あらすじ
金田一一(きんだいち はじめ)37歳は小さなPR会社で働くしがないサラリーマン。オソカワミステリ大賞の授賞パーティーの運営を佳作を受賞した従姉妹・フミのコネで請け負う。しかしパーティーの途中で大賞受賞者が行方不明となり、その後、大賞受賞作『綾瀬連続殺人事件』に見立てた本物の殺人事件が起きてしまう。埼玉の綾瀬で「第一の殺人」。東京の綾瀬で「第二の殺人」。金田一やミステリ作家たちが事件の解決に乗り出すがーーー!?
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金田一と真壁のコンビ、個人的には凄く良いと思います。容疑者も皆どこか怪しいし、事件の内容もかなり興味深いです。次巻の予告を見ると犯人の予想はつくけど、続きが楽しみです。
おもしろかった
毎回トリックは解けないのですが、今回犯人は当たっていそうな気がします。次巻で今編が完結しそうですが、展開が気になりますね。
Posted by ブクログ
一冊ガッツリ、小説通りの事件が起きる
『綾瀬連続殺人事件』の事件編。
あいかわらずスイッチ入ると鋭いハジメ。
それにしても、真壁先輩がマトモに見える。
この人もかつては
「新進気鋭のミステリ作家」でしたよねぇ(笑)
生意気なハジメちゃんが見たいです!現代は情報システムが発達してるから、なんでもありな世界ですよね。もしかしたら、なんとなく犯人もわかってしまいました。
美雪ちゃんはまだかなー?笑
長年のファンだからこそ思うこと
金田一少年の事件簿はストーリーの中に全てのヒントが示されている。そして参加型の謎解きができるし、読んでいく中で答え合わせができる。スピード感もあった。これが素晴らしい点。30年近く前の小学生時に初めて読んだ時は物凄くワクワクした。
37歳になった金田一、あの時と比べてヒントがわざとらしいし、テンポも悪い気がする。自分が歳をとったからなのか、扱ってるテーマがそういったイメージを持たせるからなのか。同じ言葉を繰り返しているだけで、美雪との関係も出てこなければ、金田一が事件に関わりたくないと思うようになったきっかけも出ない。
金田一少年は事件間での繋がりがあまり無かったから感じなかっただけかもしれないが、傀儡師関連は遅いというイメージはそこまでなかった。
一方で、37歳は事件間での繋がりを持たせようとしているからかもしれないが、もう少し軽快さがあっても良いと思う。
読んでいて疲れる。