あらすじ
一枚の絵が、秘密の扉を開ける――妻と別離し、小田原の海を望む小暗い森の山荘に暮らす36歳の孤独な画家。緑濃い谷の向かいに住む謎めいた白髪の紳士が現れ、主人公に奇妙な出来事が起こり始める。雑木林の中の祠、不思議な鈴の音、古いレコードそして「騎士団長」……想像力と暗喩が織りなす村上春樹の世界へ!
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Posted by ブクログ
肖像画家の主人公の放浪記のようなスタート
いきなり、村上春樹ワールド全開で、別世界へ連れてかれる。
主人公15歳妹12歳で死に別れる。妹にどことなく似ている元嫁。
放浪の末、画家の雨田の父、具彦の空家に住むことになる。
自分の画材一式を持ち込み、何か書こうとするが、何も浮かんでこない。
悶々とする中、屋根裏から一枚の絵を見つける。
「騎士団長殺し」構図にいくつか、引っ掛かる箇所があり、またもや悶々としている中、とある肖像画の高額依頼が飛び込んでくる。免色というのが彼の名前だ。
実際、肖像画を描き始めるが、中々構図が決まらない。こんな事は、初めてだ。
まったくデッサンが捗らないある夜、なぜかいつものような虫の大合唱が聞こえない。そればかりか、無音の中から鈴の音が僅かに聞こえる。
懐中電灯を手に、敷地内の祠置くの塚までたどり着く。唯一と言っても良い話し相手の免色にその話をすると、興味を示し、協力したいとなる。
免色が同じ状況を確認し、上田秋成「春雨物語」の一編「二世の縁」と状況がそっくりな事を説明される。
そして、鈴の音が聞こえる、石塚をどかすこことなり、2m四方の穴があり、鈴が見つかる。
Posted by ブクログ
こっから一旦、小説はお預け期間
穴 真っ暗 現実と夢 絵画 肖像画
白いスバルフォレスターの男 妹 妻 東北旅
淡々と読めた 劇的な何かがあるわけではないが
この作者の世界観が好きなら悪くない一冊