【感想・ネタバレ】文春ジブリ文庫 シネマコミック 耳をすませばのレビュー

あらすじ

読書好きの中学三年生・月島雫は図書館で自分が借りる本の貸出カードに、いつも「天沢聖司」の名前があることに気付く。やがて雫は同学年の「第一印象最悪」の少年が天沢聖司であることを知るが、夢に向かってまっすぐ歩む聖司に次第に惹かれていく――爽やかな感動に包まれる青春アニメがオリジナル編集で鮮やかに甦る!

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Posted by ブクログ

文春ジブリ文庫シネマ・コミック第9弾

正直「耳をすませば」(映像作品)は、中学時代に観て、
ジブリなのに恋愛に終始していてみていてドキドキしないというか、まわりがワーキャー言うのがおもしろくなくて、ずっと敬遠していたところがある。
はっきり言ってそんなにおもしろいかと思いながら過ごしていて、奥さんからすごく良いと勧められても見直さずにきていた。

本作を読んで、なんとおもしろい作品だったのか気付かされ、同時になんと浅はかでバカな解釈だったのかと自分を責めずにはいられなかった。
惹かれあう気持ちと夢を目指す気持ちとの葛藤や思春期ならではの人間関係(友人、親、兄弟など)が見事に描かれていてとても良い作品だと感じた。
もちろん映像を見たくなった。
カントリーロードの曲が読んでいても自然と頭の中に流れてくるというのが、まずこの作品の良さを物語っているし、自分も作品にひかれる心があったということではないかと思う。
ただ当時の自分がこの内容を毛嫌いする、目をそらしたいような年頃だったのかもしれない。
こうやって再び出会えることができて本当に良かった。

蛇足
もちろん本作を読んで、「耳をすませば」を観たくなったが、それ以上に「猫の恩返し」を観返してみたいと思った。

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2015年05月10日

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