【感想・ネタバレ】火の鳥 手塚治虫文庫全集(11)のレビュー

あらすじ

戦に敗れ狼の皮をかぶせられたハリマは、日本に渡り犬上宿禰(いぬがみのすくね)の名で時の権力者と対等に渡り合っていた。そんな彼は狗族(くぞく)のヨドミと親しくなり、滅亡にさらされる狗族を救うために剣をとった。一方、交差して展開する未来の舞台でも、シャドーの戦士スグルが光による弾圧から立ち上がろうとしていた……。『火の鳥』最後のシリーズ「太陽編」後編を収録! 手塚治虫のライフワークがここに完結す!!<手塚治虫漫画全集収録巻数>『火の鳥』太陽編(手塚治虫漫画全集MT363~364『火の鳥』第14~15巻収録) <初出掲載>『火の鳥』太陽編1986年1月号~1988年2月号 野生時代連載

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Posted by ブクログ

太陽編の後編を収録。
仏教伝来以前にあった日本の宗教と、中国から伝来した仏教の戦い。そして未来における光と陰の戦い。これらを同時並行で描ききっている。
歴史の中に自分なりの解釈を入れて、話を組み立てている。単なる歴史好きには描けないすごい作品。

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2013年07月26日

Posted by ブクログ

狼の顔を被せられた少年がたどる過酷な運命。過去⇔未来の壮大な世界

戦いに敗れ狼の顔を被せられた百済国の少年ハリマ。奇怪なオババに助けられ、数奇な運命をたどる。人間の愛と生、死を壮大なスケールで描く。

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2012年04月18日

Posted by ブクログ

(10巻と同じレビュー)
10巻と11巻は繋がった話になっていた。
大海人皇子と大友皇子が争った時代とその1000年後を繋いだ、一言で言えば大河コミックといった印象。
2つの時代を交互に描きながら、「宗教とそれを利用したがる政治の問題」をあぶりだしている。
「政教分離」がなぜ必要なのかについて、初めて自分なりに理解することができたような気がする。

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2013年07月14日

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