あらすじ
捕龍船「クィン・ザザ」号は、世界有数の大都市・ハーレへ到着。そこでミカは昔の仲間・クジョーと再会した。かつて2人は一緒に旅をしていたが、ある出来事を機に決別していたのだ。クジョーは久々に会ったミカに、1匹の龍の捕獲話をもちかける。ソイツは3年前に捕らえ損なったという"銛付き"龍。ミカとクジョーは2人きりで再び空へ――!
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ナウシカ+ラピュタ+ダンジョン飯…?
龍を獲り、その肉や油を売って生活する龍(おろち)捕りの人々の話。
異世界グルメものとしてのキャッチーさもありますが、それ以上に、世界観が素晴らしい。
ファンタジーとしてのリアルがしっかりと描かれているので、ためらいなくお話に飛び込んでいけます。
空飛ぶ捕龍船『クイン・ザザ』での生活風景が、またいいんです。読んでいると、幼い頃に抱いた冒険へのワクワク感や、憧れがよみがえってくるんです。
龍捕りの名手で変人のミカや、新人のタキタなど、個性あふれるキャラクターたちも魅力。生き物を殺すことに対する悩みや葛藤なども描かれていて、それがこの作品に奥行きを与えています。
もちろん、美味しそうな料理描写もたくさん!なぜか鯨カツが食べたくなります。
龍は強く大きく、襲われれば小さな街などひとたまりもありません。そんな龍を相手に戦う人々の勇気としたたかさに、思わず拍手を送りたくなる作品です。
感情タグBEST3
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匿名
実質的な主人公であるミカの過去が少しわかる6巻。と言っても昔から何も変わらないが。
シンプルに目的達成(龍を食べる)のことしか頭にない人間がそばにいると心強そう。