【感想・ネタバレ】地の星 なでし子物語のレビュー

あらすじ

遠州峰生の名家・遠藤家の邸宅として親しまれた常夏荘。 幼少期にこの屋敷に引き取られた耀子は、寂しい境遇にあっても、屋敷の大人たちや、自分を導いてくれる言葉、小さな友情に支えられて子ども時代を生き抜いてきた。 時が経ち、時代の流れの中で凋落した遠藤家。 常夏荘はもはや見る影もなくなってしまったが、耀子はそのさびれた常夏荘の女主人となり―。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

なでしこ物語2作目?耀子28歳になっていました。しかも、結婚して子どもまで!!
前作10歳だったよね…読む順番間違ったのか疑惑です(笑)
耀子は、青井先生の教えをちゃんと心に刻んで生きているんだなーっと頼もしく思えました。新しいことに挑戦する姿が眩しかったです。そして背中を押して貰ったような読み心地でした。『どうしたら』と考え続けながら前へ進んでいこうと思えました❗

千恵さんの作るもの食べてみたい!
由香里さん、カッコいい。
照子さんの京言葉、しびれましたー!
この後、どう続いていくんだろう。楽しみです。

0
2024年12月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なでしこシリーズ2作目

時系列順だと次の「天の花」が先のようですが発行順に読むことにしました


もう慣れ親しんだ設定なのでとても読みやすくあっという間に読めました!!


どうしても前作や今作のネタバレになってしまうので未読の方は読まないでー!










さて、18年?後の常夏荘。
れ離れになってしまった耀子と立海がどうなったのかドキドキしながら読み始めたのですが


け、け、結婚しとるー!
子どもいるー!
しかも相手は、、、!!!


えー!
どいうこと!?
この間に一体何が!?


しかしその謎は次作を読まないとわからないようです

そして耀子さん、おあんさんになってましたよ!!

と驚きから始まるこの物語。
今作では廃れていく峰生や常夏荘と、働き始めた耀子の成長が描かれていました。



パートをしていたスーパーが閉店の危機に!
どうにか売上をのばさなきゃ!
という展開です。

こういうストーリー大好きなんで、ドキドキしながら読んでました
どんどん逞しくなっていく耀子にワクワクが止まりません!

耀子、、、おおきくなって、、、。゚(゚´ω`゚)゚。
かっこよくて、嬉しくて、鳥肌が立ちました。
青井先生の言葉、ここでも活きてきます。


由香里は前作で名前しか出てこなかったけど、嫌なやつかと思ってたら!!
もう好き!!大好き!
他のメンバーも大好き!
もちろんやな奴も出て来ますよ。やな奴書くの上手いですよね、、、笑


この後どうなっていくかは、常夏荘物語を読んだら書いてあるのかなー
この前に何があったのかも
その後もどうなっていくのかも

はやくよみたい!!
そして撫子印のお弁当食べたいーー!!
千恵さんのご飯食べたいーー!



現代に近づいたからかハイジっぽさはなくなって逞しい物語になってます!
なでしこシリーズたのしくてすぐ読めちゃう!!

0
2024年11月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 以前読んだ「なでしこ物語」の続編。小学生だった耀子は、28歳。18歳で龍治と結婚し、一女の母になり、常夏荘の女主人「おあんさん」となっていた。
 えっ?そんなに早く結婚していたの?しかも立海と結婚すると思ってたのに龍治と?!とちょっとショックだった。
 峰生の有力者、遠藤家もバブル崩壊を経て、経済的に大変な状況に。代々、お高くとまっているはずの遠藤家のおあんさん、耀子も峰前の集落のスーパーで働き始める。だが、過疎化が進む集落で、そのスーパーさえも閉店の危機に。
 閉店にしてはいけない。アイデアを出せと、同年代の店長に発破をかけられて、お客様へのお弁当の配達や送迎、ミネパン(撫子の形のパン)、ミネシュー(シュークリーム)、ミネロール(ロールケーキ)など、独自の商品開発を仲間達と行い、それが成功する。
しかし、それでも閉店は免れないことに。
 自分たちの働く場所を失ってはいけないと、耀子はスーパーで開発してきた商品を売る会社を立ち上げる決意をする。そのためには、常夏荘の敷地を利用したい。耀子は事業計画書を書き上げ、常夏荘を売却しようとしていた、夫の龍治を説得し、資本金を集めるため、仲間に頭を下げる。
 
 「なでしこ物語」では、最初あんなに自分に自信がなかった耀子が、困難に立ち向かい自分の道を切り拓いていく、前向きな姿が頼もしかった。ずっと支えていたのは、子供の時、立海と一緒にお世話になっていた家庭教師の先生の「どうして私は出来ないの?ではなく、どうしたら出来るようになるか考えてごらん。」という言葉。
 閉店の危機にあるスーパーくらいしか働く場所がない所で一介の店員さんから、自分たちの働く場所を作る夢を追いかけて行動を始めた耀子。
 耀子は私と同じ歳。今の耀子に会ってみたい。

