東村アキコ×林真理子。豪華すぎる面々!!!
不倫で傷ついた心を癒すためにパリにやってきたフードライターの菊地いづみ。
彼女がパリで出会ったのは、"普通を超越したハイパーなおばさん"中島ハルコ。
独自の価値観でいづみの人生をぶった斬ります!
恋愛、仕事、人間関係。人生に悩みはつきものですよね。
あなたには、悩んだときに相手の立場関係なく真正面に意見をぶつけてくれる人がいますか?
巷に多発するおせっかいおばさんかと思いきや、女社長として戦ってきたハルコは違います。
「あなたみたいな中途半端な女には男は寄ってこないわよ」
「人は誰だって人生のオトシマエをつけなきゃいけない時がくるのよ」
私が好きなハルコおばさまのセリフです。
この言葉に少しでも惹かれた方は必見!
ハルコのセリフだけでなく、ストーリー展開も面白い。お値段以上の価値があると思います。
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スカッとしました
ブレない女性はすごい。会社を切り盛りしているような女性は我が道を行く方が多いのだと思うけれど、臨機応変に考えを改めることも素早い。たとえばういろうの会社の長男。会ってみたらすごい美形。即座に考えを変えてしまうのだもの、すごい。東村先生の最新の恋愛漫画にはまっていて、その間にちょこちょこ他の作品を読ませていただいています。どれもドラマ化されるのは頷けます。
ドラマから
色々な問題をハルコさんがとてもカッコよく解決しちゃうのがスカッとして気持ちがいいです。ハルコさんが言うセリフにパンチがあって落ち込んだ時に読みたくなります。
Posted by ブクログ
ハルコさんにたまたま出会いたい…そして的確に怒られたい…( ˘ᾥ˘ )w
「だからダメなのよ!」って言われた事柄は信じて行動すればいい結果がまっている気がしてしまうね。
自分のために仕事をがんばってもいいなって思えた。
すごい勢いの人
林真理子の作品を東村アキコが漫画化した作品。
あるライターが出会った強烈な女社長のマダムとの日々を描いたお話の第一巻。
主人公はフードライターをしている菊池いづみ。
6つの雑誌に掲載している一応売れっ子の部類に入るライターだが原稿料は安いし本を出してもたいして売れない。
なのにも関わらずパリの取材が自腹旅行。
しかも泊まるホテルを進めてくれた編集長の経費の使い込みが発覚したせいで本人は左遷だしいろいろ頓挫しそうな取材だった。
キャンセルしよう思えばできたのにいづみはしなかったのだ。
ある理由があって自腹を切ってでもパリに来たかったのだ。
朝食を食べようとホテルを出るいづみはある日本人の女性から声をかけられた。
少し話しただけでも押しのすごさのわかる強烈さの彼女はホテルの朝食が高いことを愚痴ってきた。
そこからいづみが外のカフェで朝食をとろうとしていた事を知ると彼女も同行。
そしてカフェで彼女が美容関係の情報を扱っているサイトの社長であることを知る。
彼女がライターであるにも関わらず自分の事を知らないことに驚くハルコ。
そしてこんな高いホテルにどうしていづみが泊まっているか不思議に思うのだった。
いづみは10年ほど不倫をしているが入ってきた父の遺産の幾分かを不倫相手に貸してしまったのだ。
その後相手は自分にあまり会おうとしない。
そのことを知ったハルコはある案を出してきたのだった。
とても強烈なマダムとの出会いでいづみはこれからどうなっていくのか続きが楽しみ。
本編のおもしろさはもちろんなのですが、おまけマンガで林真理子さんの小説を漫画化するきっかけが描かれています。東村アキコ×林真理子という組み合わせの謎は解けたものの、中島ハルコのモデルとなった実在の人物は誰なのかという新たな謎を置き土産にしていくスタイル。おまけマンガでも楽しませてくれます。