認(というか事実上の歓迎)する内閣に対し、勇猛果敢な自衛隊員達はどう出るのか?というお話。

    現実や責任に押しつぶされそうな指揮官達とは対照的に、「よくわからんが、やったるで!」と学生ノリな一部隊員たちなど、クスリとさせられる場面もある。

    今では突拍子もない話に思えるが、ソ連が絶好調だった冷戦期、もし極左勢力が国政を握っていたら十分起こりえた話であろう。まだ中共は元気だし、これを読んで危機感を持っておくのもいいかも。

    0
    2018年09月28日
  • GENBUN MAGAZINE Vol.001
    購入済み

    渋い面白さ。

    現在、Vol.2まで買いました。各99ページ。テーマを大東亜戦争に絞った読み物です。

    メインコンテンツは、文字量の多さから漫画というよりは「挿絵付き戦記」という趣。ガッツリとした読み応えがあります。文章ばっかり追わず、絵もちゃんと見ようね。

    その他、号によって多少変わるようですが、軍装についての写真入りコラム、小林氏の過去作、その他のコラム、合間合間に猫の四コマなどを連載しているようです。

    お値段はそこそこしますが、氏の根気・情熱、そして膨大な作業量を考えれば、十分お安いのでは?

    0
    2018年09月28日
  • 中間管理録トネガワ(5)
    購入済み

    相変わらず面白い

    カイジの名悪役、利根川先生のスピンオフ第5巻。
    ダメなスピンオフにありがちな「キャラクターの性格が原作と違い過ぎる」という場面がほぼ無く、いかにも言いそうな、点々を多用した回りくどい台詞がバッチリはまってます。
    各話ちゃんとオチがついてるので、カイジを知らなくてもギャグ漫画として普通に読めると思われます。
    今巻の見所は、利根川先生自ら打った点々まみれのツイートと、新入り君の怒涛のヨイショ。

    0
    2017年06月19日