「えへへ」と笑うだけで全ての女子社員の母性本能をくすぐる魔性の愛されアラフォー・野末。何の不自由もないけれど、出世欲も結婚願望もなく同じことを繰り返すだけの日々を過ごしています。ある日、駅のホームではしゃぐ女子高生を見て、何気なく「女の子同士って楽しそうでいいな」とこぼすと、10歳年下の部下・外川に「――じゃあ、やりますか」と、“女の子ごっこ”に誘われて……。
デビュー作『春と夏となっちゃんと秋と冬と僕』(ふゅーじょんぷろだくと)で、田舎に暮らす男子高校生の日常を瑞々しく描き、BLファンをざわつかせた佐岸左岸先生、待望の2作目。
前回が思春期の一瞬を切り抜いた硝子細工のように繊細な物語だったのに対し、本作はずっと続いていく日常を彩る温かな感情を描いた作品です。“女の子ごっこ”と称して、行列のできるパンケーキ店に行ったり、パフェやスムージーに舌鼓を打ったり……。そうして、新しいことに触れる回数が増えるたび、野末が生き生きと輝きだし、外川との距離感も上司と部下以上のものになっていく過程が本当に丁寧に綴られていて、2人の間に流れるゆったりとした愛おしい時間にどっぷりと溺れることができます。
佐岸左岸先生の魅力の一つである詩的なワードセンスは、本作でも存分に発揮されています。「君が隣にいない明日の方がずっとこわいと思った」「年の差とかマイノリティとかそんなのは、生まれ故郷の違いとか応援する球団の違いとか、その程度のことです。なんてことありません」など、尊死不可避な素敵台詞の宝石箱……! ゆっくりと味わうように読みたい1冊です。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
思いがけずめちゃくちゃ良かった…!!
ひとまわり歳の離れたサラリーマン上司と部下のBL作品。
(攻めは歳下部下の方)
文学的な要素すら内包した良作であったと思う。
アラフォーの主人公・野末さんが、好意を寄せてくれていて、自分も好意を抱いているひとまわり歳下の部下・外川の手を手放しで取れないこと。
外川が野末さんに抑えきれないほどの好意をなかなか伝えられないでいたこと。
歳を重ねた2人の大人だからこその迷いと逡巡が説得力を持って丁寧に描かれている。
大人同士の恋愛を描くなら、おそらく避けては通れない、日常を壊すことへの「怖さ」、誰かと本気でぶつかりあうことで心を乱されたり致命的に傷つくことへの「怖さ」。
“なんか、だめだ。だめな気がする。
言ったり言わせたりしたら駄目なものが、
溢れそうな気がする”
“こわかった。
10も歳下だということも、職場の部下だということも、
彼が“彼”だということも、すべてがこわくて、
気づかないふりしてた。
まるで十代の頃のように恋がこわい。”
これ!このモノローグ最高じゃないですか。
溢れ出る想いを理性で抑えようとする野末さんのこのモノローグだけでごはん5杯食べれるレベル。
三浦しをんさんが「恋や愛に戸惑ってそれまで積み上げていた常識や自我が揺らいだり崩れていく人間ほどスリリングでドラマティックなものはない」みたいなことを著書で書いておられたけど、ほんとそれなのよね。
大人の恋愛で私がみたいのはここなのだ。
しかも、その後野末さんが外川の手を握る、その時の言葉がとてもいいんだよな。ひとまわり歳下で、外川より多く生きてきたからこそ言えることば、出せた結論。
登場人物の2人を構成する過去がすべて繋がっているからここのクライマックス。なんと愛おしい物語なのか。
着地点もとてもよくて、セックスの描写も控えめなのが個人的にはとてもよかった。
とてもよい作品に出会えて嬉しい。
もう何かありがとうって感じ!!
このお話は上司と部下がファンタジー的に急にカップルになったり職場でイチャイチャしたり急に理解者が現れたりしません。
ちゃんと悩み迷い戸惑い苦しみ悶えます。
そこがたまらなく良い!!
野末と外川がお互いに悩み苦しみながらも自分の気持ちと向き合い自覚していくのを見ていてたまらない気持ちになりました。
ページが減っていくのが惜しくなるくらいお気に入りの作品になりました。
2人が結ばれるのは描き下ろしにて^^
これまたファンタジーではなくリアルなのが素晴らしく大好きです。
Posted by ブクログ
今更有名作を読んだけど、もう先人のお姉様方の感想で十分だろうけど敢えて言うなら最高の一言
アラサーイケメン部下×アラフォー仕事できるふわふわ上司 そうだよね、アラフォーにもなるとある程度の事ができて、そこから新しいことを始めるって怖いよね… しかしながら受けの魅力怖っ!仕事できるけどふわふわした癒やし系(でもタバコ吸う)(甘党)萌えの塊??
