あらすじ
帝に忠誠を誓う伊子を見限った入道女宮は、伊子の恋人である嵩那と大納言の娘・玖珠子の婚姻を画策する。しかし玖珠子は姉の麗景殿女御の看病を名目に、婚約の話を中断。そんな中、洛外では疫病流行の兆しの報せが届き、帝が病に倒れた。それが入道女宮の呪詛ではないかと囁かれ……。帝を守るため、嵩那を巻き込まないため、伊子は入道女宮と最後の対決を決意する! 恋も仕事も諦めない! いつの時代も、働く女性は忙しく、そして幸せ――。働く姫君の平安事件簿、歓喜の大団円!
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Posted by ブクログ
見事な完結でした。
何時の時代も女性は選ばなくてはいけない。
仕事か、結婚か、子供を持つのか、持たないのか。
どうして女性だけがそうなるんだろうと歴史関係の本を読むといつも感じることです。
そんな中でこの答えを出したことが凄いなぁと(*^^*)
楽しませていただきました♪
Posted by ブクログ
シリーズ最終巻でした。
特に女宮に詰め寄るあたり顕著ですが、時々地の文が説明的で冗長で、読むこちらが置いてけぼりになりシラケるんです。力量ある作家さんですし、これさえ無ければもっと面白いのにと残念。
Posted by ブクログ
『仕事も恋も諦めない。』ってのが通してのテーマでしたが、私的にはあとがきにある様な展開の方が希望でした。
確かに、この展開なら仕事も恋も両方手に入れられるんだろうけど、この先、嵩那が結婚しないとは言い切れないのがもどかしいです。
それでも、最後まで伊子は格好良かったです。