【感想・ネタバレ】京都岡崎、月白さんとこ 秋染まる嵐と静かの月のレビュー

あらすじ

紅葉する京都岡崎にやって来た謎の青年、実は青藍の“おとうと弟子”!? 茜と青藍がお互いに抱いていた想いも、しだいに色づきはじめて・・・。“いろいろ”家族の人気シリーズ、第9巻!
一 幽霊絵師と希望の絵
伊那隆見という芸大生に連れられて青藍たちが訪れたのは、幽霊が出ると噂される「旧伊那別邸」。およそ百年前にそこで暮らしていた絵師には、最期に残した強い思いがあり・・・。
二 学祭と秋の龍
大学の学祭でウォールアートを展示することになった茜と友人たち。しかし、学校の内外で有名なインフルエンサー絵師・篠颯太が突然現れ、茜たちの展示が台無しにされてしまう。才能に恵まれた颯太が抱える、人気者ならではの悩みとは・・・?
三 秋の嵐と孤独の色
月白邸に朝賀渉という謎の絵師が訪ねてきた。青藍によると、渉は十一年前、邸の住人達と馴染めずに去っていった青年だという。そんな渉にも実は、亡き幻の画家・月白と交わした秘密の約束があるようで・・・。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この人たちは腕一本でこの世界の、どこでも行けることができる。
亡き病床の絵師に対して茜ちゃんが評したこの表現が素敵で印象的だった。
今回はどの話も、そんな絵師たちに関わる話だった。
しかも、大体は青藍さん絡みの。
月白さん絡みの。

陽時さんが月白邸から巣立ってからの物語。
すみれちゃんも彼氏ができて、あとは茜ちゃんと青藍さんだけかと見守っていたら、まあ相変わらずゆったりじっくりなお二人で。
ただ無自覚人たらしというか絵師たらしな茜ちゃんが大学ではインフルエンサーを、そしてもう一人の絵師も何だかんだで懐柔してしまうというか、癒してしまうというか。
お陰で青藍さんが気が気ではなかったという。
ただ後者の人に関しては、保護者組の逆鱗にも触れたので……いやあ、怖かったね、陽時さん。
恋人に関してはデレデレしてたのに。

文化祭の茜ちゃんたちの作品が最後の話の伏線になっていたり、青藍さんが今度はかつての自分のような存在を導く存在になったりと、話の構成もキャラの成長も嬉しい話だった。
出てくる絵の表現も今回はより現物を想像しやすい表現で、美術館に行ったかのような満足感があった。
後は、茜ちゃんと青藍さんがもう少し踏み出してくれればなあと思うばかり。
だいぶ内心では吐露してるんですけどね、お互いに。
もどかしくも愛おしい二人である。

WEBで読める番外編は、作中でちらっと触れられていた学祭中の茜ちゃんと青藍さんのお話。
これもぜひ読んで欲しいです。
ある意味本編よりニヤニヤしてしまうかもしれません。
たまらない二人です。

0
2026年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み始めから、色鮮やか。秋の色に染まる、京都。日本でしか味わえない、様々な色の名前。茜の青藍に対する心の動き。青藍の茜に対する思い。次の作品では、もっと近づく二人が見たいなぁ。すみれの成長もすごい。でも、もう少し子供のままでいてほしい気も。
月白さんの鳥獣戯画もどきには、思わず笑いが。なるほど、こうきたか。
次の作品が待ち遠しいです。

0
2025年12月19日

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