あらすじ
【電子限定描き下ろし付き】【ページ数が多いビッグボリューム版!】αとΩ。その中でも特に強い結びつきを持つふたりは、「運命の番」と呼ばれる――。あるホワイトクリスマスに、βの東馬は、Ωのまほろと出会う。怪我をしたまほろを手当したお礼にと、セックスの手ほどきを受ける東馬。風俗に勤めるまほろは、お金を貯めながら、幼少期に出会った“運命のα”を捜しているという。まほろに惹かれてしまった東馬は、せめて役に立ちたいと「運命のαを一緒に探します」と提案。受け入れてもらったものの、二人で過ごすうち、まほろへの想いは膨らみ続けていった。そしてまほろも、運命を求めながら、東馬へ名前のつけられない感情を持ちはじめ……。「あなたは、ちゃんと運命の人と幸せになってください」 確かな“運命”を前に、ひたむきに生きる二人と一人の、切なくも優しい恋の物語。
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面白かった
あー…ため息が出る…
良い話だった…
主人公が運命の番にあってラブラブにー、よりも恋人に運命の番が現れて破局してトラウマにーの方が好みの私としてはストライクな物語でした。
受け攻め共に純粋純愛で、キュンキュンしました。
いわゆるαのイケメンスパダリが出てこないのも良かったです。
オメガバ慣れてくるとお腹いっぱい感が出てきますが、それでも読み応えたっぷりの漫画でした。
切ない!けどハッピー!
いろんなレビューを読んで切なすぎる!とかあって買ったまま数ヶ月読まないままでした。メリバなのかなーとか思ってたけどハッピーに終わって良かった!
オメガバースものは大体買ってます。こちらの作家さんの話は好きなのでハズレはないと思います。オメガバース設定で運命の番に出会ってるのに結ばれないのは切ないけど、その過程の話が面白かったので買って良かったし読み応えあって大満足です!
運命よりも特別な人
この作品、すごく良かったです!
『運命の番』はロマンチックではありますが、広い世界からたった一人の運命の相手と巡り会うのは至難の業。『運命だから』という理由で好きになった人を諦めたり、人を好きになることを拒んだり...というのはあまりにも悲しい。
まほろさんの運命の相手である蓮さんは、αにしては不遇な人生を歩んでいる人。だからこそ運命よりも日々の暮らしの中で共に寄り添ってくれる人を選んだのだろうな...と思います。
それでも幼い日のたった一度の邂逅を互いに覚えていたのはやはり運命のなせる業だったのでしょう。再会するまでの互いの人生を『聞かない』ことを選んだ蓮さんと『知る』ことを選んだまほろさん。それぞれに『運命ではない』人を選んだ2人。切なくも美しいエピローグでした。
何よりも、運命の相手を探すまほろさんに寄り添い続けた東馬くんがめちゃくちゃ『いい男』なので、これから2人で幸せになって欲しいです!
Posted by ブクログ
再読。
改めて凄く良い作品。ただしオメガバの変化球ものなので、オメガバが初めてという方にはお勧めしない。王道を何作品か読んでからの方が、この作品の素晴らしさにより気付く事が出来ると思う。
あらすじを恐ろしく短く言うと、
子供の頃、一度だけ出会った運命の番、蓮(α)を10年以上探し続けるまほろ(Ω)。探偵事務所への費用のために働く風俗で知り会った東馬(β)と、一緒に蓮探しを始めるが・・・。
うわあーまた思い出して泣ける(ToT)。
でも安全安心のハッピーエンドだよ(^o^)/
まほろと蓮が出会った瞬間「運命」が二人の中に宿り、離ればなれになってもまほろは十数年ずっと大切に、それを胸に抱いて温めてきたんだね。
結果としてそれは孵ることはなかったんだけど、それを選んだのはまほろ自身で。蓮との最初で最後の電話での会話が・・・あああああもおおおおおうヽ(´Д`;)ノ
でもハッピーエンドだよ!!
とにかくたくさんの人に読んでもらいたい
あとこれ読んでからたこ焼きをみるときゅんとする。
心がぎゅっと切なくなりました。βとΩのオメガバース作品を読んだのは初めてでしたが、運命に囚われながらも2人が自分の想いを伝える姿に感動しました!
