【感想・ネタバレ】傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン 1巻のレビュー

あらすじ

18世紀フランス革命前夜。平民の出ながら、ヴェルサイユ宮殿で貴族以上の権勢を誇る“仕立て屋”がいた。彼女の名はローズ・ベルタン。悲劇の王妃マリー・アントワネットの寵愛を受け、革命の波にのまれていった、ファッションデザイナーの祖と称される人物の物語。

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実在の人物で、本当にマリーアントワネットのドレスを作っていた人ローズベルタンの物語。面白かったので、本当のこの人を調べると、最後の頃は結構傲慢というか鼻高々になっていたとのこと。しかも、最期は落ちぶれていくらしい…。
この史実と物語がどう融合するのか楽しみです。ついでにベルサイユのばら好きな自分としてはその目線からも見られて楽しい。

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2020年07月24日

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おお!ベルバラのお針子さんサイドのストーリー。華やかなドレスがとても魅力的!まさか、デュバリー子爵?なんか聞いたことあると思ったら!デュバリー夫人!マリー・アントワネットの険悪な仲だった。デュバリー夫人って、確か娼婦だったような(ベルバラの中では)ここからのし上がってアントワネットに仕えて栄華を極める過程が楽しみ!

#ドキドキハラハラ #カッコいい #タメになる

0
2022年03月21日

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歴史蘊蓄ものとしてはいいと思う

ベルタンが主役ということで、当時の服飾に関することや、そこへの情熱を描いたクリエイター系の作品を期待して最新刊まで拝読。
歴史蘊蓄は豊富で、そこのところに注目して読むと面白いです。

しかし、ベルタンの創作動機の描写がルサンチマンや商売(金稼ぎ)に集中し、服飾への情熱とセンスに溢れた人というよりは、センスを使って商売をすることが好きな人に見える。もちろんその表現自体は、読者として好き嫌いはあっても、物語として決して間違ったものではない。

しかし、主題としてなにを表現したいのか、という作者の設定と、実際にストーリーに表現されているものにわずかなギャップを感じるのも事実です。

キメ台詞が「仕事しよ」なのですが、その仕事への情熱も、服飾そのものというよりは服飾でどう逆境や時代を乗り越えるか、お金を稼ぐか、というような描写に終始しがち個人的にはちょっと寂しい。
服飾そのものへの情熱がベルタンに欠けているように見えるのです。

好きだから作る! という根本の動機をもっと強く描いてほしかった。
お客様のために、とか、状況を打破するために、とか、お金を稼ぐために、とかじゃなくて。

そこのところが残念でした。
最初に書いたように歴史蘊蓄は豊富なのでそこは面白いです。
ただし、コラムや巻末漫画は身内臭がものすごく、特にコラムは読みづらいです。そこはお覚悟を。

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2025年08月20日

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