あらすじ
七浜高校水族館部のふたりきりの部員となった、小雪と小夏。
小雪は高嶺の花の優等生として、小夏は都会からの転校生として、
異なる孤独を抱え、お互いに惹かれ合っていく。
連れ立って町の夏祭りへ出かけたある日、
小夏は、以前から気になっていたことを小雪に問いかける。
「初めて会ったあのとき、どうしてわたしに声をかけてくれたんですか?」
小雪は戸惑いながら、慎重に言葉を紡ぐが、
うまくまとまらず、不器用な答えにしかならない。
気まずい雰囲気が流れる中、それでも、
お互いの距離を確かめ合ったふたりは――?
電子特別版には、作者萩埜まことがTwitterで更新中の
描き下ろしイラストやコミックを11ページ追加収録!
東京から愛媛・伊予長浜に引っ越してきた小夏は、学校内で月に一度開かれる【水族館】で小雪と出会う。
転校してきたこともあり、まわりとうまく馴染めずに悶々と過ごす小夏。
そして、優等生でありながら水族館部に毎日独り、背負いすぎてしまう小雪。
たくさんの熱帯魚が泳ぐ水族館部で繰り広げられる、透明感溢れるガールズラブストーリー。
この作品、ただの美しいガールズラブ作品ではありません。めちゃくちゃ熱帯魚がでてきます!
海の描写もキラキラしており、尋常じゃないほど綺麗です。
カスミサンショウウオ、キャンディバロットなど、多くの海の生き物たちに癒されます。
透明感溢れる海とかわいい女の子たちが、奇跡の化学反応を起こしまくっております。
そして、なんといっても愛媛の可愛らしい方言!
小夏はもともと東京に暮らしていた為、標準語を話しているのですが、
長らく愛媛に住んでいる小雪と過ごす時間が多く、だんだんと方言が移ってきちゃうんです…
好きな女の子と話しすぎて、方言が移ってしまうなんて、とても尊いです。
綺麗な海洋生物と、儚い思春期の女の子たちの恋のハーモニーが心地よい作品です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
知りたいことと知らない方がいいこと、どんな人とでもあるような話だけど難しい。そのももどかしさがよく描かれていると思う。ハマチショーをすごいと思う自分もいたけど、頼って欲しいという先輩の気持ちもわかるし、文化祭はどうなってしまうのか!何気ないところでお互い意識しつつあるよなぁ。