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Posted by ブクログ
皇后になるまでの話でした。間が開くのでいろいろ忘れがちですが、読んでいたら思い出してくる不思議。(この小説に限らず面白い本はいつもそう)
優しくなって、情が湧いて弱くなったと言われてしまった悪女だけれども、巻を重ねるごとに味方を増やしていってるからなあ。違う強さを持ち始めたって感じ。
今回はいろんな子供の母親が出てきた。子供のために夫を見捨てたり、子供を間接的に怪我させたために逆恨みのように鬼になったり、子供を庇って子供の友人を犠牲にしたり。そして、子供を流産することになってしまったりする悪女の母親たち。雪媛は紛れもなく悪女だけども、自分で演じているだけまだ怖くないよなあ。(権力と美があるから十分怖いけど)
子供のためと言いつつ、本当は自分のためなんじゃ。と思うような悪女ラインナップでちょっと悲しい4巻だった。