【感想・ネタバレ】アンの愛情のレビュー

あらすじ

運命の人はきっといる。私を見つけて。会いにきて。――アンの待ち焦がれていた大学生活がはじまった。憧れの小さな白い家を借りての友人たちとの暮らし。育ちのいい美人のフィルを通して友だちの輪は広がり、小説もひそかに書きはじめた。でも、ある日、幼なじみギルバートから愛を告白され……ずっと親友でいたかったのに……。講談社だけの完訳版『赤毛のアン』シリーズ全10巻の第3巻。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

アンがレドモンド大学で過ごす4年間の記録。
パティーの家で、プリシラ、ステラ、フィル、ジェムジーナおばさんと暮らす時間がが温かく、大学時代の自由な香りを思い出させてくれる、そんな話です。
アンが大学とアボンリーを行き来する中で、新しい出会いや別れ、双子の成長と、ギルバートとの行末。
特に本巻ではアンとギルバートとの関係性が見どころだと思います。
他にも
新しい友達『フィル』との出会いや、運命の人『ロイ』との出会い。
フィルは考え方がぶっ飛んでいて、ものすごいいいキャラでした。
最終的にはフィルと結婚する人が現れるし、最後の最後でアンの恋のキューピットになるところとか良かったです。
アンがモテモテすぎて、多くの方からプロポーズされたり(全て断る)
ダイアナがまたもやらかしたり。(勝手に人の小説を送り込む)
様々な方がお亡くなりになられます。特にルビーは残念でした。
野良猫(ラスティー)を毒殺しようとするし
アンは少女時代よりも、当たり前だけど落ち着きを放ち、大人の女性になっていきます。やらかすことは少なくなりましたが、感性が豊かで表現手法が独特なのは変わりません。
アンは相変わらず魅力的です。
短大時の友達プリシラとの友情も最高です。こんな友達ほしいですね。

話は変わりますが、NHKのアンシャーリーが最終回を迎えて寂しさ満載ですが、四巻もこの調子で読みたいと思います。

読書メモ

268 ステイシー先生の教えとジェムジーナおば
20歳になる頃には、人の性格はどの方向に向かうか決まるもので、そのあとはその方向に向かって伸びていく。

フィル 283
アンは現実に愛を見ていても、それが愛だとわからないのよ。想像で、愛とはこんなものだとでっちあげておいて、現実の愛も、そういうものだと思いこんでいるんですもの。あら、わたし、生まれて初めて、まともなことをいったわ。どこからこんな言葉が出てきたのかしら?

0
2025年09月30日

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