【感想・ネタバレ】新装版 播磨灘物語(1)のレビュー

あらすじ

黒田官兵衛。戦国時代末期の異才。牢人の子に生まれながらも、22歳にして播州・小寺藩の一番家老になる。だが、「この程度の小天地であくせくして自分は生涯をおわるのか」という倦怠があった。欲のうすい官兵衛だが、「広い世界へ出て、才略ひとつで天下いじりがしてみたい」という気持ちは強かった。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

初、司馬遼太郎本。
大河ドラマの影響で読み始めたけど面白い。

播磨で退屈していた官兵衛がこれからどんな天下いじりをしていくのかが楽しみ。

それと意外と信長の評価の低くて驚いた。
でも天下への野心は毛利や他大名よりも強くて、だからこそ天下統一の一歩手前まで昇りつめることができたんだろうなと思った。

0
2014年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 官兵衛には、およそそういうところがない。
 かれはただ自分の中でうずいている才能をもてあましているだけであった。その才能をなんとかこの世で表現してみたいだけが欲望といえば欲望であり、そのいわば表現欲が、奇妙なことに自己の利を拡大してみようという我欲とは無縁のままで存在しているのである。そういう意味からいえば、彼は一種の奇人であった。

0
2018年12月24日

「歴史・時代」ランキング