【感想・ネタバレ】毒をもって毒を制す 薬剤師・毒島花織の名推理のレビュー

あらすじ

薬剤師の毒島さんは、薬にまつわる不思議な出来事をまるで名探偵かのように鮮やかに解決する。アルコール依存症の男性が急に「酒がまずくなった」と言い出したのはなぜ? 赤ん坊のための様々な薬を、あまりにも頻繁に薬局に取りに来る若い母親。彼女の真の目的は? いつものように鮮やかな推理を見せる毒島さんだったが、しかし彼女のもとにも新型コロナウイルスの影が忍び寄っていた。毒島さんに憧れるホテルマン・爽太が、仕事中高熱を出した同僚と濃厚接触したとして、ホテルに隔離されたのである。そして、それを機にホテル従業員が相次いで高熱を出し……。

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Posted by ブクログ

ちょうど新型コロナの最も激しい頃の話。色々と思い出しながら読んだ。

日常が失われ、主人公の水尾爽太が勤務するホテルも宿泊客は激減。毒島さんも薬剤師である仕事上、人と会うことは避けましょうということで、二人の仲はいったんストップしている。
そんな中、馬場さんが発熱した。新型コロナの可能性が高いと判断され、濃厚接触者である爽太とともにホテルの最上階に隔離されることになる。

読みながらこの頃の生活が鮮明に蘇り、感慨深かった。
今もまだ、しっかり予防していかなければならないけれど、あの頃は本当に落ち着かない日々だったな。
描かれたエピソードはどれも印象的で、特に赤ん坊を育てている若い母親の話が心に残った。この母親を知識不足だと思ってしまった自分が恥ずかしい。みんな、自分が持っているカードで勝負しなければ生きていけないし、彼女は彼女のカードできちんと勝負していたのだ。
「公助」がもっと機能してほしいと思った。

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2025年12月03日

Posted by ブクログ

とても読みやすかったです。
何より、勉強になります。

乾いた咳は上気道の炎症が原因で、湿った咳は気管支が炎症して分泌液が増えているのが原因だと言われていることや、クラミジアは、偏性細胞内寄生菌で細菌とウイルスの中間みたいな存在などなど、勉学になりました。

当時(2021年)のコロナ状況が、ほんとうにそのまんま書かれているので10年後に読み返した時、懐かしめそうです。コロナが流行った当時の状況を後世に伝える良い教本にもなりそうだなと思いました。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

三話構成。内一話はコロナ関連のお話。
「ノッポちゃんとアルコール依存症」
アルコール依存症を治す魔法は実在するのか,という話。
「毒親と呼ばないで」
幼い娘を持つ若い母親が異常なほど頻繁にどうめき薬局にやってくるという。一番の目的はその母親が毒島さんと話がしたいということのようだが,それ以外にもちょっと懸念があって...。
「見えない毒を制する」
ホテル・ミネルヴァのフロント係の同僚,馬場が発熱した。時期的にコロナ発症が疑われるため,総支配人判断で,宿泊客のいない最上階の一室に隔離することに。水尾もちょっとした不注意から馬場からの感染を疑う事態となり,馬場と同じフロアで自主隔離しながら,馬場の世話をすることに。しかし,特に症状も発熱もしないまま自主隔離期間の最終日を迎えたのだが...。

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2025年05月15日

Posted by ブクログ

今回はコロナ初期が舞台になっている。
確かにあの頃は劇症化して死亡した人の数が毎日ニュースになり、確固たる治療法もなくワクチンもない状況だったので、人との接触を避けながら無事を祈るしかなかった気がする。
今となっては思い出話みたいだけど、現代でもこんなことが起り得ることを思い知らされました。
作品の内容としてはコロナ対策がメインで毒島さんの活躍が限定的だったかな。

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2024年10月26日

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ネタバレ

新型コロナに日本中が振り回された初年度、ミネルヴァ
ホテルスタッフに発熱者が、保健所相談も曖昧で手探り
行動自粛の二週間の最後、一気に他のスタッフも感染?
結果はオウム病だったのですが、毒島さんの行動力が無
ければ営業停止だったかも(´・ω・`)

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2024年08月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ三作目。
コロナ過でのホテル業務や薬剤師の方々の
当時の苦労が分かる話からアルコール依存症、
発達障害の母等々ちょっと思いテーマも
あったけど、ほんとに毎回勉強になる話
ばかりで楽しく読めました。
ホテル内で起こったコロナ騒ぎは
意外な原因でコロナと違った感染症。
これはどこでも起こりうることではないかと
ちょっと怖かった。経費削減や敷地内及び
建物内の禁煙・・・いいことなのだけれど
それが原因でこんなことになるなんて
思わなかったし、毒島さんの知識と
考察からの推理には恐れ入った・・・

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2024年04月10日

Posted by ブクログ

薬剤師の毒島さんが薬の知識をもとに身近な事件の謎解きをする。
今回は
主人公の職場のホテルで新型コロナウィルス感染?クラスター、当時の日常を思い出しながら読みました。

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2024年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「ノッポちゃんとアルコール依存症」
展開的にはなんとなく想像できるけれども、少し強引かなぁと思った。
水尾は、偽薬を飲ませたかもしれないと言っていたけど、一般人がそんな簡単に手に入れられるものなのかしら。いまいち、めでたしめでたしとはいかないストーリーだった。

「毒親と呼ばないで」
免疫の仕組みやワクチンの働きなどの説明は、今こそ読んでほしいな。
でも、いくら仮名で話してる設定とはいえ、医療職でもない赤の他人に何の病気で罹ったかべらべら話す薬剤師は嫌だなぁ。最後に他言しないように釘は刺していたけれど。

「見えない毒を制する」
これは面白かったし、とても緊張感のあるストーリーだった。鳩に関係あるのかなとは思ったけど、オウム病というのは初めて知れて興味深かった。
馬場さんが改心して本当によかった。

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2023年02月10日

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第3弾。
コロナ禍、影響を受けてホテルは客が激減。
始まった頃はだいぶ混乱してたなあ、とか思い出してしまった。
アルコール依存、頻繁に病院をかえては薬局に来る親子、ホテル内感染を3編だが、がっつり繋がっていた。

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2022年12月29日

Posted by ブクログ

薬剤師毒島さんシリーズ3弾。ホテルマンの爽介は薬剤師の毒島さんに恋心を抱いている。そんな彼女と共に身の回りに起きる不思議な出来事の謎を解いていく。
酒乱だった父親がお酒をやめられた訳は、弟のかけた魔法のおかげだった?
頻繁に子供の病気で薬局に訪れる若い母親。彼女は子供を虐待しているのか?そしてホテルマン達がコロナの疑いで隔離されるなか、爽介も発熱。ホテルはクラスターを起こしたのか?毒島さんがその問題を薬の知識によって解いていく。

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2022年10月15日

Posted by ブクログ

コロナ禍のバタバタした時期に、混乱しそうなところ、爽太はまたまた毒島さんに助けられた!私も毒島さんみたいな女性に会いたい・・。

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2022年05月08日

Posted by ブクログ

新型コロナウィルスに感染した疑いがあるとしてホテルの複数の人たちが最上階のホテルと自宅に隔離された。薬剤師の毒島さんが患者さんを見て しっかり話をする 根気よく優しく相手の話をしっかり聞く 仕事とは言え中々出来る事では無い 最後に身近では鳩の糞などから口の中に入っていろいろな病気の感染症になったりする事の恐ろしさを知った病名がわからないと治療ができない難しさもある。

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2022年04月01日

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