【感想・ネタバレ】悪漢刑事の遺言のレビュー

あらすじ

“甘い汁”の源泉を探れ! 悪漢刑事だから気づいた、おいしい悪の構造とは…。腹痛に堪えかねて病院に駆け込み、余命いくばくもないと勝手に悟った悪漢刑事佐脇。交通課から異動してきた問題警官和久井の指導監督係を命じられ、嫌々ながらも「甘い汁の吸い方」を伝授していく。やがて地元企業と県庁の「忖度」を嗅ぎつけたとき、和久井に関わりのある地元企業の重役が病院で殺されかけ、県庁職員も行方不明となり、ついには佐脇の背後に忍び寄る影が…! はたして「忖度」の真相は? 佐脇の「重病」に克てるのか? 人気シリーズ新展開(新・悪漢刑事)第3弾、通算第17巻!

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Posted by ブクログ

安達瑶『悪漢刑事の遺言』祥伝社文庫。

最近、テレビで良く目にする官民の忖度なるものをテーマに描く『新・悪漢刑事』シリーズ第3弾。文庫書下ろし。

ひと昔前の暴力団も解散の憂き目に合い、悪漢刑事の活躍の場も小さくなったなと少し寂しさを感じる。スッキリしない結末はそんなことも理由なのかも知れない。今更、官民の癒着と言っても改善のしようもなく、悪漢刑事が暴れたところで何も変わらぬだろうが……もはや悪漢刑事が政治家をぶん殴るとかしないとスッキリしないだろう。

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2018年06月17日

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