パン♪ケーキさんのレビュー一覧

設定は面白いんだけれど、2人ともノンケだし、恋愛感情の片鱗もないうちに、フリから本番してしまうのが不自然に感じてしまった。

各々のケースの状況は違えど、何も悪いことをしていない人も沢山死んでいるのがまるで凶悪な呪いのようで恐ろしいです。

全ての事象が少しずつベクトルの異なる不気味さ、怖さで、ホラー好きはゾクゾクしてやみつきになりそうですね。

小説版を試し読みしてからこの漫画を読みました。どちらにも独特の不気味さがあり、両方読むのがオススメです。

刑事モノのBLは好物なので、この作品も、ちゃんと強盗捜査などの平行するストーリーがあって、楽しめました。

橘は、司のことを、以前から知っていたのかな?じゃないとここまでする理由がわかりませんよね。次回以降で明かされることを期待。

正直者の結真に好感が持てますし、結真が告白した時の状況を知っても、変わらない一途さの叶糸が真に男前でグッと来ました。

画力の高さは勿論のこと

内容もテンポ良く面白い!一見クールだけれど情熱を秘めていそうな叶糸のキャラが魅力的で、BLとしてもこの先どんどん面白くなりそうです。

相変わらずのヲタ口調は健在です。色気無さげなモノローグなのに、ちゃんとエロ展開になるのは彼さんのお陰ですね。

展開は早いですが、この上司の普段の接し方や物腰が素敵なので、性欲の度合いも一致しそうならお試しはアリですね。

アオイは、本来はいわゆる手帳が必要なタイプですよね。堅気な仕事ではないシュンヤがアオイを幸せにできるのか、凄く気になります。

大人の玩具を使うのを慣れていそうで、かつ好印象な外見の男性にたまたま出会えて、主人公はラッキーですね。

繭の不遇な少女時代、大学生になって真面目に頑張っているシーンが描かれていて、パパ活を知っていく過程はハラハラしました。

太田さんの56歳ぽい言動がリアルなおじさんで、作者は冷めたりしてこないのかな、と生暖かい目で、でも楽しんで読みました。

ついにお待ちかねの挿入シーンでした!流されやすすぎる主人公ですが、後から後悔することは無いんでしょうか。

モラハラの片鱗に気づけるか

モラハラ男の片鱗は結婚前からあったのに違和感を無視してしまった著者。世の女性に、違和感を無視するな、そんな男とは結婚するなと伝えるのに良い例となる漫画です。

主人公と相手男性が行為に至るまでの流れ、行為時のひとつひとつの動作が描写されていて、臨場感があります。

彼は相当なテクニシャンですよね。女性を気持ち良くさせてあげたいというマインドが感じられて良いですね。

次の展開への前置き的な回なのかな?やっぱり、あの時の二人との事が、一番強く印象に残っているんですね。

欲望がどんどんエスカレートして、より感じやすくなってる様子が、臨場感たっぷりに描かれていてドキドキします。

いいトコで中断する方が余韻を味わえるということですね。二人が女性に無理をさせない紳士で良かったです。

迷う主人公に、「無理は禁物です」と言ってくれた年配男性の余裕っぷりがいいですね。これが次回へのじらしにもなってるかも!?

これは、女性にとっては非常に有利というか、安心できるオファーですね…!まさに男女共にウィンウィンですね。

山下の慣れてそうな感じと、ライトな言葉責め？が良いです！島田がウブなのに、咥えさせられてしまってるのも良い。

童貞食いならではのエロさ溢れるビッチっぷりが見られるかと思いきや、矢野の巨根にビビっている椎名が可愛いです。

絵柄が安定していて綺麗なのと、世界観や設定が個性的なのが良いですね。ハキハキしたベルの性格も好感持てます。

単なる罰ゲームから性的なことに及んでしまう時の描写が背徳感あって凄く良かった。事後、「初めてじゃないだろ」と迅に言われた時の遥日の複雑そうな表情にもグッと来ました。

