あらすじ
最強の敵、現る! 第7回京都本大賞受賞&累計18万部突破の人気シリーズ、待望の第6弾! 「海の京都」と呼ばれる伊根町に出張することになった、あやかし課隊員の古賀大達。どうやら伊根町には“伝説の秘宝”を狙う海賊が出るようで……? 一方、京都市内で化け猫・月詠が見たのは、「祇園祭の鉾が何者かに奪われる」という予知夢だった。まだ見ぬ大事件の裏側には、京都の文化財を狙う謎の組織「京都信奉会」の影が見え隠れしており――。文庫オリジナル。
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Posted by ブクログ
やっと読み終えることが出来ました(-"-;A ...アセアセ
塔太郎の重たい過去とスサナオ神の言葉。
私は特定の宗教を持たない人間ですが、こうした話を読むのは大好きです。
続きは手元あるから、さっそく今晩から読みたいと思います。
Posted by ブクログ
まさかあそこまで大ちゃんと栗山くんがボコボコにされる展開になろうとは。
最初の丹後王国の話がなまじほのぼのとした、それでいて食事が美味しそうで、敵もどこか憎めない感じのコメディ系な話だっただけに(まあ神様の力は怖かったけれども)そのギャップが凄かった。
帯にある「最強の敵」は、まさしく嘘偽りない話だった。
それゆえに、今回は敗北からの事前準備までで続きものとなっている。
確かにあれほどの相手、一冊では収まるまい。
敵の動向も気になるが、より気になっているのは三角関係の行方。
どう考えても総代くんに勝ち目はないし(大ちゃんはもう塔太郎に対して、本人に聞こえていないとはいえ「愛している」発言しているし)彼のことだ。
大ちゃんの想い人も、その想い人が大ちゃんをどう思っているのかも見えていると思う。
芸術家は「目」がいいはずだから。
それでも、引けないんだよね。
恋心は難しい。
唯一勝ち目のある展開があるとすれば、塔太郎が身を引くパターンだろうが、一度それに近いことをやっちゃっているので、多分この先はない。
それに、そもそも大ちゃんにとって総代くんは「ライバル」であり、仕事仲間として嫉妬する場面は多々あっても、異性として認識は恐らく全くされていない。
この時点でもう色々お察しで……不憫である。
二人が結ばれるのが先か、敵との決着がつくのが先か、それとも総代くんが自分の気持ちに折り合いをつけるのが先か。
そういう意味でもこの先の展開が楽しみだし、とても待ち遠しく思う。