攻が思わず手を出してしまうシーン、大変良かった まぁその時には受も何となく相手の気持ちをわかっていたけど、やっぱり年の差・新しいことが怖いの気持ちが纏わりついている でも最終的に自分に正直になれるシーンの描写とキスシーン好きすぎてペロペロ何度もめくって読んじゃった
社会人の大人の恋愛ながら、ピュアできゅんっとするBLでとても読みやすかった 物騒な感じもなくほのぼのしているので初心者も読みやすそう
かわいい
Twitterのフォロワーさんのおすすめ作品でしたが、購入して間違いなし!でした。好きと気づいても素直に言えないとこがかわいかった。
ほっこりBL〜♡
そこまでエロはないけど、めっちゃ好きな作品です♡
ってかなんで今までここに辿り着かなかったんだろう⁉︎って、逆に不思議なくらいです。。
職場の部下である戸川に好意を寄せられている野末さん。
戸川の控えめでありながらも好意が伝わるアプローチによって、徐々に戸川の事が気になって行く野末さん。
思いが溢れてついに好きって打ち明けた戸川の姿に感動し、また、自分の気持ちに気付きつつもただの上司と部下でいようとする野末さんの葛藤にも共感。。
最終的にはカップルになるのだが、その過程がとても丁寧に描かれていて、心理描写も台詞もとても良くて、終わり方に大大大満足です!
もちろん描き下ろしには、その後が描かれてるけど、それもめっちゃ良かった🥺✨✨
評価も高い作品だが、評価を読まずに試し読みして、それで即購入を決意しましたが、買って大正解でした!
エロが好きな方には物足りないかもだけど、他に萌えポイントが沢山あるので、是非一つのドラマを見るつもりで、読んで欲しいです♡
オールドファッションカップケー
とても良いと噂に聞いていたのですが、あまりにも良くて全人類にお勧めしたいです。
同性であることや歳の差、社内での上下関係など躊躇う理由はいくつもありましたが、それでも君がいないともう幸せになれないと気持ちが溢れるところが最高です。
物語も絵も兎にも角にも素晴らしい〜 紡がれる言葉も繊細で沁みる〜 もっと早く読むのだった。うん。
リーマンもの。年上美人上司受けさんと年下一途部下攻めさん。二人ともふとした可愛さが堪らんぞな、もし。
10歳年下の部下×自炊上司
女子同士なら楽しかったろうにね、という上司と、女の子っぽいことを始めてアンチエイジングを図るという名の求愛を続ける外川の話
匿名
攻めの大好きーってゆう感情が至る所で溢れ出てる作品です!2人とも可愛い♡大好きな作品です!続き早く読みたい!
読み応え抜群
前々から気にはなっていたんですが、ドラマ化をきっかけに購入しました。野末さんの心情が丁寧に描かれているので、自然と感情移入でき、どんどん読み進められました。キャラの人柄も良かったからこそ、読み応えを感じられたのだと思います。もちろんイチャイチャもありますが!個人的には、二人の想いが通じるまでの過程がとても魅力的でした。
とっても面白かった!
ドラマ化になり、気になって購入しました!とにかく最高です。今まで読んだ中でめっちゃキュンしました!歳の差だけどどちらも可愛いし、少しすれ違いがあったり...。読んで間違いなしです!
かわいい
野末さんだけでなく、
外川もちゃんとかわいい
本当にありそうな現実味を帯びたサラリーマンの恋物語
心が温まります
素敵でした!!
野末さん可愛かった…最初から可愛かった…あんな上司がいる職場で働きたい人生だった…
お話はとてもボリュームもあり素敵でした。絵が丁寧で細かくてコマ割りが少し分かりづらいかも知れませんが、そんなの気にならないくらいお話が素敵でした。
外川さんが野末さんのアンチエイジング?wために自分の想いを出さず一生懸命色んな事に誘ってるのが可愛かった。付き合うまでが丁寧に描かかれていてスッと読めました。そして言葉のセンスに感動しました。ぜひ読んでみて欲しいです。
エチのシーンが描き下ろしにチラッとあります。
でもストーリーが本当に素敵なのでこれくらいが丁度良いように思えました。めちゃ萌えました。
次巻がとても楽しみです。
あ〜パンケーキ食べたくなった…w
最 & 高
野末さんがどんどん新しい事にチャレンジするとともに、外川へと惹かれていく様子がめちゃめちゃ可愛かったです、
また、野末さんのルーティンライフへの悩みは激しい同感を抱いてしまったので、本当に外川さんありがとう過ぎる、、
そして、年下攻めの外川の予想以上の愛の深さに胸がウッとなりました涙
本当にこのカップルが幸せであって欲しいです!