運命は捨てられないし捨てたくないけど、恋したのはお前だってセリフにすごい…すごい衝撃を受けました…
βとΩって物理的に解決出来ない障壁があるので(番になれない)、いつも読後感が悲しいのと切ないのとでもやもやするんですがこの作品は上のセリフもあって読後感は結構ハッピーでした
運命は存在してるけど、目の前の相手を好きであることは紛れもない事実なんだなって
じんわり沁みるお話でした
Posted by ブクログ
こ、これは…
オメガバース界ではかなり珍しい結末なのでは?
まほろもスケッチブックの君も運命を感じ、お互いを探していたのになかなか出会えなかった…
スケッチブックの君は、
再会するまで待てなかったわけじゃない。
再会を諦めたわけでもない。
長い年月の中、ただちょっとだけ「もうムリなのかな」と思ってしまった隙間にひらりとはまってくれた人がいたのだろうなぁと思いました。
そしてまほろも。
慕って、そばにいてくれる人の存在は大きい。
感動
凄ーく凄ーく良かった!運命の人とは幸せになれなかったけど、ベータの彼と幸せに生きて欲しいと願ってやまない。
切なくてやるせない部分もあるけど、ふたりが、幸せでいてくれるならハピエンだよね!
レンさんは少し可哀想なきがしたけど、素敵な家族がいるみたいだし、幸せの形はそれぞれだから、最後まで幸せに過ごして欲しいです
とてもいいお話でした
ひとつの映画をみているような、とてもいいお話でした。
βとΩのお話です。
まほろは運命の人とは一緒にはなれなかったですが、まほろと東馬が出会えた事はある意味運命に近いものだなと感じました。
おすすめします!
読み応えあり
オメガバースはαとΩの話が多いので、運命の番にはなれないβが主人公というのは新鮮ですね。東馬は運命には抗えないさまを間近でみてきて、それでもΩのまほろを好きになってそばにいたいと思うのは、もうバース性は関係なく愛なんだろうなぁと。
それぞれに葛藤があって、αの蓮も辛い道を歩んでいた先にみつけた幸せで救われていて良かった。
まほろの、恋したのは〜・・・で全てが救われた気がする。純愛です。
匿名
大ボリューム!!
全277ページ。表題作のみです。
『運命』に振り回されるオメガとベータの切ないラブストーリー。運命との決着は、切なさと安堵で何とも複雑…。最終的に、2人とも本当の想いと向き合えて良かった。
切なさが堪らなく良い
オメガバースものは基本的に好きではありません。避けがちです。だって運命って言葉はロマンチックだけれど「意志で変えられない」という概念が理不尽だし、ヒートというのも動物っぽくて嫌い。でも、こんな風に敢えてα/Ω性の運命に逆らうような作品は面白いです。
それにしても、蓮さんの生い立ちがつらすぎる。子ができないという理由で蓮を探したα信奉一族の父親は胸糞だし、見るからに愛情深い生みの父は早世してしまうし。胸糞の父は蓮がαじゃなかったらスルーだったわけで、その後子供ができたようだけどαじゃなかったらどうするのだろう。蓮は遠い親戚のお家で伸び伸びと絵を描きながら育ったほうが間違いなく幸せだったろうな。ただ、その場合には東馬とマホロは会えなかっただろうから、運命というならマホロと東馬の方なのかもしれませんね。
1度きりの邂逅から十数年後、最初で最後のマホロと蓮の電話での会話。話す前から相手を誰だか分かってしまうくらいの深い繋がりなのに「僕たちはこれからも会うことはない。そうだね?」......ここ一番泣いた。
あれ? オメガバースもの結構好きかもw
βが主役のストーリー、珍しいと思いました。
偶然出会ったΩには何年も忘れられない運命の人がいて。その人探しからβとΩの恋愛に発展していました。途中、別れるかと心配もありましたが、なるほど!この様な展開で2人は結ばれるのね。っと安堵しました。2人の続きも読みたいです
少し難しかった。
優しいタッチの画風のオメガバース。βとΩのCP。出逢った時、Ωには運命の人がいた、正確には行方不明のその運命のαを探していた。オメガバースの世界観は作家さんによって細かい部分は調整されているのだと思う。この作品では、Ωの発情にβが反応している。運命ではないけど大切な人だから?運命の番って、唯一無二の存在のはずで、何者にも変えられない者のはずで。理解するのに時間がかかる作品。