あらすじ
善良さ故に奪われ続けた前世の反省から「悪徳領主」を目指すリアム。彼は一人前の帝国貴族と認められるため、今度は軍人となるべく士官学校へ。優秀な成績を修めながら、卒業後の研修や軍務を見越した計画を立てるリアムだが――
「私が力を蓄えている間に、面白いことになっていますね」
復讐に燃える案内人の暗躍により、リアム包囲網が完成しつつあった! 海賊貴族のバークリー家はバンフィールド家を潰そうと動き出し、軍人となったユリーシアも復讐のためリアムに近付こうとしていて……!?
悪徳領主が目標なのに軍人としても大活躍しちゃう勘違い領地経営譚、第4幕!!
感情タグBEST3
これが宣伝??
なろうの域は出ないとは言え、元々書かれていた書籍の宣伝用に書いていたと思えないような完成度です。
この作者様のすごいところは、転生先の設定にちゃんとその世界の常識があるところで、転生したての主人公の常識との齟齬が作品通してあり、しかも一貫性があります。
例えば、この作品の世界観は人類が宇宙進出して何千年と経っているもので技術進歩もすごく寿命が何百年もあります。ですので、現代日本から転生した主人公が、
『俺に勝とうなんて10年早い。』
と、言えば周りは、
『え?わ、割と早いんだね。。』
と、なります。
そうだよな、って納得するほどちゃんと作り込んであります。
昨今の転生系は、設定が中世ヨーロッパぽいだけで、人を殺めることに関しての倫理観ぐらいしか違いがないように思え、世界設定がかなり甘い作品が多いと思います。
また、引きこもりニートが転生してすぐにちゃんと人と目を見て話せたり、はたまた海千山千の大商人や王族と普通に会話したり取り引きしたり、そんなんできるなら転生前の現代でも成功できるでしょ?と思えるようなのばかりです。
その中でもこの作者様の作品は一種救いでもあると思います。
まずはweb版からでも読んでみる価値あると思います。
読後感、すっきり
色々片付いてすっきりしました。
最後についているメイドロボのお話もおもしろかったです。
ユリーシアさんの件でも、リアム様はちょっと残念な女性に弱いのが実証された気がします。
わはは。
リアムくん家のメイドさん達の暮らし振りが、
とても楽しい♪
んむ、着々と覇道を突き進む主人公…あれ?
ハーレムも段々と…微妙なメンバーですが…あれれ?
女どもよ。
モブせかはリビアもアンジェもすごくいい女なのに、本作はなんというか残念な女が多いですよね。筆頭騎士を解雇されたティア、マリー、初代残念娘ニアス、そしてマウント女ユリーシア。どいつもこいつも残念で、でも面白いし憎めない。可愛いやつらです。強いていうならユリーシアが結構好きですよ。