長崎・波佐見焼の窯で働く青子と、そこに新入りとしてやってきた龍生。
お互い第一印象は良くなく、時に対立しながらも
次第にお互いを認め合い距離を縮め、
ぴりついた気持ちが恋に変わっていく(?)姿が描かれます。
ふたりとも自分の仕事観をしっかり持ち、簡単に妥協しないので
読んでいてドキドキします。
皿を見ていて絵付けのデザインを思いつく青子のシーンは
魔法少女もののようで、また違った魅力があります。
ぶつかり合いながらふたりが作る器がそれぞれ素敵で、
磁器の世界の楽しさが少しのぞけます。
モノ作りに賭けるふたりがお互いを別の意味で意識し出したとき、
そこには何が生まれるのか…。
未だ語られないながらも絶対に何かありそうな龍生の過去も
とっても気になります。
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青ちゃんが前の恋人の恋愛にとらわれてトラウマになってしまった事情が分かるけど、彼はまた別の人間なんだよと言いたくなる回でした。
仕事に一生懸命向き合っているからこそ、生まれてしまうすれ違いがちょっと切ない。
みんな、色々抱えているからこそ、臆病になってしまうこともあるよなぁ...。
Posted by ブクログ 2021年05月19日
1巻からここまで一気読み。
言葉の無いコマの描かれ方が素敵。
表情や、目線や、背中や、手からの
滲み出るような心情の機微にどきどきする。
青子さんの絵付けの鮮やかさと、
しのぶちゃんのサバサバかつ温かな性格が、
見ていて気持ちよい。
恋愛に浮かれてやっぱり忘れてたというか、考えないようにしてた龍生の一年だけの帰国話が、やっと現実味帯びてきたと同時に、青子の不安増してくる巻です。
ちょっとうざくなってきた......一気買いを後悔してきてしまった。