あらすじ
魔王ぬらりひょんからの依頼で怪談会に出席することになった皓と青児。他の参加者は一癖も二癖もある強者ばかり。恐々百物語に加わる青児だったが……。黒猫の獄舎から生還した直後に起きた「百物語事件」と、凜堂兄弟が探偵社を設立するきっかけとなった、まだ10代の少年だった彼らの活躍を描いた「ドッペルゲンガー事件」を収録。クライマックスへ向けて目が離せない! 美少年探偵とペット扱い助手の妖怪事件簿、第8弾!
*電子版の図版の修正は完了しています。
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Posted by ブクログ
図でその時点では分からないはずの北小路って書かれてるんですけどこれ如何に。
凛堂兄弟、お互い情が深いですよね。
荊さんは分かりずらいけど棘さんは行動に出てるような。
車運転して珈琲を淹れて一緒に探偵して。
荊さんのもう死んでいるという言葉を何かの比喩だと思いたいほど信じたくない。
青児さん本当に変わりましたよね。
まさか心臓マッサージで人を助ける時が来るとは。
神呪教は影山静流さんにした事だけみると嫌がらせのプロですね。死に追い込めるほどの。タチの悪い。
篁さんは死なないと信じたい。
Posted by ブクログ
いきなり昭和十年の帝都東京~!
少年時代の棘&荊登場。とても新鮮でした。シリーズできそうなふたり。
そしていつものふたり、皓&青児。こっちもいいな~。
…でもでも。篁さんどうなっちゃったんですか〜!!
西條溟ちゃん、怖いんですけど〜!!
263ページからの〈主要参考文献〉を眺めているだけでも怖い(笑)
Posted by ブクログ
8巻と言いつつ、雰囲気は番外編な感じ。
時間軸は前巻より前の話、何だったらシリーズ本編より前の話も。
内心で悪態つきまくっていた棘少年に笑った。
前半は凛堂兄弟の少年探偵時代の話。
江戸川乱歩な雰囲気の昭和ミステリという感じでトリック込みで面白かった。
後半は前巻の直前の時間軸での番外編といった感じ。
実はこんなこともあったんだよという。
それでいて、次巻の伏線もあるという隙のなさ。
登場人物たちの「こんなキャラかと思ったら実は」な展開も良かったし、シリーズ初期の短編な感じもして懐かしさも感じた。
一番びっくりしたのは、いつものことながら最後の展開。
篁さーん!?と思わず叫んでしまった。
こんなところで話終わらんといてー!という。
どうなってしまうんだろう、これから。
いつも以上にそう感じた。
Posted by ブクログ
中編2つ。凜堂兄弟の過去話と、西條・遠野バディの百物語潜入話。どちらも面白かったです。
凜堂兄弟の過去話は、舞台が昭和十年なのでたいへん好みでした。カーチェイスシーンも楽しい。北小路子爵は兄弟が人間じゃないの気づいてたし実はそんなにダメじゃないのでは。荊と棘、この頃からややこしかったんだな。
百物語の方は、皓くんどんどんゲラになってしまって、青児がちょっとずつしっかりしてきた気がします。
どれほど長く一緒にいても、考えても考えても、それでもわからないのが人。「他人でいることの覚悟が足りなかったのかもしれません」。
篁さんとの間のわだかまりが解消しないまま時間切れ。西條溟登場で…本編は終了してたのでは?第二部?篁さん大丈夫なのかな。江戸川乱歩「双生児」で凜堂兄弟の話とエピローグを繋ぐのびっくりです。
犬神の作り方、前者のは知ってたけど、後者の、蠱毒みたいな作り方するのもあるんだなぁ。生活に必要ない知識が増えます。