あらすじ
〈私〉の意識の核に思考回路を組み込んだ老博士と再会した〈私〉は、回路の秘密を聞いて愕然とする。私の知らない内に世界は始まり、知らない内に終わろうとしているのだ。残された時間はわずか。〈私〉の行く先は永遠の生か、それとも死か? そして又、〔世界の終り〕の街から〈僕〉は脱出できるのか? 同時進行する二つの物語を結ぶ、意外な結末。村上春樹のメッセージが、君に届くか!?
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Posted by ブクログ
面白かったとも言えるし、そうでもなかったとも言える。でも下巻は没頭した。
起こる現実の出来事を俯瞰的に捉え続けてて良かった。俺も7針縫う怪我をしても達観した思想を持ちたい。
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相変わらず面白いのだが、春樹作品の主人公の性欲の強さには度々呆れるわ。ファンタジーは基本得意ではないが、現実と非現実が交差する作りが巧妙でよかった。
Posted by ブクログ
・1985年に本作は書かれた。まだWebサイト等の我々が慣れ親しむインターネットはない時代だ。たぶん今、私が読後感じたことと、発売当時の読者の読後感は全く異なるだろう。
・心と死がテーマなのだろうか。後、社会批判のようなものも感じた。
・結末が驚きだった。なんだかんだ村上春樹は文学なんだなぁ。まさか「俺」が世界の終わりの街に残ることになるとは思わなかった。期間を開けてダラダラ読んでしまったせいで、何故、最後の最後であのような決断をしたのか、上手く理解できなかった。
Posted by ブクログ
同時に進む二つの世界は、どちらも世界の全てを知りたくなるような日々が進んでいる。
心をなくした自分を考えたことがなかったけれど、ずっと一つで在りたいと思わされた。
Posted by ブクログ
心にじんわりと質量のある、とりわけ重い何かがずっしりと座り込み残された。そんな感覚を読んだ後に抱いた。 ボブディランやデュークエリントンなどを聴き、ハードボイルドワンダーランドに潜り込んでみた。 自分の中の知らなかった自分に出会い、内なる何かに向かうことで変わりゆく自分を静かに受け入れる。ある人が精神的に成熟していく過程というか、人間が自律していく様を感じた。 やっぱり村上春樹の小説を読むと僕の中の僕が自分を深めてくれるような気がしてものすごく満たされるというか、1人じゃないんだという気持ちにしてくれる。
Posted by ブクログ
どちらかというと上巻の方がユーモアがあって好きだったけど、話が収束してクライマックスに向けて盛り上がっていく感じはやっぱり面白かった
SFっぽいごちゃごちゃした理論も好き
Posted by ブクログ
上巻で十分楽しかったですが、下巻もそのテンションを保ったまま最後まで突き通してくれました。
「世界の終わり」の方は幻想小説みたいで、箱庭ファンタジーという体で楽しめたし、「ハードボイルド~」の方はいつもの村上春樹という感じもしつつ、スラップスティック的なコメディもしていて、エンタメとして普通に読めました。
というかやれやれ系主人公の元祖という説は聞いていたのですが、ほんとにセリフとして「やれやれ」が出まくっている!笑
物語解釈としては村上春樹は『羊をめぐる冒険』まで、時代を過ぎてしまった革命戦士たちについて冷ややかな視線を投げかけていたと思うのですが、その”情熱”が”心”として、どこへ行ってしまったのか模索するお話だったのかと思います。
または作家として自身の内世界との対峙、とでもいうのでしょうか。
純文学的な「世界の~」とエンタメ的な「ハードボイルド~」を並べて対比、またはつなぎ合わせることで、専業作家となった自身の、今後の立ち位置を模索していたように感じました。
Posted by ブクログ
NARUTOのオビトが作り出した無限月読の世界のことを考えた。
中学の時と変わらず今でも彼の望んだ世界を否定することができない。
自由意志や心のない社会は本当に不幸か、完全に否定できる日は来ないような気もする。
Posted by ブクログ
難しい難しい難しい。。。
最後はなんか泣きたくなった。
これは何回か読まないと私には理解できなそう…
もし僕が目覚めたとしたら、その時は暖かい場所でピンクスーツの太った女の子と沢山話しをして欲しい
村上春樹の二つの世界が交互に進んでいく書き方、それがだんだん交わっていく感じがすごく好き
世界の終りの話は、ハードボイルドワンダーランドでの私が意識を失ったあとの世界なんじゃないかと思った。冬は冷凍されたあと??
だから最後、影をと別れた僕は深層意識から抜け出せてないのかな…