あらすじ
ツワブキ祭、恋の華は咲くや散るや――?
10月、俺たち1年にとって初めての学園祭――ツワブキ祭が近づいていた。
3年生はここで引退し、残された俺たちが部を引き継ぐ。
文芸部の展示や部誌、クラスの出し物もあって準備に追われるなか、次期部長に指名された小鞠の様子はどこかおかしくて……?
生徒会メンバーや姫宮華恋にまで絡まれて、気ままな背景キャラだった俺の高校生活はどうなってしまうのか――。
あ、八奈見は今日も元気です。モリモリ食べてます。なんか安心するな。
負け確ラブコメ、第3弾。――それは、感謝とさよならのラブレター。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感情タグBEST3
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小鞠回。志喜屋さん、天愛星さん、華恋さん、放虎原さんがまたそれぞれの個性で彩りを添える。小鞠ちゃんがツワブキ祭に向けて次期部長として頑張りすぎて、読んでいて心配になる。部長が務まるのかという点も。かと言って、次期部長を託されて頑張りたいという思いも分かるので、どうにも対応に困るところ。温水君が強引だけどそこは収めて、主人公の面目躍如。ラストでやっと小鞠ちゃんの笑顔が見れて良かった良かった。エピローグの演出もなかなか。「そういうとこだよ」といつものツッコミも微笑ましい。
期待以上
アニメを見て原作が読みたくなり購入
からの3巻目
この巻もアニメでは省略された部分が多く、読み応えも満足度も高かった。
正直小鞠メインの話はこれまでと比べて地味になるのかと思っていたけど、全然そんなことはなく、なんなら1〜2巻よりも面白かった!!
Posted by ブクログ
豊橋が舞台なんだけど、これまであまり豊橋みを出してなかったが、3巻からだんだん濃くなってきた。
それにしても異世界でもなく怪異が出てくるわけでも超常現象もなくほんとうに普通の世界で、丁寧に人の機敏を軽やかにユーモア込めて描いてるこの作品はじつに良い。
Posted by ブクログ
こりゃまた切なすぎるーーー
小鞠知花が今回のヒロイン。
好きだった部長や古都先輩たちに文芸部を任された小鞠の想いと頑張りがなんとも胸に響く。
あーこれは、切ないよなあ。
自分が文芸部を守らなきゃいけない、自分だけがーーーと思い込む彼女の想いがほんと切ない。
そしてそんな彼女の姿を見守るだけだった温水くんが彼女のピンチに黙ってられなくて、ある意味切れた行動する所が良かった。
なんというかこれまで少女たちの恋にあくまで第三者的な立場だった彼だけど、今回は当事者として本当に主人公になった気がする。
ああ、この話はこういう方向に行くんだと思った。
うん、好きだな。
これは次巻も楽しみ。
あいかわらずオモシロかった!
今回は、ツワブキ祭がらみで知花ちゃんがメインストリートを走り抜けます。杏菜ちゃんは陽キャ設定なのに、ちょっとだけ残念感を匂わすために、食いしん坊属性を持たされていましたが、だんだん酷くなっていって可哀想なぐらいです。あそこまでモンスターにしなくても良かったのではないでしょうか、カリスマコンサル八奈見ちゃんの方は、絶好調ですが!
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文芸部の次世代を担う小鞠が、温水&コンサル八奈見と共に、文化祭の出し物を頑張るお話。
マケインらしいキャラの掛け合いがとても面白い作品でした。
特に、温水くんが気負った瞬間に、斜めから叩かれて拍子抜けするシーンが個人的にツボです。
また、八奈見は食べてばかりですが、その食べる行動が後々の展開に重要な影響を与えている点も、興味深かったです。
今巻でメインキャラ3人が一通り負け、過去に決着を付けた感があります。そうなると次の展開がどうなるのか(まさか、妹まで負けるのか。。など)、が楽しみです。
Posted by ブクログ
新キャラを出しつつ、文化祭と上級生の部活引退が話の軸になっていく小鞠回。
話の展開自体は、自宅へのお見舞いにしろ文化祭にしろありがちではあるが、これまでのキャラ全員が力を合わせる燃える展開で上がる。
その後の小鞠の心情吐露展開も貯めがあった分グッと来た。
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【たとえ、敗走が確定しているとしても、次の恋に向かう為に】
温水達文芸部にとって初めての文化祭が差し迫る中、次期部長に任命された小鞠がかつてない試練に挑む物語。
今まで任せきりだった頼れる先輩達が次々と引退していく契機となるツワブキ祭。
今度は自分達が部を引っ張っていくんだと決意を新たに奮闘する小鞠。
数々の負けヒロインを静観して見守ってきた温水も、初めて行動を起こす。
初めて尽くしでやる気が空回りして衝突する彼ら。
負けが確定しているとしても、全力で挑む小鞠と作り出す文化祭は、三年生にとっても最高な物となった筈だ。
Posted by ブクログ
今回はちょっとだけ恋愛から離れて成長物語風味。コメディだけど、押さえるべきところは抑えてる感じ。青春小説のいいところが出てる。
それはそうと八奈見さんの作品が気になる。
伏線なのかな?
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**負けヒロインが多すぎる! (3)**
著者: 雨森たきび
イラスト: いみぎむる
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### あらすじ
10月、初めての学園祭「ツワブキ祭」を迎える高校1年の主人公たち。3年生の引退が近づき、文芸部では次期部長に選ばれた小鞠の不安定な様子が気がかりに。文化祭の準備や生徒会とのやりとりで波乱が巻き起こり、学園生活は穏やかではいられなくなる。負けヒロインがひしめくラブコメディの第3弾。切ない恋模様と感謝が詰まった「ラブレター」がここに――。
### 感想
王道ラブコメとは違い、「負け確定ラブコメ」という少しひねりのあるコンセプトが本作の新鮮さを引き立てています。負けヒロインたちそれぞれの魅力や個性が丁寧に描かれており、誰が推しキャラになるか読者の好みが分かれそうです。特に主人公の周囲の動きが騒がしく、さりげない日常シーンが温かみと笑いを与えてくれるのもポイントです。すでにアニメ化されるなど人気を博しており、今後の展開も期待されるシリーズ。今後も追いかけて行こうと思います。
Posted by ブクログ
高校生の成長と責任感を感じれる小説
今回は小鞠知花の成長と部に対する責任と向き合う話でした。
小鞠ちゃんに対する印象が大きく変わりました。
こんなに責任感があって、寂しがり屋の部分や頑張るために努力を惜しまない感じが好印象でした。
八奈見さんは相変わらず、食欲お化けでクスッと笑いながや読めて楽しめました。
志喜屋さんが謎すぎて今後も気になります。