あらすじ
茉莉花は、敵側である堯佑軍についた将軍の布弦祥を暁月軍に寝返らせるため決死の覚悟で人質として捕まり、彼を説得する機会を得て、そして遂に彼を暁月軍に引き入れることに成功する。弦祥が味方になったことで一時は戦乱が落ち着いたかに見え、茉莉花たちは平和な時間を過ごすが、遂に堯佑がしびれを切らして一触即発の事態に突入してしまい…。 ※こちらは巻末に電子版のみの特典ペーパーがついている特別版となります。
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「見ててくれますか 私が変わるところを」
"ちょっと物覚えがいい"、後宮女官の皓茉莉花。優しく完璧な皇帝・珀陽を遠目から見つめることを楽しみに、慎ましく働いていた。
しかし、ひょんなことから珀陽と顔見知りになった上、一度見たものは忘れないという特技を持つことを知られてしまう。彼のもとで能力を活かして立身出世する道を勧められた茉莉花だが、過去に自分の力で人を不幸にしたことから、自信が持てずに辞退する。
「自分は端役にすぎない」と言い聞かせる茉莉花をよそに、珀陽は彼女を絶対に側近にすると決意。彼から与えられた試練に茉莉花は—?
自分からも周りからも期待されなければ、落胆されずに済む。自分にはできない、と思っていた方が、生きていくには楽かもしれません。
それでも、茉莉花は変わることを決意しました。
そのきっかけは、ぜひ自分の目で確かめていただきたいです!
珀陽からの厳しくて優しい"特別扱い"を受けながら、自分で気づき、成長していく茉莉花の姿からは勇気をもらえます。
また、少しずつ甘さを帯びていく茉莉花と珀陽の関係には胸キュン間違いなし!
中華後宮にラブロマンスと各人の思惑が入り乱れる本作、ぜひご一読ください!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
今回もおもしろかった
題名に恥じない働きを茉莉花は行いました。本当にいたら伝説です。
女性とか、記憶力の高い人とかではなく、人として成長を続ける姿に好感がもてます。
途中にあったラブコメもどきは、息抜きとして楽しかったです。
20ページ前後のところの話のつながりが不自然なのが気になりますが、他は大満足です。
次巻も楽しみに待ってます
あれ
小説の方には珀陽が赤奏国に来るシーンはなかったような?
でもお陰で茉莉花と珀陽のラブラブなシーンも見られて嬉しい。
あと少しで赤奏国編は終わりかな?