あらすじ
“空”に穴が空き、大混乱が訪れる「この世」で、“文字”を知る杏は多くの者の心を掴む。そして彼女は世界を繋げるべく、動き出す。捨吉は病に臥(ふ)せるアンのため、急激に“老い”が押し寄せる「あの世」へ。なすすべもなく惑う人ごみの中で出会ったの者とはーー。平治、我次郎は山之内父と出会い、荒唐無稽な夢は現実味をおび始める。小さき者たちが運命に突き動かされる頃、かりそめの世界は、もう崩壊寸前。
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面白かったけど銀じいと不思議な力もつ子供達結局何だったのかな?天音と和音の幼稚な傲慢さにふりまわされたのに和音に恨みとか無いのか。まあ現実にはきっとこんな感じになるんだろう。それにしても日本…色々奥の深い漫画だった。
ランド
面白く読みました。明治時代の農村の話かと思いきや、何か違うあの世とこの世の関わりに次の展開読みたくなります。老いや生きがいやSNS世界の怖さ描かれた本でした。
いよいよ堂々完結。
管理された世界って、いづれかの道を他ドルよね。
平坦にずっと多様性を求めずにいられない
ハコニワの進化か、崩壊。
いい意味での崩壊という前進。
Posted by ブクログ
ヒューマンドラマを読ませる漫画さん。今回は正体不明設定のあの世とこの世の出てくる近未来SF。
杏とアンの行く末が幸先良いものに終わってよかった。ランド株式会社=日本、社員=国民って、なかなか大胆な設定が最後の最後に明かされ、ため息。
Posted by ブクログ
最初の感想が20世紀少年を思い出して読み返したくなっただった。未来を描いていくといっても全然違うのに。
何百年も時間を止める薬が作れるならクローンに脳移植、脳内回路にアクセス出来るなら洗脳も出来そうなものなのにと思ってしまった。
子どもの生贄が必要な理由がよくわからなかった。この世の人間が求めたとしても、あの世で少子化が問題になってるのなら、記憶操作して連れてこれば解消に繋がるよね。
色々考えさせられたが、日本は政治に向かないから株式会社なんだってセリフが1番心にストンと落ちた。
Posted by ブクログ
エレベーターで見た虫の死骸と何ら変わりはしない 日本を国ではなく企業として蘇らせる事に僕等はしたんだ 勿論生きている人はいて…彼等の中では「必死に」生きている人が増えた_そして_若者達の間では「老化」を受け入れる人も増えた_私も含めて_皆其々の生き方を探し始めた
Posted by ブクログ
不老不死を実現しても惰性で生きるだけで、「死」がないと「生」も輝かないということだろうか。
話の設定は面白いけど、展開がやや雑でテーマが見えにくかったのが残念。