あらすじ
女性モード商の台頭を快く思わない男性モード商達は敵意を募らせていた。そんな中、ベルタンにモード商同業組合の理事就任の打診があった。しかしその矢先、オ・グラン・モゴルの近くに新しい仕立て屋が開店し、その店の経営者ボラールは不敵にもベルタンが掲げている「妃殿下御用達」を称していた。その文字の撤回とベルタンの理事就任を賭けて、モード商同士の戦いが始まる――!!
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匿名
今回はレオナールがカッコいい!
板挟みになっても両方とも潰してしまうとは。
髪結本来の技術でモード商の出番を失わせたレオナール、本当は頭が良いのかな。
約束通りベルタンの店は潰れそうになったし、文句ないよね?まあボラールの店も潰れそうになったけどね。流石。
ベルタンなら巻き返してくると見込んでいるのも、ベルタンの才能を認めているんでしょう。
ボラールも、ベルタンの店のマネや男性陣と組んでズルしているとはいえ、公平な売上で勝負しようとしている辺りは、デザイナーとして偉いと思います。
実力もあるんでしょうね。
男でも女でも、仕事に生きてる人間はやっぱりカッコいいですね。
それに比べてズル賢いのはポリニャック夫人ですが。ズルくしないとやっていけない、ランバルやゲメネにはない苦労があるかもしれませんね。
Posted by ブクログ
Webサイト「コミックバンチKai」で連載中の磯見仁月の「傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン」の第10巻です。マリー・アントワネットに重用され「モード大臣」と呼ばれたローズ・ベルタンの物語。今回は女性モード商vs男性モード商の覇権争いがメインです。途中、まさかのレオナールに妨害されるなどありましたが、アイデアが豊富に湧き出る女性モード商が無事に勝利。ベルタンが理事に就任。女性の地位を確立したという意味で大きな一歩です。一方、国は飢饉、アメリカ独立戦争への介入、アントワネットの道楽と暗い未来しか見えない。
帽子
帽子と髪型の競い合いと、女と男のモード商の争い。
今見るとあまり違和感のない帽子の形がこの人の手になるものだったとは。
しかしお国は不穏で・・・。