あらすじ
極寒の地を治める
陽気な貧乏貴族・リツハルドと、
“紅蓮の鷲”の異名を持つ元軍人・ジークリンデ。
とある夜会で出会い、
契約結婚という形で暮らし始めた二人だったが、
様々な出来事を経て、気づけば多くの”宝物”に囲まれ、
息子アルノーももうすぐ一歳に。
かつて領地を去った父へのリツの思い、
困難を経て結ばれたアイナとエメリヒ、
互いの気持ちがなかなか伝えられないミルポロンとルカ…。
穏やかな時の流れとともに、人々の関係は変わり、そして深まるなか、
リツとジークに新しい家族も…!
北欧スローライフ大団円
1年の半分は雪に覆われている過酷な辺境の地であるレヴォントレット領の領主、リツハルド・サロネン・レヴォントレットは、嫁探しのために何度も隣国の夜会へ足を運んでいるが、女性からは「辺境の雪男」と呼ばれて嫌がられ、なかなか嫁の来手が見つからない。ある日の夜会で、こちらは「紅蓮の鷲」と呼ばれる、エリート軍人のジークリンデ・フォン・ヴァッティンと目が合い、衝動的に「俺と結婚してください」と話しかける。突然のことにもかかわらず、ジークは別室で話そうと言い、話し合いの結果、2人は1年間“仮の夫婦”として生活してみようということになる…と始まる、優しくて誠実な2人の異文化交流的な日常がコツコツと描かれた作品です。
日常に狩猟があり、獲物を解体して保存したり料理したりしつつ、空いた時間で伝統工芸品を作ったりするような、雪国ならではのスローライフな四季を2人が一緒に過ごしながら徐々に距離が縮まっていく、そんな様子を温かく見守るのが何と言っても楽しい! 本作は同名ラノベのコミカライズ版なのですが、トナカイやオーロラ、美しくて細かい刺繍の入った民族衣装、そしていろいろな料理など、コミカライズならではの見どころがたくさんあり、読んでいてワクワクします。契約夫婦で始まった2人は無事に本物の夫婦になれるのか? 癒しを求めているあなたにおすすめです。
感情タグBEST3
良かった〜♪
簡単に言うと、ある夫婦の出会い〜田舎暮らしって事なんですけど、読んでいると、まるで近くで、この夫婦や回りの人達を見守っている感覚で、気持ちがホッコリして、幸せな気持ちになりました♪いろいろな夫婦のありかたとか、問題とか、料理とか・・ギュッと詰め込まれていて凄くよみごたえがありました!何度でも読み返したい作品です♪
Posted by ブクログ
1巻〜10巻まで。世界遺産でいうところの「サーメ人(ラップランド)」だろうか。
派手な出来事があるわけではないけど、豪雪地域の暮らしを丁寧に描写してある。
ずっとほっこりした気分で読んでいられる。
料理は実際作るのは難しいけど(動物を捌いたり出来ないので)、こうやって作るのかぁと読み込んでみたり、凄く美味しそう。寒い地域だからカロリー高めと想像する。
お年寄りたちの、異国人への(排除したい)思いはわからないてもないけど、子どもや孫世代にまで引き継いじゃうと、閉鎖されたり、衰退したりするのかな、と想像。
ここらへんも、主人公たちが上手く立ち回って、少しずつ変化していくのがいい。
言葉が通じないお手伝いさん家族の、「言葉に頼ると人を傷つけてしまうこともある。私たちは心が通じればいいと思っている」のもいいし、娘さんは言葉を覚えようとしてて、それを寛容してくれるご両親もいい。
その地域で生きる、を感じさせてくれる作品。
匿名
素敵なお話。
終わってしまいました。タイパが重要視される現代。こんなスローライフがあってもいいなーと感慨深く読みました。リツとジークの出会いから家族になって行く様に寄り添えて本当に良かった。出てくる食事も、もう食べたくて!作家さん絵師様、素敵な物語をありがとうございました。
皆んな幸せいっぱい
単行本のみで追いかけてきたので、最終巻と出て最初ビックリでした。
でもちょうど良い感じで物語の完結を見届けた満足感があります。
ミルポロンとルカの話も丁寧に描かれていて良かったです。
リツジーク夫婦を中心に北欧の文化にいつも癒されていた作品でした。
ありがとうございました!
北欧に行きたくなります
以前フィンランドに行ったときに現地で食べたものが出ていたのが読み始めたきっかけです。
厳しい自然の中で、生きるための日々の仕事も大変そうなのに目が話せないし、暮らしてみたい。
配信日から何回も何回も1巻から読み直し、、読み終わると心の喪失感が半端なく…
リツ、ジークにアルノーにこの先会えない日が来るなんて思ってもいなくて涙しましたーーT^T
原作未読で本当に本当に申し訳ないのですが、、このコミカライズ作品に出会えて良かったです!!
幸せな時間を登場人物達と共に歩めて本当に幸せでしたーー!!
先生方、、素晴らしい作品をありがとうございます!!
私の人生の宝ですーー!!