【感想・ネタバレ】望郷太郎(6)のレビュー

あらすじ

「日本人」のルーツと人の「暮らし」の原点をたどり、「文明」の「落としどころ」を探し求め、「世界」の「神話」を明らかにする。凍てつく中央アジアで死に場所を求める旅は、文明の根本をなす「経済」の源泉へ迫る旅となっていく――。『へうげもの』『仕掛暮らし』に続く山田芳裕の最新遠大野望作。週刊「モーニング」で年2回の「ブロック連載」中。「コミックDAYS」でも好評配信中!!


大寒波襲来、壊滅的打撃、世界初期化。人工冬眠から五百年ぶりに目覚めた舞鶴太郎(まいづるたろう)は、愛する家族も財産も全て失った。絶望の淵から這い上がり、理想の暮らしと生きがいを求めて、祖国「日本」を目指す。ヒトと文明の歴史をさかのぼるグレートジャーニー。人類よ、これが未来だ!!

猛獣エンリルとの壮絶な戦いでミトを失い、パルの帰郷に従うこととなった太郎。凍える大地で叔父一家は生きていた。招かれざる客でありながら、村の存亡をかけた「大祭り」に巻き込まれる。未知なる原始の習俗が太郎の運命をもてあそぶ!!

西の村や中の村よりも発展している東の村の奴隷となった太郎。農耕が行われ、人口も多いこの村で虚しく使役される男たち。復讐を誓う若き女奴隷頭、プリ。人でありたい。人になりたい。彼らを救いたい太郎は、やがて力の源泉に気づく!!

太郎とパルはバイカル湖南端へ到達。聖と俗が共存し、楽園かと思われたヤープト村も、東の村同様、事実上の宗主国マリョウの苛政に苦しんでいた。人々の暮らしを救うため、太郎は「税」と「土地」で闘いを仕掛ける!!

ヤープト村自立のため、土地を買収し、独自の貨幣「マー」発行を企む太郎。その試みを潰すべく、マリョウの兵団長は太郎に全面協力する村長を脅し、屈服させた。そして拉致される太郎。同時多発的に苛烈な暴力がふるわれる!!

祭司の息子にして兄殺し。まつろわぬ集団「祭組」の長。そしてこの五百年後の世界で、西の果てを見てきた男――。旅の仲間にハッタが加わった。目指すは地域の覇権国家、マリョウ。大国を動かす原理の中枢に、三人はそれぞれのやり方で迫る!!

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感情タグBEST3

購入済み

パル!

パルの野性的な強さが本作の魅力のひとつだと思う。そのパルと女横綱トゥルンの相撲がめちゃくちゃおもしろかった6巻。

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2024年02月27日

匿名

購入済み

お金の威力、魔力、権力…

人間の原始的な闇の部分がお金に象徴されるのかな。
パルの在り方をみんながし続けていられたなら、きっと世の中は良くなったのだろう。
日本の消費税もどこへやら?

#アツい #ドキドキハラハラ #ダーク

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2023年06月29日

購入済み

マネー

いよいよ本格的にマネー、通貨の仕組みについてのお話になってきた。太郎とこの作品は はどこへ向かうのか…。

#ドキドキハラハラ #タメになる

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2025年02月11日

Posted by ブクログ

パルVSトゥルンの対決の結末が予想外すぎて驚いた!
また、ついにたどり着いたマリョウにて、国王の母にも驚かされた。

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2023年07月24日

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