【感想・ネタバレ】アンをめぐる人々のレビュー

あらすじ

始まる、あなたの物語。平穏な日々にもドラマがある――『アンの友だち』に続いて、アボンリーのユニークな村人たちのエピソードが、しゃれた筆致で綴られる。夫婦に、親子に、姉妹に、恋に恵まれずに晩年を迎えた人々に……。頑なな人たちにつぎつぎ起こる15の愛の奇跡。愛の神は、だれをも謙虚で素直にさせる。好評、講談社だけの完訳版「赤毛のアン」シリーズ、全10巻、ついに完結。

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Posted by ブクログ

『アンの友だち』に続いて、アボンリーのユニークな村人たちのエピソードが、しゃれた筆致で綴られる。夫婦に、親子に、姉妹に、恋に恵まれずに晩年を迎えた人々に・・・頑なな人たちにつぎつぎ起こる15の愛の奇跡。愛の神は、誰をも謙虚で素直にさせる。好評完訳版シリーズついに完結。

9巻と同じ完全に短編集です。1つだけアンが語り手ですが、残りはすべてブライス家以外のお話。アンやギルバートたちのお話を求める方には物足りないですが、それでもアボンリーで繰り広げられるおかしい話、きゅんとする話、モンゴメリーの物語の幅が本当に広いことを実感します。一番好きなのはロバート兄さんのお話。地位や名誉ではなく、どんな風に生きるのかで人生は変わる。深いなあ。買った当時は唯一の完訳版という触れ込みでしたが、新潮から新たに『アンの想い出の日々』が出版されたので完全というわけにはいかなくなってしまいました。でも個人的には読みやすい訳、装丁ともに大好きなのは講談社版です。ぜひとも想い出の日々も掛川訳で読んでみたい。

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2016年10月09日

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