【感想・ネタバレ】源氏物語 巻三のレビュー

あらすじ

謀反の咎めを受け須磨へと都落ちした光源氏は、わびしい流謫の地で明石の君と逢い、結ばれる。晴れて帰京の後、源氏と藤壺の不倫の子・冷泉帝が即位し故六条御息所の娘・前斎宮が妃として入内。明石の君との間には姫が誕生し、栄華の絶頂へと向かう源氏31歳までのドラマを描く。第3巻は、須磨・明石・澪標・蓬生・関屋・絵合・松風を収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり巻末の寂聴さんの解説が面白い!
朱雀帝の不憫さや、源氏の立ち回りのうまさがはっきり分かる巻。
明石の君にも紫の上にも良い顔をして調和をとろうとするあたりや、御息所の娘である齋院を利用して政略結婚を企てるあたり、この男のしたたかさがうかがえる…

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2012年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

光源氏26歳の記録。プレイボーイ盛りの源氏は、異母兄弟である兄帝のご寵愛する姫に手を出してしまい失脚!遠く(といっても明石なんだけど)に流されてしまう。そんな危険を背負ってまで手を出さなくても…と思ってしまうのだが。

そんなこんなですっかり落ち込んでるかと思いきや、明石でも素敵な女性を見つけてしまうあたりがこの人のポジティブなところ。しかもそうこうしているうちにまた都に戻れることに。一件落着。

現代の私たちからすると物語がぶっとび過ぎていて「え~!!」の連続だけど、源氏の行動が大胆すぎて爽快で、彼を取り巻く女性たちの心理描写は「あるある!」と納得。まだまだ読み続けられそう。

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2011年06月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

源氏の凋落と復権、娘が産まれたり六条御息所が亡くなったりと盛りだくさんの内容だったのに絵合の章の描写がめちゃくちゃ綺麗で目に浮かぶようだった。
娯楽の限られた平安時代にリアルタイムで連載されていたとしたら、もう脳にズドンだと思う。

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2023年05月21日

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