大人な
ストーリーでおもしろいです。
野末さんが39とは思えないほどかわいいです。
ふたりがパンケーキ食べたり一緒に出かけてる姿がほっこりします。
微笑ましいというか可愛い。
主人公の野末さんが、役職者クラスの仕事が出来るオジサンなのに、マイペースで可愛いらしい。お家も野末さんのイメージそのものだわ~と、思いました。
部下の外川くんはホント野末さんが好きでたまらない感や、野末さんの外川くんへの態度がだんだん変化していく感じにきゅんきゅんしました!
買って良かった~!
続巻も楽しみにしています!
さいこー
とても良かったです!
野末さんのような上司の下で働けたら毎日幸せ!
外川君のために手料理の種類を増やすとことか、布団買うとことか、可愛すぎる野末さん!
エッチシーンは最後までなくて、このままないまま終わるのかなと少し残念に思ってました(なくても充分堪能できてたけど)が、最後にエッチがありました!
興奮しちゃいました!
この本は買って良かったです!!!
キュン死確実
こんなにカワイイおっさんだったら、誰でも『惚れてまうやろー!』
外川くん、君は落ちるべくして、落ちた。
そしてそんな2人に私はキュン死👍
匿名
おもしろい
四十路の野末さんがかわいい。そしてスパダリ気のある戸川が男前です。絵がキレイで読みやすいです。野末さん、いろいろ考えすぎるところもあるけどノンケだしまぁ仕方がないのかな。でも結果両思いになれてよかったです。
優しく素敵なお話し!ゆっくりそっと野末さんに近づいて行く外川の必死さと可愛さが読んでいて堪りませんでした。魔性?の天然可愛い野末さんが、少しずつ外川を意識して行く流れも丁寧に描かれていて、読み応えのある大満足な作品でした。
社会人年の差!
社会人の恋愛。自然な流れで違和感がなくて、ストーリーがとても良かったです。
年の差があって、年下が攻めで、年上の受けが、ほんわかしていて、癒されます。
年下が、また、性格も、行動も、全てが男前!です。
続きが読みたいです。
絵柄も、とてもキレイです。オススメです。
Posted by ブクログ
アラサー一途な番犬部下×アラフォー愛され系の美人上司。
リーマンもので年下攻め…ときたら、ツボど真ん中のはずだったんですが、野末さんのキャラが少し私的ツボからはずれていたみたい。
「現実には絶対に存在しないであろう、二次元らしい可愛い39歳独身男性受け」という野末さんの設定ですが、こういう「39歳でかわいい独身の受キャラ」をBL妄想してもぜんっぜんOKなリアル男の人ってけっこういるんじゃないかと思っているんですよ…
なので、美人でかわいくて女性から人気もある野末が、そんなにアラフォーに拘ってるのもったいないなと思ったりしました。
でも、深読みするとそもそも女性に魅かれないという自分の恋愛嗜好に気づいていなくて、自分が家事全般においてハイスペックで結婚の必要性なかったのかなと。
外川はそんな野末に恋心を抱いているんだけど、外堀から埋めていくタイプでした。じっくり確実に落としていく派。
一途なんだけどゴリ押しせずに絶妙な距離感(笑)
告白した後のあの距離感は、テクニックではなく遠慮してのことだったろうけど、野末もあれで目が覚めたんだと思います。
恋に臆病で外川の好意に気づかないふりをしていた野末が、ようやく自分の気持ちに素直になって彼の胸に飛び込んでくれて安堵しました。
ストーリーはもちろんステキだったけど、なにより野末の暮らしぶりが素晴らしすぎて!!憧れてしまいましたよ…!
