あらすじ
大寒波襲来、壊滅的打撃、世界初期化。人工冬眠から500年ぶりに目覚めた舞鶴太郎(まいづるたろう)は、愛する家族も財産も全て失った。絶望の淵から這い上がり、理想の暮らしと生きがいを求めて、祖国「日本」を目指す。ヒトのと文明の歴史をさかのぼるグレートジャーニー。人類よ、これが未来だ。
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面白すぎて
3日で読破しました。人間関係や500年眠ってた設定も全て面白いです。日本にいる娘はどうなっているのか、気になっています。
人類史・文明史を追っていく大作
本当にこれからの未来にありそうな一筋縄ではいかない世界感がとても秀逸でワクワクします。
哲学的であり、人間臭さもあり、かなり濃いです。
1巻では、大寒波の影響により、文明崩壊。
そして五百年が経過した世界で、人口冬眠から目覚めた主人公の旅が始まります。
最初に原始的な狩猟生活を送る人々に出会います。
これからの壮大な旅が想像でき、今後のストーリーがとても期待できます。
未知の世界へ連れてってくれる衝撃的な作品です。
先の展開が気になって
広告で流れていたので気になっていた所無料の本にこの作品があったので読んでみました。
キャラ一人一人がとても個性的で独特の価値観を持っているため深く考える作品です。
いざ日本へ
異常気象によってコールドスリープをした男が500年後の世界で目が覚めた後の事を描くSFサバイバルの第一巻。
主人公の舞鶴太郎は暗い部屋で目が覚めた。
辺りを見回すが人の気配はなく水や食料も少ない。
連絡を取ろうとするが部屋が通電していないことに気づく。
なんとか日付を確認した太郎は眠ってから500年たっていることに気づく。
そして一緒にコールドスリープしていたはずの家族は息絶えていた。
そこで太郎は自分の装置だけが通電していたという事実を突きつけられる。
自分だけが目覚めた絶望から命を絶とうとするが目に入った家族写真を見て外に出る事を決意。
そこには一面の廃墟があった。
やはり地球は氷河期に入っていたのだ。
いつか死ぬかもしれないがその前に家族が自分の眠りのあとどうなったのか知りたい太郎は日本を目指すのだった。
500年ぶりに目覚め今の世界の常識を知らずサバイバル能力が全くない太郎と、かつての全てを手に入れていた太郎が交互に描かれているのがよかった。