あらすじ
「零崎一賊」――それは"殺し名"の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。"少女趣味(ボルトキープ)"こと零崎曲識が、一賊に忍び寄る危機を察知し、ついに表舞台に現れた。一賊の結束はどうなるのか。"音使い"零崎曲識の闘いが今、始まる! 「人間シリーズ」第三弾!
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Posted by ブクログ
曲識やっぱ好きだわ。
死んでしまったのは残念だけど、「悪くないのだから悪くない」の曲識が最期に「いい!」って笑って死ねたのは本当に良かったと思う。
そうさせてくれた潤さんに感謝感謝。
潤さんは零崎一族にかなり関わっててそこもぐっと!
家族を愛す零崎一族らしい人間だった。
そんな曲識の恋の物語でもある。
何気に罪口商会初登場?
Posted by ブクログ
零崎曲識。
双識や軋識や人識と同様、零崎一族で少女趣味(ボルトキープ)の殺人鬼。
本作にしか出てきたことがなく、そしてまた今後も本作以外には出てこなさそうやけど、零崎一族では一番好きなキャラやなぁ。
知らん人には何を言ってるかさっぱりわからんやろうけど、それでもいい。
とにかく、手に取ってからスルスルスルスルと読み進めて一気読みしてしまったんやから!
Posted by ブクログ
クールな音使いの曲識は勿論格好いいのだけれど、家族に友情に恋にと「人間」の曲識もまた素敵な魅力があります。
最後のシーンが感動的で印象的でした。
Posted by ブクログ
「どうせ無理だ」「できっこない」と諦め癖がある自分にとって本作の主人公であり脇役の零崎曲識に共感をおぼえます…
そして、曲識が一人の少女との出会いでそんな諦め思考を変えられてしまうのには嫉妬を感じました!
本作は4章で構成されており、とくに気に入っているのが「ロイヤルロイヤリティーホテルの音階」と「ラストフルラストの本懐」です。
殺人衝動を抱えた者たちが人間らしく笑って死ぬための集団『零崎一賊』。無差別殺人鬼のなかで唯一殺人に条件をつけている零崎曲識。
自分の抗いがたい欲求を抑える意志の強さには、禁煙を2度失敗している身として頭が上がらない思いでした…
そんな精神力がある一方で自分が人間らしく生きることや、笑って死ぬことを鼻から諦めている弱さを抱えていました。
とくに「ロイヤリティロイヤルホテルの音階」ではまだ曲識が条件を課す前の過去話で、その弱さが目立っていました。
そんな彼を変えたのは一人の少女との出会いでした。
たった一人の少女との邂逅が曲識を強くしたのと同時に、曲識が淡い憧れを抱くシーンに胸をときめかしました…!
こんな運命の女の子に出会えるなんて羨ましすぎる…
そんな彼が成長し、再度自分の夢を諦めようとしてしまう場面がある「ラストフルラストの本懐」のラストでの出来事には拍手喝采を送らずにはいられませんでした。
本当にこのラストは、悪くない!
Posted by ブクログ
曲識さん好き!!!!
曲識視点で語られる短編集。
赤い少女との出会いと、家族との関係と。
戯言シリーズ本編で語られていた「零崎全滅」の詳細が、少しだけ出てくる。
真心のスイッチが「あの言葉」であるところで泣きそうになった
Posted by ブクログ
三作目の零崎は少女趣味と書いてボルトキープと読ませる二つ名の曲識が主役。今回は続々と殺し屋が現れるバトル小説で、戯れ言シリーズの間を埋める物語のためファンは歓喜だ。少女以外は殺さない曲識の運命はいかに。メフィスト賞受賞した際のミステリからラノベ寄りになりつつもやはり面白いんだよな。
Posted by ブクログ
少女以外は殺さない。自分に殺人の制約を課した音使い零崎曲識の物語。その制約は単に殺人のフェチズムではなく、哀川潤と再び会う時までものだった。個人的には伊織ちゃんと哀川が好きだから、もっと二人の物語を読みたかったけど、これはこれで面白かった。世界の脇役が主役になるときは切なかったけれど、本懐を遂げられていい締めだった。
Posted by ブクログ
今年も新年最初の一冊は零崎。
人間シリーズ第三弾。零崎曲識。
うう…美しい曲識さん。
ポニーテールかわいい。
零崎一賊はまぁ、こりゃまぁ物騒なせつない恋をしておるのですな。命懸けで。
人識くんは優しい子やー。
優しい殺人鬼やー。
伊織ちゃんと出夢くんとの関係をはっきりしておくれ。
「零崎を始めるのも、悪くない」
Posted by ブクログ
最後を意地でも泣ける方向に持ってかなくてもいいと思うんだ…。るれろがネコソギラジカルで重傷だったのはこういう理由だったのかとか、徐々に全貌が繋がってきた感。あとはラストを残すのみ。
Posted by ブクログ
零崎曲識の短篇集的な。
過去の裏話的な。
戯言シリーズの間を埋めるようで面白かった。
少女趣味、というのが存分に生かされたのがランドセルランドだけ、というのはもったいない気もしないではないけども。