【感想・ネタバレ】アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり 4巻のレビュー

あらすじ

オーバードーズで搬送されてきた患者。病床を埋めるために、長引く入院。「治る」とは何なのか、「薬剤師」の働く役割とは。「生理痛」、「在宅医療」も描いた最新第4巻!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

mac

ネタバレ 購入済み

生理痛

一部ご紹介します。
・生理痛によるひどい痛みが続く場合、子宮内膜症や子宮筋腫の可能性がある。我慢することが当たり前とは思わずに、早めに婦人科を受診した方がいい。
・はっきりした疾患でなくても、生活に支障が出るレベルの生理痛は「月経困難症」といって治療の対象なのだ。
・低用量ピルは、ホルモンを調節して排卵を抑えることで、生理痛やPMS(月経前症候群)を改善するとともに、子宮内膜症の進行を防ぐ効果もある。毎日服用するため、費用はかかるが、保険適用のピルで勧められる。今すぐ妊娠を望んでいるのでなければ、その都度、鎮痛剤を呑むより過ごしやすくなる。
・サプリメントやお茶は医薬品ではない。そのため、副作用について特に調べられていないものも多々ある。飲み続けられている以上、ある程度の効果は期待できるのかもしれない。ただ、それは何かしら体に作用するわけで、害が全くないとは言い切れない。「クスリはリスク」でもあるのだ。薬と毒は表裏一体なのである。そのため、自己判断せず、薬剤師への相談はした方がいいのである。

1
2022年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ほんと薬剤師さんには頭あがらない
ODの人の話もちゃんと聞いてくれて近所の薬局マップ作ってくれたのは嬉しいよね

1
2022年08月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

薬剤師業務のさらに深いところに踏み込んでいく第4巻。今回は主役の葵みどりだけでなく、その周囲の人々の葛藤も描かれている。「やはり薬剤師になったなら読むべき漫画だ」と思わせるところはさすがのひと言。

第16話「月の裏」では、生理痛に対する対処法として当たり前になりつつある低用量ピルとサプリや健康食品に含まれることの少なくないセイヨウオトギリソウ(セントジョーンズワート)との併用について描かれている。薬剤師にとっては国家試験に何度も出るほど当たり前の知識だが、一般的にはそうではないことを再確認させられるエピソードになっている。

第17話「越えられぬ線」、第18話「与えられた『役割』」、第19話「私の”精一杯“」は3話に渡って描かれるOD(オーバードーズ)を繰り返す患者の入院エピソード。精神科領域の難しい課題に対し、薬剤師として医療従事者として、どうあるべきかが示される。もちろん現実はより複雑な人間関係や家庭環境があり漫画のようにはいかないが、それでも理想とするビジョンがわかるだけでも、十分に読む価値はある。みどりだけでなく周囲の人間の葛藤が多く描かれていて、医療に携わる人間なら誰しも共感できると思う。

第20話「長く『看る』こと」は、ぜひ病院薬剤師の方に読んでもらいたい内容。薬剤師の在宅業務の一端が垣間見れる回であり、そのやり甲斐も伝わるというのは漫画ならではかもしれない。実際、在宅医療のどんな先生の講演なんかより、よほど心に響くものがあった。薬剤師業務は、ここ数年で大きく変わっている。そしてこれからも変わっていかなければならない。薬剤師としての生き方はどんどん多様化している。そのひとつに在宅医療がある。在宅業務に臆している人は、ぜひ読んでもらいたいエピソード。

1
2022年08月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

生理痛の話、確かに母親に八つ当たりしても仕方ないことではあるのだが、
自分の生理痛が軽いからといって娘に「生理痛位で」と言うのはひどいと思う。
男性側から生理について気遣ってくれるのは嬉しいが、
イライラしている=生理?はデリカシーがないと思ってしまう。
誰にも相談できず自分でなんとかしようとサプリを飲んでいた訳で、それが逆効果になっていたのは気の毒だけれど
拠り所が複数あると言うのは本当に良いことだと思う。

