あらすじ
もう一度少女に帰ろう。人生の深みを知ったいま、アンに再会してみませんか? ――ふとした手違いで、老兄妹に引き取られることになった、やせっぽちの孤児・アン。想像力豊かで明るい性格は、いつしか周囲をあたたかく変えていく。グリーン・ゲーブルズの美しい自然の中で繰り広げられるさまざまな事件と、成長していくアンを綴った永遠の名作。講談社だけの完訳版『赤毛のアン』シリーズ全10巻の第1巻。
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Posted by ブクログ
孤児のアンが、マシューとマリラとともに成長するどたばた喜劇。
カナダの自然の風景、個性ある登場人物、心温まる物語。
少女が、自立心を持って、生きていこうという積極的な姿勢が心強い。
あしながおじさん、少女バレアナ(ポリアンナ)、小公女などとともに、
少女文学の最高傑作だと思われます。
ps.
英語の原文はWEBにテキストファイルであがっているのでダウンロードして読むことが出来ます。 英語の音声の朗読ファイルも無償版があります。
赤毛のアンは、この翻訳で読んだ人も多いかもしれません。
翻訳の善し悪しは、読み比べたことがないのでわかりません。
この翻訳を読んだ後、英語で読んだ人で、違和感がない人もいるようです。
文化の変換は、時代によって違う可能性があるので、ある期間が過ぎたら翻訳し直すことも意味があると思われます。
過去の日本の文化も併せて知るには、翻訳も貴重なものだと思います。
Posted by ブクログ
NHKにて赤毛のアンが始まっており、その影響から読み始めてみた。500ページ✖️10冊の長編に挑む。
話はカナダのプリンスエドワード島で、その島に住む、マリラとマシューが、孤児院から人手が欲しいため男の子を要求したが、手違いでアン•シャーリーをもらうところから始まる。
1巻はアンが教員になって、アボンリーの学舎で教師をやろうとするところで終わる。
マシューが亡くなった後、悲しい出来事だけどギルバートが男前すぎて救われます。二人の関係性にも注目かと。
マリラがアンの本当の母親のように、愛情持って接しているところがいいし、年数を重ねるごとにアンが成長し、マリラの心情の変化も見所。
この本の魅力は
①アンの成長
→11歳から16歳への成長が見ていて楽しい。
•リンドおばさんに初対面で癇癪玉を爆発
•想像力や大袈裟な表現が多く、2ページくらい喋っているようにおしゃべり。歳を重ねるごとに話す時間が短くなっていく。
•屋根から落ちる
•髪を緑にする
•ケーキに痛み止めの薬を入れる
•ジョセフィーヌおばさんが寝ているのに、ダイアナとアンでダイブする。その後の説得が見もの!
•船が沈没し橋に捕まり、ギルバートに助けられる
•暗誦で観客を感動させる
•一年で教員免許を取る
②プリンスエドワード島のアンボリーの自然
→花や木々、風や、季節、表現豊かに四季を表現している。その土地の季節を体感できるし、カナダに行きたくなるくらい情景が美しく浮かぶ。
③登場人物
→個性的なキャラクターが多々登場する。アンだけでなく周りの人間像が素敵。
以下学びメモ
アン 315
ひとりの人間がする失敗の数は決まっている
→すごい前向きなことば。失敗した時に自身にかけたい言葉。