お部屋の様子が細やかに描かれていて、彼が毎日どんなふうに丁寧に生活しているのか手に取るようにわかりました。きちんとしてるんですよね…本人は毎日同じことの繰り返し、と枯れたようなこと言ってるけど、なんかほんとに居心地よさそうなおうちで、こんな嫁が欲しいと思ってしまいました。
番外編は「待て」の限界がきた外川のお話でした。野末はHを最後までしたら飽きられるのでは…?と思ってたらしい。かわいいです。
料理が自炊から手料理という趣味に昇格したのもかわいいです。
とりたてて事件も起こらないけど、二人の日常を公私に渡って細かく描写しているのがとても良かったです。
番外編が朝チュンで、はぁ?と思ってたら描き下ろしにちゃんとラブラブなエロがあって安心しました。
なんとも
もう、、、好きっっ!
仕事も人生もこなれて来たけどちょっと臆病なイケオジが年下のイケメンと仲良くなってモダモダしてキュンキュンする一冊。読後は正座で倒れて本を拝みました。
佐岸先生はプラトニックな作風ですが今回は何と、最後にしっとりシーンもあり、そのやり取りがまた心臓張り裂けそうなくらい可愛くて尊くて大人エロくて感謝感激でした。
作者のセンスがすごい
大好きすぎてもう何度も読んでいます。
背景の細やかさ、絵の構成に読むたび唸ります。野末と外川のテンポのよいかけ合い、言葉のチョイスが秀逸です。
「後悔は幸福になるための糧で、人生の燃料」これは刺さりました。落ち込んだ自分を鼓舞するため何度でも思い出すでしょう。
とにかく外川の見た目がクソ好み。立ち姿のバランスが好き。ワイシャツ姿もTシャツ姿もドストライク。さらに、脱ぐと美しい逆三角形の上半身!!心臓を撃ち抜かれました。外川の裸がもっと見たい!
野末の穏やかな対応や相手を思いやる優しさは同じ人間として真似したいし、インテリアや料理上手なところもお手本にしたい!
番外編と描き下ろしの甘さが最高でした。
続編を待っています。
きゅんきゅんがやばい。短編でも全然構わないので是非続編を…
最後の傘で隠して外川君に囁いたシーン…まじでやばい…とつい声に出たくらいやばかったです。(語彙力)
一生お幸せに
四十路リーチには見えません。可愛いです。ただひたすら可愛い。2人の掛け合いが可愛い。この作者さんが描く作品もハズレがなくて毎回滾りがカンストしてしまって唸りながら読んでいます。おじさん×パンケーキ。素晴らしい以外の言葉がありません。ありがとうございました。
ほぅ〜よかった〜☺️
ずっと気になっていて、やっと読みました。
読んで良かった、読後感が幸福に包まれる。
部下×上司の物語。二人の距離がゆっくり近づいていく様子が違和感なくとても丁寧に描かれています。年上、ノンケゆえの葛藤から恋を自覚してからの行動がとても自然でした。何回も繰り返し読んで二人に幸せを分けてもらいたい。
あと、上司がパジャマの上を下のズボンにちゃんと入れているところがとてもかわいい。上司の住んでいるお家が一軒家で趣があり、内装もいい感じなのでなぜこのお家に住んでいるのか、2人のその後の生活も知りたいので是非続編を出して下さい。お願いします。
とても丁寧な作品
BLはぐちょぐちょでぬるぬるなエロが必要だしそれがないと満たされないって人いると思うんですけど、これは後半にちょこっとエロシーンがあるのみなんですけど登場人物の心の描写がとても細かくてお互いの上司と部下の関係に囚われちゃってるところとかが堪らないし、もうなんというか、本当に満足です。心が満たされます。表紙おしゃれだしこういう系読まないしなぁという方、後悔します。是非読んでください。あとこの作品に感動しすぎて初めてレビュー書きました。それくらい良いです。
なんも言えない…
みなさんがレビューで「迷ってるなら買うべき!」と言ってましたが、本当にそうでした。
ノンケ相手でもすぐに付き合えるとか、付き合ったらすぐやるとかではなく、外川くんは段階を丁寧に踏んで、相手の気持ちを常に尊重して、本当に完璧な男です!
他の人に対しての可愛さとまた違った可愛さを外川くんに見せている野末さんもめちゃくちゃ可愛かったです!
絵はドンピシャではないですけど、それでも間違いなく最高の1冊です。
最高の一言。
もう表紙からしてドストライク。
外川君の「ずっと口説いていました」にやられました…。野末さんは終始可愛すぎ。39歳なのに!!笑
結ばれてからのお話も読めて大満足です!大好きな作品になりました!!
