【感想・ネタバレ】日本の企業家12 江崎利一 菓子産業に新しい地平を拓いた天性のマーケターのレビュー

あらすじ

常識の壁を破る絶対的努力、創意工夫の連続――日々の経営の中で「事業奉仕即幸福」の信念を貫いた江崎グリコ創業者。マーケターとしての才を発揮し、「一粒三〇〇メートル」などの名コピーの創案者として広く世に知られ、常に新しい市場の創造に邁進し続けたこの企業家の事業姿勢に、松下幸之助も感服し、肝胆相照らす仲となり、「心の友」「熱心の権化」という言葉を贈ったほどだった。九〇歳まで社長を務め、江崎グリコの経営の礎を築いたその熱き人生の軌跡を、広範な視点から新たに捉え直したのが本書である。マーケターとしての真価、さらに経営管理、経営理念、人材活用といった側面、そして、おもちゃ付きの栄養菓子グリコ、すなわち「オマケつきグリコ」が、戦後日本の社会文化史に寄与した役割についても論及。第三部「人間像に迫る」では、現江崎グリコ社長で、江崎利一の孫にあたる江崎勝久氏へのインタビューも収録、創業者の魅力に迫っている。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

マーケティングと外部リソース、根本は理念。理念の表現が変わるケースが多い、と。まあ時代が激変するからね。

0
2021年03月19日

Posted by ブクログ

グリコもなかなかに面白い。
明治らしい話でもあった。
しかし、戦前にも日本が世界進出していたとは思わなかった。
成功を主に取り上げてあるため、困難な時期の人間的な掘り下げも欲しかった。
中盤の経済学に寄せた考察は不要。

0
2018年09月05日

「ノンフィクション」ランキング