イケメンで女子にもモテる遥日に辛い過去があったことや、一途に迅のことを思っているのが意外ですがそこが良い。

この1話目では宮本が「バラしちゃおっかな〜」と言ってますが、2話冒頭にて、バラす気はないしプレイのとしてあえて言っただけとわかり、読者としてもホッとしました。

高田のHの時のリードの仕方が自然で慣れてそうで良いです。初めてで痛そうだけど段々気持ち良くなってきている友川も可愛いです。

ちょっと展開早いかなぁとは思うけれど、社畜な主人公が配信では褒められて嬉しそうなのが健気で可愛いです。

鋭くて皮肉っぽい描かれ方だけれど本当にそうだよね、と思えるような内容の四コマがいくつもあって、刺激的でした。

犬で15歳ってかなり高齢なので、青年が思うように、一緒にいられる毎日を大切に過ごしていくことが大事だと実感しました。

同人誌とのことですが、世界観もキャラデザもしっかり考案されていて、物語にグングン惹き込まれました。下巻も絶対読もうと思います。

前話では、律の方から瑠衣をフッたものの、この回では律も色々と後悔したり心配したりしているのを見て少しホッとしました。

別れという選択は、瑠衣をこれ以上傷つけないようにという律なりの誠実さなんだけれど、瑠衣にとっては自らを否定されたような気持ちになるというのも充分伝わってきて切ないというかヒリヒリします。

律は自分の暴力的性癖の危険性を充分わかっていて、それをちゃんと瑠衣にも説明しているところが誠実だと思います。それでもいざとなると理性を失いかけてしまうところにゾクゾクします。

律が、自身の暴力的な性癖を何とかしようと医者に行ってアドバイスや薬を貰ったり、瑠衣を優しく扱おうとプレイ中心掛けている（でもたまに意図せず片鱗が見えてしまう）ところが描かれていて、そういう描写によって話に深みが出て面白くなっています。

最後の一コマの不穏さが良い!律は自らの性癖を開示していて一致しない人を騙そうという意図は無かったのに、その性癖を隠さざるを得ない状況というのが律側の視点で読んでもハラハラして面白いです。

BL的お約束な綺麗事を越えて、他誌では描きにくいであろう内容も盛り込んでくれるのでとても読み応えあります。この作家さんの持ち味です。
たまにあるギャグなコマのおかげで暗くなりすぎず読めます。

自分の暴力性を自覚していて、それを瑠衣に及ばないようにと自制、別れまで決断した律の心情がよく描かれていて心が揺さぶられました。

めちゃくちゃ良い

時おり挟み込まれる不穏なモノローグがたまりませんね。優しくしようと努めている律の様子にハラハラします。

1話に引き続きギャグメインですが、勇者アルディの過去が少しだけ明かされたりして話の設定が深まってきました。

90年代ファンタジー漫画のような主人公の風貌が特徴的で個性的ですね。ギャグBL好きなので、ラノベ風モノローグも楽しく読めました。

普通だったはずの新谷が、菊池と須藤という全然タイプの違う二人との性行為に巻き込まれて、別の面が見えてくるのが興味深いです。

新谷が、菊池に対しては比較的優しいセックスなのに、須藤に対しては激しめなのが良い対比になっています。

ソフトな物腰だけれど容赦無い須藤の新たなる一面が新谷に対して明かされつつあって、面白さが増してきました。

新谷のするセックスは普通なのに、それを「これまでこんなに優しくされた事ない」と感じてしまう菊池の過去を想像すると痛ましいです。

クズでちゃらんぽらんな菊池にも辛い過去や惚れた男の言いなりになってしまう弱いところがあるとわかりました。

青年誌っぽい絵柄と展開が良いですね。し新谷がとんでもなく面倒な事に巻き込まれそうで読んでいる方もハラハラしてしまいました。