【感想・ネタバレ】京都府警あやかし課の事件簿8 東の都と西想う君のレビュー

あらすじ

三角関係、ついに決着!? 第七回京都本大賞受賞の人気シリーズ、待望の第8弾! ●STORY ついに自分の思いを大に伝える決心をした塔太郎。同じく大に想いを寄せる総代との「約束」にけじめをつけるため、塔太郎は彼を呼び出すが、大と総代は二人で東京に行く予定があるそうで……。 一方、大には喫茶ちとせの店長にならないかという話が持ち上がる。大は、その勉強のため「清水焼」の陶芸体験に行くが――。文庫オリジナル。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

甘々なお話でした。両片思いがやっと解消されてよかった。まだ親子対決は終わってないから、続編出るよね?ずっと続いて欲しいシリーズです。

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2023年09月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前回、大きな戦いがあったせいもあって、今回は命がけになるような戦闘シーンはなく安心して読める……と思いきや、何やらはちゃめちゃな鬼ごっこがあったり、捕り物があったりと相変わらず賑やかだし不穏だしという。
最後の戦闘なんかは、強くなったゆえにピンチになる展開もあったし(操られるとね……)
また、大ちゃんには次期店長への打診もあり、次の展開に向けたシーンも登場。

ただ何より一番気がかりであり、今回のメインであろう出来事は、帯にもある通りの大ちゃん、塔太郎、総代くんによる三角関係の決着だろう。
いやもう結末は分かっているので(何しろ両片思い状態、表紙を見ても分かる通り他者の入り込む余地は全くない)馬に蹴られる立場になってしまった彼がどうするのか、それを見届ける形になった。
最終的には辛い立場確定の彼だが、それまでは寧ろ彼の方が有利な展開だったので(東京デートに親への紹介と行動力が凄い)結末が予想できていても「大丈夫か?」とヒーロー側を心配するほど。
そういう意味では戦闘シーンよりハラハラして読んだかもしれない。

結局彼が選んだのは、彼女に悟らせないまま身を引くというもの。
「友人」としての立場を貫き通した。
これは相当覚悟がないとできないことだったと思う。
彼の想いは本物であったから。
昇華には時間がかかるかもしれないけれども勇退として拍手で彼の恋の終わりを称えたいなと思った。

そして最後は二人の想いを確認し合うシーンで締め。
いやあ、読んでいるこちらがこっ恥ずかしくなるほど熱烈で、思わず一度本を閉じるほど。
いやあ、眩しい、眩しすぎた。
何にせよ、おめでとうお二人さん。
その二人の絆は、きっとこの先の戦闘にも活きてくると信じて。

0
2023年08月27日

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