0
2021年03月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読んでから時間が経ってしまったー。
天の花を読んでから、こちら地の星を読んだのでいきさつは色々と分かっていたけど。
耀子が仕事に奮闘する話がメインで、あんだけ耀子のことを好きになってくれた龍治とはなんか距離あるしなかなか立海が出てこないしで少し悶々。からの、最後の立海の登場場面。蔵での耀子と立海の会話。切なすぎて何度も読み返した。2人は心が通い合ってるはずなのに。耀子は一歩踏み出さない。ちゃんとわきまえてる。立海の手を掴んでしまえばいいのに。。

立海との場面の後も、耀子は仕事に切り替えてどんどん進んでいく。もしかして私は耀子以上に立海を引きずってるんじゃないか、、笑

もちろん耀子が仕事に奮闘する話も読み応えがあった。ちえやゆかり、スーパーでできた仲間と紆余曲折ありながらも頑張っていく。それをよく思わない龍治と後押ししてくれる立海、という構図もできて、最終巻ではどうか、どうか…!と思わずにはいられない。(でも不倫はしてほしくない。)

0
2020年10月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2019/11/30
びっくり、ヨウヨが大人になってる!母になってるしおあんさんやし旦那は龍治って!
どういうことやねん、それは!リュウカ君は?
あの後どんな風に成長して、二人はどう再会してどんな関係になるのかすごく楽しみにしてたのに全部すっ飛ばしたよ!なんだそれ!と憤っていたのもつかの間、読んでいくうちに熱を帯びて物語にどっぷり引き込まれたのでした。
ヨウヨが頑張りだしてからは興奮して顔真っ赤になった。
頑張れ!負けるな!ってね。
最後は一緒に「やらまいかー!」って本を閉じたけど、やっぱりどうしても龍治と結婚したのは残念としか言いようがない。
最後まで読んでもわからなかった。
龍治がなぜヨウヨを選んだのか。選んだというより手折ったような印象。龍治の籠に閉じ込めたみたいでどうしたって龍治を好きになれないよ。
千恵があっちに行っちゃわなくてよかった。
ハム兄弟の再生も見たいしこの後みんなどうなるか見たいんだけど続編は今回すっ飛ばした時期のことらしい。
過去に戻るんだ。
すごいね、大胆な展開。私には怖くてできないわ。

0
2019年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「なでし子物語」では、なぜ時代設定が昭和後期だったのか分かった気がした。
前巻とは全く異なった物語。本当はこちらが言いたかったことなのか?とも思える。
諦観した照子に対し、起業して自立しようとする耀子。これをリアルにするには平成の設定が必要だったのかも。

さらさらと流れる文章は読みやすくて止まれない。三巻も気になる~

0
2021年08月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なでしこ物語、時系列順に読んで3冊目。
28歳になった耀子がスーパーで働き仲間達と起業する話。まさかのお仕事回。
なんでスーパー?働かなくて良くない?とも思ったけど、常夏荘を守る流れに。
龍治は堪らないだろうなぁ。両親を奪われた常夏荘に、妻や娘も奪われて…。
前向きな終わり方をした地の星。どう着地するのかとても気になるので、最後の常夏荘物語も読んでみたいと思います。

0
2025年04月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

口コミで次作を先に読むべきか、
出版順に読むべきかが議論されていたので悩んだが、
出版順に読んでみることにした。
そこに作者の意図があるのかも。

まず、18年も経っていて、
燿子は結婚し子どももいて(しかも相手は立海ではなく)、
スーパーで働いていることにしばらくついていけなかった。
燿子は高校生の頃かなり優秀で、海外で働きたいと思っているくらいだったが、
あっさり結婚したらしい。
そして自身が「おあんさん」に。
遠藤家は更に没落していて、以前に働いていた人々は今は皆いない。
まだ若いのに、何回も転回している人生だなあ。
1作目のなでしこ物語から時間をあけずに読んだので、
あまりにも違うストーリーで「えーっ!」となったが、
おなじみの登場人物たちが出てきてほっこりしたり、
昔、隆盛を極めた常夏荘のゴージャスな埋蔵品たちに驚きながらも、
パートの主婦が起業するまでのストーリーとして楽しめた。
かつての青井先生の教えが燿子の中にずっと生きているね。

それにしても、燿子はなぜ龍治を選んだのだろう。
いろいろ疑問が残るところもあったが、次作でそれが解決されるのだろうか。
そしてこの後、龍治や立海との関係性に変化があるのか。
この話自体は明るく終わったが、とても気になる。

0
2021年10月18日

「小説」ランキング