あらすじ
「零崎一賊」――それは"殺し名"の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。兄弟になったばかりの零崎人識と無桐伊織は人類最強の請負人・哀川潤を勝算を持って襲撃する。しかしその結果二人は彼女の『仕事』に巻き込まれる羽目に! 向かう場所は"殺し名"序列二位、闇口衆の拠点・大厄島、向かう敵は生涯無敗の結晶皇帝、六何我樹丸!
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Posted by ブクログ
色々なタイプの家族のお話。
血が繋がってなかったり、無視していたり関係性も色々だけど、それでも家族っていいものだなと。
潤さんが出てくると安心感と安定感が半端ない。
ハッピーエンドで終らせて、人類最強の請負人の名は伊達じゃない。
ちょっと強すぎる潤さんの対抗策として真心が出てきたりってのもまた面白い。
なお継続中の伊織ちゃんとの関係性や、新たに生まれた?零崎一族だったり、まだまだ続いていきそうな感じがたまらない。
描き下ろしのイラストも嬉しい一冊。
Posted by ブクログ
やっぱり戯言シリーズ好きだなぁと感じた一冊。
という潤さんと伊織ちゃんが好きなんだなぁ。
そして、人識と伊織ちゃんのやり取り、潤さん交えての漫才がいい!
畳み掛けるようにテンポがいい。
ストーリーは全体的に家族愛がテーマ。
ちょっと臭いかな?
Posted by ブクログ
知ってました?戯れ言シリーズの続編が2月に出ますよ。まさかまたあの分類不可能な作品が復活する日がくると誰が予想したか。
読み進めなくてはならなかった人間関係シリーズ、相変わらずの安定感。新作でも哀さんが出るようなので、少しずつ予習と、そして改めての面白さの再確認を。
Posted by ブクログ
戯言シ(略)関係四部作、無桐伊織との関係。
闇口衆のアジトにて、哀川潤、崩子ちゃん、伊織ちゃんとの大厄ゲーム。
二組の、仲良し兄妹。
家族っていいもんだな!
哀川潤、人類最強が登場した時点でこの物語はハッピーエンドが決まったようなもので。
少年漫画のヒーローすぎる請負人に、安心して楽しめました。
ああもう! 人識くんの人間関係なのに、結局持ってかれてるじゃないか!
まぁいいか。 人識くんはこんなに愛されていることを自覚した方がいい。伊織ちゃんとはいつまでも仲良しでいてほしいものだ。 兄妹なのだから。
Posted by ブクログ
サクサク読もうの巻。
西尾維新の好きなところと言えば物語に軸をおいて、対比の構造なんかを駆使しつつキャラクターをたてかつ主題を解決するところ。「家族」を軸に「零崎と闇口の対比」をみせつつ「崩子の成長」という主題を解決すると。対比も「人識と砥石」とか「赤と橙」とか色んな比較を使うのはうまいなぁと。数学的なものを感じる。
掛け合いはこういう堅めの主軸主題をおちゃらかすためなのかなぁ。よりラノベっぽいというか、ちょいイタめに感じたかな。
Posted by ブクログ
結晶皇帝の「崩子は、こうして立派に生きておるし、萌太もまた、崩子の内で、立派に生きておるではないか」っていう台詞、これずるいよなー。定番だけどずるいよ。悪の権化みたいな人物がこういうことさらりと言っちゃうの。結局彼らは濡衣の「停止させた」という言葉故に崩子を亡き者と扱っていただけであった、というオチは拍子抜けではあるが、良いものを見た感じがする。
アトガキで言われなくとも戯言の打ち上げ会場である。まさかの人類最終まで出てくるとは。こいつ何しに出てきたんだろう?って、家族物語に入り込めなさそうな死色の真紅にとっての「家族」ってことだったのかな。これが時間軸的に最終作ということは、人識のこの後については描かれていないわけで、それがどうにも気がかりである。