あらすじ
前世の知識で独自の魔法、“魔学”を生み出した王女・アニスフィア。ある時、精霊に愛された天才令嬢・ユフィリアと一緒に住みながら研究を始めることになって!? 二人の出会いが、国と二人の未来を変えていく!
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転生王女のアニスフィアと天才令嬢のユフィリアという2人の女の子が主人公の異世界転生小説です。ほんのりと百合要素も含まれています。
アニスフィアは、魔法で空を飛びたいという願いを持っているものの、全く魔法が使えない転生王女です。
しかし、彼女は現代の知識を踏まえた「魔学」という学問を自ら作り、その成果を利用することで、疑似的な魔法が使えるようになります。一言で言うと、一風変わった努力家の女の子です。
一方、天才令嬢のユフィリアは、魔法の天才でありつつ、次期国王の婚約者の女の子です。
そんなユフィリアが、突然、次期国王から婚約を破棄される場面に、アニスフィアがほうきで突っ込んでくるところから物語が始まります。
物語の途中で、アニスフィアが魔学について講義をする場面があるのですが、その講義の中で、魔法を現代の視点から捉えた解説があり、面白かったです。
魔法が好きな人、科学が好きな人、研究が好きな人にもおすすめの作品です。
感情タグBEST3
心が温まるストーリー
読み終えた印象としては、「心が温まるストーリー」でした。人と人の信頼関係って良いものだなと思わされました。
うまく表現できないのですが、「恋愛」とか「婚約」とか「百合」とかそういう安直というか下世話なものではなく、「信頼」というひとつ高次元な、心温まる関係性が描かれています。
そして、転生王女のアニスフィアの強さに感服しました。アニスフィアは、人生において、目指す方向性が揺るがない、強い女の子でした。彼女のこれからが気になります。
アニスフィアは、転生前の知識によって、特別な存在になっているというよりは、自身の絶え間ない努力によって、特別な存在になっているように思いました。そのためか、いやらしいチート感のようなものがなくて、読みやすかったです。
天才令嬢のユフィリアちゃん(彼女には「ちゃん」付けしたくなります)の感情は、なんとなく共感できました。何のために日々を過ごしているかわからなくなるところなど、なんとなく共感してしまいました。ユフィリアちゃんのこれからにも期待です!
[2023年6月読了・再読]
先になろうで読了済みでアニメ視聴し、最終回前に改めて書籍版を初読、そして1年経って改めて読んでみても面白い、引き込まれる。
引き続き再読の上で、未読の新刊まで一気読みの所存。
アニメの1~5話に相当するので、比べてみると微妙な違いがなかなか好い感じ。
読みやすかった。
視点を変えた一人称だけの構成で、読みやすかった。
アニスもユフィも可愛くて、早く二人の関係が発展しないかなぁと思いながら、ワクワクして読めた。
Posted by ブクログ
魔法世界における「ノブレス・オブリージュの観点から人のあり方を問う」というテーマで、毎回異なった観点から話を展開する、という感じの作品。とても良い。
ぶっとんでるかと思いきや
序盤の転生王女の奇行から転生主人公がぶっとんでることをやらかす話かと思えばそうでもなく、結構きちんとまともな思考を働かせているように感じられました。まあ、ぶっとんでる奇行がないわけではなく、程よく物語を盛り上げている要素として盛り込まれているのは高評価
百合好きでも、百合好きじゃなくても楽しめると思います。
ただ、百合好きだったら倍楽しめます。
気になっている方はなろう版を試し読みして、気に入れば購入しても良いかと。なろう版で満足したので、書籍版は読まなくってもいいかなって方も買って損はないと思います。二度おいしいです。
Posted by ブクログ
出だしは悪役令嬢ものに見えて全然違う。
主人公は王子様の姉アニスで転生者。そして婚約破棄された公爵令嬢ユフィリア。
安心設計なテンプレから意外性のあるストーリーへ、で楽しめました。
まだオープニングで今後の展開に期待してます。
短くして転天(テンテン)っていいよね。
転生王女と天才令嬢の魔法革命
よくある転生ものだが完成度はその中で高いと思う変わった王女と完璧な天才令嬢が事件をきっかけに
親しくなる過程がよかった