感情タグBEST3
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子どもの頃に読んで最も記憶に残っている巻。
ラピュタの園丁ロボットとロビタ、残される哀しみとその哀しみを愛する人に体験させたくないジレンマがずっと私の中にある。
そしてそれが独りよがりであることも含めて。
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復活編
人間とロボット。
なにが人間でなにがロボットか…。
ブラックジャックの本間先生のセリフ
人間が生きものの生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね………
を思い出す。
科学には超えてはいけない壁がある。
羽衣編
天女
平将門の乱
未来
みな殺し戦争
羽衣を埋める
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復活編と羽衣編を収録。
個人的に復活編は、火の鳥シリーズの中で一番気に入っている。
復活編のテーマは、その人であるということはどういうことか、ということ。
この話のなかではその例として、脳の大半が人口的に作られた人間は、それ以前の人間と同じであるのか、ということが描かれている。
また、中身はその人でありながら、外見が別人である人間は、その人でありうるのか、ということも描かれている。
こうした問題は、医学が発展すればするほど倫理的に問題になるであろう事柄である。その人であるということはどういうことか、すなわち人間個人のアイデンティティとは何か、という問題について、深く考えさせてくれる話である。
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僕が初めて読んだ手塚治虫作品は、『火の鳥 異形編』でした。当時小学校低学年だった僕にとっては、『火の鳥』は怖い作品、そして大人の漫画として印象づけられ、その後、そのスケールの大きさに圧倒されながらも読み漁ったものです。
日本人はなぜこんなに漫画が好きなのか、外国人の目には異様にうつるらしい。なぜ外国の人はこれまで漫画を読まずにいたのだろうか。答えの一つは、彼らの国に手塚治虫がいなかったからだ。
1989年2月10日、手塚治虫が亡くなった翌日の朝日新聞・天声人語のこの一節を、彼のライフワークであった『火の鳥』を読み返すたびに思い出します。
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10年前にこれを読んでいたとしたら単に未来の夢のようなロボットの話として捉えていたかもしれない。しかし今の自分は「AI」という現実的な対象に重ね合わせて、近い将来同じような状況が起こり得る可能性を強く感じた。"Detroit;Become Human"で扱われるような人工知能(=ロボット)が感情を持ち、人間に服従する存在からの脱皮を図る、というテーマは最近盛んに取り上げられる。本書は50年前の作品であるにも関わらず、現代と同じ切り口で人工知能における人類の課題を指摘していることに驚く。