病院もボランティアでやっている訳ではないから
病床稼働率を上げて稼がないと、と考えるのは仕方ないが
かと言ってこのままでは病院に依存してしまうのでは
と思われる患者の入院を引き伸ばすのは違う気がしてしまう。
後日サポートすべき立場なのに同期で話しやすいから
感情で話してしまった、と謝る葵が偉いし
庄司くんも余裕がなくて、と話しをしてくれて良かった。
ある程度仕方ないのかもしれないが、点数がつかない仕事だってたくさんあるのに、哀しい。
薬局薬剤師さんが病院に行っても報酬にいはならないというのも同様だ。

小野塚さんは自分が葵だったら苦手かもしれないが
こうして傍から見ている分には、メールもくれるし
電話もすぐかけてきてくれるし、いい人に思える。
かかりつけ薬剤師は地獄のような制度、とはっきり言ってくるところも好き。
確かにいつでもオンコール状態なのは絶対にきついと思う。
病院で薬局を教えて貰えるものだと思っていたので
利益供与とみなされるからお勧めもできないとは
知らなかった。
カルテの閲覧もできないのに連携という
システムも整っていないのに言葉ばかり先行するという
こうしたことはどこの世界ででも起きているのだなと思うとがっかりしてしまう。
どうして個人に負担を増やすばかりで環境を整えてくれないのだろうか。
実際薬剤師にそんなに相談して良いという印象が自分は無いので、
相談していいんだと思わせて貰えるだけでも違うと思う。

在宅に特化した薬局を自分で作ったという仁科さん、
とても凄い。儲かってはいなくても必要だと自信を持って言えるというのは恰好良い。
話を聞くのが全医療者の役割というのが素敵だ。
実際にはそう思っている医療関係者でもそうできる時間等の余裕が無いことも多いだろう。

見学に行った3人が
今すぐどうこうではなくても、この先の
大きな選択肢を知ることができたと話しているのが印象的だった。

1
2021年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第16話・月の裏側
うん。。。
生理痛はわからん!
24歳くらいのときに付き合ってた彼女がこれ。
言われたことを頼まれたことをやってあげることしかできませんでしたね。
他人にはどうすることもできない!
けど、
薬剤師にはできることがあるみたい。
やっぱり、
占いと一緒で「助けて」を言える人でありたい
これが言えないだけで苦しむぞ!
言える人間になろう!
「助けて!」
と。


第17話・超えられぬ線
オーバードーズって単純に自殺未遂でしかないものと思ってました。
重複診察っていけないことなの?
よくわからん。。。
かぐりん、
今の歯医者だとなかな治療が進まないのね。
なかなか予約が取れない。。。
なので、
2件3件の歯医者に通って早く治そうと思ってるのですが、
どうなんでしょう?
ちなみに、
歯が痛いときとか、
偏頭痛が酷くて、
バファリンが1回分じゃ効かない時って2回分3回分って飲んじゃうのもオーバードーズ?


第18話・与えられた「役割」
役割ね。。。
こういう人が母親とかになっちゃうのが1番怖いんですけどね。。。


第19話・私の”精一杯”
薬剤同士の交流会飲み会。
コロナなかったらかぐりんも占い師の交流会飲み会したいなぁ。。。
そろそろ新しい刺激が欲しい!
と、
在宅の薬局ってあるの?


第20話・長く「看る」こと
在宅特化薬局。
4人の薬剤師で130名?
1人30名
1日1人しか相手できないのか。。。
と、
全医療者の役割って言葉が響く。。。
もちろん、
占いなんて医療でもなんでもないんですが、
それなりに、
本当にそれなりに心の問題を扱ってるのでそういう責任みたいの持ってやってる。
けど、
所詮は占い師なんですよね。。。
でも、
胸張って言えるぞ!
あなたのために頑張ってますとだけわ!
ちょっと、
在り方についてはこれ読んで考えさせられたっす。

1
2020年05月22日

「青年マンガ」ランキング