大人の恋
すごく良い!恋とか色々人生に迷い疲れた大人が、自然に恋を思い出す流れがすごく良い!
2人の気持ちの動いていく描写がすごく綺麗な絵とアングルで描かれていて、読んでいて引き込まれること間違いない!
2人の続編がみたーい!
間違いなく幸せになってほしい二人でした!
各所の言葉が響く
野末さんの考え方がとにかく響く。
妙齢になってきて、わかる、わかる、うん、うん、と頷きつつ。
この考え方を持っているノンケの彼が10歳の年下の部下で、しかも男性とどうやって恋に落ちていくのかというプロセスが丁寧に描かれていて大満足。
そして、外川くんのアプローチがとてもいい。
どうして野末さんを好きになったのか?
どれくらい好きなのかが伝わる。
二人の軽妙なやりとりも心地好く。
しっかり心を通わせてハッピーエンドなので、
これからもこの2人は幸せなんだろうなと感じさせてくれる素敵な作品でした!
可愛いに年齢は関係ない!
とにかく2人とも心底可愛くて尊さのため息が止まりませんでした…。
野末さんの殺人級に天然な可愛さ然り、外川の笑顔が幼いところとか照れ隠しが下手な所とか、挙げたらキリがない程ジャンジャン出てくる萌えポイント。おじさんとか、年甲斐とか、そんな事は関係ないんですよね。その人を可愛いと思えば可愛いんです…。
しかしほのぼのと可愛い中にも年齢や立場、同性である事への悩みがしっかりと書かれているので、先生の前作同様しっかりとキャラが地に足ついている感じがして好きです。
あと、今回は4コマではなく1ページを4分割?4段?にしてその中を細かく割ってコマを作っているのも新鮮でした。ほんとカメラワークが上手だな〜と。(ただ電子で読むには細かいかも知れないので紙も手に取るのもおススメです)
もう作家買いは確定してるのでまた新刊が出たら次も読みたいと思います。
匿名
祝 実写化
アラフォーのサラリーマン野末と一回り近く年下の部下の外川。
二人はひょんなことから女の子ごっこなる外食をすることになる。
歳を重ねるにつれて単調になっていた生活が外川との時間によって鮮やかになるが……。
おじさんといってもかわいい野末と外川のじれったくなるような関係が後半に一気に動くのがよかった。
Posted by ブクログ
二人を捉える構図がまるでカメラワークのようで 風通しが良いところに居る感じがする。
生きがいとか関係なくパンケーキ1つでキャピキャピできるJKが羨ましそうな野末さんは…。
彼も又 そういうふうに愛でられる存在であることに全く気づいていない39歳、自称おじさん。
母性本能がどうのというより
その言葉遣いや考えかたが魅力の1つであるのに
変化や進化についていけないと感じ
無知 失敗 視線が恐くなり おじさんを決め込んだ。
仕事の出来栄え、昇進などに生きがいを見いだせない彼の求めているものは? 必要とされること?
でも本当に余裕でデキル人であるからこその焦りと不安かもしれないと思う。
口癖のような「守ってやる」は果たして…
10年の長…は有効なのか?
謎は カプチーノで判る。
Posted by ブクログ
とにかくありとあらゆる描写が丁寧で、そこがすごい良かったです。年代が近いからかラブ以外の部分で共感できたり、刺さったりなんかすごかったな…。
外川の秘めた熱さみたいなのも良かったなぁ。
ストーリーの丁寧さはもちろんなんだけど、なんかすごい印象に残ったのは背景とかの丁寧さとかもかも。それぞれの部屋の感じとか、二人が行くお店とか。外川の家に初めて向かう道のりとか、ほんとすごい印象的でした。
あ、映画っぽいなと思ったんですよね、漫画っていうより。ただ映画みたいに背景すべて描き込みでびっしりとかじゃなくて、ほどよい空間が読みやすさと雰囲気作ってて、そこはすごい漫画のよさが出てるっていうか。
そして主人公二人ともかわいい…最終的にお互いがお互いをかわいいって思ってるのがかわいい…。
それにしても二人の家もオフィスもめちゃくちゃおしゃれでした笑
そうか〜こんな感じかぁ★2
不思議な世界観❢ゆった〜りと穏やかに でも確かに流れてゆく時間?景色かな?…が見えるようですごい。プライベートな野末さんは喜怒哀楽が激しくって可愛らしい❢仕事では心が動かないからどーでもいいから穏やかに見えるだけって凄くわかるなぁ〜。外川君はいい男だな❢