感情タグBEST3
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さまざまなエロスが詰まっています。どのお話もかなり濃厚でエロいです。特にお気に入りの話は痛い靴。足フェチの癖がある上司が強烈なキャラでした。またラストの書生の戀。ラストにふさわしい素晴らしい作品だと思います。とても切なく泣かされました。全話とても満足できる作品でした。またさまざまな作家さんが描かれたイラストも良かったです。
Posted by ブクログ
「痛い靴」
痛い。自分も慣れないヒールでよく靴擦れつくるから読んでいてすごく痛い。でも痛みが甘く疼いてそれを快感に錯覚するような、大人のエロス。
「ストロベリー」
正直、オチは見えてたわけだけど、一途で切迫した想いに泣きそうになった。そしてまさかのリバがいい。完全に攻受固定なキャラのリバが萌える。
「10×3」
3Pキマシタワ!BLのヤクザモノってどうしてこんなにおいしいんだろう。女とは相当遊んでる百戦錬磨のヤクザさんがかわいいなんて反則。わんこ舎弟の菊池くんかわいい。
「カルメン」
扉絵のガチムチのお兄さんの女装を見た時は一瞬引きかけたけど、最後まで読んでみると逆に目覚めてしまう勢いで良かった。ノンケに恋するゲイはいい。
「クリスタル」
失禁プレイ。堅物の秘書のあられもない姿には萌えざるをえない。
「書生の戀」
戦中、小説家と青年の文通を通したお話。青年が送る「先生」と「書生」の恋物語が、現実の小説家を慕う青年に重なる。時代物の味が出ているもどかしいような切ないような悲しいような雰囲気が絶妙。
どれもマニアックながらもおいしい。一気に読んでしまった。評判に違わぬ満足!
Posted by ブクログ
ええと、まだ私には早かったかな、って感じです…よく出版できたなあ…(遠い目)
表紙の帯の中村明日美子さんの絵が素晴らしいです!!色気が…!!!
内容はというとなんか痛いし(靴擦れはほんとに痛い…)、きついし、最後まで読めるかな…と不安になってましたが、最後の「書生の戀」には泣かされました。BL読んで泣いたのは初めてかもしれません。
最後の殴り書きの一節がもうやばかったです。
著者のあとがきに、榎田先生の本気を感じました。今業界的にも厳しいかもしれませんが、へこたれずに頑張っていただきたいものですね^^
Posted by ブクログ
エロ短編集。8割ほど変態マニアック。濃いです。
しかしエダさんらしさが溢れていると思うのは、最後のエロなし短編「書生の戀」
中村明日美子さんの帯は、カバーの下に入れるといいそうです。
そして、カバーを開くとドピンクな紙のページになるようにピンク紙はカバーの下に折り込んで欲しいそうですよ。
Posted by ブクログ
短編集。各作品の表紙にのみ挿絵で絵師さんがそれぞれ違う。作品の内容にあった絵師さんのチョイスが良かった。
装丁も素敵。
『痛い靴』ー絵:えすとえむ
苦手な上司に無体なことをされる受けの話。
無理やりすね毛を剃られ小さなハイヒールを履かせられて御遣いに行かせられた末に犯される、、、みたいな?
痛かったけどそこが萌え。
『ストロベリー』ー絵:腰乃
得意先のノンケが好きで恋人同士になったものの結婚するとうわさを聞き、最後に攻めのバックをとって終わりにしようという受けの話。でも視点は攻めからも書かれるので攻めの気持ちも分かる。
リバ。純情で好き。気持ちがまっすぐで。
『10×3』ー絵:円陣闇丸
ノンケのヤクザ、女好きが高じて組長の愛娘との情事後の朝、組弁護士に見られてしまう。口止めのために一晩付き合うことに。
ノンケであり女に対してやっていたことを自分がされてよがってしまい、しかも舎弟も交えた3P。
こういう話大好き。目覚めた受けは2人にずーっと愛されればいい。
『カルメン』-絵:鬼嶋兵伍
酔いつぶれた日、会社の犬のような図体の後輩から好意とともに襲われそうになってパニクる男。背が低いのと身体が貧弱なのがコンプレックスだが後輩から見てほしいものがあると招待され。
女装した大きな男を受け入れる倒錯感??
違う世界を覗いた受けの気持ちが少しわかったかな。
『クリスタル』-絵:中村明日美子
エレベーターの中で秘書と閉じ込められた男。若くして取締役になったのは正妻の息子が会社に興味がなくて社長が自分を取り立てたから。でもその秘書のスパルタに付いてきていたのに、その秘書は自分が思っていたような男ではなかった、、。
いろいろあったけど、二人の気持ちが通じて良かった。というEV内の話でした。その後の二人が読みたいかな。
『書生の戀』-絵:今市子
作家にファンからファンレターと自分で書いたという小説が送られてくる。その後の作家の日記と少しずつ送られてくる作品。昭和の大戦前から終戦のひと月前で終わった日記。手にしているのは曾祖父の遺品整理にきたひ孫で。
最後の「ああ、(改行)生きている、と感じた」
が、切なかった。
どの短編もそれぞれグッとくる話で、どれも続きが読みたくなる。その後の二人(または3人)は元気に愛し合っていますよね、、、。