【感想・ネタバレ】日本の企業家7 本田宗一郎 夢を追い続けた知的バーバリアンのレビュー

あらすじ

著書や関連図書も多く、国民的な人気を持ち続ける本田宗一郎。しかし、その「天才」の核心はどこにあるのか。知識創造理論の世界的権威である著者は、そのキーワードを「身体の人」と読み解く。尋常高等小学校を卒業後、自動車修理工場で丁稚奉公。1948年、本田技研工業株式会社を設立し、「ドリーム号」「スーパーカブ」などを開発、英国マン島T・Tレースで輝かしい戦績を残すなど、世界一の二輪車メーカーに育て上げた。その後、四輪車に進出。「シビック」などの個性的なヒット商品や低公害のCVCCエンジン開発に成功、F1での初優勝を果たすなど、独創的な社風で知られる世界的企業を築き上げた。盟友、藤澤武夫とのコンビネーションもきわめて重要な意味を持っていた。「暗黙知の本田宗一郎、形式知の藤澤武夫」、その役割分担は、今日こそ多くのビジネスマンに具体的なヒントを与えるだろう。PHP研究所創設70周年記念出版シリーズ「日本の企業家」第7巻。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

 かなり前になりますが、野中教授が主催した社会人向けセミナーに参加したのですが、その事務局より送っていただいた本です。
 本田宗一郎氏関係の本は「夢を力に」をはじめとして何冊か読んでいるのですが、やはり何度振り返っても刺激になりますね。 本書は、本田宗一郎氏の軌跡を辿ったうえで、知識創造理論の権威である野中教授が稀代の経営者たる宗一郎氏の思想・姿勢等について論考を加えたものです。
 新たな気づきはたくさんありますが、その中のひとつ、宗一郎氏の思考の根源である「世の中にないものを生み出す」こと、それこそが、宗一郎氏が生涯追い続けた“夢”でもあったのだと思います。

0
2020年06月28日

「ノンフィクション」ランキング