あらすじ
七浜高校水族館部で出会った小雪と小夏。
かつて、ふたりを繋いだ『山椒魚』は
変わりゆく日々の中でも小雪と小夏にとって
確かに変わらない特別なものになっていた。
小雪の卒業が少しずつ近づく秋、七浜高校で文化祭が開催される。
互いの想いを答え合わせするかのように、
小夏は最後の疑問を確かめるべく、もう一度勇気を振り絞る。
ふたりの物語は
それぞれの未来へと歩み始め、そして――。
大ヒット、ガールズシップ・ストーリーがついに完結!
★電子特別版には、紙書籍版6~8巻の各書店特典イラストなど
おまけ要素を追加収録しています!
東京から愛媛・伊予長浜に引っ越してきた小夏は、学校内で月に一度開かれる【水族館】で小雪と出会う。
転校してきたこともあり、まわりとうまく馴染めずに悶々と過ごす小夏。
そして、優等生でありながら水族館部に毎日独り、背負いすぎてしまう小雪。
たくさんの熱帯魚が泳ぐ水族館部で繰り広げられる、透明感溢れるガールズラブストーリー。
この作品、ただの美しいガールズラブ作品ではありません。めちゃくちゃ熱帯魚がでてきます!
海の描写もキラキラしており、尋常じゃないほど綺麗です。
カスミサンショウウオ、キャンディバロットなど、多くの海の生き物たちに癒されます。
透明感溢れる海とかわいい女の子たちが、奇跡の化学反応を起こしまくっております。
そして、なんといっても愛媛の可愛らしい方言!
小夏はもともと東京に暮らしていた為、標準語を話しているのですが、
長らく愛媛に住んでいる小雪と過ごす時間が多く、だんだんと方言が移ってきちゃうんです…
好きな女の子と話しすぎて、方言が移ってしまうなんて、とても尊いです。
綺麗な海洋生物と、儚い思春期の女の子たちの恋のハーモニーが心地よい作品です。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
最終巻。小雪先輩のことでしばらくモヤモヤが続いてたけど、全てが綺麗に終わった気がする。小雪も小夏も、他にも出てきた登場人物の未来も少し見えて良かった。サンショウウオとカエルにかけた小夏ちゃんの勇気も受け止めた小雪先輩もお互いを想って、理解しているからだと思う。終わり方も良くて、絵も好きだった。